悪性度の高い「基底細胞様乳がん」誕生の秘密に手掛かり、分化抑制因子4(ID4)が関与
謎の「どこから来るのか」の答えに
つながるか
2015年4月8日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
悪性度の高さで知られ、その起源が謎に
包まれている
「基底細胞様乳がん(BLBC)」の原因
について重要な手掛かりが一つ判明した
ようだ。
オーストラリア、ガーバン医学研究所の
サイモン・ジュナンカー氏らの
研究グループが、オンライン医学誌である
ネイチャー・コミュニケーションズ誌
において2015年3月27日に報告している。
基底細胞様乳がんは乳がんの中でも
悪性度の高いがんとして知られている。
このがんはどういった細胞から発生する
のか、あるいは原因は何であるかが
よく分かっていない。
研究グループは、分化抑制因子4
(ID4)と呼ばれる分子が乳房で
基底細胞様乳がんにもつながる大元の
細胞をコントロールすると突き止めた。
研究グループは動物実験で、
分化抑制因子4の遺伝子がどのように
活性化しているかを検証。
分化抑制因子4の活発になっている
細胞が、乳房の中でまとまったグループを
つくっていると確認。
乳房で液体を作り出す乳腺のような形に
ならないように抑え込む効果を持って
いた。
さらに、分化抑制因子4は極めて悪性度
の高い人の基底細胞様乳がんで確認
できた。
分化抑制因子4が乳房で大元の役割を
果たす「幹細胞」をコントロールしている
と指摘。
基底細胞様乳がんの異質性につながって
おり、乳房の幹細胞と基底細胞様乳がん
の原因がつながっていると説明している。
治療が難しいがんであるだけに、有効な
治療法につながるか注目される。
---------------------------------------
>研究グループは、分化抑制因子4
>(ID4)と呼ばれる分子が乳房で
>基底細胞様乳がんにもつながる
>大元の細胞をコントロールすると
>突き止めた。
素晴らしい発見のようです。
>治療が難しいがんであるだけに、
>有効な治療法につながるか注目される。
注目したい。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント