「海外ではマーガリン禁止!?」のウソ・ホント~トランス脂肪酸のまとめ
2015/4/27 foocom.net
詳細は、リンクを参照して下さい。
気になる話しですね。
特にバターが値上がりで、マーガリン
にしようか? なんて考えている人、
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マーガリンは危険な食品で諸外国では
禁止されているのに、日本では規制がなく
“野放し”状態だという話を聞くことが
あります。
たしかに、ネットで検索すると、
マーガリンは危険だという情報が
あちこちに。
その理由は、マーガリンに含まれる
トランス脂肪酸にあるというわけです。
トランス脂肪酸は、飽和脂肪酸同様、
心筋梗塞などのリスクを高めるとされて
おり、WHO(世界保健機関)では
トランス脂肪酸の摂取量を摂取エネルギー
の1%未満にすることを勧告しています。
今回は、このトランス脂肪酸に関する
事実のまとめです。
トランス脂肪酸についての諸外国の
取り組みについては、農林水産省の
情報」に詳細がまとめてあります。
また、各国のサイトも参考になります。
デンマーク/ 米国/英国/
オーストラリア・ニュージーランド
日本人のトランス脂肪酸摂取量は、
平均約0.7g。
摂取エネルギーに占める割合は約0.3%
です。
WHOの勧告値の「1%未満」の範囲内に
十分おさまっています
(食品安全委員会の季刊誌30号)。
注目していただきたいポイントは2点。
まず、米国の表示制度では、
1サービング当たり0.5g未満であれば
「ゼロ」と表示できることは前述
しましたが、日本で流通している商品
でも、米国の制度では「ゼロ」と表示
できるレベルのものが多く見られること。
もう1点は、トランス脂肪酸が少なく
ても飽和脂肪酸が多いものがあること。
トランス脂肪酸だけに注意するのでは
なく、脂質全体を考える必要があります。
実は、国内のマーガリン類の
トランス脂肪酸含有量は減少傾向にあり、
飽和脂肪酸は増加傾向にあります。
では、飽和脂肪酸の目標量はエネルギー比
7%以下ですが、2010~2011年の
国民健康・栄養調査では30~49歳の女性で
7.6%と目標量を超えているという現実が
あります。
脂肪の摂取に関しては、メディアや
世の中の関心はもっぱらトランス脂肪酸に
向けられているようですが、そろそろ英国
やオーストラリア・ニュージーランドの
ように、現状を見て問題を考える動きが
出てきてもよいのではないでしょうか。
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なるほど。
トランス脂肪酸だけ注目していれば
良いということではないということ
ですね。
普通の食事をしていればトランス脂肪酸
の取り過ぎはなさそうです。
むしろ飽和脂肪酸の取り過ぎに気を
つけた方が良いかも知れない。
飽和脂肪酸の取り過ぎは良くないと
わかっているわけですから、
なにごともバランスが大事。
全体を見ないといけないですね。
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