血液のもと「造血幹細胞」、老化せずに再生する仕組みを解明、長寿遺伝子「SIRT7」が鍵だった
長寿遺伝子「SIRT7」が鍵だった
2015年5月14日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
米国カリフォルニア大学バークレー校を
中心とした研究グループが、
有力科学誌サイエンス誌で2015年3月20日
に報告した。
血液のもとである大切な造血幹細胞は、
すぐに老化して古くなってしまっては
まずい。
実際、長い間老化を起こさずに、
新しい状態で細胞分裂を続けている。
つまり「再生」しているのだ。
研究グループは、これまで謎だった、
造血肝細胞が再生する仕組みの解明に
挑んだ。
細胞分裂の速度を落としてタンパク質が
作られ過ぎないようにし、ミトコンドリア
に入ってきた異常なタンパク質は
スムーズに処理する「SIRT7」は、渋滞を
軽減する役割を果たしていたと言える。
これが造血肝細胞の老化を防ぐのに
重要だったというわけだ。
今回の、造血幹細胞の増殖速度と老化に
UPRmtが関わっていたという発見は、
老化のメカニズムの研究に新しい方向性を
もたらしたと、研究グループは述べて
いる。
---------------------------------------
興味深い発見ですね。
>血液のもととなる「造血幹細胞」。
>この細胞が、老化せずに
>再生を繰り返す仕組みについて、
>新たな発見があった。
>老化研究の幅が広がりそうだ。
新たな発見と言っているので、
他の要素もあるのでしょうが、
こんな基本的なことが、
新たな発見と言っているわけだから、
まだまだわからない事だらけだと
言うのが現実だと思います。
謙虚になって一つ、一つ、
地道に研究し、新しいことを見つけて
いくこと。
これが研究。
未知の世界は広大です。
| 固定リンク
« 超分子カーボン材料のパターン化による細胞の分化制御に成功 | トップページ | 世界初!低エネルギーの光を高エネルギーの光に変換し再利用可能にする“分子組織化フォトン・アップコンバージョン”技術の開発に成功! »
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント