抗がん剤の効果が50倍に!?ネイチャー・コミュニケーションズ誌で報告
報告
2015年4月7日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
野草のイラクサとアリが持っている
化学物質「ギ酸」によって、特別な
抗がん剤の効果を50倍に高められる
可能性があるようだ。
英国フォーリック大学の研究グループ
が、有力医学誌のオンライン誌、
ネイチャー・コミュニケーションズ誌で
2015年3月20日に報告した。
研究グループは、がん細胞ならではの
弱点を利用し、エネルギーを作る
メカニズムを破壊する「JS07」と呼ばれる
薬剤を開発した。
金属の一種であるルテニウムの
化合物から成り立つ一風変わった
抗がん剤となる。
その上で、この抗がん剤を
ギ酸ナトリウムと一緒に使ったところ、
がん細胞を死滅させる効果が大幅に
増強すると突き止めた。
ギ酸ナトリウムとJS07の併用は多くの
利点があるという。
JS07自体はがん細胞を死滅させる効果
を持つ一方で、ギ酸ナトリウムと併用する
使用量を少なくできる。
薬剤の潜在的な副作用を軽くできる
という。
「がん生存率の大幅な改善がもたら
される可能性がある」と研究グループは
説明している。
---------------------------------------
良さそうな話しですが、どんな種類の
「がん」に対して有効な薬なんで
しょうか?
全ての「がん」ということはないと
思う。
>一風変わった抗がん剤
ということなので、
今後に期待しましょう。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント