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2015年8月 9日 (日)

マウスES細胞から胃の組織細胞の分化に成功

-幹細胞から胃を丸ごと作製-
2015/08/04 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・マウスES細胞を分化させることで
 胃の組織細胞を作製する技術を開発
 
・ヒスタミン刺激に応答して胃酸を
 分泌し、消化酵素などを分泌する
 胃の組織細胞を作製
 
・創薬、安全性試験、病態モデル研究
 への応用に期待
 
 
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概要
 
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
創薬基盤研究部門 幹細胞工学研究グループ
栗崎 晃 上級主任研究員、
二宮 直登 研究員、浅島 誠 産総研名誉
フェローは、国立大学法人 筑波大学
大学院生 野口 隆明、関根 麻莉、
王 碧昭 教授と学校法人 埼玉医科大学
駒崎 伸二 准教授と、さまざまな細胞に
分化する多能性幹細胞である
マウスES細胞から、試験管内で胃の組織を
丸ごと分化させる培養技術を開発した。
 
 この胃組織は消化酵素を分泌し、
ヒスタミン刺激に応答して胃酸を分泌した。
 
 さらに、メネトリエ病(胃巨大皺壁症)と
よく似た状態を作り出す遺伝子TGFαを
分化させた胃の組織で働かせると、
胃粘膜が異常に増殖した前がん状態を
引き起こすことが確認された。
 
 今回の技術はES細胞を、食道、胃、腸、
すい臓、肝臓など、さまざまな消化管組織
のもととなる胎児の組織細胞(内胚葉)を
胚様体形成法によって分化させた後、
分化条件を最適化して胃全体に分化する
能力を持つ胃原基構造へと培養する。
 
 さらに3次元(3D)培養を利用すること
で立体的な胃組織への培養方法を開発した。
 
 試験管内で作製したこの胃組織により、
胃の治療薬研究や病態研究への貢献が
期待される。
 
 なお、この技術の詳細は、2015年7月20日
Nature Cell Biologyオンライン版に
掲載された。
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 再生医療、少しずつ進歩しています。
 
 今回は、
>胃組織への分化方法は、マウスの幹細胞
>を用いて行ったものであり、
>今後はヒト幹細胞を胃組織へと
>分化させるため、分化条件や培養条件の
>最適化を進める予定である。
 
>将来的には、ヒトの胃組織を用いた
>病態モデルや治療薬開発のための
>試験管内モデルとしての応用を
>目指している。
 とのこと。
 
 期待して見守りましょう。

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