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2015年8月19日 (水)

非侵襲的大脳皮質刺激により痒み知覚が抑制される

~経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)
を用いた検討
2015年08月12日 NIPS 生理学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 これまで痒み知覚に対する大脳皮質刺激
の抑制効果は検討されていませんでした。
 
 今回、自然科学研究機構 生理学研究所
の柿木隆介教授および 中川 慧研究員
(現所属:広島大学)らは、
経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)による痒み
知覚の抑制効果を明らかにしました。
 
 本研究結果は、
Clinical Neurophysiology誌2015年9号に
掲載されるよ予定です。
 
 本研究は、文部科学省 科学研究費
補助金、私立大学戦略的研究基盤形成支援
事業、および革新的イノベーション創出
プログラム(COI STREAM)の補助を
受けて行われました
 
 痒みは不快な感覚の一つであり、
掻破により抑制されることはよく
知られています。
 
 しかし、掻破は快感を伴うため、
常に掻きたいという思いから、過剰な
掻破を引き起こしかねません。
 
 特に、アトピー性皮膚炎などの慢性的な
痒みに悩まされる患者にとっては、
過剰な掻破により新たな皮膚損傷を
引き起こされるといった悪循環を呈します。
 
 そのため、掻破に変わる新たな抑制法の
発見・開発は、痒みに悩まされる患者
にとって大きな意義をもつと考えます。
 
 そこで研究グループは、大脳皮質感覚
運動野を非侵襲的に刺激することで
痛み知覚が抑制されるという現象に注目し、
痒み知覚に対しても同様の抑制効果が
みられるかどうか検討しました。
 
 脳刺激には、微弱な電流を流すことで
大脳皮質の興奮・抑制性をコントロール
する経頭蓋直流電気刺激法
(transcranial direct current
stimulation; tDCS)を用いました。
 
 結果、tDCSを15分間施行したところ、
ヒスタミン刺激に対する痒み知覚が減少し、
さらに痒みの持続時間が短縮することが
分かりました。
 
 柿木隆介教授は「今回の研究結果は、
痒みの抑制に対する大脳皮質刺激の効果を
実験的に検討した初めての報告です。
 
 本研究結果は、今後の新たな痒みの
抑制法の開発につながる成果だと
期待できます。」と話しています。
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 素晴らしい成果ではないでしょうか?
 
 かゆみに悩まされている人は多いと
思います。
 
 その人達にとって良いニュースでは
ないかと思います。
 
 新たな痒みの抑制法の開発につながる
と良いですね。

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