ダークマター理論に新成果、湯川粒子と酷似
2015/07/30 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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村山斉(むらやま ひとし)東京大学
国際高等研究所カブリ数物連携宇宙機構
(Kavli IPMU)機構長らの研究チームが、
従来の考え方とは大きく異なる
ダークマターの新理論を発表した。
新理論では、SIMP(Strongly Interacting
Massive Particle)という粒子を提唱して
おり、この粒子は、湯川秀樹博士が
1935年に提唱したパイ中間子(湯川粒子)と
大変良く似た性質を示すという。
パイ中間子は、原子核を形づくる陽子や
中性子などの核子間で力を媒介し、
原子核を安定的に保つ物質とされる。
その後、1960年に、南部陽一郎博士が
「自発的対象性の破れ」という考え方で
湯川氏の中間子論に基づく理論を正確に
記述した。
今回発表された新理論は、この2人の
ノーベル物理学賞受賞者が築いた粒子の
性質が、ダークマターとしてふさわしい
ことを指摘する。
村山氏は、「強い力に現れる湯川粒子と
同じような質量、同じような反応、
そして同じような理論で記述できる」
ことに気づいたという今回の発見に、
「『我々はどこから来たのか』という
深い謎に迫れるのは、
大変エキサイティングです」と語り、
共同で研究したカリフォルニア大学
バークレー校ヨニット・ホッホバーグ
研究員は、「ダークマターについて、
今までの考え方とこの新しい理論との間
にはいくつかの重要な違いがあり、
今後の実験的検証に大きな影響を与える
でしょう」と語っている。
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今回の理論は、その理論にそった
実験的検証が出て、正しいと判定された
場合、ノーベル賞候補になるのでは?
と思います。
正に「大変エキサイティング」なことに
なるでしょうね。
今後の進展を見守りましょう。
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