脳腫瘍に朗報、細胞治療による新たな個別化医療を人間で開始へ
2015年3月17日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
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致死性のタイプの脳腫瘍を探し出し、
攻撃する免疫細胞を使った治療が登場する
かもしれない。
遺伝子改変された免疫細胞でマウスを
治療したところ、腫瘍増殖を安全かつ
効果的にコントロールできると分かった。
米国ペンシルベニア大学ペレルマン医学
大学院を中心とした研究グループが、
サイエンス・トランスレイショナル・
メディシン誌で2015年2月18日に報告
した。
米国では毎年、2万2000人以上の人々
が神経膠芽腫と診断されている。
研究グループは、神経膠芽腫の人の
腫瘍細胞の約30%で認められるタンパク質
の突然変異を攻撃する仕組みを作り
出した。
突然変異は、「EGFRvIII」と呼ばれる
上皮増殖因子受容体タンパク質に起こる
ものだ。
「キメラ抗原受容体(CAR)」という
がんを攻撃するように遺伝子改変された
T細胞を使った治療だ(「がん征圧」の
参照)。
これをネズミで試みたところ、脳腫瘍の
縮小が認められ、身体に広範に存在する
正常なEGFRを持つ細胞を攻撃しないこと
が認められた。
研究グループは、脳腫瘍のある人の
T細胞の一部を採取し、EGFRvIIIを発現
するがん細胞を見つけるようにプログラム
されたウイルスベクターを用いてその細胞
を遺伝子改変。
これから実際の人で、身体に注入する
臨床試験を開始していく。
成果が期待される。
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成果が期待されますね。
まだ時間がかかりそうですが、可能性を
感じます。
免疫の力をかりると言う意味では前投稿
と同じと言えば同じです。
前投稿では樹状細胞、今回は改変T細胞。
今後に期待です。
結局の所、がんの治療に最も期待出来
そうなのは、免疫療法なんでしょうか?
まだまだ改良の余地はありますが、
がんの弱点をしっかりつかんで、挑んで
行くと、
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