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2015年4月12日 (日)

移植用細胞から腫瘍を引き起こすヒトiPS/ES細胞を除く技術を開発

2015/04/10 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・ヒトiPS細胞とヒトES細胞に特異的に
 反応するレクチンと薬剤を融合
 
・培地に添加するだけでヒトiPS細胞と
 ヒトES細胞を選択的に除去することが
 可能
 
・ヒトiPS細胞とヒトES細胞を用いた
 再生医療の安全性向上に期待
 
 
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 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)創薬基盤研究
部門 舘野 浩章 主任研究員、平林 淳
首席研究員、幹細胞工学研究グループ
小沼 泰子 主任研究員、伊藤 弓弦
研究グループ長は、和光純薬工業株式会社
(以下「和光純薬工業」という)
試薬化成品事業部 開発第一本部
ライフサイエンス研究所と共同で、
移植用細胞から腫瘍を引き起こす
ヒトiPS細胞やヒトES細胞
(以下「ヒトiPS/ES細胞」という)を
除く技術を開発した。
 
 ヒトiPS/ES細胞から分化させて作製した
移植用細胞には、ヒトiPS/ES細胞が残存し
腫瘍化する可能性があり、再生医療に応用
する際の大きな障壁となっている。
 
 今回開発した技術により、移植用細胞に
残存するヒトiPS/ES細胞を効率的に除去
できることから、ヒトiPS/ES細胞から作製
した移植用細胞を用いた再生医療の安全性
向上への貢献が期待される。
 
 なお、この技術の詳細は、
2015年4月9日(米国東部時間)に
米国科学誌Stem Cell Reportsに
オンライン掲載される。
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 素晴らしい。
 
 iPS/ES細胞関連応用には安全性向上が
必須の要件です。
 
>今回開発した技術により、移植用細胞
>に残存するヒトiPS/ES細胞を効率的に
>除去できる
 とのことです。
 
 今後におおいに期待したい。

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