大阪市立大、iPS細胞を用いた人工神経の有効性を確認
2015/03/19 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
大阪市立大学は3月18日、iPS細胞と
人工神経を組み合わせて、マウスの
坐骨神経損傷部に移植し、神経再生の
長期有効性と安全性を実証したと
発表した。
同成果は同大学医学研究科整形外科学の
中村博亮 教授、上村卓也 病院講師らの
グループによるもので国際細胞組織学誌
「Cells Tissues Organs」オンライン版
に掲載される予定。
同研究グループが開発した人工神経は
二層構造となっており、内層をポリ乳酸と
ポリカプロラクトン、外層をポリ乳酸の
マルチファイバーメッシュで構成すること
で強度を保つと同時に、高い柔軟性を
実現した。
研究では、マウスiPS細胞から分化誘導
した神経前駆細胞を人工神経に充填し、
培養したものを坐骨神経損傷マウスの
損傷部に移植し、48週間にわたり知覚機能
の回復を調査した。
その結果、iPS細胞を付加した人工神経
を移植したマウスでは、人工神経のみを
移植したマウスに比べて有意な神経再生が
確認された。
また、iPS細胞移植による腫瘍形成は
認められず、iPS細胞と人工神経の併用
によって長期的に安全かつ有効な
神経再生が得られることがわかった。
今回の成果によって今後、iPS細胞の
移植再生医療が実現すれば、末梢神経領域
へのiPS細胞の応用も可能になる。
---------------------------------------
これもGoos Newsです。
iPS細胞による再生医療、本当に
活発ですね。
>今回の成果によって今後、iPS細胞の
>移植再生医療が実現すれば、
>末梢神経領域へのiPS細胞の応用も
>可能になる
素晴らしい。
おおいに期待したい。
| 固定リンク
「遺伝子治療関連ニュース」カテゴリの記事
- レンチウイルスベクターの産生を飛躍的に増大させる方法を開発―遺伝子治療用ベクターへの応用に期待―(2019.03.04)
- あらゆる発達段階のマウス脳内で狙った細胞の正確なゲノム編集に成功~ヒトや動物の生理機能や病態解明に期待~(2017.10.24)
- iPS細胞 ストック事業 移植約30%で拒絶反応(2017.08.26)
- 遺伝子治療によるイヌのデュシェンヌ型筋ジストロフィーの軽減(2017.07.29)
- Wmの憂鬱、核酸医薬に未来を見た(2017.05.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント