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2015年4月18日 (土)

自分の細胞で白血病を治す、キメラ抗原受容体T細胞療法(CART)、FDAは「画期的治療」

2015年4月16日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 自分の細胞で白血病を治すという治療が
拡大する可能性があるようだ。
 
 血液がんに対する、自己細胞を用いた
新しい治療法「CTL019」と呼ばれるもの
で、米国特許商標局が特許を発行した。
 
 米国・ペンシルバニア大学の
研究グループが取り組むもので、同大が
2015年4月7日に報告している。
 
 キメラ抗原受容体(CAR)を使った治療
は、自分自身の細胞を使って実施する
ものだ。
 
 がんに出ている標的のターゲットを探る
アンテナを仕込むような技術だ。
 
 がんを攻撃する免疫機能を担う
「T細胞」に入れ込んで、がんへの攻撃力
を高める。
 
 この治療方法は、「キメラ抗原受容体
T細胞療法(Chimera Antigen Receptor
T therapy:CART)」と呼ばれている。
 
 遺伝子治療と細胞治療が合体したような
特徴を持っている。
 
 新しい免疫療法でかねてそのがん治療
への効果が期待されている(「がん征圧」
参照)。
 
 アンテナを仕込んだT細胞を再びがんに
なった人の体に戻す。
 
 既存の治療では進行が抑えられなかった
がんを対象としている。
 
 研究グループは、白血病とリンパ腫の
治療に成功し、その他のがんにも効果の
ある新しいCARを開発中という。
 
 米国食品医薬品局(FDA)は、
2014年7月にCTL019を、再発・治療耐性
のある急性リンパ性白血病(ALL)に
対する「画期的治療(Breakthrough
Therapy)」と位置付けている。
 
 FDAが治療の効果が高いと認める治療
の審査を加速する制度だ。
 
 CTL019は製薬企業のノバルティス社が
開発に関わる。
 
 いくつかの技術で特許を取得しており
特別な技術を背景にした治療となる。
 
 細胞の表面にはさまざまなタンパク質が
あり、ここを攻撃するのがポイントだ。
 
 細胞表面のタンパク質には「CD番号」と
呼ばれる通し番号がつけられる。
 
 細胞の種類によって、どれが表面に存在
するか、いろいろ調べられている。
 
 今回の治療では、CD19という白血病で
多数表面に出てくるタンパク質をT細胞が
攻撃するようになる。
 
 まず、「抗CD19 CAR」という白血病に
なった血液のがん細胞を攻撃するT細胞を
投与するところに技術が秘められている。
 
 さらに、人のT細胞が、このがん細胞を
攻撃するためのCD19を標的とする
キメラ抗原受容体を出す形にある技術も
重要だ。
 
 白血病で現われるCD27に対して刺激する
ための仕組みも組み入れるような技術も
取り入れている。
 
 がん細胞の攻撃すべき標的をはっきり
させた新しい治療。
 
 強力な治療になるか?
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 がん治療の技術はどんどん進歩して
います。
 
 「がん征圧」の初夢にもあるように
まずは、がんの免疫療法。
 
 免疫細胞(T細胞)にどうやって「がん」
を提示できるか?
 
 ハッキリ標的として提示できるかが、
ミソになります。
 
 今回の記事はその有力な一つの方法。

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