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2015年9月24日 (木)

パーキンソン病の新たな発症メカニズムをモデル動物で初めて解明

2015年9月16日
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
理化学研究所(RIKEN)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・GBA遺伝子変異を持つと、
 パーキンソン病およびレビー小体型
 認知症が約5~8倍発症しやすい。
 
・糖脂質グルコシルセラミドの蓄積により
 αシヌクレイン蛋白質がプリオン様異常
 構造化して、神経変性を悪化させること
 が分かった。
 
・糖脂質の蓄積抑制による、
 パーキンソン病およびレビー小体型
 認知症の新たな治療・予防法に
 つながることが期待される。
 
 
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 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
神経研究所疾病研究第四部の永井義隆室長、
鈴木マリ研究員らの研究グループは、
パーキンソン病およびレビー小体型認知症
の発症に関与するαシヌクレイン蛋白質の
異常構造化が糖脂質の蓄積によって
引き起こされることを明らかにしました。
 
 パーキンソン病は、主に中脳黒質の
ドーパミン神経細胞の変性・脱落により、
手足の震え、筋肉の強張り、動きづらさ
などが現れる、進行性の神経変性疾患です。
 
 神経細胞内ではαシヌクレイン蛋白質が
異常構造変化を起こして、レビー小体と
呼ばれる封入体に蓄積することが知られて
いますが、その原因は未だ十分に
解明されていません。
 
 近年の遺伝疫学研究により、糖脂質分解
酵素の一つであるグルコセレブロシダーゼ
(GBA)遺伝子に変異を持つ場合に、
パーキンソン病を約5倍発症しやすくなる
ことが分かっています。
 
 一方、レビー小体型認知症と呼ばれる
認知症でも、αシヌクレイン蛋白質が
レビー小体に蓄積することが知られて
いますが、この発症にもGBA遺伝子変異が
関わることが報告されています。
 
 本研究グループはGBA遺伝子を抑制した
パーキンソン病モデルショウジョウバエを
作製し、GBAの働きが低下すると運動症状
や神経変性が悪化することを見出しました。
 
 さらに、GBAの機能低下により
糖脂質グルコシルセラミドが蓄積し、
グルコシルセラミドが直接作用して
αシヌクレイン蛋白質のプリオン様異常
構造化を引き起こすことを、生化学的手法
により証明しました。
 
 本研究成果はパーキンソン病および
レビー小体型認知症の新たな
発症メカニズムを明らかにしたもので
あり、この過程を抑えることによる
新たな治療・予防法の開発に貢献する
ことが期待されます。
 
 本研究は、理化学研究所の
平林義雄チームリーダーらとの共同研究
として、主に精神・神経研究開発費の
支援のもとで行われたもので、
研究成果は英国科学雑誌
「Human Molecular Genetics
(ヒューマン モレキュラー
ジェネティクス)」に2015年9月11日、
オンライン速報版が先行公開されました。
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 本質に迫る研究というものはなかなか
進展しないものですね。
 
>本研究は、“元来無毒であるはずの
>αシヌクレイン蛋白質がどのように
>プリオン様異常構造化するのか”という
>本質的な疾患発症メカニズムの一端を
>解明したものであり、今後は異常構造化
>したαシヌクレイン蛋白質がどのように
>脳内を伝播するかをさらに検証していく
>ことで、パーキンソン病
>およびレビー小体型認知症の
>発症・進行メカニズムの全容解明が
>期待されます。
 そうですね。
 
>GBA機能が加齢よって低下すること
>から、脳内の脂質代謝を正常に保つ
>仕組みの解明が、これらの疾患の予防に
>役立つ可能性が考えられます。
 とのことです。
 
 具体的な治療法にたどり着くまでには
まだ、まだ、時間がかかりそうですが、
その一端を解明出来たということのよう
ですので、期待して待ちましょう。

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