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2015年6月10日 (水)

視力13,000を達成!アルマ望遠鏡と重力レンズ望遠鏡のかけ合わせで モンスター銀河の真の姿をとらえることに成功

2015/06/09 東京大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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発表のポイント
 
・アルマ望遠鏡(注1)が撮像した
 「アインシュタイン・リング」を
 もっとも精緻に再現できる
 重力レンズ効果(注2)モデルを
 構築することに成功した。
 
・重力レンズ効果によって拡大された
 117億光年彼方のモンスター銀河(注3)
 の内部構造を解明すると同時に、
 重力レンズ効果を引き起こしている
 銀河に太陽質量の3億倍以上におよぶ
 超巨大ブラックホールが存在することを
 示した。
 
・視力10,000以上を達成できる
 アルマ望遠鏡と重力レンズの組み合わせ
 によって、銀河の形成過程や
 超巨大ブラックホールの成長メカニズム
 が解明されることが期待される。
 
 
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発表概要
 
 2015年2月、アルマ望遠鏡(注1)が
とらえた117億光年彼方のモンスター銀河
(注3)「SDP.81」の画像が、
世界同時公開されました。
 
 SDP.81は、その手前に偶然位置する
距離34億光年の銀河の重力によって、
その姿がリング状に拡大されています
(重力レンズ効果(注2))。
 
 人類が初めて経験する高い解像度と
感度で取得されたその画像は世界中の
研究者の注目を集めましたが、その複雑な
観測結果を解釈することができていません
でした。
 
 そこで、東京大学理学系研究科の
田村陽一助教と大栗真宗助教および
国立天文台の研究グループは、
SDP.81をもっとも精緻に再現できる
重力レンズ効果モデルを世界に先がけて
発表しました。
 
 この結果、重力レンズ効果によって
拡大されたSDP.81の詳細な内部構造を
解明しただけでなく、重力レンズ効果を
引き起こしている手前の銀河に
太陽質量の3億倍以上におよぶ
超巨大ブラックホールが存在することを
世界で初めて示しました(図1)。
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 凄いですね。
 
 私は、こう言う話し=壮大な話し、
にすごく興味があるのです。
 
 わくわくするのです。
 
 何でかな~?
 
>背景を拡大することができる
>重力レンズ効果は、いわば天然の望遠鏡
>です。
 
>本研究によって、世界最高水準の解像度
>と感度をほこるアルマ望遠鏡と
>重力レンズを組み合わせることで、
>人間の視力に換算して13,000という
>きわめて高い解像度が達成できることが
>示されました。
 
>また、背景のアインシュタイン・リング
>を詳細に分析することで、
>重力レンズ効果を引き起こす銀河の詳細
>な構造(質量分布)を逆算し、
>超巨大ブラックホールの質量を
>より直接的に推定することも可能に
>なりました。
 
 凄いの一言です。
 今後の研究に期待しています。
 
 こう言う話し、夢があって良いな~
 
 小さな小さな地球、宇宙から見ると
あまりに小さな星。
 そんな星の上で何をやっているのかと
思う。
 
 たった一つしかない貴重な地球を汚して
なんとも思わない。
 
 お互いにいつまでも殺し合いをしている。
 
 人間ってヘンな生き物ですよね。

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