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2015年3月11日 (水)

マラリア薬剤耐性のタンパク質を解明

2015年3月3日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 マラリア原虫の薬物耐性の原因となる
タンパク質の働きを分子レベルで、
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の
森山芳則(もりやま よしのり)教授、
表弘志(おもて ひろし)准教授、
樹下成信(じゅげ なりのぶ)助教らが
初めて突き止めた。
 
 マラリアの新薬開発など治療を前進
させる新しい手がかりになりそうだ。
 
 3月2日付の米科学アカデミー紀要
オンライン版に発表した。
 
 マラリアはエイズ、結核と並ぶ
世界3大感染症のひとつで、治療薬に
耐性を持つマラリア原虫の出現が
問題になっている。
 
 ハマダラカによって媒介される熱帯の
感染症で、現在でも全世界で年間2億人
が感染し、60万人以上の死者を出して
いる。
 
 地球温暖化で流行域の拡大も懸念され、
その対策は人類的な課題になっている。
 
 第2次世界大戦中に抗マラリア薬として
クロロキンが使われだしたが、1957年には
クロロキンの効きが悪い耐性の
マラリア原虫が出現して世界中に広がり、
対策は困難さを増した。
 
 その薬剤耐性の原因として、
マラリア原虫の細胞内器官の消化嚢にある
膜タンパク質のPfCRTの変異がわかって
いる。
 
 しかし、マラリア原虫の遺伝子は特殊
で、膜タンパク質の生産が難しく、詳しい
解析はできないまま、この膜タンパク質の
働きは謎だった。
 
 研究グループは、PfCRTの遺伝子を
全合成し、大腸菌の遺伝子に組み込んで、
独自に開発した手法で、この膜タンパク質
の正常な野生型と変異型の両方を大量に
作らせた。
 
 できたタンパク質をそれぞれ精製して、
人工リポソームの膜に入れ、その輸送活性
などを測定した。
 
 その結果、PfCRTがクロロキンなどの
薬物を輸送するとともに、アミノ酸や
ポリアミンなどの栄養物質を輸送すること
を確かめた。
 
 アミノ酸はマラリア原虫が生きていく
のに欠かせない栄養素だ。
 
 クロロキンは、ヘムの無毒化を阻害して
有毒なヘムを蓄積させる一方、
アミノ酸輸送を抑えてマラリア原虫を
飢餓状態に陥らせる仕組みが新たに
わかった。
 
 この膜タンパク質PfCRTが変異すると、
クロロキンを盛んに排出した。
 
 同時に栄養物質を消化嚢から細胞質に
輸送してマラリア原虫に利用させて、
合わせ技で薬剤耐性を獲得していた。
 
 森山芳則教授らは「マラリア原虫の
薬剤耐性の原因をタンパク質のレベルで
解析でき、マラリア対策の課題解決に
前進した。
 
 PfCRTが運ぶ物質がわかったため、
効果的な薬物を選び出すのに使える。
 
 この膜タンパク質をターゲットにした
新薬の開発も期待できる。
 
 温暖化に伴う感染流行地域の拡大や、
薬剤耐性の増加など問題が多い
マラリア対策に、重要な手がかりになる
だろう」と研究の意義を指摘している。
 
 関連リンク
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 薬剤耐性ね~
 マラリヤが駆逐出来ない一つの理由
ですね。
 
>森山芳則教授らはPfCRTが運ぶ物質
>がわかったため、効果的な薬物を
>選び出すのに使える。
 
>この膜タンパク質をターゲット
>にした新薬の開発も期待できる。
 
>温暖化に伴う感染流行地域の拡大や、
>薬剤耐性の増加など問題が多い
>マラリア対策に、重要な手がかりに
>なるだろう」と研究の意義を指摘
>している。
 
 良いですね。
 
>現在でも全世界で年間2億人が感染し、
>60万人以上の死者を出している。
 
 この被害を少しでも、少なくすること
に貢献出来そうです。
 
 期待したい。

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