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2015年3月13日 (金)

中国で膨張する豚消費 環境への影響深刻に

2015/3/12 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 中国で豚肉への食欲はとどまるところを
しらない。いくつかの推計によると、
中国で飼育される豚は7億2300万頭で、
世界の60%を占める。
 
 中国の食生活の変化は世界の農業や
貿易問題、ひいては環境にも大きな意味
をもつ。
 
 豚肉は中国で一般に好まれる肉だ。
 
 キクラゲとのいため物やギョーザ、
毛沢東が好んだ蒸し煮などのように、
豚肉は中国の食肉消費量の4分の3
近くを占める。
 
 中国では胃がムカムカするような
食品不祥事が次々起きていることは
よく知られている。
 
 例えば、赤ちゃん用粉ミルクの
メラミン混入では少なくとも乳児6人が
死亡、数十万人に健康被害があった。
 
 パラフィンやゼラチンその他の化学薬品
で卵を「製造」していた家内工業や
レストランの廃油を採取して油の工場で
リサイクルした食用油、採掘現場や
製紙工場の排水を引いていた田んぼも
あった。
 
 中国の食肉産業もこうした不祥事の
例外ではない。
 
 2014年には、ケンタッキー・フライド
・チキン(KFC)とマクドナルドの
納入業者が消費期限を最長で1年超えた
鶏肉や牛肉を販売していたことが、
調査報道で明らかになった。
 
 なかでも最大の衝撃は2013年3月に
起きた。
 
 病原菌に感染した豚数千頭が上海市の
水源となっている川に浮かんでいるのが
発見された。
 
 こうした事件は珍しいことではない。
 
 2014年初めごろだけでも豚数百頭の
死骸が青海省、四川省、江西省の河川に
投棄された。
 
 しかし上海の事件は規模が最大で
少なくとも1万6千頭の豚の死骸が発見
されたうえ、現場は上海までわずか
60マイルだった。
 
 中国の畜産は鳥インフルエンザや
豚インフルエンザといった致死的な病原菌
を発生させ、抗生物質に耐性のある非常に
強力な細菌が発生する恐れがある。
 
 中国が1年に使用する抗生物質は
15万~20万トンで米国の約10倍。
 
 その半分を家畜に使用する。
 
 ラーソン氏がサイエンス誌で指摘した
ように、抗生物質に耐性のある遺伝子を
もつ細菌が不気味にも増えるという結果
となっている。
 
 病気の発生にとどまらない。
 
 畜産は廃棄物も大量に発生する。
 
 糞尿は抗生物質や硝酸性窒素類、
病原菌、メタンガスや二酸化炭素のような
温室効果ガスを加える可能性がある。
 
 国連食糧農業機関によると、地球上の
炭素ガス放出の18%は畜産業に由来して
おり、その数値は自動車、飛行機、船舶、
鉄道を合わせた量を上回る。
 
 中国の消費者にとって肉を以前より多く
食べられるようになったことは様々な意味
で良いことではある。
 
 しかし、同時に環境問題とも向き合う
必要があることを忘れてはならない。
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 中国は他国だから、と言っていられ
ませんね。
 
>中国の畜産は鳥インフルエンザや
>豚インフルエンザといった致死的な
>病原菌を発生させ、抗生物質に耐性
>のある非常に強力な細菌が発生する
>恐れがある。
 
>中国が1年に使用する抗生物質は
>15万~20万トンで米国の約10倍。
>その半分を家畜に使用する。
 
>ラーソン氏がサイエンス誌で指摘
>したように、抗生物質に耐性のある
>遺伝子をもつ細菌が不気味にも
>増えるという結果となっている。
 
 抗生物質の安易な使用は恐ろしい
と思う。
 
 温暖化問題もある。
 
>地球上の炭素ガス放出の18%は畜産業
>に由来しており、その数値は自動車、
>飛行機、船舶、鉄道を合わせた量を
>上回る。
 
 凄いですね。
 
 牛のげっぷの話しもありました。
 無視出来ない量なんです。
 
 畜産業の温暖化へ関与も真剣に検討
する必要があるのではないでしょうか?

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