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2015年4月29日 (水)

摘出臓器の生体外長期保存・機能蘇生技術を開発

― 従来移植不適用な阻血状態ドナー臓器
の利用拡大へ ―
2015年4月22日
理化学研究所
(株)オーガンテクノロジーズ
慶應義塾大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 機能不全に陥った臓器を抜本的に治療
するには移植以外に方法がありません。
 
 臓器移植を希望している患者は、現在、
わが国で約14,000人以上に達しています
が、これまでの国内における臓器移植の
実施数は待機患者全体の15%程度に
留まっています(日本臓器移植
ネットワーク2014年報告)。
 
 一方、海外ではドナー数の増加を目指
し、心停止ドナーの利用を推進して
います。
 
 米国では、心停止ドナー数は
脳死ドナー数と比べて4倍以上であり、
ドナー不足を改善できると考えて
います。
 
 しかし、心停止ドナーの臓器は、移植に
適した状態であるものは少なく、臓器状態
の悪化から廃棄される割合が半数近くにも
上っており、心停止ドナーの利用が
進まない原因となっています。
 
 理研の研究者らの共同研究グループは、
現在の臓器移植治療の課題である、
ドナー臓器の安定した長期保存と、
移植不適応となった心停止ドナーの肝臓を
蘇生し、安全に臓器移植への利用を可能と
する培養システムの開発を目指しました。
 
 共同研究グループは、ポンプで臓器の
血管内に血液を送り、生体の血液の循環を
再現できる臓器灌流(かんりゅう)培養
システムを開発し、このシステムを用いて
実験を行いました。
 
 まず、ラットから摘出した肝臓を、
酸素運搬体として赤血球を加えた培養液を
用いて48時間にわたって灌流培養しました。
 
 すると、22℃の保存温度域で、肝臓は
生体から摘出したばかりの肝臓と同じ
組織構造を維持していました。
 
 尿素や胆汁、アルブミンの合成も認め
られ、肝機能が維持されていることが
分かりました。
 
 次に、移植した肝臓の再生能を調べる
ため、臓器提供を受けるラットが本来
持っている肝臓を、移植後7日目に
70%部分切除して、移植した肝臓への
血流を増加させ再生を誘導する実験を
行いました。
 
 一般的な手法である低温保存で培養した
肝臓と灌流培養システム(赤血球添加条件)
で培養した肝臓を、それぞれ移植した場合
の生存率を比較したところ、低温保存後の
肝臓では生存率が低下しましたが、
灌流培養した肝臓を移植したラットの
生存率は100%でした。
 
 さらに、臓器内のアデノシン三リン酸
(ATP)量を可視化できるラットの肝臓を
使い、温阻血(心停止)により移植不適合
になった肝臓を、灌流培養して別のラット
に移植しました。
 
 その結果、そのラットの生存が認められ、
機能不全の肝臓が蘇生したことを確認
しました。
 
 今回の研究成果によって、現在の移植
医療の課題を解決し、そのレベルをさらに
向上させることができる可能性を示し
ました。
 
 さらに未来の再生医療である再生臓器
育成機器の開発にもつながると期待
できます。
 
 
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 Good Newsです。
 
>灌流培養した肝臓を移植したラットの
>生存率は100%でした。
 良い結果ですね。
 
>今回の研究成果によって、現在の移植
>医療の課題を解決し、そのレベルを
>さらに向上させることができる可能性を
>示しました。
>さらに未来の再生医療である再生臓器
>育成機器の開発にもつながると期待
>できます。
 
 期待しましょう。

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