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2015年9月20日 (日)

ヒト免疫抑制細胞の新しい分化・誘導メカニズムが明らかに

2015/9/16
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・IL-11 注 1によるヒト免疫抑制性細胞
 の分化・誘導に成功。
・STAT3 注 2の活性化を介した免疫抑制
 機能の制御メカニズムを解明。
・がん患者の免疫抑制状態を解除する
 新たながん免疫治療の進展に期待。
 
 
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研究成果の概要
 
 がんは医学の進歩により,生命予後の
著しい改善がなされてきましたが,
依然として日本人の死亡原因の一位です。
 
 そこで近年,既存の標準治療に加え,
数多くのがん免疫治療の研究・開発が
なされていますが,全ての患者さんを
救済するには至っていません。
 
 本研究で,IL-11 が大腸がんの
患者さんの腫瘍微小環境下で産生される
こと,STAT3 の活性化を介して免疫応答
を抑制する細胞を末梢血リンパ球より
分化・誘導することを新たに発見しました。
 
 したがって,IL-11-STAT3 の
シグナル伝達経路を阻害することで,
がん患者の免疫抑制状態の解除・改善が
可能と考えられ,今後,新しいがん免疫
治療法開発への応用も期待されます。
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 がん免疫療法、大いに期待していますが、
なかなか広がりません。
 
 いろいろ有望そうなものがあるのですが、
これひとつ、というものは無いと思います
のでいろいろ出てくるのは望ましいこと。
 
 「がん」は巧妙です。
 
>IL-11 依存的な STAT3 の活性化の
>阻害をターゲットとした,より効果の
>高い,新たながん免疫治療法への応用が
>期待されます。
 
 期待しています。

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