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2015年7月14日 (火)

重合化するタンパク質に作用する化合物の新たな評価方法の開発に成功-神経変性疾患の新規治療薬を発見する手法としても期待-

2015/7/9 北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 細菌の細胞分裂には FtsZ 注1
タンパク質が活性化し重合することが
必要です。
 
 つまり,FtsZ タンパク質の重合を阻害
する化合物は,新規の抗菌薬注2になる
ことが期待されます。
 
 そこで私たちは FtsZタンパク質の
重合阻害化合物を見つけるため,
コンピューターシミュレーションによる
バーチャルスクリーニングと
蛍光相互相関分光法(FCCS)注3を用いた
化合物スクリーニング法を確立しました。
 
 確立されたスクリーニング方法を用いる
ことで,約21万種類の化合物ライブラリー
から FtsZ タンパク質の重合阻害化合物の
候補を71種類まで絞り込みました。
 
 そしてそのうち,特にタンパク質の
活性阻害を示す6つの化合物を調べた
ところ,実際に1種類の化合物が
黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性を持つ
ことが確認されました。
 
 本研究は,文部科学省 先端融合領域
イノベーション創出拠点形成プログラム
補助金により実施されました。
 
 また,本研究で行ったバーチャル
スクリーニングは,北海道大学
アカデミッククラウド注4を利用し,
東京大学創薬機構の化合物ライブラリー
注5を使用してスクリーニングを
行いました。
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 今回の結論は、
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
(MRSA,一般的に多剤耐性を示す
黄色ブドウ球菌)を含む黄色ブドウ球菌
に対し,抗菌作用を持つ化合物が最終的
に 1 種類見つかりました。
 ということなのですが、
 
>私たちが開発した方法はこれまで
>定量的なスクリーニングが難しかった
>「多量体を形成するタンパク質」
>に対して応用可能です。
 
>すなわち,神経細胞内で発生する
>タンパク質の凝集体(多量体)が原因で
>生じる神経変性疾患,
>たとえばアルツハイマー病や
>筋萎縮性側索硬化症(ALS)の
>治療薬の発見にも役立っていくと
>期待されます。
 とのことで、この辺に注目したい。
 
 本当に神経変性疾患の治療薬の発見に
寄与出来るのかどうかは、定かでは
ありませんが、なかなか良い治療薬が
出てこない現状では、こういうことも
かすかな希望として期待して待ちたいと
思います。

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