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2015年3月22日 (日)

iPS移植費用、大幅減 手術待ち期間を短縮 他人の細胞から作製

2015/3/21 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所などは昨年9月に
iPS細胞を使った患者への移植を実施
したが、手術までにかなりの時間が
かかったうえ、個人ごとに作るため費用が
膨らんでいた。
 
 2例目の臨床研究で備蓄した細胞を
使うのは、こうした課題を克服する狙い
がある。
 
 iPS細胞は患者の皮膚や血液の細胞
から作っている。
 
 患者本人の細胞を使えば拒絶反応が
起きないからだ。
 
 しかし、患者の細胞を使って実施した
1例目の移植は費用が5000万~1億円
ほどかかったといわれる。
 
 iPS細胞を利用する再生医療の普及に
向けた大きな課題となっていた。
 
 このため、京都大学などは他人の血液や
皮膚などの細胞からiPS細胞を作り、
凍結保存する「iPSストック」を整備
し、他の研究機関に細胞を配る事業を
進めている。
 
 備蓄細胞を使うことで、高橋政代
プロジェクトリーダーは「コストは
1000万円を切る可能性がある」と
語った。
 
 備蓄した細胞を使うと、治療を始める
までに要する期間を1例目の1年近くから
半年に短縮できるという。
 
 病気や事故で緊急に移植が必要になった
場合にも対応できる。
 
 高橋リーダーは「備蓄している1人分の
iPS細胞から、数十人の患者に使える
移植用の細胞を作れる」と説明した。
 
 他人の細胞から作ったiPS細胞を
使うと、拒絶反応が懸念される。
 
 そこで、京大などは拒絶反応が起き
にくい特別な体質の人から細胞の提供を
受けることで対応する。
 
 同様のiPS細胞を使ってサルで実験
したところ、良好な結果を得ている。
 
 拒絶反応を抑える薬剤は少量か、不要に
なる可能性があるという。
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 「1000万円を切る可能性がある」と
言っていますが、まだ高いですね。
 
 治療成績も、
>低下は食い止められている
 程度らしい。
 
 進行を止められるようになっただけ
でも、素晴らしいとは思いますが、
もっと良くできないかな? と思う。
 
 さらに研究が進むことに期待したい。

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