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2015年3月 3日 (火)

ウェアラブルデバイスの耐久性を劇的に向上させる高伸縮性導電配線を開発

2015/02/25 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・導電性繊維を用いて高伸縮性・高耐久性
 の導電配線を開発
 
・繰り返し伸ばしても折り曲げても安定な
 電気特性を持続
 
・快適で信頼性の高いウェアラブル
 デバイスや医療・ヘルスケアデバイスの
 実現に期待
 
 
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概要
 
 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)フレキシブル
エレクトロニクス研究センター
印刷エレクトロニクスデバイスチーム
吉田 学 研究チーム長、植村 聖
主任研究員、延島 大樹 産総研特別研究員
は、伸縮性の高いデバイスを実現する
ため、導電性繊維をバネ状に形成した
高伸縮性バネ状導電配線を開発した。
 
 また、導電性の短繊維を高い配向性を
持たせてパターニングした高伸縮性
短繊維配向型電極を用いて、静電容量の
変化を用いた容量型圧力センサーを作製
し、この圧力センサーを多数、高伸縮性
バネ状導電配線を用いてマトリクス状に
し、高伸縮性圧力センサーシートとした。
 
 このマトリクス状圧力センサーシート
は、伸ばしても折り曲げても壊れにくい
高い耐久性を持ち、柔軟で人体表面など
へのフィット性が高い。
 
 今回開発した高伸縮性導電配線は、
各種の高伸縮性センサーシートにも応用
できると考えられ、快適で信頼性の高い
ウェアラブルデバイスや
心拍・血流センサーなどの
医療・ヘルスケアデバイス実現への貢献が
期待される。
 
 なお、この技術の詳細は、
2015年3月4~5日にドイツ・ミュンヘンで
開催される7th International Exhibition
and Conference for the Printed
Electronics Industry(LOPEC 2015)と
2015年3月11~14日に東海大学
湘南キャンパス(神奈川県平塚市)で
開催される第62回応用物理学会春季
学術講演会で発表される。
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 これからますますウェアラブルデバイス
が必要とされる時代になるわけで、
こういう開発は望む所ですね。
 
>伸ばしても折り曲げても壊れにくい
>高い耐久性を持ち、柔軟で人体表面
>などへのフィット性が高い。
 
 おおいに期待したいと思います。

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