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2015年3月17日 (火)

がん細胞を光らせて検出する新たなスプレー蛍光試薬を開発

平成27年3月13日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 大学院医学系研究科
東京大学 大学院薬学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST 戦略的創造研究推進事業に
おいて、東京大学 大学院医学系研究科・
薬学系研究科の浦野 泰照 教授らは、
外科手術時や内視鏡・腹腔鏡手術時に、
がんが疑われる部分にスプレーするだけ
で、数分でがん部位のみを光らせて検出
することを可能にする新たな蛍光試薬の
開発に成功しました。
 
 浦野教授らは2011年に、特定の
たんぱく質分解酵素活性が、がん細胞で
高くなっていることを利用した、世界初の
迅速がん部位可視化スプレー蛍光試薬の
開発に成功し、現在では患者由来の
外科手術サンプルを用いてその機能の検証
を行っています。
 
 しかし、この試薬では見つけることが
できないがんも多く存在することから、
より幅広いがん種を光らせることができる
新たなスプレー蛍光試薬の開発が望まれて
いました。
 
 本研究グループは今回、新たに
がん細胞中の糖鎖分解酵素注1)活性が
高いことを活用したがん検出スプレー
蛍光試薬を開発しました。
 
 この試薬は無色透明で蛍光を発しません
が、がん細胞中に含まれる
β-ガラクトシダーゼ注2)という
糖鎖分解酵素と反応すると構造が変化
して、強い蛍光を発する物質へと変化する
ように設計されています。
 
 この試薬を、さまざまな種類の
卵巣がん細胞を腹腔内へと転移させた
モデルマウスに投与した結果、上述した
たんぱく質分解酵素活性を標的とする
試薬では可視化できなかったものを含め、
全てのがん細胞の可視化に成功しました。
 
 腹腔に転移したがんは、1mm以下の
微小がんまで取りきることができれば、
術後5年生存率が大きく改善することが
知られています。
 
 今回開発に成功したスプレー蛍光試薬を
術中に使用することで、微小がんの発見や
取り残しを防ぐことが可能となり、
腹腔鏡を活用したがん治療に画期的な役割
を果たすことが期待されます。
 
 今後、本スプレー蛍光試薬の臨床新鮮
検体注3)を活用した機能の検証と、
安全性試験注4)を行う予定です。
 
 本研究は、米国国立衛生研究所の
小林 久隆 主任研究員、および京都大学
化学研究所の平竹 潤 教授の協力を得て
行いました。
 
 本研究成果は、2015年3月13日
(英国時間)に英国科学誌「Nature
 Communications」の
オンライン速報版で公開されます。
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 改善された蛍光試薬が開発された
ようです。
 
 がん治療に画期的な役割を果たすことが
出来ると思われます。
 
 早く臨床の場で使用出来るようになると
素晴らしい。
 
 期待しています。
 
 以前の投稿です。
2011年12月20日
 
 これが以前開発したものになると
思います。

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