抗がん剤が感染細胞を撃破、B型肝炎ウイルスは100%消失、HIVやデング熱にも威力か
2015年5月4日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
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肝臓の細胞は通常、感染が起こると
拡大しないように自らを破壊する
(アポトーシスと言われる)信号を出す
が、B型肝炎ウイルスはこの細胞内の
信号伝達経路に入り込んで、自滅信号を
妨害していた。
自滅を阻止するウイルスの働きを逆転
する役割として、抗がん剤の利用が浮上
した。
研究グループは、米国の
バイオテクノロジー会社が開発した
「ビリナパント」と呼ばれている
抗がん剤をウイルス克服の手段として
試した。
その結果、ビリナパントなどの抗がん剤
が、正常な細胞を傷つけずに
B型肝炎ウイルスに感染した細胞を破壊。
さらに現行の抗ウイルス薬エンテカビル
を併用すると、抗ウイルス薬を単独で使う
よりも2倍の速さでウイルスを消滅
させると発見した。
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画期的な治療法のようです。
>感染細胞を破壊するという、ほかに
>ない治療が実現するかもしれない。
おおいに期待したい。
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