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2015年4月20日 (月)

臓器の芽を作製する画期的な培養手法確立

2015年4月17日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 肝臓や膵臓などさまざまな器官を再生
するための立体的な器官の芽(原基)を
つくり出す、新たな培養手法が発見
された。
 
 再生医療を進めるための画期的な技術
として注目される。
 
 発見したのは、横浜市立大学大学院
医学研究科の武部貴則(たけべ たかのり)
准教授と谷口英樹(たにぐち ひでき)
教授、埼玉大学大学院理工学研究科の
吉川洋史(よしかわ ひろし)准教授らの
グループ。
 
 研究成果は、米国科学誌「Cell Stem
Cell」に4月16日掲載された。
 
 同グループはこれまでに、胎内で臓器の
芽が形成されるプロセスを模倣した
人為的な培養技術により、試験管内で、
ヒトiPS細胞から立体的な肝臓の芽(肝芽)
をつくり出し、自己組織化させることに
成功している。
 
 未分化な内胚葉細胞、血管内皮細胞、
間葉系細胞を共に培養すると、48時間程度
で立体的な肝芽が自己組織化されることを
突き止めていた。
 
 その培養条件を絞り込んだ結果、
間葉系幹細胞の存在と、培養系の物理的な
外部環境の硬さに起因する多細胞集団の
力学的な収縮現象が必須の条件であること
を解明し、今回の培養技術の確立に
つながった。
 
 この新たな培養技術によりすでに
研究チームは、ヒト間葉系細胞と
マウス胎児等の細胞を共に培養すること
で、肝臓、膵臓、腎臓、腸、肺、心臓、
脳などのさまざまな器官の立体的な芽を
つくり出すことに成功している。
 
 またがん細胞から血管などを含むがんの
元となる組織をつくることにも成功した。
 
 さらに、試験管内でつくられた器官の
芽や組織は、生体内へ移植すると2-3日で
機能的なヒト血管網を構成できたとし、
マウスを使い、この培養手法で作製した
膵組織が血糖値を下げ、腎組織が尿を
つくる組織を自律的に形成したとして
いる。
 
 今後、研究は、国立研究開発法人医療
研究開発機構(AMED)再生医療実現拠点
ネットワークプログラムの支援を受け、
横浜市立大学を拠点に、肝芽移植の臨床
への応用の実現を目指して進められる。
 
 肝不全や腎不全など臓器不全のための
新たな移植療法や治療法の開発
のみならず、人為的につくり出したがん
などの異常組織を使った創薬分野への貢献
も期待される。
 
 関連リンク
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>糖尿病治療を目的とした膵臓再生や、
>腎不全症患者を対象とした腎臓再生
>など、さまざまな疾患治療を目指した
>研究開発の飛躍的な加速につながる
>可能性があります。
 
>また、再生医療のみならず、本手法
>により創出された正常・異常組織
>(例えば、癌など)を用いることで、
>新たな医薬品を開発する創薬産業への
>組織供給を行う上でも革新的な技術
>であると期待されます。
 良さそうですね。
 
 なかなか立体臓器は出来そうで出来ない。 
 期待が持てそうです。

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