がん細胞特有…「マイクロRNA」の働き解明 阪大、診断や治療、再生医学に期待
2015.7.21 産経WEST
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
細胞内にあり、DNA、RNAといった
遺伝子の働きを調節するマイクロRNA
(miRNA)という小さな物質が
発癌(はつがん)などとの関係で大きく
注目され始めている。
この物質はDNA、RNAなどに
含まれる核酸塩基がわずか20個-25個
結合した物質で、病気の進行度を知る
バイオマーカー(生物指標)として有効
であることがわかってきたからだ。
このマイクロRNAの1つである
miR-369の独自の機能として、
細胞代謝の重要な酵素
(ピルビン酸キナーゼ)を制御している
ことが初めて明らかになった。
この酵素は糖の代謝に関わって
がん細胞のエネルギー生産を助けるなどの
役割もある。
がんの診断や治療、再生医療に役立つ
可能性がでてきた。
大阪大学大学院医学系研究科消化器癌
先進化学療法開発学寄附講座の
今野雅允助教、同学の癌創薬
プロファイリング学共同研究講座の
石井秀始特任教授らの共同研究による
成果で、米科学誌「プロス・ワン」の
電子版に、掲載された。
---------------------------------------
マイクロRNA、沢山ありそうなので
何が、どう癌と関わっているのか解明する
のは難しそうです。
>研究グループは、「今回の研究で、
>miR-369が正常な細胞とがん細胞
>などとの間で細胞内代謝の違いを
>産み出すことが明らかになった。
>このmiR-369を診断マーカーや
>核酸医薬として応用することで、
>がんなどの病気の診断や治療などの
>基本ツールとなると期待される」
>とした。
>このマイクロRNAを、病気の
>原因遺伝子に直接作用する核酸医薬
>として実用化することも視野に
>入っている。
>次世代のがん治療に画期的な手段
>となる可能性がある。
どこまで画期的たり得るのか?
良くわかりませんが、
期待して待ちましょう。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント