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2015年3月31日 (火)

エボラの新ワクチン開発、サルで効果確認

2015年3月27日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 西アフリカで流行して1万人以上の死者
を出しているエボラウイルスの新しい
ワクチンを、東京大学医科学研究所の
河岡義裕(かわおか よしひろ)教授らが
開発し、サルで感染予防効果を確認した。
 
 人への臨床試験も進める。
 
 致死率が極めて高いエボラウイルスに
対する有効なワクチンは現在なく、試験中
の3種類のワクチンも効果や安全性に課題
がある。
 
 新ワクチンがエボラ出血熱の予防や治療
に役立つか、注目される。
 
 米ウィスコンシン大学、米国立衛生
研究所(NIH)との共同研究で、3月26日付の
米科学誌サイエンスのオンライン版で
発表した。
 
 研究グループは、安全性の高いエボラ
ワクチンを開発するため、エボラウイルス
の増殖に必要な転写活性化因子の
VP30遺伝子を欠損した変異エボラウイルス
を人工的に作製した。
 
 この変異ウイルスは、VP30タンパク質を
発現する人工細胞で増殖できるが、普通の
細胞では増えない。
 
 このため、安全性が高く、エボラ
ウイルスのほぼすべてのタンパク質を
有するため、効果も期待できる。
 
 開発した新エボラワクチンの安全性を
さらに高めるため、この変異エボラ
ウイルスを過酸化水素水で処理して、
毒性を取り除いて不活化し、カニクイザル
に2回接種して、その効果を調べた。
 
 その結果、この新ワクチンを接種された
サルは、4週間後に致死量の
エボラウイルスを感染させても、すべて
生き残り、感染を予防できた。
 
 このワクチンを接種しなかった
カニクイザルは、同じ試験ですべて
死亡した。
 
 河岡義裕教授らは「現在開発中の
エボラワクチンの問題を解決できる
可能性が高い。
 
 エボラ出血熱の制圧に向けた大きな
一歩となると期待される。
 
 今後、少ない回数の接種でも効果を
発揮できるよう、免疫原性を高める方法を
模索したい。
 
 また、早期実用化を目指して、人に接種
できる安全性基準を満たしたワクチン製造
や臨床試験を進めていく」としている。
 
 関連リンク
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 期待出来そうですね。
 
 まだ人への適用には時間がかかりそう
ですが、
 
>早期実用化を目指して、人に接種
>できる安全性基準を満たした
>ワクチン製造や臨床試験を進めていく
 
 とのことなので期待したい。

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光合成担う巨大な光化学超複合体を発見

2015年3月30日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 地球上の生命活動を支えている光合成
には2種類の光化学系がある。
 
 半世紀以上前から知られていること
だが、その2種類の光化学系が高等植物
では巨大な超複合体を形成して巧みに
協調して働いているという新事実を、
北海道大学低温科学研究所の田中歩
(たなか あゆみ)教授らがモデル植物の
シロイヌナズナで見いだした。
 
 光合成の環境適応や調節の仕組みの
理解を深める発見として大きな議論を
呼びそうだ。
 
 同研究所の横野牧生(よこの まきお)
博士研究員、高林厚史
(たかばやし あつし)助教、神戸大学
分子フォトサイエンス研究センターの
秋本誠志(あきもと せいじ)准教授との
共同研究で、3月26日付の英オンライン
科学誌ネイチャーコミュニケーションズ
に発表した。
 
 植物などが担う光合成は光エネルギーを
利用して、二酸化炭素と水を原料に糖を
合成する化学反応である。
 
 そこで中心的な役割を果たしているのが
光エネルギーを変換する光化学系のⅠとⅡ
で、光を受けてそれぞれ働き、水を分解
して引き出した電子を伝達してエネルギー
を蓄積する。
 
 これは、2つの電池が直列につながって
いるのに似ている。
 
 この2種類の光化学系の協調と制御が
重要で、そのバランスが崩れると、
光化学系は壊れてしまう。
 
 これまでは、2つの光化学系は独立して
存在すると考えられており、協調的に動く
構造と仕組みはよくわかっていなかった。
 
 研究グループは、植物の光化学系を
ありのままに分離する電気泳動法と、
エネルギーの移動を調べる時間分解蛍光
分光法を改良して組み合わせ、謎だった
光化学系の構造をシロイヌナズナの葉緑体
で詳しく解析した。
 
 その結果、光化学系Ⅱ内の励起エネルギ
ーが、光化学系Ⅱのクロロフィルを介して
光化学系Ⅰに伝達されることを見い
だした。
 
 励起エネルギーの伝達は極めて
近接した分子間でしか起こらないので、
光化学系ⅠとⅡが結合していることが
わかった。
 
 さらに、この実験結果から予測される
光化学系ⅠとⅡが結合した超複合体を、
電気泳動法で分離することに成功した。
 
 このように、別々に存在するとされて
いた光化学系のⅠとⅡが巨大な超複合体を
形成して、その中でエネルギーが行き
交って、自動的にバランスが取られている
ことを突き止めた。
 
 光が強くなって電子伝達が渋滞すると、
光化学系Ⅱを駆動させていた
励起エネルギーも、下流の光化学系Ⅰを
動かすのに転用されるなど、超複合体が
励起エネルギーを共有して、ストレス回避
や光合成の調節に重要な役割を果たすこと
も確かめた。
 
 この光化学系ⅠとⅡの超複合体は
可塑的構造で、光が強まると、その割合が
増えることも実証した。
 
 環境によって、一定の割合の光化学系Ⅰ
とⅡが別々に働くので、従来の説を完全に
否定したわけでなく、修正するものと
なった。
 
 田中歩教授は「従来の研究では、2つの
光化学系が空間的に独立していることが
信じられて、それが前提になっていた。
 
 今回、超複合体の存在が明らかになり、
環境適応や調節、進化、応用など光合成の
さまざまな分野で新しい展開がある
だろう。
 
 現在、常緑樹がどのように凍結環境下
でも光合成装置を維持できるのかを、
光化学系の超複合体の視点から解析を
進めている」と話している。
 
 関連リンク
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>従来の説を完全に否定したわけでなく、
>修正するものとなった。
 とのことです。
 
 この新しい発見が、人口光合成装置の
開発にとって大きな力になれると良い
ですね。

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通説を覆す発見! 瞬きの頻度からニコチン依存症のなり易さが推定可能に?!

2015年3月2日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪大学大学院生命機能研究科
ダイナミックブレインネットワーク研究室
・中野珠実 准教授は、京都大学との
共同研究で、ヒトの瞬きの頻度の個人差
が、脳の主要な伝達物質である
アセチルコリンと結合するニコチン受容体
※1 の遺伝子タイプの違いで説明できる
ことが明らかになりました。
 
 ニコチン受容体の遺伝子多型※2 は、
喫煙によるニコチン依存症のなり易さと
関連することが知られています。
 
 今後、瞬きの頻度からニコチン依存症の
なり易さを推定するなど、瞬きを簡便な
バイオマーカーとして利用できる可能性が
あり、革新的な発見と言えます。
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 以外ですね。
 瞬きの頻度からニコチン依存症の
なり易さを推定することが出来るなんて、
 
 さらなる研究が必要になると思います
が、あくまで簡便なバイオマーカーなの
で、正確さはあまり期待出来そうもない。
 
 でも、革新的な発見ではあると思う。

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2015年3月30日 (月)

予防接種の副作用を予測、「ASIA症候群」回避のために

2015年3月23日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 予防接種後にまれに生じる副作用の
リスクをある程度予測できるようだ。
 
 イタリア、ローマのキャンパス・
ビオメディコ大学を中心とする
研究グループは、その結果を薬理学の
専門誌、ファーマコロジカル・リサーチ誌
オンライン版で2015年2月に報告した。
 
 言うまでもなく、予防接種は感染症と
闘うための基本的なツールとして活用
されてきた。
 
 予防接種は公衆衛生を向上させる一方で
有害な影響も起こると知られている。
 
 まれではあるが、予防接種後に、自分を
守るための免疫が過剰に反応して、
自分自身を攻撃する「自己免疫・炎症性」
の副作用が起こる場合がある。
 
 ASIA症候群と呼ばれるものだ。
 
 このような自己免疫状態は、予防接種の
成分で異物に対抗するために加えられる
「免疫原」や、免疫原に対する免疫反応を
増大させるために用いる「補助剤
(アジュバント)」で誘発されると考え
られている。
 
 研究グループは、予防接種後に
ASIA症候群を発症する人の数をさらに
減らすため、リスクが高い可能性がある
人の特徴を絞り込んだ。
 
 その結果、ASIA症候群を発症する前の
段階で、
(1)ぜんそくやアトピー性皮膚炎の
   ような自己免疫疾患の既往が
   ある人
(2)アレルギー反応の履歴がある人
(3)家族に自己免疫疾患の既往が
   あったり症状はないものの自己免疫
   抗体を持っていたりするなどという
   特徴が浮かんだ。
 
 もともと自己免疫を生じる傾向がある
人が、ASIA症候群になるリスクが高いこと
が明らかになった。
 
 日本でもアレルギーのある人は注意を
促されているが、あらためて認識をしたい
ところだ。
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>リスクが高い可能性がある人の特徴を
>絞り込んだ
 
 この特徴に当てはまる人は、リスクが
高いということなので、その予防接種の
効果、副作用等を良く検討した後に接種の
可否を判断した方が良さそうですね。

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多発性硬化症に新たな治療法か、「WEHI-345」

「免疫」の仕組みを止める
2015年3月28日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 炎症を止め、「多発性硬化症」の進行を
防ぐ新たな分子が明らかになった。
 
 薬につながりそうだ。
 
 オーストラリア、ウォルター・アンド・
エリザ・ホール・インスティテュートの
ウェーリ・ナクバー氏らの研究グループ
が、オンライン科学誌ネイチャー・
コミュニケーションズ誌において
2015年3月17日に報告している。
 
 多発性硬化症は脳、骨髄、さらには
視神経を含む中枢神経系を損なう炎症性
疾患。
 
 効果的な治療法がなく、新たな治療法が
必要とされる。
 
 研究者によると、多発性硬化症のような
免疫性疾患は免疫組織の過剰な活性化
によって誘発されるとのこと。
 
 そこで、この免疫反応にブレーキを
掛けるために、「RIPK2」と呼ばれる
自分を守る「免疫」の仕組みの信号伝達
に関わるタンパク質を止める方法を考案。
 
 「薬らしい分子」、WEHI-345を開発
した。
 
 研究グループはWEHI-345が免疫疾患を
治すことができるのかを、多発性硬化症の
実験モデルで検証した。
 
 「最初に多発性硬化症が現れた前臨床
モデルの治療にWEHI-345を使ったところ、
50%の割合で進行を防ぐことができた。
 
 現在、多発性硬化症には有効な治療法が
ないので、この結果は極めて重要」と
研究者は語る。
 
 有望な薬になるかもしれない。
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>50%の割合で進行を防ぐことができた
 
 と言うのはどの程度効果的な薬になる
と言っているのでしょうか?
 
 100%なら文句のつけようが無いの
ですが、
 
 今後に期待というところですね。
 
 とにかく自己免疫疾患の治療は
矛盾するところがあって難しい。
 
 見守りましょう。

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「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」、人間の体の老化でも

THE CLUB
2015年3月29日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「オールド・ソルジャーズ・ネバー・
ダイ・バット・フェイド・アウェイ
(Old soldiers never die, but fade
away)」
 
 トルーマンにより解任された
マッカーサーの引退演説の最後の言葉
として有名だ。
 
 日本語では「老兵は死なず、ただ消え
去るのみ」と訳されている。
 
 どんなに功績があろうと、新旧が
入れ替わることで社会も身体も若々しさ
を保てる。
 
 老化防止という観点から示したのが
今回紹介するメイヨークリニックからの
論文だ。
 
 加齢分野の国際誌、エージング・セル誌
4月号に掲載予定だ。
 
 タイトルは「老化細胞のアキレス腱:
トランスクリプトームから老化細胞死
誘導剤(The Achilles’ Heel of
Senescent Cells: From Transcriptome
to Senolytic Drugs.)」だ。
 
 このグループの観念とは、「老化による
障害は、老化して機能低下した細胞を完全
に除去できていないために起こる」だ。
 
 まず10グレイの放射線をネズミに照射
して、老化をあえて起こす。
 
 生き残った細胞で細胞死を防止する
プログラムが働いていることを確認して
いる。
 
 さらに完全な細胞死を起こす分子を
探して、細胞死を促す一方で、細胞死を
促す化合物を特定している。
 
 試験官内でこれらの化合物が確かに
老化細胞を選択的に殺すと確認。
 
 老化してもなお心臓に残っている細胞を
除去して循環機能を改善させていた。
 
 最終的には著者たちが予想したように、
老兵は殺したほうが身体にはいいという
結果を導き出している。
 
 年寄りから見ると、不思議な結果だ。
 
 自分の体についてのことだと考えると、
なんとか老兵を殺して元気になりたいと
思う。
 
 社会から見ると老兵が元気になり、
新陳代謝が進まないという矛盾を抱える。
 
 おそらく、「Old soldiers will
survive, but hide away.」が座右の銘
として良いのかもしれない。
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>どんなに功績があろうと、新旧が
>入れ替わることで社会も身体も
>若々しさを保てる
 
>老化による障害は、老化して機能低下
>した細胞を完全に除去できていない
>ために起こる
 
 ふ~ん。なるほどね。
 
 意味深ですね。
 
 そうかも知れません。
 老害にならないようにしないと、

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2015年3月29日 (日)

筋肉動かすCaは筋肉作る指令役も担う

2015年2月18日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
だいぶ遅くなってしまいましたが
投稿しておきます。
 
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 カルシウム(Ca)は誠に多彩な生理作用を
示す。
 
 生命活動を支える多様な役割が知られて
いるが、またひとつ重要な任務を兼ねて
いることがわかった。
 
 マウスの筋芽細胞内の小胞体と呼ばれる
細胞小器官のカルシウム濃度の低下が
骨格筋の形成前に起こり、筋分化の
シグナルとして働いていることを、
理化学研究所(理研)の中西慶子
(なかにし けいこ)協力研究員と
森島信裕(もりしま のぶひろ)専任研究員
らが突き止めた。
 
 筋肉を動かすのに必要なカルシウムは、
筋肉を作る指令役も担っていたのだ。
 
 生理学の教科書に載るような発見と
いえる。
 
 2月12日付の米科学誌The FASEB Journal
オンライン版に発表した。
 
 研究グループは、マウス筋芽細胞から
骨格筋が形成される過程で、小胞体に
生じる形態的な変化を、蛍光物質で標識
して観察した。
 
 マウスの培養細胞で小胞体が部分的に
変形して球やリング状に見える特殊な構造
が一過的に形成されることを発見した。
 
 詳しく解析したところ、袋状の小胞体内
に貯蔵されているカルシウムが枯渇して
形成されることがわかり、この構造を
SARC体(Stress Activated Response to
Calcium depletion body)と名付けた。
 
 SARC体は細胞融合が進んでもしばらく
の間存在していたが、核を10個程度含む
多核細胞になるころから徐々に小さく
なり、やがて検出できなくなった。
 
 小胞体内のカルシウム枯渇は小胞体
ストレスの主因の1つである。
 
 また、小胞体からカルシウムを放出する
出口のチャネルをふさいでカルシウム枯渇
を防ぐと、SARC体はできず、小胞体
ストレスが見られなくなり、筋繊維細胞の
形成も起きなかった。
 
 小胞体内にカルシウムを取り込んでいる
入り口のポンプを阻害すると、
カルシウム濃度が徐々に低下してやがて
枯渇状態になる。
 
 筋芽細胞をポンプ阻害剤で処理すると、
筋分化過程で見られたSARC体に非常に似た
ものが形成された。
 
 SARC体はマウス胎仔の骨格筋形成過程
でも観察された。
 
 電子顕微鏡で見ると、小胞体膜が
多層化し、タマネギのような同心球状に
なっていた。
 
 細胞内のカルシウム濃度は小胞体を
除けば、細胞外より極端に低く、その差は
およそ3ケタに達して厳密に保たれており、
その迅速な濃度変化が多様な生理的な
シグナルに使われている。
 
 骨格筋の収縮はカルシウムが小胞体から
放出されたり、再び取り込まれたりする
ことで起きることは既によく知られて
いる。
 
 小胞体からのカルシウム放出は筋肉を
動かしているだけではなく、実は筋肉を
作るためのシグナルの役割も担っている
ことになる。
 
 森島信裕研究員らは「今回見つかった
現象は、小胞体内カルシウム濃度の減少が
シグナル発信のきっかけになっている点が
重要だ。
 
 筋芽細胞内の小胞体内カルシウム濃度を
人為的にコントロールできれば、筋芽細胞
の融合を促進させて筋肉作りの効率を
上げることにつながる。
 
 病気や高齢化に伴う筋萎縮の予防、
改善にも役立つ可能性がある」と
指摘している。
 
 関連リンク
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>筋肉を動かすのに必要なカルシウムは、
>筋肉を作る指令役も担っていたのだ。
 
 身体の仕組みは本当に複雑ですね。
 
 筋肉は使うほど太くなるということ
はこの現象から来るものなのかな?
 
 多分違うとは思いますが、とにかく
不思議。

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回リハ病棟入院料の算定上限短縮に懸念- 回リハ病棟協会・宮井会長

2015/3 CB News
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 回復期リハビリテーション病棟協会の
宮井一郎会長はこのほど、
キャリアブレインのインタビューに応じ、
2016年度の診療報酬改定に向け、
日本慢性期医療協会の武久洋三会長が、
同病棟の入院料の算定日数上限を短縮する
よう国に要望する意向を示したこと
について、「十把一からげに算定日数を
縮めると、回復の可能性がある方が在宅に
戻る機会を奪う恐れがある」との懸念を
表明した。【敦賀陽平】
 
 宮井会長は、回復期リハ病棟と
地域包括ケア病棟では「患者像が全く
異なる」と指摘。
 
 その上で、「例えば、急性疾患は
発症直後の回復は良いものの、次第に
回復曲線はなだらかになる。
 
 一方、回復期の患者さんの場合、
発症から半年ぐらいの間リハビリを続ける
ことで良くなる方もいる」と述べ、
一律に算定日数の上限を縮めることに
警戒感を示した。
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 同感です。
 
 現在の制度でさえリハビリ期間は
十分ではない。
 
 どこまで回復出来るのか?
 患者にとってものすごく重要なこと。
 
 簡単に経済的な観点のみで判断しないで
欲しい。
 
 ましてリハビリの技術は向上の途上。
 
 どうして患者によりそった医療の提供
をしようとしない?
 
 一律の制度にしているのがおかしい。
 患者の特性に合わせた期間であるべき
と思う。

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大阪医科大:中性子使う新たながん治療…キャンパスに建設

2015年3月29日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪府高槻市の大阪医科大は26日、
中性子を使う新たながんの治療法
「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の
医療拠点をキャンパス内に建設すると
発表した。
 
 2019年に開院する予定。
 
 医療拠点は「関西BNCT医療研究
センター(仮称)」。
 
 中性子線を発生させる加速器や治療室を
置き、大阪医大や京都大、大阪大など関西
の病院や研究機関が共同で利用する。
 
 患者は日帰りで治療を受けられる。
 
 BNCTは、盛んに増殖するがん細胞が
ホウ素を取り込みやすい性質を利用する。
 
 中性子が当たると核分裂を起こす
ホウ素10を含む薬剤を患者に点滴し、
弱い中性子線を30~50分当てると、
がん細胞だけが核分裂のエネルギーで
内部から壊れる仕組みだ。
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 良いですね。
 患者への負担が小さい治療法。
 
 ただ、身体の深部に「がん」がある場合は
適用不可であることと、治療費が高額になる
であろうことが難点。
 
 日本でどこでも、受けられるのが理想
ですが、残念ながら難しそうです。
 
 少しでも、広がるよう期待しています。

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2015年3月27日 (金)

2015年3月25日 膵島移植に有効な新規膵島分離酵素成分の同定に成功

2015年3月25日 東京農工大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学未来科学技術共同研究センター
(大学院医学系研究科兼務)の後藤昌史
教授、大学院医学系研究科先進外科の
大内憲明教授、佐藤(田頭)真実医師、
大学院医工学研究科の村山和隆准教授、
東京農工大学大学院農学研究院の山形洋平
教授らのグループは、糖尿病を対象とする
細胞移植治療である膵島注1移植に有効な
新規膵島分離酵素成分を同定し、膵臓から
の膵島細胞回収率を飛躍的に向上させる
新規酵素カクテルを開発しました。
 
 現在、膵臓から膵島を分離するための
タンパク質分解酵素には、異なる二種の
細菌酵素(コラゲナーゼ注2および
サーモリシン注3)のカクテルが世界中で
広く使用されていますが、低い膵島分離
効率が大きな課題でした。
 
 これまでの研究により、コラゲナーゼ
産生菌由来の他の酵素成分が膵島分離成功
の鍵を握る事が指摘されてきましたが、
その成分は不明のままでした。
 
 今回我々は、この鍵を握る第三の成分が
クロストリパイン注4という酵素である事
を同定し、この酵素を用いることで
膵島分離成功率および分離膵島の活性を
大幅に向上できることを初めて明らかに
しました。
 
 この結果は、現在の膵島移植の最大の
課題の一つである「膵島分離の低い効率」
を改善する上で極めて有用な知見になると
思われます。
 
 この研究成果は、米国の国際学術誌
Transplantationの電子版に3月24日
(米国東部時間、日本時間3月25日午前6時)
に掲載されました。
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>「膵島分離の低い効率」を改善する上で
>極めて有用な知見になると思われます。
 
 Good Newsだと思います。
 
 関連投稿
2015年3月26日
 
 この辺との組み合わせで、実用化に
より近づきそうな気がします。
 
 期待したい。

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患者さん由来のiPS細胞を用いて脊髄性筋委縮症の病態を再現

2015/3/26 京都大学iPS細胞研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 吉田路子研究員、斎藤潤准教授、
中畑龍俊教授ら(CiRA臨床応用研究部門)
の研究グループは、脊髄性筋萎縮症
(spinal muscular atrophy : SMA)患者
さんの皮膚の細胞から樹立したiPS細胞を
用いて、SMAの神経筋接合部注1における
病態を再現し、それを既存の治療薬で
回復させることに成功しました(図1)。
 
 この研究は、京都大学iPS細胞研究所と
京都府立医科大学大学院医学研究科
小児発達医学教室の共同研究によって
行われました。
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 素晴らしいです。
 
>既存の治療薬で回復させることに
>成功しました
 
 というのが更に素晴らしい。
 
>このSMAの神経筋接合部モデルは
>薬効評価にも使用できることが示され
>ました(図3)。
>このモデルを応用することにより、
>SMAの病態解析に加え、治療薬の開発
>が進むことが期待されます。
 
 さらに研究が進んで、実際に治療薬が
開発され、直る病気になると良いですね。
 
 期待しています。

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生活困窮、なぜ救えなかった 県営住宅退去、母と娘「生きていけない」

2015年3月27日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 「生きていけなくなると思った」――。
 
 生活に行き詰まったひとり親家庭の母親
が、中学生の長女を殺害した罪に問われて
いる。
 
 事件があったのは、家賃滞納で県営住宅
を立ち退く日の朝のことだった。
 
 生活が苦しい人の相談にのる新制度が
4月に始まる。
 
 これで、行政の支援は助けが必要な人に
行き届くだろうか。
 
 ひとり親家庭は貧困になるリスクが高い。
 
 厚生労働省が12年に公表した調査
では、「母親がパートなどの非正規雇用」
の場合、働いて得る収入は1年間で
平均125万円。
 
 ひとり親家庭の貧困率は54・6%
(12年)で、国際的にも最悪レベル
にある。
 
 相談も促した、と県住宅課は説明する。
 
 訴訟前に母親あてに送った文書には
「事情のある方は相談に応じます」と
明記していた。
 
 「それでも相談はなかった」と担当者。
 
 18歳未満の子どもがいる母子家庭向け
に、「母子生活支援施設」という住まい
の選択肢もある。
 
 県によると、こうした情報提供は
しなかった。
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 どんな事情があるにせよ、殺すとか
自殺と言うのは、最後の最後。
 どうしようも無くなった時。
 
 実際は、そんな時は訪れない。
 
 世界には、もっとぎりきりの生活を
強いられている人がいるのです。
 是非、知って欲しい。
 
 それでも尚、というのであれば、、
 
 と思う。
 
 私が一番気になるのは、「相談に来る
ように促した」と言うが、
「相談」と言う抽象的な言葉では
その先を想像出来ないのではないで
しょうか?
 
 大切なのは選択肢を示してあげること。
 あなたには、こういう選択肢があるの
ですと、
 
 そうすれば、先が、未来が、少しは
見えてくる。
 
 相談に行こうと言う気持ちもわいて
くるのではないでしょうか?
 
 こう言う選択肢があるのだということを
何故言ってくれないのか?
 
 私には故意にそうしているのだと思えて
ならない。
 
 福祉に使えるお金は不足している。
 だから、、 と思える。
 
 本当に残念な結果です。
 
 こんな困窮者が増えてしまう。
 そんな社会を許す。
 
 しかもさらに増やしてしまうような
政策を推進する政治を後押し
するような国民の投票行動
 
どうなっている?
 
 と思う。

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2015年3月26日 (木)

糖尿病モデルの膵島移植実験で、血糖値を正常レベルまで下げることに成功-富士フイルム

-富士フイルム
2015年03月23日 qlifepro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 富士フイルム株式会社は3月19日、
再生医療のための細胞培養・移植に必要な
足場素材「リコンビナントペプチド
(RCP)」のマイクロサイズの
ペタロイド状微細片(petaloid μ-piece)
を開発し、これと細胞を組み合わせた
三次元細胞構造体「CellSaic
(セルザイク)」の研究成果を得たこと
を発表した。
 
 富士フイルムは、動物由来成分を
含まない同社独自の足場素材「RCP」を
高度なエンジニアリング技術により加工
して、マイクロサイズのペタロイド
状微細片を新たに開発。
 
 それと細胞を組み合わせたモザイク状の
三次元細胞構造体「セルザイク」を活用
して、研究を実施したという。
 
 まず、ペタロイド状微細片とヒト間葉系
幹細胞(hMSC)を組み合わせたセルザイク
をマウスに移植したところ、細胞だけ移植
した場合と比較して、生体内に移植した
細胞の生存率を大幅に高めることを実証。
 
 さらに、1型糖尿病モデルマウスの実験
では、血糖値を制御する膵島、hMSCと
ペタロイド状微細片を組み合わせた
セルザイクを共移植することで、血糖値を
正常レベルにまで下げることにも成功した
という。
 
 同社はこれらの研究成果について、
細胞移植の効率を飛躍的に高め、組織や
臓器の再生を可能にするもので、再生医療
の発展に大きく貢献するものとしている。
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 素晴らしい成果のようです。
 
>細胞移植の効率を飛躍的に高め、組織や
>臓器の再生を可能にするもので、
>再生医療の発展に大きく貢献するもの
>としている。
 
 再生医療、思っていたより進歩が早い。
 
 人への適用の実現が待ち遠しいです。
 
 今後におおいに期待したい。

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発光タンパク質に新色 明るさ20倍、大阪大

2015/03/24 どうしん
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 従来の約20倍の明るさでオレンジ色と
水色に光る新たな発光タンパク質を開発
したと、大阪大などのチームが23日付の
米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 
 細胞内の現象の研究には、オワンクラゲ
から見つかった「緑色蛍光タンパク質
(GFP)」を改変したタンパク質が多用
される。
 
 だが、光らせるために有害な紫外線など
を当てることが必要。
 
 特に人工多能性幹細胞(iPS細胞)や
胚性幹細胞(ES細胞)は光に弱く、
長時間観察できない課題がある。
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 うっかりしていました。
 
 GFPを光らせる為には紫外線などを
当てることが必要でした。
 
 紫外線は細胞に障害を与える。
 
 感度が高いと言うことは、弱い紫外線
で良いということになる。
 
 良いですね。期待したい。
 
 GFP、医学の進歩にものすごく貢献
しています。
 
 ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士
が特許を取らなかったことは、本当に
素晴らしい。
 
 誰でも無料で使用出来るし、どんな研究
にも使える。

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2015年3月25日 (水)

小保方晴子氏への論文掲載費の返還要求は科学研究にブレーキ

2015.03.24 TheLibertyWeb
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 意見はいろいろあるとは思いますが、
私は、この意見に賛成です。
 
 小保方氏には動機がない。
 
 科学は検証なくしてその先はないはず。
 
 存在しないものは遠からず消えて
なくなるもの。
 
 損害賠償も何も、そもそも理研が
発表した論文なのに個人に損害賠償を
要求するとは理解し難い。
 
 理研という組織はどう改善されたので
しょうか?
 
 なんら報道が無い。
 
 出てくるのは個人攻撃ばかりのように
見える。
 
 なんとも言い難い。

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国内で開設進む「ロボットリハビリ外来」

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 佐賀大病院が開設した「ロボット
リハビリ外来」が患者に好評だ。
 
 ロボットスーツHALなどの最新ロボット
を活用したリハビリを実施し、身体機能の
改善だけでなく患者のモチベーション向上
にも効果を発揮している。
 
 2014年10月、佐賀大学医学部附属病院
に「ロボットリハビリテーション外来」が
オープンした(写真1)。
 
 7種類あるロボットの中から患者の状態
に合わせて機種を選び、リハビリに活用
している。
 
 通院患者の多くは脳梗塞や脳出血後の
片麻痺で生活期(維持期)リハビリを
行なっている患者で、最近は脊髄障害
による対麻痺患者などの受診も目立つ。
 
 患者の満足度やリピート率は高く、
「口コミでも来院者が増え、予約待ちの
状況が続いている」と同外来専任の
理学療法士(PT)である北島昌輝氏は
話す。
 
 福岡県や鹿児島県など、県外からの
来院も増えているという。
 
 
目的に応じロボットを使い分け
 
 外来で下肢のリハビリに使用している
ロボットは、CYBERDYNE
「ロボットスーツHAL福祉用」、
ホンダ「歩行アシスト」、
フランスベッド「フットドロップシステム
NESS L300」、
帝人ファーマ「ウォークエイド」など。
 
 
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 現実には、これらのロボットをリハビリ
に取り入れるハードルは高い。
 
 最大の問題は費用だ。
 
 国内では佐賀大病院のほか、兵庫県立
リハビリテーション中央病院
(神戸市西区)や第一病院
(東京都葛飾区)でもロボットリハビリ
外来を行なっているが、ロボット導入に
対する診療報酬上の評価は存在せず、
補助金も十分に整備されているとは
言い難い。
 
 多くは施設側が導入費用を負担して
いるという。
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 「ロボットリハビリ外来」良さそうです
が、導入するにはかなりハードルが高そう
です。
 
 残念ですね。
 
 リハビリ期間は区切るし、政府のやる
ことには全く国民目線がない。
 
 予算には限りがあるでしょうが、
無駄遣いも多い。
 
 政治資金の無駄遣いには腹が立つ。
 
 借金は作り放題。1000兆円ですよ。
 何を考えているんだか?
 
 自由を奪われた人の人生をどう考えて
いるのか?
 
 上手く普及させれば、新産業の育成に
なると思うのだが、
 
>メーカーの技術開発に伴い、医療現場
>でのロボット活用の可能性は今後
>ますます広がりそうだ。
 ということで、
 
 当面、医療現場の頑張りに期待するしか
なさそうです。。

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(ひと)小酒部さやかさん 「勇気ある国際的な女性賞」を受賞した

2015年3月25日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 妊娠や出産を理由にした嫌がらせ
「マタニティー・ハラスメント」の
被害者を支援する取り組みが認められ、
今月、米国務省による
「勇気ある国際的な女性賞」を受賞した。
 
 日本人では初めてだ。
 
 契約社員として働いた会社で
マタハラに遭った。
 
 妊娠すると、上司が自宅に来て
「子育てに専念するのが君のため」と
辞職を迫った。
 
 その後流産。
 
 おなかの新しい命も、仕事も失った。
 
 「普通に働きたいだけなのに」。
 
 怒りがこみ上げた。
 
 妊娠や出産が「良くないこと」と
されている日本の企業社会の方が、
おかしい。
 
 声をあげようと決めた。
 
 昨年7月、被害者たちで
マタニティハラスメント対策ネットワーク
(マタハラNet)を立ち上げた。
 
 名前と顔を出して被害を語り、実態を
発信している。
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 どうして米国務省による・・
 ということになるのでしょうか?
 情けないと思う。
 
 どうして日本ではこういうことが行われ
ないのでしょう?
 
 マタハラがいけないと言うのなら
政府が率先して改革して行かなければ
いけないはずなのに、
 
 日本は先進国なのでしょうか?
 
>受賞後にミシェル・オバマ米大統領夫人
>が抱きしめ、励ましてくれた。
>マタハラに悩む女性からの相談のメール
>は後を絶たない。
>やることはまだ、たくさんある。
 そうですね。
 
 おめでとうございます。
 
 例え米国であれ、表彰されると言うこと
は素晴らしいこと。
 
 行動出来る人は少ない。
 
 応援出来る機会があれば是非応援
したいし、こんな世の中を変えたい
と思う。
 
 本当に素晴らしい。

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2015年3月24日 (火)

「IPF」と「COPD」、命に関わる2つの肺病に共通の原因を発見

2015年2月19日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米国人の3人に1人は肺の病気で
亡くなっている。
 
 このたび、これまで関係がないと
思われていた、2つの命に関わる肺の
病気が、ともにDNAを保護している
「テロメア」を保つ遺伝子の突然変異が
原因で発症している場合があると
分かった。
 
 米国ジョンズ・ホプキンス大学と
ブリガムヤング大学との共同研究グループ
が、臨床医学研究分野の
国際誌ジャーナル・オブ・クリニカル・
インベスティゲーション誌
2015年2月2日号、および米国胸部
医師学会の機関誌チェスト誌
2014年12月24日号で報告したものだ。
 
 肺の病気とは、「特発性肺線維症
(IPF)」と「慢性閉塞性肺疾患
(COPD)」という2つの病気だ。
 
 「テロメア」は、ちょうど靴ひもの
先のプラスチック部分のように、不安定
な染色体DNAの端っこを保護している
部分だ。
 
 細胞が分裂するごとに、テロメアは
ちょっとずつ削られていく。
 
 細胞分裂は生涯続くので、テロメアは
年とともに短くなるわけだが、ちょうど
「回数券」のように終わりがあり、
テロメアが尽きた細胞は死ぬ運命となる。
 
 テロメアが短くなった細胞は、
さまざまな能力が制限されてくる。
 
 そのため、テロメアが短くなってくる
と、骨髄、肝臓、皮膚、肺などの病気に
かかりやすくなると分かっている。
 
 以前、同研究グループは、遺伝性の
特発性肺線維症の約10%で、テロメアを
維持する酵素「テロメラーゼ」を構成する
「TERT」「TR」という2つの遺伝子に
突然変異があり、テロメアが短くなって
いると証明した。
 
 有効な治療法がなく、ほとんどの人が
命を落とすことになるこの病気は原因不明
だった。
 
 このときから肺の老化の兆候の1つとも
考えられるようになった。
 
 今回研究グループは、テロメアが極端に
短い人たちで、どのような遺伝子に
突然変異が起きているかを調べていた。
 
 すると、慢性閉塞性肺疾患でも、
テロメラーゼの遺伝子「TERT」に変異が
あるのを発見した。
 
 慢性閉塞性肺疾患の主な原因は喫煙で、
この病気も今のところ有効な治療法が
なく、米国の主な死因の1つとなって
いる。
 
 重い慢性閉塞性肺疾患にかかった人の
遺伝子配列を解析した結果、1%でTERTの
突然変異が起きていた。
 
 また、この突然変異は男性に比べて
女性の方が多かった。
 
 一方、突発性肺線維症の方では新たに、
「エキソームシーケンス」という
ゲノム解析方法により、一部の人で
「TINF2」という遺伝子の変異が
発見された。
 
 TINF2も、やはりテロメアを保護する
役割を持つ遺伝子だ。
 
 喫煙で肺の病気になるリスクが上がる
のはよく知られている。
 
 今回の発見は、テロメアの遺伝子に
変異がある人はたばこを吸うと肺の病気に
かかるリスクが一層大きくなる可能性を
意味する。
 
 今回、これまで関連がないと考えられて
きた2つの病気を結びつけられたのは
予想を超えた成果になる。
 
 現在は、その詳しい仕組みを解析中
であると研究グループは語っている。
 
 今後の展開に注目したい。
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 異なる肺疾患に共通の原因因子が
見つかったということですね。
 
>テロメアが短くなってくると、
>骨髄、肝臓、皮膚、肺などの病気に
>かかりやすくなると分かっている。
 
 年を取ってくると、これらの疾患に
かかりやすくなるということですね。
 
 気をつけるといっても特別なことは
なくて、普通に健康に気をつけて生活
するしかないわけですが、知っておく
ことは大事。
 
 禁煙は必須です。
 
 こう言う研究にも注目です。

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AIDSの新たな治療法開発につながる新発見とは

2015/03/23 Credo
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 後天性免疫不全症候群(AIDS)の新たな
治療法の開発につながる貴重な新発見が
ありました。
 
 
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<編集部コメント>
 
 HIVウイルスはその特殊性から、現在
広く用いられている方法でのワクチン開発
は極めて困難でした。
 
 これに対して、抗HIV抗体を人工的に
作成し、それを投与するという戦略が
試され、この方法で、bNAbsという抗体が
開発されましたが、完全にはHIVを抑え
きれないという限界点が残っていました。
 
 今回は、赤毛猿での実験レベルでは
あるものの、HIVが細胞に感染する際に
必須となる2つのタンパク質からeCD4-Igを
作成し、それらを体内で作れるようにし、
体内で作られたeCD4-Igが先回りしてHIVに
結合し、ウイルスを不活性化させました。
 
 これは、ウイルスが細胞侵入の鍵として
持っていた部分に結合して、その働きを
無くしてしまうという仕組みです。
 
 動物実験レベルではあるものの、100%の
効果がみられたことから今後に期待が
集まります。
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 Good Newsですね。
 
>動物実験レベルではあるものの、
>100%の効果がみられたことから
>今後に期待が集まります。
 
 いくつか越えなければいけない壁が
あるようですが、是非越えて欲しい。
 
>しかし、この発見が人類にとって
>誇らしいものになるかは、今後行われる
>人体への試験的な投与の結果にかかって
>います。
 そうですね。
 
 良い結果がでると素晴らしい。
 
 期待しています。

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2015年3月23日 (月)

脳腫瘍に朗報、細胞治療による新たな個別化医療を人間で開始へ

2015年3月17日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 致死性のタイプの脳腫瘍を探し出し、
攻撃する免疫細胞を使った治療が登場する
かもしれない。
 
 遺伝子改変された免疫細胞でマウスを
治療したところ、腫瘍増殖を安全かつ
効果的にコントロールできると分かった。
 
 米国ペンシルベニア大学ペレルマン医学
大学院を中心とした研究グループが、
サイエンス・トランスレイショナル・
メディシン誌で2015年2月18日に報告
した。
 
 米国では毎年、2万2000人以上の人々
が神経膠芽腫と診断されている。
 
 研究グループは、神経膠芽腫の人の
腫瘍細胞の約30%で認められるタンパク質
の突然変異を攻撃する仕組みを作り
出した。
 
 突然変異は、「EGFRvIII」と呼ばれる
上皮増殖因子受容体タンパク質に起こる
ものだ。
 
 「キメラ抗原受容体(CAR)」という
がんを攻撃するように遺伝子改変された
T細胞を使った治療だ(「がん征圧」の
参照)。
 
 これをネズミで試みたところ、脳腫瘍の
縮小が認められ、身体に広範に存在する
正常なEGFRを持つ細胞を攻撃しないこと
が認められた。
 
 研究グループは、脳腫瘍のある人の
T細胞の一部を採取し、EGFRvIIIを発現
するがん細胞を見つけるようにプログラム
されたウイルスベクターを用いてその細胞
を遺伝子改変。
 
 これから実際の人で、身体に注入する
臨床試験を開始していく。
 
 成果が期待される。
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 成果が期待されますね。
 
 まだ時間がかかりそうですが、可能性を
感じます。
 
 免疫の力をかりると言う意味では前投稿
と同じと言えば同じです。
 
 前投稿では樹状細胞、今回は改変T細胞。
 
 今後に期待です。
 
 結局の所、がんの治療に最も期待出来
そうなのは、免疫療法なんでしょうか?
 
 まだまだ改良の余地はありますが、
がんの弱点をしっかりつかんで、挑んで
行くと、

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脳腫瘍グリオーマに「破傷風予防注射」が威力 樹状細胞を使う免疫療法の前に実施、生存率が大幅向上

2015年3月21日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 脳腫瘍の免疫療法を「破傷風の予防
注射」で増強させることができると
分かった。
 
 米国のデュークがん研究所を中心とした
研究グループが、ネイチャー誌で
2015年3月12日に報告した。
 
 研究グループは、脳腫瘍の中でも悪性度
の高い「グリア芽腫(グリオーマ、
神経膠芽腫)」の12人を対象として、
半数は破傷風・ジフテリアトキソイドの
予防注射を1回行い、残りの半数は
ニセ薬(プラセボ)を投与した。
 
 いずれの人に対しても翌日に異物に抵抗
する免疫を強める治療である
「樹状細胞免疫療法」を行った。
 
 具体的に樹状細胞免疫療法は、樹状細胞
をがんになった人から抽出して、がん細胞
にしか存在しない分子に目印を付ける
ように「訓練」する。
 
 この樹状細胞をあらためてがんの本人に
注入して戻してやる。
 
 樹状細胞は自身の免疫系の指令役の
ような役割を持っており、他の免疫を
担っている細胞が腫瘍細胞を攻撃できる
ようにする。
 
 結果は、平均して、ワクチン療法のみを
受けた患者よりも、破傷風の前治療薬を
投与された方が生存期間が大幅に延びた。
 
 グリア芽腫の患者の生存期間は通常は
1年程度であるが、免疫療法を受けた患者
では、大部分が5年以上生存した。
 
 「グリア芽腫は恐ろしい疾患であり、
この結果は新たな治療法を切実に必要
としている患者に対する重要な一歩に
なるだろう」と研究グループは説明
する。
 
 大きな効果は日本でも注目される。
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 Good Newsです。
 
>結果は、平均して、ワクチン療法のみを
>受けた患者よりも、破傷風の前治療薬を
>投与された方が生存期間が大幅に延びた。
 
 何故なんでしょう?
 
 理由が書いていないのでわかりません。
 
 ワクチンが免疫の効果を増強する
のだと思いますが、詳細に説明して
欲しいですね。
 
>大きな効果は日本でも注目される。
 
 余命1年を5年に出来る。
 大きな希望だと思う。
 
 注目して行きましょう。

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2015年3月22日 (日)

iPS移植費用、大幅減 手術待ち期間を短縮 他人の細胞から作製

2015/3/21 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所などは昨年9月に
iPS細胞を使った患者への移植を実施
したが、手術までにかなりの時間が
かかったうえ、個人ごとに作るため費用が
膨らんでいた。
 
 2例目の臨床研究で備蓄した細胞を
使うのは、こうした課題を克服する狙い
がある。
 
 iPS細胞は患者の皮膚や血液の細胞
から作っている。
 
 患者本人の細胞を使えば拒絶反応が
起きないからだ。
 
 しかし、患者の細胞を使って実施した
1例目の移植は費用が5000万~1億円
ほどかかったといわれる。
 
 iPS細胞を利用する再生医療の普及に
向けた大きな課題となっていた。
 
 このため、京都大学などは他人の血液や
皮膚などの細胞からiPS細胞を作り、
凍結保存する「iPSストック」を整備
し、他の研究機関に細胞を配る事業を
進めている。
 
 備蓄細胞を使うことで、高橋政代
プロジェクトリーダーは「コストは
1000万円を切る可能性がある」と
語った。
 
 備蓄した細胞を使うと、治療を始める
までに要する期間を1例目の1年近くから
半年に短縮できるという。
 
 病気や事故で緊急に移植が必要になった
場合にも対応できる。
 
 高橋リーダーは「備蓄している1人分の
iPS細胞から、数十人の患者に使える
移植用の細胞を作れる」と説明した。
 
 他人の細胞から作ったiPS細胞を
使うと、拒絶反応が懸念される。
 
 そこで、京大などは拒絶反応が起き
にくい特別な体質の人から細胞の提供を
受けることで対応する。
 
 同様のiPS細胞を使ってサルで実験
したところ、良好な結果を得ている。
 
 拒絶反応を抑える薬剤は少量か、不要に
なる可能性があるという。
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 「1000万円を切る可能性がある」と
言っていますが、まだ高いですね。
 
 治療成績も、
>低下は食い止められている
 程度らしい。
 
 進行を止められるようになっただけ
でも、素晴らしいとは思いますが、
もっと良くできないかな? と思う。
 
 さらに研究が進むことに期待したい。

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親知らず細胞で歯周病治療 東京女子医大が成功

2015/3/17 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
会員限定記事です。
 
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 東京女子医科大学の岩田隆紀准教授
らは、親知らずの細胞を使って歯周病を
治療することに成功した。
 
 10人の患者で試したところ、骨が再生
して歯を抜かずに済んだ。
 
 2017年度にも臨床試験(治験)を
始める。
 
 詳細を21日、横浜市で開かれる
日本再生医療学会で発表する。
 
 歯周病は細菌感染によって歯とあごの
骨をつなぐ「歯根膜」と呼ぶ組織が
傷つき、悪化すると骨が溶けてしまう。
 
 40歳代以上の4割が患っていると
いわれる。…
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 歯髄の幹細胞を使用したということ
かな?
 
 歯髄の幹細胞いろいろ役立ちますね。
 歯周病でも歯を抜かずに治療出来る
ようになる。
 
>2017年度にも臨床試験(治験)を始める。
 素晴らしい。
 
 あとは、時間の問題で、承認されると
思いますが、最後に残るのは治療費。
 
 多分目が飛び出るほど高額になる。
 余りに高額で治療出来ないということ
にならないだろうか?
 
 iPS細胞のケースを考えるとそう思う。

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(ひと)東條環樹さん 過疎地域で在宅看取りを広める診療所医師

2015年3月21日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
 本来あるべき姿なんだと私は思う。
 
 医療が進歩したのだから、選択肢は
増えて良いはず。
 なのに選択肢はあまりない。
 
 特に在宅看取りを選択したくても、
そもそも管理してくれる訪問医師が
いないのが殆どではないでしょうか?
 
>総合病院では「家に帰りたい」と望む
>患者たちに何もできなかった。
 
>管による栄養補給や排尿をなるべく
>避けるケアに変えた。
>食事を楽しみ、外出もしてもらう。
>「その人らしい生活」を大切に
>したら、患者は生き生きとした。
 
>医療を控えれば最期が早まることも
>ある。
 
>「後悔しない選択は何か」。
 
>患者、家族と話し合いを重ね、
>介護職らとその選択に寄り添う。
 
>昨年、旧芸北町で亡くなった人の
>約3割が家で看取(みと)られた。
>割合は赴任前の6倍に増えた。
 
 「こうなったら良いな」と思う。
 
 こういう例が増えて来てはいますが、
まだまだ途上、そもそもそういう選択
をしてくれる医師があまりに少ない。
 収入も少ないし、苦労も多いはず。
 あえてそんな選択をした先生を尊敬
します。
 
 国は在宅、在宅と言うのならもっと
サポートする政策を打ち出すべきでは?
 
 病院は自然死を許してはくれない。
 単に長く生きるだけでは意味が無い
と思う。
 
 本当の医療とはなんなのか?
 本当のあり方とはなんなのか?
 
 死の直前に「ああ本当に良かったと、
幸せだったと」思えることが一番では
ないでしょうか?
 
 人は必ず死を迎えます。
 
 その時「良かったな~」と、
心から思える、そう言う時であったら
素晴らしいと思う。
 
 家族に感謝を伝えることも出来る。
 そういう時でありたい。
 
 今の医療ならそれが出来るはず。

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2015年3月21日 (土)

重力下で立体臓器つくる遺伝子を同定

2015年3月18日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 言うまでもないことだが、生物は地球の
重力下で生きている。
 
 重力にあらがって立体的な臓器を
どう形成できるかは生物学の基本的な
謎だった。
 
 その謎解きの手がかりが分子レベルで
初めてわかった。
 
 脊椎動物が重力下で立体的な臓器と体を
つくる仕組みの一端を、英バース大学の
清木(旧姓:古谷)誠(せいき[ふるたに]
まこと)博士の研究グループと
オーストリアISTのハイゼンベルグ博士、
東京医科歯科大学難治疾患研究所の
仁科博史(にしな ひろし)教授らが解明
した。
 
 生物の立体構造づくりの研究で大きな
一歩になった。
 
 大阪大学、慶応義塾大学、広島大学、
名古屋大学、英オックスフォード大学、
米ウイスコンシン大学のグループとの
共同研究で、3月17日の英科学誌
ネイチャーのオンライン版で発表した。
 
 理論生物学の創始者とされる英国の
ダーシー・トンプソンは約100年前、
地球上の生物の形は重力に大きな影響を
受けていると指摘した。
 
 しかし、生物がどのように重力に抵抗
して体の形づくりをするかは謎だった。
 
 さまざまな組織は整然と配置されて、
機能する臓器を形成する。
 
 その仕組みもわかっていなかった。
 
 これら重要な問題を解決するには、適切
なモデル生物が必要だった。
 
 日本が得意とするメダカが決定的な役割
を果たした。
 
 研究グループは、脊椎動物の臓器の形成
をつかさどる遺伝子を網羅的に同定する
目的で、臓器形成に異常を示す
メダカ変異体の大規模スクリーニングを
実施した。
 
 この中で、ふ化する前に体全体が扁平に
なる変異体が単離され、2004年に公表
した。
 
 そのユニークな形態から
hirame(ヒラメ)と命名した。
 
 hirame変異体のメダカは、組織が3次元
の形状を失うだけでなく、組織の配置も
異常になり、平べったくつぶれたような
形になった。
 
 こうした変異体は初めてで、「面白い」
と集中的に解析した。
 
 その結果、遺伝子発現を制御する
転写共役因子YAPの変異が原因と判明した。
 
 YAPタンパク質が消失すると、細胞張力
が低下し、重力に抵抗できなくなって、
3次元構造をとる組織が崩壊することが
明らかとなった。
 
 遺伝情報の読み取りを効果的に調節する
転写共役因子のYAPは、細胞を内側から
支える骨格のアクトミオシンネットワーク
の重合・脱重合を調節する遺伝子の発現を
左右して、細胞張力を制御するという
新しい仕組みを突き止めた。
 
 また、組織・臓器を正しく配置できない
原因は、細胞張力の低下で、接着の働きを
する細胞外基質フィブロネクチンに異常が
生じるためであることも確かめた。
 
 さらに、この細胞張力制御の遺伝子は、
ヒトでも保存されていることもわかり、
脊椎動物の臓器形成に共通した基本的な
仕組みであることがうかがえた。
 
 仁科博史教授は「重視されながら、
100年来、謎だった生物学の重要課題、
重力問題の解明に道が開けた。
 
 メダカが3次元臓器形成解明のための
優れたモデル生物であることもわかった。
 
 メダカのヒラメ変異体を2004年に世に
出してから、11年間研究を重ねて、
立体構造形成の鍵を握る分子YAPと
その機能にたどりついた。
 
 YAP遺伝子は昆虫からヒトまで広く保存
されており、がん遺伝子としても注目
されている。
 
 この遺伝子を手がかりに、重力に
あらがう形態形成の遺伝子群をさらに
解いていきたい」と話している。
 
 関連リンク
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 素晴らしい成果です。
 
>重力にあらがって立体的な臓器を
>どう形成できるかは生物学の基本的な
>謎だった。
 
>メダカのヒラメ変異体を2004年に
>世に出してから、11年間研究を重ねて、
>立体構造形成の鍵を握る分子YAPと
>その機能にたどりついた。
 
 凄く時間のかかるものですね。
 
 科学とはそんなものなのでしょう。
 
 簡単には真理にたどり着けない。
 
 とくに分子的な解明には時間がかかり
ます。
 
>この遺伝子を手がかりに、重力に
>あらがう形態形成の遺伝子群をさらに
>解いていきたい
 
 おおいに期待したい。
 
 これからの再生医療にも強く関連する
はず。

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両生類の発生は頭からを発見、定説覆す

2015年3月18日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 根強い常識を変えるのは重要なことほど
厄介である。
 
 その典型のような研究が出た。
 
 カエルやイモリなどの両生類は、卵から
親になる発生が、頭から形成され始めて
尾に至ることを、JT生命誌研究館
(大阪府高槻市)の橋本主税
(はしもと ちから)主任研究員らが
突き止めた。
 
 その際の細胞集団の運動様式も
解明した。
 
 体軸の形成は尾から頭へという1世紀
続いた強固な定説を覆す発見で、ヒトを
含む脊椎動物の初期発生や進化の研究に
新しい視点を提示した。
 
 3月10日付の日本発生生物学会誌
(英文)のオンライン版で発表した。
 
 卵を操作しやすい両生類の発生は
古典生物学の時代から研究され、
よく知られている。
 
 1世紀前に確立したモデルでは、
胚表面に存在する細胞集団の
オーガナイザー(形成体)がくぼんで内部に
入り込み、さかのぼりながら接している
組織を神経へと誘導する。
 
 このさかのぼりの起点が尾部、終点が
頭部となるため、尾から頭へ形成されると
考えられてきた。
 
 橋本主税さんらは2002年、世界で最も
研究されているアフリカツメガエルで、
従来のモデルが当てはまらず、逆に頭から
尾へと順に誘導されることを実証した。
 
 しかし、アフリカツメガエルの特殊な
現象とみられたりして、この新しいモデル
は広く受け入れられなかった。
 
 このため、研究グループは十数種類の
両生類で、胚の各部を染色したりして、
縦の体軸形成過程を詳しく観察し、頭から
形成されることを確かめた。
 
 また、オーガナイザーの動きを丹念に
追跡して、これまで見えていなかった
細胞集団の運動、沈み込みとそれに続く
締め上げを発見した。
 
 この2種類の運動によって
オーガナイザー前部と予定神経外胚葉が
接触すると、互いにずれることなく、
接触し続けて、頭をまず形成して、
そこから下に伸びて最後に尾ができること
を明らかにした。
 
 研究グループは「この仕組みが、両生類
にとどまらず、脊椎動物の初期発生も
共通している」とみて、脊椎動物全体を
統一的に説明できるモデルの構築にも意欲
を見せている。
 
 橋本主税さんは「尾から頭に形成される
ということが信じられたのは、1世紀前
から生物の教科書に書かれ、根拠が不十分
なまま、みんなが思い込み、それ以上
考えなかったためだろう。
 
 先入観が強くて、否定する研究者は
今も多く、13年間、無視され続けて苦労
した。
 
 しかし、実験データとともに動画を示す
と、信用してくれる研究者が大半だ。
 
 神経の軸が頭から形成されるのは理に
かなっている。
 
 その原動力になる細胞の運動様式も
わかったので、次第に受け入れられて
いくだろう。
 
 教科書も早く変えないといけない」
と話している。
 
 関連リンク
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 こんな基本的なことが一世紀も変わら
ないで信じられていたとは、それこそ
信じられないことです。
 
 科学というものは、他人の検証を経て
進歩していくものと思っていたのですが、
こんな事実を知ると信じられなくなって
しまいます。
 
 とは言いながら、なんでも疑っていては
前に進みませんし、困ったものです。
 
 しっかり検証し、次へ進むという重要な
手順を確実に踏んで科学を前進させて
欲しいと切に願います。
 
 間違った理解のまま進めば、いずれ
どこかで破綻するはずではあると思い
ますが余計な時間を費やしてしまう。
 
 時間が勿体ない。

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2015年3月20日 (金)

国際ガンマ線天文台に大口径望遠鏡設置へ

2015年3月19日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学宇宙線研究所は3月18日、
東大西洋のカナリア諸島ラパルマに
国際宇宙ガンマ線天文台(CTA)の大口径
望遠鏡を設置すると発表した。
 
 2016年11月には、この1号基を完成し、
観測を始める。
 
 現在、地上にあるテラ電子ボルト
(TeV、1兆電子ボルト)ガンマ線観測装置が
次々に新天体からのガンマ線を報告して
おり、宇宙はわれわれの想像をはるかに
超える高エネルギー現象に満ちていること
がわかってきた。
 
 「テラ電子ボルトガンマ線天文学」は
今や発展期に移りつつある。
 
 それを担うのが次世代のTeVガンマ線
天文台のCTAで、日本の約100人を含め、
28カ国から1200人以上の研究者が集結し、
その建設準備を進めている。
 
 CTAは、世界で唯一の大規模な
TeV ガンマ線望遠鏡として、現在の装置の
10倍の感度と優れた角度分解能を達成し、
1000を超す高エネルギー天体の観測に挑戦
する。
 
 観測するTeV ガンマ線は人間の目で
見える可視光より12ケタ、1兆倍も高い
エネルギーの光子で、日米欧の研究者らが
検討し、望遠鏡を開発してきた。
 
 大中小の多数のチェレンコフ望遠鏡群
からなり、南半球(チリが有力)と北半球に
1カ所ずつ設置され、全天を観測する。
 
 23m口径の大口径望遠鏡は、南北の
CTA大規模アレイの中央部にそれぞれ4基
設置され、宇宙から飛来するガンマ線を
観測するCTAの主役である。
 
 東京大学宇宙線研究所を中心とする
日本のグループが、この大口径望遠鏡の
開発を主導してきた。
 
 23m口径の大きな主鏡で、大気中に突入
したガンマ線が引き起こす空気シャワー
から、より多くのチェレンコフ光を測定
する。
 
 ガンマ線では、現在のところ誕生して
から66億年たった宇宙しか見えないが、
CTAでは宇宙誕生後16億年の若い宇宙が
見える見込みだ。
 
 CTAの全体の費用は約300億円で、日本が
約15%を分担する。
 
 2020年に完成の予定。
 
 日本のグループは、大口径望遠鏡の
うち、総面積400平方メートルの高精度、
高反射率の分割鏡、その分割鏡を制御する
アクチュエーターシステム、高量子効率の
光センサーからなるカメラ部を担当して
きた。
 
 大口径望遠鏡1号基がカナリア諸島
ラパルマにあるロケ・ムチャチョス天文台
(標高2200m)に設置されることがこのほど
正式に決まった。
 
 CTA大口径望遠鏡プロジェクトリーダー
の手嶋政廣(てしま まさひろ)東京大学
宇宙線研究所教授は「日本側の望遠鏡の
製造はほぼ半分まで進んでいる。
 
 今年1年で作り込んで、来年夏に現地に
送って設置する。
 
 これは世界の宇宙線研究者の夢の装置
で、待望のガンマ線バーストの初観測も
できるだろう。
 
 CTAは日本が主導して、科学の成果を
出せるときがいよいよきた。
 
 観測が楽しみだ」と話している。
 
 関連リンク
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 天文学に興味のある人ならすごく
楽しみな望遠鏡が実際に設置され観測を
始めることに「わくわく」していること
でしょう。
 
 素晴らしいことです。
 
>CTA大口径望遠鏡
>プロジェクトリーダーの手嶋政廣
>(てしま まさひろ)東京大学
>宇宙線研究所教授は「日本側の
>望遠鏡の製造はほぼ半分まで進んで
>いる。
 
>今年1年で作り込んで、来年夏に現地
>に送って設置する。
 
>これは世界の宇宙線研究者の夢の装置
>で、待望のガンマ線バーストの初観測
>もできるだろう。
 
>CTAは日本が主導して、科学の成果を
>出せるときがいよいよきた。
 
>観測が楽しみだ」と話している。
 
 楽しみですね。

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「 世界初、小脳運動学習を定量的に評価するシステムを開発 」

― ヒトの小脳の機能を簡単な手の動作
より、短時間で数値化可能に ―
平成27年3月18日
東京医科歯科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ポイント】
 
・このシステムを用いると軽微な小脳障害
 を鋭敏に捉えることが可能となります。
 
・小型なシステムのため、比較的簡単に
 認知症や精神疾患などの病気の状態の
 観察や治療効果の判定が行えるなど
 広く応用が期待されます。
 
 
-------
【研究成果の概要】
 
 ヒトは日常生活において、繰り返し練習
し技を習得することで、運動がより正確で
円滑に行えるようになります。
 
 たとえば、ボールを打つ、自転車に乗る
などの運動は、初めはうまくできません
が、失敗から学んで次の運動では少し
上達するという過程を何度も繰り返すこと
で、体が上手な運動をする方法を覚えて
いきます。
 
 これこそまさに「運動学習」というもの
で、小脳が学習し記憶することで、ヒトは
円滑に体を制御し、不自由なく日常生活を
送っています。
 
 私たちは、タッチパネル画面上に
ランダムに表示される指標を人差し指で
タッチするという運動を、水平方向に
視線をずらすプリズムの有り無しで
繰り返し行うことで小脳運動学習を評価
するシステムを開発しました(図 1)。
 
 この手の到達運動によるプリズム適応
を用いたシステムは、ヒトが運動を学習
する過程をリアルタイムに短時間で測定
でき、Adaptability index(AI)という
指数を用いて運動学習機能を定量評価
することを可能にしました。
 
 今回新たに提案した運動学習機能を
あらわす指数「AI」を測定することで、
70 歳以前の比較的若年者(図 2:●)
では高いレベルで運動学習機能が維持
されている一方で、70 歳以上の高齢者
(□)では運動学習機能の低下が検出され、
また個人間の差が大きくなることが
分かりました(脳老化を検出)。
 
 また、病気の診断という観点からは、
健常者と小脳障害をもつ患者さん(▲▽)を
明瞭に識別することができました。
 
 日常診療においては軽微な小脳異常
としか判断できない患者さんにおいても、
AI は明確に低下を示しました。
 
 また、一見小脳障害による運動失調に
見えるものの小脳には大きな異常がない
患者さんでは、AI の低下は見られません
でした(小脳疾患の診断)。
 
 現在、小脳疾患の臨床的な評価尺度
として世界的に使用されている
Scale for the assessment and rating
of ataxia(SARA)や上肢機能をみる
9 hole peg test より AI は敏感に
小脳障害を検出し、AI で重症度を測定
することも可能となりました
(小脳障害の重症度診断)。
---------------------------------------
 
 小脳障害を定量化出来るというのは
素晴らしい。
 
 私のケースも測定して欲しい。
 
 どの程度の速度で小脳障害が進行して
いるのか?
 知りたいものです。
 
 MRIでは小脳萎縮といっても判断
しにくい程度の変化しかない。
 殆ど分からないと言って良い。
 
 自覚症状の変化の方が遙かに敏感
です。
 
 これで正確に小脳障害を特定出来そう
です。
 
 小脳萎縮を伴う脊髄小脳変性症と言う
ことになるとは思いますが、
脊髄小脳変性症の確定診断までの時間を
短縮出来そうです。
 
 広くどの病院でも測定できるように
なって欲しいと思います。
 
 早く確定出来ても、現在は直せる
訳ではありませんが、中途半端な状態
で不安な時間を過ごすのは意味が無い
と思います。

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2015年3月19日 (木)

大阪市立大、iPS細胞を用いた人工神経の有効性を確認

2015/03/19 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪市立大学は3月18日、iPS細胞と
人工神経を組み合わせて、マウスの
坐骨神経損傷部に移植し、神経再生の
長期有効性と安全性を実証したと
発表した。
 
 同成果は同大学医学研究科整形外科学の
中村博亮 教授、上村卓也 病院講師らの
グループによるもので国際細胞組織学誌
「Cells Tissues Organs」オンライン版
に掲載される予定。
 
 同研究グループが開発した人工神経は
二層構造となっており、内層をポリ乳酸と
ポリカプロラクトン、外層をポリ乳酸の
マルチファイバーメッシュで構成すること
で強度を保つと同時に、高い柔軟性を
実現した。
 
 研究では、マウスiPS細胞から分化誘導
した神経前駆細胞を人工神経に充填し、
培養したものを坐骨神経損傷マウスの
損傷部に移植し、48週間にわたり知覚機能
の回復を調査した。
 
 その結果、iPS細胞を付加した人工神経
を移植したマウスでは、人工神経のみを
移植したマウスに比べて有意な神経再生が
確認された。
 
 また、iPS細胞移植による腫瘍形成は
認められず、iPS細胞と人工神経の併用
によって長期的に安全かつ有効な
神経再生が得られることがわかった。
 
 今回の成果によって今後、iPS細胞の
移植再生医療が実現すれば、末梢神経領域
へのiPS細胞の応用も可能になる。
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 これもGoos Newsです。
 
 iPS細胞による再生医療、本当に
活発ですね。
 
>今回の成果によって今後、iPS細胞の
>移植再生医療が実現すれば、
>末梢神経領域へのiPS細胞の応用も
>可能になる
 
 素晴らしい。
 
 おおいに期待したい。

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iPSで難病「筋ジス」治療に道 京大など新技術

2015/3/19 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 京都大と国立精神・神経医療研究
センターは、ヒトのiPS細胞を使って
筋肉の難病である筋ジストロフィーを治療
する技術を相次ぎ開発した。
 
 iPS細胞から作製した筋肉の細胞を
病気のマウスに移植し、筋肉の働きを回復
する効果を確かめた。
 
 根本的な治療法がない筋ジストロフィー
の治療につながる。
 
 早期の臨床研究を目指す。
 
 19日から横浜市で開く日本再生医療学会
で発表する。
 
 筋ジストロフィーは筋肉が萎縮する病気
で、症状が…
---------------------------------------
 
 Good Newsです。
 
 iPS細胞による再生医療、思っていた
より活発です。
 
>iPS細胞から骨格筋の幹細胞を作り、
>筋ジストロフィーになったマウスの脚の
>筋肉に注射し、筋肉が衰えるのを防ぐ
>たんぱく質が筋繊維から出るように
>できたという。
 
>病気の進行を防ぐ治療につながる。
 
>幹細胞が病気で衰えた筋繊維と融合し
>再生したとみている。
 
 素晴らしい
 
 今後の発展に期待したい。

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不整脈の異常が丸見え、心臓の電気信号をコンピューターで見えるようにする新技術

2015年3月19日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 心臓の細胞が電気信号を受け渡しする
様子をコンピューターで可視化することに
成功した。
 
 現在の心電図では特定できない複雑な
不整脈の発生源を識別できる可能性が
あるようだ。
 
 米国ジョンズ・ホプキンス大学医学
大学院を含む研究グループが、
英国王立協会が発行する多分野科学誌
ジャーナル・オブ・ザ・ロイヤル・
ソサエティ・インターフェース
2015年4月号で報告している。
 
 人の心臓は、50億個の細胞でできた筋肉
を中心とした臓器だ。
 
 細胞同士がわずかな隙間をあけて結合し
(ギャップ結合と呼ばれる)、電気信号を
やりとりして心拍を生み出している。
 
 心臓発作による心筋の傷や化学的な
アンパランスから、電気信号の伝達に失敗
することがある。
 
 たいていの場合、失敗した細胞はすぐに
自力で修復するが、隣接する細胞に
信号異常が伝わって、心臓のリズムが
くずれることもある。
 
 これを不整脈と呼ぶ。
 
 中でも心室細動が最も危険。
 
 心房細動という状態もやはり危険に
なる。
 
 心室(心臓下部の部屋)の拍動が弱く
なる心室細動はしばしば命に関わる。
 
 米国では毎年15万人の心停止を
もたらしている。
 
 心房(心臓上部の部屋)のリズムが
混乱する心房細動は、血管の中で血栓を
作り出す原因になり、血栓が脳に流れて
詰まると脳卒中を起こすので問題だ。
 
 研究グループは、正常な拍動と異常な
拍動について、細胞同士の信号伝達を
0と1の組み合わせに変換して画像化した。
 
 異常の発生部分が判明している良性の
ものや発生部分が複数の危険なものを
コンピューターで処理している。
 
 その結果、発生する細動によって、
電気信号の異常の起こり方は空間的に
見たときにさまざまなパターンがあると
判明した。
 
 現在の心電図では見分けられない複雑な
細動の発生源を特定できる可能性が
生まれてくるようだ。
 
 不整脈の治療には投薬や除細動装置の
移植、拍動異常をもたらしている部分に
50度ほどの熱を加えるカテーテルを使った
「焼灼治療(しょうしゃくちりょう)」
などがある。
 
 立体的に異常を見分けられると、
これまでの治療をより効果的に行える
ようになりそうだ。
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 今までの心電図は、まだ不完全だった
ようです。
 
 もう少しましだと思っていたのですが、
 
>現在の心電図では特定できない複雑な
>不整脈の発生源を識別できる可能性が
>あるようだ。
 
>立体的に異常を見分けられると、
>これまでの治療をより効果的に行える
>ようになりそうだ。
 
 良さそうですね。
 
 期待したいと思います。

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2015年3月18日 (水)

普通の金属にトポロジカルな性質を付与することに成功 -次世代省エネ電子機器の開発へ新たな道-

-次世代省エネ電子機器の開発へ新たな道-
2015年3月13日 東北大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院理学研究科の佐藤宇史
准教授、同原子分子材料科学高等研究機構
の高橋隆教授、大阪大学産業科学研究所の
小口多美夫教授、および同研究所の
安藤陽一教授らの研究グループは、従来の
物質とは全く異なる新しい状態をもつ
トポロジカル絶縁体と普通の金属を
接合させることによって、普通の金属に
トポロジカルな性質を付与する
「トポロジカル近接効果」という
新しい現象を発見し、質量のない高速の
ディラック電子をトポロジカル絶縁体の
外に取り出すことに初めて成功しました。
 
 この成果は、次世代省エネルギー
電子機器を支えるスピントロ二クス
材料技術とその産業化に大きく貢献する
ことが期待されます。
 
 本成果は、平成27年3月12日
(英国時間)に、英国科学雑誌
「Nature Communications
(ネイチャーコミュニケーションズ)」
オンライン版で公開されます。
 
 詳細リンク
---------------------------------------
 
 
 難しいです。
 なんのことやら?
 
 と言う感じですが、好奇心だけは
あるので、興味ありというところ。
 
 いろいろあります。
 
>スピントロ二クス材料技術と
>その産業化に大きく貢献することが
>期待されます。
 
 期待しましょうか?
 本当にスピントロ二クス材料技術に
貢献するのかな?
 
 境界上の電子の振る舞いはスピンが
揃っているらしい。

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ミトコンドリアの機能を保つ仕組みを解明 ~神経変性疾患群(アルツハイマー病など)の治療法開発に期待~

2015.03.13 山口大学医学部
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 山口大学大学院医学系研究科医化学分野
の中井彰教授、譚克学術研究員らを
中心とした研究グループは、細胞内の
エネルギー産生の場であるミトコンドリア
の機能を保つ仕組みを分子レベルで
解明しました。
 
 近年、ミトコンドリアの機能異常は、
老化や老化と関連する神経変性疾患群
(アルツハイマー病など)の病気の進行に
密接に関わっていることが知られてきて
います。
 
 したがって、この研究成果は、
哺乳動物細胞のミトコンドリアの
タンパク質ホメオスタシス(恒常性)を
保つ適応機構を世界ではじめて明らかに
すると同時に、神経変性疾患群等に対する
治療ターゲットとしての可能性も
示唆します。
 
 本研究は、山口大学
新呼び水プロジェクト
「難治性疾患トランスレーション研究拠点」
の一環として進められ、
2015年3月12日付けの英科学誌
『ネイチャー・コミュニケーションズ』の
電子版に掲載されました。
 
 詳細リンク
詳しくは別紙(PDF)をご参照ください。
---------------------------------------
 
>近年、ミトコンドリアの機能異常
>は、老化や老化と関連する
>神経変性疾患群(アルツハイマー病
>など)の病気の進行に密接に関わって
>いることが知られてきています。
 そうですね。
 
 関連があるようです。
 
 関連投稿です。
2012年10月12日
 
 ミトコンドリアの機能異常はその他の
疾患にも関連しているようです。
 
 今回はかなり詳細に分かって来て
いますので、実際の治療ターゲットと
して新薬開発までつながると良い
ですね。

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2015年3月17日 (火)

がん細胞を光らせて検出する新たなスプレー蛍光試薬を開発

平成27年3月13日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 大学院医学系研究科
東京大学 大学院薬学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST 戦略的創造研究推進事業に
おいて、東京大学 大学院医学系研究科・
薬学系研究科の浦野 泰照 教授らは、
外科手術時や内視鏡・腹腔鏡手術時に、
がんが疑われる部分にスプレーするだけ
で、数分でがん部位のみを光らせて検出
することを可能にする新たな蛍光試薬の
開発に成功しました。
 
 浦野教授らは2011年に、特定の
たんぱく質分解酵素活性が、がん細胞で
高くなっていることを利用した、世界初の
迅速がん部位可視化スプレー蛍光試薬の
開発に成功し、現在では患者由来の
外科手術サンプルを用いてその機能の検証
を行っています。
 
 しかし、この試薬では見つけることが
できないがんも多く存在することから、
より幅広いがん種を光らせることができる
新たなスプレー蛍光試薬の開発が望まれて
いました。
 
 本研究グループは今回、新たに
がん細胞中の糖鎖分解酵素注1)活性が
高いことを活用したがん検出スプレー
蛍光試薬を開発しました。
 
 この試薬は無色透明で蛍光を発しません
が、がん細胞中に含まれる
β-ガラクトシダーゼ注2)という
糖鎖分解酵素と反応すると構造が変化
して、強い蛍光を発する物質へと変化する
ように設計されています。
 
 この試薬を、さまざまな種類の
卵巣がん細胞を腹腔内へと転移させた
モデルマウスに投与した結果、上述した
たんぱく質分解酵素活性を標的とする
試薬では可視化できなかったものを含め、
全てのがん細胞の可視化に成功しました。
 
 腹腔に転移したがんは、1mm以下の
微小がんまで取りきることができれば、
術後5年生存率が大きく改善することが
知られています。
 
 今回開発に成功したスプレー蛍光試薬を
術中に使用することで、微小がんの発見や
取り残しを防ぐことが可能となり、
腹腔鏡を活用したがん治療に画期的な役割
を果たすことが期待されます。
 
 今後、本スプレー蛍光試薬の臨床新鮮
検体注3)を活用した機能の検証と、
安全性試験注4)を行う予定です。
 
 本研究は、米国国立衛生研究所の
小林 久隆 主任研究員、および京都大学
化学研究所の平竹 潤 教授の協力を得て
行いました。
 
 本研究成果は、2015年3月13日
(英国時間)に英国科学誌「Nature
 Communications」の
オンライン速報版で公開されます。
---------------------------------------
 
 改善された蛍光試薬が開発された
ようです。
 
 がん治療に画期的な役割を果たすことが
出来ると思われます。
 
 早く臨床の場で使用出来るようになると
素晴らしい。
 
 期待しています。
 
 以前の投稿です。
2011年12月20日
 
 これが以前開発したものになると
思います。

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カマンベールチーズにアルツハイマー病を予防する効果 - 東大などが発表

2015/03/13 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学(東大)、キリン、小岩井乳業は
3月12日、カマンベールチーズの摂取に
アルツハイマー病の予防効果があることを
確認し、その有効成分を同定したと
発表した。
 
 同成果はキリンR&D本部基盤技術研究所、
小岩井乳業、東大大学院農学生命科学
研究科の中山裕之 教授らの研究グループ
によるもので、米科学誌「PLOS ONE」に
掲載された。
 
 同研究グループが今回、市販の
カマンベールチーズの摂取による
アルツハイマー病への作用を検証した
結果、アルツハイマー病モデルマウスに
カマンベールチーズから調製した餌を
摂取させると、アルツハイマー病の原因
となる脳内物質であるアミロイドβの
脳内沈着が減少し、脳内の炎症が緩和
されることがわかった。
---------------------------------------
 
 チーズなどの発酵乳製品を摂取すること
で老後の認知機能低下が予防されるらしい
です。
 
 発行乳製品が身体に良いという話しは
沢山ありますが、学会発表されるものは
少ないですね。
 
 ご参考です。

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2015年3月16日 (月)

細胞壁リグニンの構造変える手法を開発

2015年1月9日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
時間が経ってしまいましたが、
重要なことのようですので投稿
しておきます。
 
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 木材などから紙や繊維を作る際、細胞壁
に多いリグニンの分解、除去に大量の
エネルギーや化学物質が使われている。
 
 この難問を解決する一歩になる成果が
出た。
 
 細菌の遺伝子をモデル植物の
シロイヌナズナに導入し、分解されやすい
ようにリグニンの分子構造を変える
ことに、東京農工大学の梶田真也
(かじた しんや)准教授らが成功した。
 
 長岡技術科学大学、森林総合研究所、
理化学研究所など国内外の複数の研究機関
との共同研究で、1月9日に英科学誌
Plant Biotechnology Journal
オンライン版に発表した。
 
 リグニンは、植物特有の細胞壁に
含まれる芳香族ポリマーで、植物体を堅く
支えるのに欠かせないが、植物からパルプ
や化成品原料になるセルロースなどを
取り出す際には邪魔になる。
 
 高温高圧条件下でアルカリや酸を使う
現在のリグニン処理方法では、膨大な
エネルギーを消費する。
 
 遺伝子組み換えでリグニンを除去
しやすくする研究がなされてきたが、
リグニンが変化した植物は正常に育た
なかった。
 
 このため、生育に影響を及ぼさない
リグニン改変技術が待望されている。
 
 長岡技術科学大学の政井英司
(まさい えいじ)教授らは、リグニンを
分解する細菌のスフィンゴビウムの
SYK-6株を単離し、分解反応に関わる
遺伝子を網羅的に解析した。
 
 このうち、研究グループはリグニンの
分解過程の1段階を触媒する酵素の
LigD遺伝子に着目した。
 
 この遺伝子をシロイヌナズナに導入
した。
 
 生育に影響を及ぼすことなく、
リグニン分子の分子構造が特異的に
変わることを確かめた。
 
 遺伝子組み換えで形成された
このリグニンは分解されやすいと
期待されている。
 
 梶田真也准教授は「この研究は、正常に
生育する植物で、細菌の遺伝子を使って、
細胞壁に含まれるリグニンの構造を変えた
点に意義がある。
 
 導入した遺伝子の発現効率を上げたり
して、分解性の高いリグニンを植物に蓄積
させて、実用的な方法にぜひ改良したい。
 
 リグニンの分解性の向上は、
植物バイオマスの有効活用だけでなく、
省エネや温室効果ガスの削減にも役立つ。
 
 その可能性の突破口を開いた」と研究の
意義を語っている。
 
 関連リンク
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>木材などから紙や繊維を作る際、
>細胞壁に多いリグニンの分解、除去に
>大量のエネルギーや化学物質が
>使われている。
 
 いろいろ不都合なことがありますね。
 
>梶田真也准教授は「この研究は、正常
>に生育する植物で、細菌の遺伝子を
>使って、細胞壁に含まれるリグニンの
>構造を変えた点に意義がある。
 
>リグニンの分解性の向上は、上記の
>問題を解決出来る可能性を開いた」
 
 と言っています。
 
 今後に期待したい。

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CO2の地下貯留、万一漏れ出たら 実験で検証

2015/3/12 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 温暖化ガスの排出を減らすには発電所や
工場から出る二酸化炭素(CO2)の回収
・貯留(CCS)が不可欠とされる。
 
 地下深くに閉じ込めたCO2が万が一、
漏れ出たらどうなるか。
 
 実際に地層中に漏出させ、その広がり方
や影響を見る国際プロジェクトの結果が
まとまった。
 
 コンピューターで漏出を再現する
数値実験と合わせ、万全の対策づくりと
安全性確保に生かす。
 
 英国スコットランドの保養地に近い
アードマックニッシュ湾で、海底下
約11メートルからCO2を放出する実験に
日英の研究者が取り組んだ。
 
 「CO2地層貯留が生態系に起こしうる
影響の定量化と監視」を意味する英語の
略称から「QICS」計画と呼ばれる。
 
 英政府系機関が2010年から4年間に
200万ポンド(約3億7000万円)を投じ、
プリマス海洋研究所や地質調査所、
サウサンプトン大学などが実行した。
 
 日本からは東京大学や地球環境産業技術
研究機構(RITE)、電力中央研究所
などが参加。
 
 経済産業省が11年度から3年間に1億円
を拠出した。
 
 プロジェクトでは海底下の地層内に
CO2を送り込んで漏出させ、最適な
測定法を検討した。
 
 海洋中のCO2の拡散も調べ、生物への
影響の有無を知る手掛かりを得るのが
目的だ。
 
 陸上から計約4トンのCO2を海底下に
送り込んで放出し、約1年間にわたり
周辺のCO2濃度などを測った。
 
 自動測定に加えて、ダイバーによる観察
や測定も試みた。
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 実施した結果の詳細については、省略
します。リンクを参照してください。
 
>佐藤教授は「日本でも漏出実験をすべき
>だ」と環境省などに働きかけており、
>「将来、検討課題になるだろう」
>(同省低炭素社会推進室)。
 
>ブラックフォード氏によると、英国では
>事前に実験地周辺の住民に内容を詳しく
>説明し時間をかけて了解を取り付けた。
>一部で見られた反対運動は収まった
>という。
 
>住民の理解を得るプロセスを経験する
>ことも将来のCCSの実用化に役立ち
>そうだ。
 
 これは重要なことです。
 
 是非、将来必須となると思われる技術
なのですから、住民の理解を得る
プロセスを経験することも含めて、
「日本でも漏出実験をすべき」
と思います。
 
 是非実施願います。

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2015年3月15日 (日)

医療用マリフアナの制限撤廃へ、超党派で包括法案提出 米上院

2015年03月11日 AFP BBNews
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【3月11日 AFP】医療用マリフアナの
使用に関するこれまでで最も包括的な法案
が10日、米議会上院に提出された。
 
 超党派で提出された法案は、現行の
連邦法が定めた治療目的のマリフアナ使用
に対する制限の撤廃を目指した内容と
なっている。
 
 米国内ではすでに23州が多発性硬化症や
てんかんなどの治療に大麻の使用を認めて
いる。
 
 しかし、連邦法の下では依然として禁止
されているため、利用者が捜査されたり、
逮捕されたりする可能性が残されている。
 
 提出された法案は、州法を順守する形で
医療用マリフアナの製造・流通・所持を
行った場合は、連邦法が定めたこれらの
行為に対する罰則規定を撤廃する内容が
含まれている。
 
 現在米国では、医療用マリフアナが
違法とされている州の住民がすでに合法化
されている州で入手したマリフアナを所持
して帰宅しようとすれば、州境を越えた
時点で逮捕される可能性がある。(c)AFP
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 Good Newsです。
 
 良い動きだと思います。

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運動に乳がん抑制効果か、ホルモン「アイリシン」に効果、がん領域の国際誌で報告

がん化した細胞の数や動きを減らす
2015年3月11日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 運動で一部のがんが抑制される
メカニズムが明らかになった。
 
 運動と関連していることが知られている
ホルモン「アイリシン(irisin)」が
がんを抑制すると見られる。
 
 米国のニューメキシコ大学を中心とする
研究グループは、がんの専門誌、
インターナショナル・ジャーナル・オブ・
キャンサー誌で2015年2月15日に報告
した。
 
 一部のタイプのがんでは、運動をする
ことでがんになるリスクが減り、
また予後も改善すると分かっている。
 
 一方、運動ホルモンとして知られる
アイリシンは、運動をしたときや脂肪の
少ない体の中で多くなる
「マイオカイン(myokine)」の一種で、
がんを含む病気の改善に役立つと
考えられている。
 
 研究グループは、このアイリシンを
さまざまな濃度で乳房上皮細胞のがん化
した細胞、正常細胞に対して使って、
細胞の数、細胞の移動、生存率に与える
影響を実験室で検討した。
 
 その結果、アイリシンは、悪性細胞の
数、移動、生存率を有意に低下させるが、
正常細胞には影響を与えないと明らかに
なった。
 
 「ドキソルビシン」と呼ばれる
抗がん剤とともにアイリシンをさまざまな
濃度で悪性細胞に加えたところ、
ドキソルビシンのがん細胞への攻撃力を
高めた。
 
 正常細胞ではこのような作用は
示さなかった。
 
 さらに、アイリシンは悪性細胞の
生存率も低下させた。
 
 この結果から、運動ホルモンである
アイリシンが、正常細胞には影響を与えず
に乳がんの予防と治療に役立つ可能性が
示唆された。
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>運動で一部のがんが抑制される
>メカニズムが明らかになった。
 素晴らしいですね。
 
 一部というのが少し残念ですが、
こういうことは、知っておかないと
駄目。
 
 良い研究だと思います。

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マラリア防御の仕組み解明=ワクチン開発に期待 群馬大

2015年3月11日 WSJ日本語版
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 体内に侵入したウイルスなどを攻撃する
「キラーT細胞」がマラリアの感染を防ぐ
仕組みが分かったと、群馬大大学院の
久枝一教授らの研究グループが11日発表
した。
 
 マウスによる実験の成果で、ワクチンの
開発に応用が期待できるという。
 
 マラリアは、ハマダラカがマラリア原虫
を媒介する感染症で、乳幼児を中心に世界
で年間約60万人が死亡している。
 
 予防・治療薬はあるが、有効なワクチン
はない。
 
 キラーT細胞は、がん細胞やウイルスに
感染した細胞の表面に出てくるたんぱく質
を見分け、直接殺す。
 
 だが、マラリア原虫が感染する赤血球は
目印のたんぱく質を持っておらず、
キラーT細胞の関与が不明だった。
 
 研究グループはマウスの実験で、
キラーT細胞とマラリア原虫が感染した
赤血球の前段階の細胞の表面に、
それぞれ別のたんぱく質が出現することを
確認。
 
 たんぱく質を介して細胞同士が接触する
と、感染細胞の表面に、通常は細胞膜の
内側にある物質が出てきた。
 
 この物質を目印に、免疫細胞
「マクロファージ」が感染細胞を死んだ
細胞と認識し、取り込んでいたという。
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 免疫システム、それなりに働いて
いるようです。
 
 マラリア関連の投稿です。
2015年3月11日
 
 かなり解明されてきたようなので
期待したいです。
 
 早く有効な薬が開発されると良い
ですね。

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2015年3月14日 (土)

赤ワインは血管の炎症を遠ざける、動脈硬化を防いで心臓や血管に好影響?

2015年3月12日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 赤ワインのポリフェノールを抽出して
調べたところ、血管の炎症や動脈が硬く
なる変化を防ぐ力があると確認できた
ようだ。
 
 これまでも赤ワインは心臓や血管の病気
の予防につながる効果が報告されている
(赤ワイン好きが、病気をはねのける
仕組み、「レスベラトロール」の詳しい
効果確認を参照)。
 
 そうした心臓や血管への好ましい効果
につながると見られる。
 
 イタリア、国立研究評議会の
アンディア・カラブリーソ氏らの
研究グループが、栄養学の国際誌である
ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・
ニュートリション誌で2015年2月28日に
報告している。
 
 研究グループは、2種類のイタリア産
赤ワイン「プリミティーボ」と
「ネグロアマーロ」のポリフェノール
抽出物を使って、血管にダメージを与える
酸化ストレスを抑える効果があるかを
検証した。
 
 人間の血管の内側にある細胞を細菌の
成分でもある「リポ多糖体」で刺激する
という実験をした。
 
 この刺激の前に、赤ワインからの
ポリフェノール抽出物
(1μg/mL~50μg/mL、μは100万分の1)
と一緒にしておいて変化を見た。
 
 さらに、ポリフェノール単独
(1μg/mL ~25μmol/L)での効果も
検証している。
 
 ヒドロキシ桂皮酸、フラボノール、
レスベラトロールといったものの効果を
調べている。
 
 白血球を集める物質の変化、活性酸素の
濃度、遺伝子の変化などを調べた。
 
 プリミティーボとネグロアマーロの
ポリフェノール抽出物は、1μg/mLでも、
白血球を集める物質を減らしていた。
 
 遺伝子のレベルでこの変化は起きて
おり、炎症を抑える効果を確認できた。
 
 具体的には、「細胞接着分子1」
「血管細胞接着分子1」「E-セレクチン」
「単球遊走因子」「マクロファージ
コロニー刺激因子」を減らしていた。
 
 すべてのポリフェノールが細胞内の
活性酸素を減らしていた。
 
 このほかにも炎症や酸化ストレスを
抑える効果を確認できた。
 
 アテローム性動脈硬化を含む炎症性疾患
を防ぐ生物活性ポリフェノールも明らかに
なった。
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 ただ単に赤ワインは身体に良いという
だけでは駄目で、こういう研究報告が
出ることが重要です。
 
 これでさらに確実に赤ワインは身体に
良いと言えそうです。
 
 確実にいえることは、イタリア産の
赤ワインということになるのかな?
 
 日本産の赤ワインの成分分析したもの
が出てくれば、あるいは同様の研究を
してくれれば、良いのですが、
 
 ご参考情報です。

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ncRNA の発現がiPS細胞とES細胞の違いを決める

-多能性維持に関わるとされるncRNAが
iPSでは十分に発現せず-
2015年3月11日 理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)ライフサイエンス
技術基盤研究センター トランスクリプ
トーム研究チームのピエロ・カルニンチ
チームリーダー(副センター長)、
アレクサンダー・フォート客員研究員と、
理研統合生命医科学研究センター免疫器官
形成研究グループの古関明彦グループ
ディレクターらの研究グループは、
ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞
(人工多能性幹細胞)で発現する全ての
RNAを比較解析し、ES細胞で発現している
ノンコーディングRNA(ncRNA)[1]の
多くが、iPS細胞では十分に発現して
いないことを発見しました。
 
 iPS細胞の作製法が2006年に報告されて
以来、分化した体細胞を効率良く
リプログラミング(初期化)し、ES細胞と
同等の性質を持つ高品質のiPS細胞を安定
して得るための試みが続けられています。
 
 体細胞に由来するiPS細胞と受精卵に
由来するES細胞は、幹細胞としての性質の
多くが共通しています。
 
 しかし遺伝子発現の解析からは、両者で
発現する遺伝子には違いがあり、iPS細胞は
ES細胞と同一の状態ではないことが指摘
されています。
 
 ただし、これまでの解析は主に
タンパク質の設計図となるメッセンジャー
RNA (mRNA)について行われており、
設計図として用いられないncRNAの詳細な
比較は行われていませんでした。
 
 研究グループは、マウス由来のES細胞と
iPS細胞を用い、ncRNAを含めた全転写産物
(全RNA)の網羅的な発現比較を行い
ました。
 
 その結果、ES細胞の核内で発現する
ncRNAの多くが、iPS細胞では十分に発現
していないことが分かりました。
 
 これらのncRNAの中には、多能性の維持
に関わる遺伝子の発現を促進する
遺伝子制御部位(エンハンサー[2])や、
多能性に関わるレトロトランスポゾン[3]
由来のRNA配列が含まれていました。
 
 これは、既存のiPS細胞作製法では、
ES細胞で機能している多くの遺伝子制御
部位の活性化が十分に起きていないことを
示しています。
 
 ncRNAを含む全てのRNAを対象とする
トランスクリプトーム[4]解析はiPS細胞の
状態を正確に捉えるために重要であり、
今後、臨床応用に用いるiPS細胞の評価法
としても役立つと期待できます。
 
 本研究は、日本学術振興会「最先端・
次世代研究開発支援プログラム」などの
支援を受けて行われ、成果は米国の
科学雑誌『Cell Cycle』オンライン版
(2月12日付け:日本時間2月13日)に
掲載されました。
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 重要な研究ですね。
 
 ncRNAが重要な働きをするということが
かなり研究されてきています。
 
 その意味で、ES細胞とiPS細胞はやはり
かなり違うということのようです。
 
>ncRNAを含む全てのRNAを対象とする
>トランスクリプトーム[4]解析は
>iPS細胞の状態を正確に捉えるために
>重要であり、今後、臨床応用に用いる
>iPS細胞の評価法としても役立つと
>期待できます。
 
 そうですね。
 
 おおいに期待したい。

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iPSで難病遺伝子修復成功 兵庫の高校生が細胞提供

2015/3/13 神戸新聞NEXT
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筋肉や靱帯(じんたい)が徐々に骨に
変わる難病「進行性骨化性線維異形成症
(FOP)」の患者の細胞から作製した
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、
病気の原因遺伝子を体外で修復すること
に京都大や名古屋市立大のチームが成功
し、米科学誌電子版に12日発表した。
 
 修復しない場合よりも軟骨組織が
できにくいことも確かめており、
世界初の成果という。
 
 今回の研究は、患者からiPS細胞
を作れば原因遺伝子の変異や症状を体外
で再現できることを利用したもので、
創薬につなげたいとしている。
 
 研究では、患者の皮膚細胞から作製した
iPS細胞に、正常なACVR1を導入し
修復。
 
 このiPS細胞を軟骨組織に変化する
ように培養した結果、修復しなかった
iPS細胞よりも軟骨組織のでき方が
少なかったため、遺伝子の修復により、
症状を改善できることが分かった。
 
 未修復のiPS細胞では「MMP1」
「PAI1」と呼ばれる遺伝子が特によく
働いており、チームはこれらの遺伝子も
FOPに関与しているとみている。
 
 チームに皮膚細胞を提供したFOP患者
の一人で、明石市立明石商業高校2年の
山本育海(いくみ)君(17)は同市役所
で会見し「研究が一歩進んだのはうれしい
が、薬ができるまでまだまだかかる。
これからも先生方に頑張っていただきたい」
と話した。
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>遺伝子の修復により、症状を改善できる
>ことが分かった。
 
 原因をしっかり特定出来たというのは
素晴らしいこと。iPS細胞の威力です。
 
 一歩前進ですね。
 
>「これからも先生方に頑張って
>いただきたい」
 
 希望は見えましたが、創薬までには
まだまだ時間がかかりそうです。
 
 頑張ってください。

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2015年3月13日 (金)

中国で膨張する豚消費 環境への影響深刻に

2015/3/12 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 中国で豚肉への食欲はとどまるところを
しらない。いくつかの推計によると、
中国で飼育される豚は7億2300万頭で、
世界の60%を占める。
 
 中国の食生活の変化は世界の農業や
貿易問題、ひいては環境にも大きな意味
をもつ。
 
 豚肉は中国で一般に好まれる肉だ。
 
 キクラゲとのいため物やギョーザ、
毛沢東が好んだ蒸し煮などのように、
豚肉は中国の食肉消費量の4分の3
近くを占める。
 
 中国では胃がムカムカするような
食品不祥事が次々起きていることは
よく知られている。
 
 例えば、赤ちゃん用粉ミルクの
メラミン混入では少なくとも乳児6人が
死亡、数十万人に健康被害があった。
 
 パラフィンやゼラチンその他の化学薬品
で卵を「製造」していた家内工業や
レストランの廃油を採取して油の工場で
リサイクルした食用油、採掘現場や
製紙工場の排水を引いていた田んぼも
あった。
 
 中国の食肉産業もこうした不祥事の
例外ではない。
 
 2014年には、ケンタッキー・フライド
・チキン(KFC)とマクドナルドの
納入業者が消費期限を最長で1年超えた
鶏肉や牛肉を販売していたことが、
調査報道で明らかになった。
 
 なかでも最大の衝撃は2013年3月に
起きた。
 
 病原菌に感染した豚数千頭が上海市の
水源となっている川に浮かんでいるのが
発見された。
 
 こうした事件は珍しいことではない。
 
 2014年初めごろだけでも豚数百頭の
死骸が青海省、四川省、江西省の河川に
投棄された。
 
 しかし上海の事件は規模が最大で
少なくとも1万6千頭の豚の死骸が発見
されたうえ、現場は上海までわずか
60マイルだった。
 
 中国の畜産は鳥インフルエンザや
豚インフルエンザといった致死的な病原菌
を発生させ、抗生物質に耐性のある非常に
強力な細菌が発生する恐れがある。
 
 中国が1年に使用する抗生物質は
15万~20万トンで米国の約10倍。
 
 その半分を家畜に使用する。
 
 ラーソン氏がサイエンス誌で指摘した
ように、抗生物質に耐性のある遺伝子を
もつ細菌が不気味にも増えるという結果
となっている。
 
 病気の発生にとどまらない。
 
 畜産は廃棄物も大量に発生する。
 
 糞尿は抗生物質や硝酸性窒素類、
病原菌、メタンガスや二酸化炭素のような
温室効果ガスを加える可能性がある。
 
 国連食糧農業機関によると、地球上の
炭素ガス放出の18%は畜産業に由来して
おり、その数値は自動車、飛行機、船舶、
鉄道を合わせた量を上回る。
 
 中国の消費者にとって肉を以前より多く
食べられるようになったことは様々な意味
で良いことではある。
 
 しかし、同時に環境問題とも向き合う
必要があることを忘れてはならない。
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 中国は他国だから、と言っていられ
ませんね。
 
>中国の畜産は鳥インフルエンザや
>豚インフルエンザといった致死的な
>病原菌を発生させ、抗生物質に耐性
>のある非常に強力な細菌が発生する
>恐れがある。
 
>中国が1年に使用する抗生物質は
>15万~20万トンで米国の約10倍。
>その半分を家畜に使用する。
 
>ラーソン氏がサイエンス誌で指摘
>したように、抗生物質に耐性のある
>遺伝子をもつ細菌が不気味にも
>増えるという結果となっている。
 
 抗生物質の安易な使用は恐ろしい
と思う。
 
 温暖化問題もある。
 
>地球上の炭素ガス放出の18%は畜産業
>に由来しており、その数値は自動車、
>飛行機、船舶、鉄道を合わせた量を
>上回る。
 
 凄いですね。
 
 牛のげっぷの話しもありました。
 無視出来ない量なんです。
 
 畜産業の温暖化へ関与も真剣に検討
する必要があるのではないでしょうか?

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サウナに入る回数が多い人ほど死亡率が低い

心血管死だけでなく総死亡も、
フィンランドの前向きコホート研究が
示唆
2015/3/12 日経メディカル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 サウナ入浴は血行力学的な機能を高める
ことが知られているが、心血管死亡や
総死亡にもプラスの作用があるのだろう
か──。
 
 こんな疑問への答えとなる研究結果が、
サウナ入浴が盛んなフィンランドから
もたらされた。
 
 サウナ利用回数が週に1回の人と比べ、
より頻繁にサウナを利用する人では、
心臓突然死、致死的冠疾患、心血管死亡、
総死亡のリスクが全て有意に低いことが、
前向きコホート研究から明らかになった
という。
 
 フィンランドEastern Finland大学の
Tanjaniina Laukkanen氏らが、
JAMA Internal Medicine誌電子版へ
2015年2月23日に報告した。
 
 著者らは、フィンランドの住民コホート
を用いて、サウナ入浴の頻度や入浴時間
と、心血管死亡や総死亡との関連を検討
した。
 
 解析に用いたコホート研究
「Finnish Kuopio Ischemic Heart
Disease Risk Factor Study」は、
アテローム性心血管疾患リスクの予測因子
の同定を目的に実施されたもの。
 
 このコホートから、フィンランドKuopio
在住の42~60歳の男性で、定期的にサウナ
を利用していた2315人(平均年齢は53歳、
BMIの平均は26.9、サウナ利用回数の平均
は2.1回/週、1回あたりの利用時間の平均
は14.2分)を抽出し、分析対象にした。
 
 フィンランドのサウナは乾式で、湿度は
10~20%、浴室の温度は80~100度に設定
される。
 
 湿度は、焼けた石の上に水をかけた時に
一時的に上昇する。
 
 コホート登録時(ベースライン、1984年
3月1日から1989年12月31日)の聞き取り
調査で、対象者のうち601人が週に1回、
1513人が週2~3回、201人が週4~7回
サウナに入浴すると回答していた。
 
 週1回サウナ入浴していた群を基準に、
喫煙歴や血圧、身体活動量、体格指数
(BMI)など心血管疾患の危険因子で
多変量調整して心臓突然死のハザード比
を推定したところ、週2~3回群では0.78
(95%信頼区間0.57-1.07)、
週4~7回群は0.37(0.18-0.75)と、
いずれも有意に低いことが判明
(傾向性のP=0.005)。
 
 致死的冠疾患も同様で、ハザード比は
それぞれ0.77(0.60-0.99)、
0.52(0.31-0.88)と、有意に低かった
(傾向性のP=0.005)。
 
 他の心血管疾患も含めた心血管死亡の
ハザード比は、順に0.73(0.59-0.89)と
0.50(0.33-0.77)となり、やはり有意に
低いことが分かった
(傾向性のP<0.001)。
 
 総死亡も0.76(0.66-0.88)と0.60
(0.46-0.80)であり、リスクは有意に
低下していた(傾向性のP<0.001)。
 
 次に著者らは、サウナ入浴時間について
の解析を行った。
 
 サウナ入浴時間が11分以下の群を基準に
すると、心臓突然死のハザード比は、
入浴時間が11~19分の群で0.93
(0.67-1.28)、19分超の群で0.48
(0.31-0.75)となった
(傾向性のP=0.002)。
 
 致死的冠疾患や、他の心血管疾患も
含めた心血管死亡についても、入浴時間が
長い群で死亡リスクの有意な低下が
認められた。
 
 一方、総死亡については有意な
リスク低下はみられなかった。
 
 著者らは、「頻繁なサウナ入浴は、
心臓突然死、致死的冠疾患、心血管死亡、
総死亡のリスク低下と関係していた」と
総括。
 
 その上で「他の人種においても
サウナ入浴が心血管系の健康を向上させる
かどうかについては、今後研究が必要
だろう」と述べている。
---------------------------------------
 
 興味深い研究ですね。
 
 サウナが心臓突然死、致死的冠疾患、
心血管死亡、総死亡のリスク低下に
繋がるとは思わなかったです。
 
 コホート研究してみるものですね。
 
>サウナ入浴は血行力学的な機能を
>高めることが知られている
 
 と言っているので、予想された結果
なのかも知れませんが、私には意外に
思えました。
 
 他の人種においても同様な結果が
得られるのかどうかわかりませんが、
興味深いです。
 
 日本の風呂についても、研究して
貰いたいものです。
 
 長風呂は? 温度は?とかいろいろ気に
なります。
 
 コホート研究が出来るだけのデータが
ないか?

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[医学部] 改変型アデノ随伴ウイルスに関する特許が成立

2015年3月10日 自治医科大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 本学地域医療学センター東洋医学部門の
村松慎一特命教授の研究成果から
生まれた、「遺伝子組換えアデノ随伴
ウイルス(AAV)により、治療用遺伝子を
高い効率で神経系細胞に送達する技術」
につきまして、自治医科大学が出願人
となり特許出願を行ってまいりましたが、
1月30日付で特許証が公布され、
正式に日本国特許庁において特許が
成立しました。
 
 
 成立した特許の情報は以下の通りです。
 
出願番号:PCT/JP2011/075240
発明の名称:神経系細胞への遺伝子導入のため
                  のアデノ随伴ウイルスビリオン
出願人:学校法人自治医科大学
発明者:村松慎一
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 ご紹介です。Good Newsですね。
 
 これで神経系細胞への遺伝子導入が
進んで、これまで難病として根治治療法の
なかった神経疾患系の難病が治るように
なると素晴らしいですね。
 
 関連投稿です。
2009年8月14日
 
 この技術の特許だと思います。

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2015年3月12日 (木)

mRNA投与の治療にナノミセルで道開く

2015/03/10 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 遺伝子治療に新手法が登場した。
 
 DNAからタンパク質への翻訳を担う
メッセンジャーRNA(mRNA)を
ナノミセルという小さなカプセルに入れて
組織に導入すると、安定した治療効果が
期待できることを、東京大学医学系研究科
の大学院生だった
馬場美雪(ばば みゆき)さんと
位髙啓史(いたか けいじ)特任准教授、
片岡一則(かたおか かずのり)教授らが
マウスの実験で初めて示した。
 
 mRNAによる遺伝子治療に道を開く成果
として注目される。
 
 3月10日付の国際科学誌
Journal of Controlled Releaseに
発表した。
 
 遺伝子治療は、細胞自身のゲノムを
傷つけてしまう懸念があり、治療への
応用は困難だった。
 
 理論的には、必要なmRNAを人工的に合成
し、細胞に適切に送り込めれば、安全で
効率的な遺伝子治療ができる。
 
 しかし、mRNAはそのままでは極めて
不安定で、生体内で速やかに分解されて
しまう。
 
 また、自然免疫を刺激して体内で強い
炎症反応を引き起こすため、細胞に直接
mRNAを送達することは容易でなく、
mRNAによる治療への応用はほとんど
なかった。
 
 研究グループは、ポリエチレン
グリコールなどの高分子膜からなる小さな
袋状のナノミセルのなかにmRNAを入れて、
細胞に運び込む手法を考案した。
 
 この手法で、嗅覚障害を起こさせた
マウスの鼻の組織に、神経栄養因子の
BDNFを作るmRNAナノミセルを投与した。
 
 このmRNAは一度の投与で鼻の組織では
2日間、安定にBDNFを作り続け、鼻の
上皮組織を再生して、嗅覚を回復した。
 
 これは、神経障害に対する、mRNAを
用いた世界初の成功例となった。
 
 位髙啓史特任准教授らは「毎日、この
mRNAをナノミセルで投与すれば、治療効果
を持続できる。新しい遺伝子治療医薬品
として、mRNAの可能性が実証され、
多くの神経疾患の治療に応用が期待
される。
 
 動物実験では副作用も少なく、有望だ。
 
 遺伝子治療のまったく新しい戦略に
なるだろう」と指摘している。
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 素晴らしい方法だと思います。
 
 新しいドラッグデリバリーシステム
ですね。
 
>遺伝子治療は、細胞自身のゲノムを
>傷つけてしまう懸念があり、治療への
>応用は困難だった。
 
 遺伝子治療がなかなか進まないのは
この辺の問題がクリア出来ないから
なのでしょうか?
 その他にもいろいろ障害がありそうな
気がします。
 
 とにかく今回の方法、おおいに
期待したい。
 
 遺伝子治療でしか治せない疾患が
沢山あるのですから、

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寄生虫でがん診断? 患者の尿のにおい好み、精度95%

2015年3月12日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 寄生虫のアニサキスなどで知られる線虫
が、がん患者の尿のにおいを好むことを
発見したと、九州大などの研究チームが
発表した。
 
 早期がんも含め、95%の精度でがんの
有無を判定できたという。
 
 実用化されれば、がん検診が大幅に
簡素化でき、数百円で受けられる可能性が
ある。
 
 論文は11日付の米科学誌
「プロスワン」に掲載される。
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 良いですね。
 是非実用化してもらいたい。
 
>数百円で受けられる可能性が
>ある。
 というのが良いですよね。
 
 関連リンクです。
2010年12月12日
 
 動物の嗅覚って凄いです。
 
 ネズミが地雷の探知をするという
記事へのリンクもあります。
 
 せっかく持っている能力なのです
から有効に活用して行きたいですね。
 
 馬鹿にしてはいけません。

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2015年3月11日 (水)

糖の取り過ぎは細胞を焦がす 老化の真犯人は「糖化」

2015/3/11 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 糖の取り過ぎによる害は、肥満に
とどまらない。
 
 昨今、予防医学の世界では、過剰な
糖質が引き起こす「糖化」に注目が
集まっている。
 
 糖化とは、体内のたんぱく質や脂質と
糖とが結びつき、変性すること。
 
 「筋肉や血管などの人の体の大部分
は、たんぱく質からできています。
これを変質、老化させる犯人が糖質。
 
 食事で糖を取り過ぎると、
エネルギー源として代謝されずに
たんぱく質と結合し、老化が加速して
しまうのです」と同志社大学大学院教授
の米井嘉一さんは指摘する。
 
 
■糖化ストレスを減らす 9種類の健康茶
 
1:柿の葉茶 → ビタミンCなど
2:カモミールティー → 抗炎症成分アズ  レンなど
3:ドクダミ茶 → クエルシトリンなど
4:ブドウ葉茶 → アントシアニンなど
5:ゴボウ茶 → ポリフェノールのサポニ  ンなど
6:セイヨウサンザシ茶 → フラボノイド  など
7:甜茶(てんちゃ) → 甜茶ポリフェノ  ール
8:ハマ茶 → アントラキノン類
9:グァバ茶 → ポリフェノールなど
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 糖化、防がないといけません。
 老化の原因になるのです。
 
 ご参考です。
 
 関連投稿です。
2014年1月 9日
 
 健康を保つためには、酸化と糖化を
出来るだけ避けねばいけません。
 
 どう生きるかの姿勢はもっと大事。
 大切にしてください。

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エボラウイルスなど抗体結合構造を解明

2015年3月2日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 致死率が高いマールブルグウイルスと
エボラウイルスの両方に結合できる
ヒト抗体を突き止め、ウイルスが細胞に
侵入する際に欠かせないGPタンパク質と
この抗体との複合体の立体構造を、
九州大学大学院医学研究院ウイルス学分野
の橋口隆生(はしぐち たかお)助教らが
初めて解明した。
 
 抗体がウイルスの細胞侵入を阻害する
仕組みだけでなく、抗体医薬や
抗ウイルス薬、ワクチンの開発につながる
新しい手掛かりとなりそうだ。
 
 米国のスクリプス研究所の
エリカ・サファイア教授、
ヴァンダービルト大学の
ジェームズ・クロウ教授らとの
国際共同研究で、2月26日付の
米科学誌セルに論文を発表した。
 
 2014年以降、エボラ出血熱が西アフリカ
3カ国を中心に流行し、世界的な脅威と
なった。
 
 マールブルグウイルスは、
エボラウイルスとともに、ひも状の
フィロウイルス科に属し、危険性も非常に
高い。
 
 マールブルグ出血熱は1967年、初の
アウトブレイク(限定範囲での感染流行)が
欧州で確認された。
 
 ウガンダから輸入した
アフリカミドリザルの腎臓細胞の培養に
従事した研究者や治療に当たった
医療関係者32人のうち7人が死亡した。
 
 その後も、エボラ同様に散発的な流行が
続いている。
 
 ともに予防や治療が大きな課題である。
 
 両ウイルスが人体内の細胞に侵入する
には、ウイルス表面のGPタンパク質が
ヒトの細胞の受容体と結合することが
必要となる。
 
 一方、GPタンパク質は、体内の免疫応答
で作られる抗体がウイルスを排除するため
に主に攻撃の標的とする分子でもある。
 
 研究グループは、マールブルグ出血熱の
感染生存者の免疫細胞から抗体を複数
選び出し、その中にマールブルグウイルス
にもエボラウイルスにも結合する能力の
ある抗体が存在することを見いだした。
 
 この抗体の一つをMR78と名付けた。
 
 この抗体と結合した状態のGPタンパク質
を大量に精製して結晶化し、
高エネルギー加速器研究機構の
放射光施設フォトンファクトリーのX線を
使い、結晶構造を原子レベルで解析した。
 
 その結果、抗体MR78は、エボラウイルス
とマールブルグウイルスのGPタンパク質の
非常に類似したアミノ酸配列を立体的に
認識して結合することがわかった。
 
 マールブルグウイルスが抗体MR78と
結合する領域は、細胞の受容体と結合する
部位と一部重なっているため、抗体は
マールブルグウイルスの感染を効果的に
中和することができると考えられた。
 
 さらにX線小角散乱解析から、
マールブルグウイルスにも
エボラウイルスにも存在する糖鎖に富む
ムチン様ドメインの配置が異なり、
中和抗体による両者の反応性の違いが
構造に起因するという結果が示された。
 
 両ウイルスとも有効な予防法や治療法が
ないため、マウスの感染実験や培養など
は、高度な安全対策が施された米国の
バイオセーフティーレベル4(BSL4)実験室
で実施した。
 
 橋口隆生助教は「抗体とGPタンパク質の
複合体構造の解明で、マールブルグ出血熱
やエボラ出血熱への抗体医薬やワクチン、
抗ウイルス薬を開発する手掛かりが
得られた。
 
 同じ抗体が両ウイルスに結合する事実
は、フィロウイルス科すべてに有効な
ワクチンの可能性を初めて示した。
 
 この立体構造は国際機関のタンパク質
データバンク(PDB)に登録しており、
世界の研究者が無料で自由に利用できる。
 
 エボラ出血熱などの研究の加速に
役立つよう期待したい」と話している。
 
 関連リンク
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 素晴らしい。
 
>この立体構造は国際機関のタンパク質
>データバンク(PDB)に登録しており、
>世界の研究者が無料で自由に利用
>できる。
 
 このことも素晴らしいことです。
 
 後は、製薬会社の挑戦にかかっている
ということになる?
 
 おおいに期待したいがワクチンとして
上市出来る時期はいつ頃になるかな?
 
 なにせ薬の承認には凄く大きな時間が
かかる。10年位?、もっと早く出来ない
のかな? かなりわかって来ているの
だからもっと早いはず。
 
 期待したい。

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マラリア薬剤耐性のタンパク質を解明

2015年3月3日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 マラリア原虫の薬物耐性の原因となる
タンパク質の働きを分子レベルで、
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の
森山芳則(もりやま よしのり)教授、
表弘志(おもて ひろし)准教授、
樹下成信(じゅげ なりのぶ)助教らが
初めて突き止めた。
 
 マラリアの新薬開発など治療を前進
させる新しい手がかりになりそうだ。
 
 3月2日付の米科学アカデミー紀要
オンライン版に発表した。
 
 マラリアはエイズ、結核と並ぶ
世界3大感染症のひとつで、治療薬に
耐性を持つマラリア原虫の出現が
問題になっている。
 
 ハマダラカによって媒介される熱帯の
感染症で、現在でも全世界で年間2億人
が感染し、60万人以上の死者を出して
いる。
 
 地球温暖化で流行域の拡大も懸念され、
その対策は人類的な課題になっている。
 
 第2次世界大戦中に抗マラリア薬として
クロロキンが使われだしたが、1957年には
クロロキンの効きが悪い耐性の
マラリア原虫が出現して世界中に広がり、
対策は困難さを増した。
 
 その薬剤耐性の原因として、
マラリア原虫の細胞内器官の消化嚢にある
膜タンパク質のPfCRTの変異がわかって
いる。
 
 しかし、マラリア原虫の遺伝子は特殊
で、膜タンパク質の生産が難しく、詳しい
解析はできないまま、この膜タンパク質の
働きは謎だった。
 
 研究グループは、PfCRTの遺伝子を
全合成し、大腸菌の遺伝子に組み込んで、
独自に開発した手法で、この膜タンパク質
の正常な野生型と変異型の両方を大量に
作らせた。
 
 できたタンパク質をそれぞれ精製して、
人工リポソームの膜に入れ、その輸送活性
などを測定した。
 
 その結果、PfCRTがクロロキンなどの
薬物を輸送するとともに、アミノ酸や
ポリアミンなどの栄養物質を輸送すること
を確かめた。
 
 アミノ酸はマラリア原虫が生きていく
のに欠かせない栄養素だ。
 
 クロロキンは、ヘムの無毒化を阻害して
有毒なヘムを蓄積させる一方、
アミノ酸輸送を抑えてマラリア原虫を
飢餓状態に陥らせる仕組みが新たに
わかった。
 
 この膜タンパク質PfCRTが変異すると、
クロロキンを盛んに排出した。
 
 同時に栄養物質を消化嚢から細胞質に
輸送してマラリア原虫に利用させて、
合わせ技で薬剤耐性を獲得していた。
 
 森山芳則教授らは「マラリア原虫の
薬剤耐性の原因をタンパク質のレベルで
解析でき、マラリア対策の課題解決に
前進した。
 
 PfCRTが運ぶ物質がわかったため、
効果的な薬物を選び出すのに使える。
 
 この膜タンパク質をターゲットにした
新薬の開発も期待できる。
 
 温暖化に伴う感染流行地域の拡大や、
薬剤耐性の増加など問題が多い
マラリア対策に、重要な手がかりになる
だろう」と研究の意義を指摘している。
 
 関連リンク
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 薬剤耐性ね~
 マラリヤが駆逐出来ない一つの理由
ですね。
 
>森山芳則教授らはPfCRTが運ぶ物質
>がわかったため、効果的な薬物を
>選び出すのに使える。
 
>この膜タンパク質をターゲット
>にした新薬の開発も期待できる。
 
>温暖化に伴う感染流行地域の拡大や、
>薬剤耐性の増加など問題が多い
>マラリア対策に、重要な手がかりに
>なるだろう」と研究の意義を指摘
>している。
 
 良いですね。
 
>現在でも全世界で年間2億人が感染し、
>60万人以上の死者を出している。
 
 この被害を少しでも、少なくすること
に貢献出来そうです。
 
 期待したい。

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2015年3月10日 (火)

低い界面抵抗を実現、全固体電池に前進

2015年3月4日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 正極と負極、電解質のすべてが固体から
構成される全固体リチウム電池で、極めて
低い電極/電解質界面抵抗を実現する
のに、東北大学原子分子材料科学高等研究
機構の春田正和(はるた まさかず)助手
(現・同志社大学准教授)と白木将
(しらき すすむ)講師、一杉太郎
(ひとすぎ たろう)准教授らが成功した。
 
 電極(コバルト酸リチウム)と電解質
(窒素添加リン酸リチウム)からなる高品質
な界面を作り、その界面抵抗を、
液体電解質を使う場合よりも低く抑えた。
 
 全固体リチウム電池の実用化に向けて、
課題が解決できる見通しをつけた。
 
 3月4日付の米化学会誌Nano Letters
オンライン速報版で発表した。
 
 全固体リチウム電池は、高い安全性と
エネルギー密度を両立する次世代の
高性能畜電池として期待されている。
 
 液体の電解質を用いないため、 液漏れ
や発火の危険がなく、安全性が高い。
 
 しかし、その実用化には課題が多い。
 
 特に、電極と電解質の界面における
抵抗(電極/電解質界面抵抗)が高く、
リチウムイオンの移動が制限されてしまう
ため、高速の充放電が困難だった。
 
 研究グループは、試料作製から
イオン伝導性の測定まですべてに関して、
超高真空下で実施できる同一の実験装置
をトヨタ自動車と共に東北大学に建設
した。
 
 この装置で、成膜条件を最適化し、
不純物や欠陥の少ない高品質な薄膜を
積層して全固体薄膜電池を作製した。
 
 試料を一度も大気にさらしていない
ため、理想的な電極/電解質界面が
でき上がった。
 
 そして、その電極/電解質界面の
イオン伝導性を測定した。
 
 その結果、コバルト酸リチウムと
窒素添加リン酸リチウムの界面で原子配列
の乱れを減らすと、界面抵抗が極めて低い
8.6Ωcm2を得た。
 
 この値は、これまで報告されていた
全固体電池の値の1/10程度、液体電解質
を用いた電池の界面 抵抗の1/3程度
だった。
 
 この結果により、コバルト酸リチウム
と窒素添加リン酸リチウムの組み合わせ
では、液体電解質を用いた場合よりも
小さい界面抵抗を示す電極/電解質界面
が得られることを実証した。
 
 さらに、空間電荷層による界面抵抗増大
の効果は無視できることもわかった。
 
 研究を率いた一杉太郎准教授は
「電極と電解質の材料の組み合わせだけ
でなく、その作製プロセスで界面の状態が
大きく変わり、界面抵抗が変化することを
明らかにした。
 
 電極/電解質の界面における高い
イオン伝導性の実現は、
全固体リチウム電池実用化の鍵である。
 
 今回、液体電解質を用いた従来の
リチウムイオン電池よりも、界面抵抗を
小さくすることが可能であることを実証
した。
 
 また、固体/固体界面でのイオンの
振る舞いも理解が深まるだろう。
 
 今後、界面構造と電子状態の精密制御の
研究が進み、電池特性の向上につながる
ことが期待される。
 
 工業的にも科学的にも意義は大きい」
と話している。
 
 関連リンク
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 素晴らしいです。
 
 全固体リチウム電池、出てきそうで
出てこないですね。
 
>今回、液体電解質を用いた従来の
>リチウムイオン電池よりも、
>界面抵抗を小さくすることが可能
>であることを実証した。
 
>また、固体/固体界面でのイオンの
>振る舞いも理解が深まるだろう。
 
>今後、界面構造と電子状態の
>精密制御の研究が進み、電池特性の
>向上につながることが期待される。
 
>工業的にも科学的にも意義は大きい
>と話している。
 
 これで全固体リチウム電池が製品化
されるのかどうか分かりませんが、
「工業的にも科学的にも意義は大きい」
とのことですので、今後に期待したい。

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病気を見つけたり、もみ消す「賢い」腸内細菌、人工的に作り出す研究が進む

2015年3月8日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 引き続いてネイチャー誌の特集増刊から
腸内細菌の新しい動向を見ていく
(「腸内フローラ」ネイチャー誌が特集
増刊、慶応大の本田賢也氏らの17の菌治療
が実用目指すを参照)。
 
 「賢い」腸内細菌を作って、病気を診断
したり、治療したりできるようになる
可能性があるようだ。
 
 米国スタンフォード大学医科大学院
微生物学/免疫学の研究者が報告して
いる。
 
 それほど遠くない将来、遺伝子を
組み換えた「賢い」微生物を腸に住まわ
せて、病気を見つけ出すために使ったり、
さらにはごく初期でもみ消してしまうこと
ができるようになるかもしれない。
 
 まるでSFのようだが、現実的になりつつ
ある。
 
 目的の機能を果たす新たな生命システム
を作り出す。
 
 「マイクロバイオーム工学」と呼ばれる
分野で腸内細菌を作り出す研究が進んで
いる。
 
 合成生物学では、腸内細菌をいわば
「半導体の基盤」のような役割を持たせ
ようとしている。
 
 元々はバイオ燃料を作るために発達した
技術だ。それを私たちの腸内細菌に応用
して大きな健康効果を得ようとしている。
 
 文字通り腸内細菌をコンピューターの
メモリのようにする技術だ。
 
 「SCRIBE(生物学的事象を統合する
合成細胞性レコーダー)」などという
技術もあり、細胞が何をしたかを細胞内
に痕跡を残すような技術は盛り上がりを
見せているようだ(生きた細胞が情報を
 
 例えば、バクテロイデス属のある菌は、
100種類以上の遺伝子回路を持っていて、
それぞれが異なる刺激に反応する。
 
 どんな反応をしたかを細胞の中に記録
していける。
 
 リンゴを食べて腸にペクチンという栄養
が届けば反応する。
 
 病原菌であるサルモネラ菌たっぷりの
ポーチドエッグを食べれば反応する。
 
 研究グループは、バクテロイデス属の
腸内細菌を使って、腸内をでどのような
状況に置かれたかを、コンピューターの
1と0のような形で記録できるように
した。腸内細菌が腸を出るまでに
どのような反応をしたかを後から確認
できるようにした。
 
 結局、例えば、病気があったときに、
腸内細菌が反応して後からそれを検出する
ような医療が実現する可能性もある。
 
 病気を見つけ出すだけで終わらない。
 
 炎症を検出したら特定の薬を放出する
といった仕組みを作れる可能性もある。
 
 炎症を収めることができたら自動的に
止めるような抗炎症性分子を分泌する
こともできるかもしれない。
 
 「微生物の設計」が進化していく。
 
 人工微生物の暴走を阻止する安全装置
も必要になる。
 
 最終的に、病原菌の侵入と戦い、
初期の段階でがんを発見し、下痢や便秘を
治し、気分や行動を調整するといった役割
も持ち得る。
 
 さらに、ネイチャー誌の特集から動きを
見る(Medエッジの腸内細菌のタグの
---------------------------------------
 
 凄いことになってきましたね。
 
 この投稿の続きになります。
2015年3月 8日
 
>目的の機能を果たす新たな生命システム
>を作り出す。
>「マイクロバイオーム工学」と呼ばれる
>分野で腸内細菌を作り出す研究が進んで
>いる。
 
 ここまで進んでいるとは知りません
でした。
 
>腸内細菌の全容を知って、変えていく
>というのが今後のアプローチになる。
 
 と思っていて、腸内細菌の全容を
知るのが先決だと、
 
 「マイクロバイオーム工学」の
可能性はおおいに感じますが、
人工微生物の暴走を阻止する
安全装置も必要になるだろうし、
慎重さを求められると思う。
 
 ので時間もかかるはず。
 
 今後の進展に注目しましょう。

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2015年3月 9日 (月)

遺伝子組み換え技術が可能にした、最新「ウイルス療法」

2015年3月8日
PRESIDENT 2013年6月17日号
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 以前投稿したこの記事のことですね。
2013年9月13日
 
 2009年8月11日時点で月内にも臨床試験
と言っていたのに、、まだ実施出来て
いないようです。
 
 このPRESIDENTの記事では、
>国内では藤堂教授のグループのほか、
>タカラバイオ社が複数の大学と
>自然変異型(遺伝子組み換えが自然に
>起こった)の
>「単純ヘルペスウイルスI型」を使った
>臨床研究に着手している。
 
>同社はすでに18年の商業化を目指して
>米国で「第I相」の試験を進めている。
>面倒を避けるために国内より海外を
>先行させる「治験の空洞化」が
>ここでも生じているのだ。
 
>米国で発売されれば、日本でも利用
>したいと考える患者は多いだろう。
>がん治療用ウイルスの技術レベルは
>日本のほうが高いのに、日本の患者が
>ウイルス療法を受けられる時期は、
>ずっと後になる。藤堂教授はいう。
 
>「米国での発売でようやく企業の
>注目度も上がるでしょう。
>しかし、それよりも治療効果も安全性も
>高い治療用ウイルスがここにある。
>いま国や企業がコミットしなければ、
>欧米に置き去りにされてしまいます」
 
 なんとも情けない状況です。
 誰が悪いのでしょうか?
 
>いま国や企業がコミットしなければ、
 と言っているところを見ると
 
 悪いのは、第一が、仕組みが面倒な
ままにしている政府で次が消極的な
日本の企業ということかな?
 
 有望そうかどうかの判断くらい
出来るはずなのに何故進まない?
 
 ずっと期待していたのにこの体たらく
とは本当に情けない。
 
 開発は日本、企業化は海外の順
とはおかしいでしょう。
 
 これではせっかく世界に先駆けて
開発しても意味がない。
 
 優秀な人は海外へとなりませんか?
 
 集団的自衛権どころではない
のでは?
 
 先に議論しなくてはいけないことが
あるのではないでしょうか?
 
 人の命を大切にする国と言うの
なら、と思います。

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タミフル原料生産、キノコ菌糸に青色LEDの刺激で

2015年3月5日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 抗インフルエンザ薬「タミフル」の原料
となるシキミ酸を、キノコのヒラタケの
菌糸に青色LEDの光を当てて生産する
技術を開発したと信州大教授らが発表
した。
 
 シキミ酸は中国で生産される
トウシキミの実(八角)から抽出されて
いるが、この技術で安価で安定的な製造
が可能になるという。
 
 論文が英科学誌サイエンティフィック・
リポーツ(電子版)に掲載された。
 
 信大農学部の小嶋政信教授らは、
キノコ栽培に光を使う研究で、青色光で
刺激するとシキミ酸が飛躍的に増加する
現象を発見した。
 
 実験の結果、ヒラタケの菌糸に
36時間、青色光の刺激を与えると、
菌糸1キロあたり0・45グラムの
シキミ酸ができることが分かった。
 
 シキミ酸は、八角から抽出すると
1キロあたり30~80グラム程度が
抽出されるが、収穫は年1回。
 
 ヒラタケは八角に比べて安価で、
どこでも通年で製造できる。
 
 小嶋教授は「世界のどこにでもある
ヒラタケを使い、屋内の工場で製造が
可能な技術。実用化が容易なところが
特長だ」と話している。(関根光夫)
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 不思議です。
 どうして青色光の刺激を与えるとそう
なるのか?
 
 青色光というのは他の光とは違う
ようです。
 
 関連投稿です。
2014年12月16日
 
>抗インフルエンザ薬「タミフル」の
>原料となるシキミ酸を、安価に
>どこでも通年で製造できる。
 
 というのが思っても見なかった結果
ですね。

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新薬の候補物質をスパコン+ニューラルネットで迅速に見つけるAtomwise

2015年3月7日 techcrunch
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 カリフォルニア州Mountain Viewの彼の
アパートから電話に出たAtomwiseの
協同ファウンダAlex Levyは、
“医者や薬屋に行かなくても、自分の家
で、はしかの治し方が分かるんだよ”、
と言った。
 
 Y Combinatorの今の‘在学生’である
Atomwiseは昨年、一般的によくある疾患
や、希少疾患の治療法を見つけるための
プロジェクトを10以上ローンチした。
 
 いずれも、治療に費用や時間がかかり
すぎる病気だ。
 
 同社はエボラ出血熱ではIBMと協働し、
はしかの治療法ではカナダの
ダルハウジー大学と共同研究をした。
 
 Levyによると、同社は、多発性硬化症
の治療薬候補を見つけるために、わずか
数日で820万種の化合物を調べた。
 
 一般的に、新薬を開発して市場に出す
までには平均12年の年月と約29億ドルの
費用を要する。
 
 開発される薬のうち、めでたく家庭の
薬棚に収まるのは、ごくわずかだ
(治験にまで行くのは5000件の研究開発
案件のうち、わずか1つ)。
 
 Atomwiseは、スーパーコンピュータと
人工知能と、何百万もの分子構造を調べる
特殊なアルゴリズムを使って、新薬発見の
ローコスト化を実現しようとしている。
 
 “それはまるで超人の脳みたいに、
何百万もの分子を分析してそれらの作用
を、数年ではなく数日で調べる”、と
Levyは言う。
 
 その仮想薬物発見プラットホームは、
ディープラーニングを行う
ニューラルネットワークがベースだ。
 
 それは、既存の薬の分子構造と作用に
関する何百万ものデータポイントを自分で
学習するところから、仕事を開始する。
 
 Atomwiseが使っている
ディープラーニング技術は、Googleの
DeepMindと同じようなタイプだが、応用の
対象が医薬品という重要な分野だ。
 
 症状と治療薬のペアを見つけていく
この技術は、理論的にはまだ存在しない、
今後ありえるかもしれない病気の治療薬
を見つけて、何百万もの命を救うかも
しれない。
 
 “まだ存在すらしていない仮説的な薬
を調べることもできる”。とLevyは言う。
 
 “新しいウィルスが登場すると、
Atomwiseはその弱点を見つけて仮説的な
治療法を素早く特定し、テストできる”。
 
 また、現在市場に出回っている薬の
化学構造をあらためて調べて、既存の疾患
の治療可能性を見出すこともある。
 
 Atomwiseは今、FDAに承認され市場に
出回っている薬の分子構造を調べて、
エボラ治療薬の候補を見つけようと
している。
 
 今、多くの医療専門家たちが、
今後20年で抗生物質耐性菌が急増して、
あらゆる抗生物質が効かなくなり、
巨大な医療危機をもたらす、と警告して
いる。
 
 Atomwiseのスーパーコンピュータは、
そんな手強い菌にも効く薬を見つける
かもしれない。
 
 Atomiseが見つけた化合物がいきなり
家庭の薬棚にやってくるわけではないが、
しかし大量の分子構造を調べて候補を
見つけるという作業を、コンピュータが
短時間でやってくれることは、
ありがたい。
 
 原理的には人間研究者は、そのあと、
つまり候補物質を調べるという作業だけ
をやればいいから、新薬発見~市場化に
要する時間も短縮されるはずだ。
 
 ただしAtomwiseはまだ若い企業で、
治験にまで行った薬はまだ一つもない。
 
 製薬業界にとっては、大助かりな技術
と思えるけど。
 
 “もちろん試験は必要だけど、そこに
至りつくまでの推量的作業を、すべて
うちが代行できる”、とLevyは言って
いる。
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 そんなうまい話があるのかな?
 
 新薬発見の為のアルゴリズムはいろいろ
あると思う。
 その為の研究も沢山なされているはず。
 
 薬の開発には、あまりに時間とお金が
かかりすぎると思っていますので、
その効率化にAtomwiseが貢献出来れば
素晴らしいと思う。
 
 開発機関の短縮にどの程度貢献出来る
のか良く理解できませんが、今後に注目
していきたい。

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2015年3月 8日 (日)

遺伝子組み換え 米が後発薬承認 治療費抑制見込む

2015年3月7日 東京新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【ニューヨーク=共同】米食品医薬品局
(FDA)は六日、遺伝子組み換えなどの
技術を応用してつくられるバイオ医薬品の
低価格のジェネリック(後発薬)を初めて
承認したと発表した。
 
 利用が広がれば、高額になりやすい
バイオ医薬品を用いた治療費を抑制する
効果が見込める。
 
 承認されたのは、スイスの医薬品大手
ノバルティスが製造する「ザルクシオ」
で、がん治療後の白血球減少などに効果が
ある。
 
 米バイオ医薬品大手アムジェンが製造
する代表的なバイオ医薬品のひとつ
「ニューポジェン」の後発薬。
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 どうやって安全性を確認したのだろう?
 
 ジェネリックだから、製法が同じことの
確認のみ?
 
 日本の場合はどうなんだろう?
 
>利用が広がれば、高額になりやすい
>バイオ医薬品を用いた治療費を抑制
>する効果が見込める。
 
 医薬品は高すぎますよね。
 
 画期的とは思います。

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阪大、直径10ナノメートルの遺伝子送達試薬「スーパーアパタイト」を作製

2015年03月05日 日刊工業新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪大学大学院医学系研究科の山本浩文
准教授らの研究グループは、
直径10ナノメートルと世界最小クラスの
遺伝子送達試薬「スーパーアパタイト」を
作製した。
 
 静脈注射により、十分な量の核酸を
がん腫瘍に送達、集積させられる。
 
 核酸を全身に伝達できる
ドラッグデリバリーシステム(DDS)
として、さまざまな種類の新規治療薬に
応用できると期待される。
 
 スーパーアパタイトは、リン酸と炭酸、
カルシウムという単純な成分で構成する
静脈注射用の製剤。
 
 がん細胞を持つマウスに導入した
ところ、がん細胞の発現を促す
抗アポトーシス遺伝子サバイビンを
抑制でき、がん細胞の細胞死を誘導
できた。
 
 強い抗腫瘍効果が確認され、副作用も
みられなかった。
 
 がん細胞は体内生産される核酸を栄養に
するが、外から摂取する核酸を増やすこと
でがん細胞の増殖を抑えられる。
 
 だが、摂取した核酸は血液中で
分解されやすく、がん細胞に伝達できる
量はわずかだった。
 
 スーパーアパタイトを使うことで、
核酸が傷まないうちにがん腫瘍の細胞質
に大量の核酸を伝達できる。
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 良さそうですね。
 
>核酸を全身に伝達できる
>ドラッグデリバリーシステム(DDS)
>として、さまざまな種類の新規治療薬に
>応用できると期待される。
 
 期待したい。

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腸内フローラの善玉と悪玉、腸内細菌を知って健康に生かしていく

2015年3月6日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ネイチャー誌の腸内細菌の特集から
紹介していく(「腸内フローラ」
を参照)。
 
 腸には何兆もの微生物が存在しており、
「マイクロバイオーム」と呼ばれている。
 
 Medエッジでこれまでも伝えてきた
とおり、腸内フローラ、腸内細菌叢
(ちょうないさいきんそう)と呼ばれる。
 
 マイクロバイオームと宿主との相互作用
は陰陽の両面がある。
 
 医療と健康に生かす道が探られている。
 
 ポーランド、ウォムジャの地域病院
所属の研究者が、腸内細菌の集まりの
影響について説明している。
 
 マイクロバイオームの中には善玉と
悪玉が存在している。
 
 例えば、「クロストリジウム」と
言えば下痢と出血を引き起こして感染
した人を死に追いやることが珍しくない。
 
 けがから感染すると知られる
「破傷風(はしょうふう)」は
クロストリジウムの仲間の細菌で起こる
病気だ。
 
 一方で、別のクロストリジウムの一群
は、腸のバリアを堅固に健康に保つうえ
で重要になっていると分かりつつある。
 
 免疫系にも良い影響を持つので、
異物に抵抗するはずの免疫が自分自身を
攻撃してしまう「自己免疫疾患」や
「アレルギー」といった病気の治療に
このような腸内細菌が利用できないかも
検討されている。
 
 いわゆる「抗生物質」、細菌を殺す
抗菌薬の使用とさまざまな病気との関係
も、大きなテーマの一つだ。
 
 多種多様な説が出ているが、例えば、
抗菌薬の使用で免疫系を好ましい状態に
調節する細菌を激減させているとの説が
ある。
 
 バンコマイシンという抗菌薬の治療を
行った幼いマウスは、後にぜんそくの
リスクが増すことが明らかになっている。
 
 その一因は、前述のクロストリジウムの
激減であるようだ。
 
 抗菌薬によるマイクロバイオームの
生態系の乱れは、思わぬ影響を生じる
ようだ。
 
 食生活との関係も重要だ。
 
 北米で暮らす人の腸に存在している
マイクロバイオームは、タンパク質が
多く単純な糖と脂肪が豊富な食事に適合
している。
 
 一方、南米やアフリカの田園地帯の
住人の腸には、植物の繊維の発酵にも
適合したもっと多様なマイクロバイオーム
が存在している。
 
 特に発酵の結果、短鎖脂肪酸などの
多様な代謝産物が産生される。
 
 このような細菌や発酵の副産物には
抗炎症作用があることが示されており、
炎症疾患を予防する可能性がある。
 
 腸内細菌の近代化が現代病との関わり
を持つという指摘もある。
 
 現段階で何よりも刺激的なのは、
マイクロバイオームの変化が病気を
引き起こしたり、病気に影響を与えたり
すると分かってきていることだろう。
 
 例えば、微生物を持たないネズミに
肥満した人の微生物を移植したところ、
太ったネズミになるという結果が
得られている。
 
 著しい栄養障害を生じる
「クワシオルコル病」と呼ばれる病気の
子どものマイクロバイオームを移植した
無菌マウスでも、クワシオルコル病が
再現された。
 
 腸内細菌の全容を知って、変えていく
というのが今後のアプローチになる。
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>腸内細菌の全容を知って、変えていく
>というのが今後のアプローチになる。
 そうですね。
 
 最近いろいろ記事が出ていますが、
 すごく大きな研究テーマだと思います。
 
 抗生物質の投与には気をつけた
方が良さそうです。
 
 更なる研究に期待したい。
 
 大きな果実が得られると良いですね。

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2015年3月 7日 (土)

抗がん剤「ニボルマブ」、治療が難しい非小細胞性肺がんも小さく、日本で誕生の薬

2015年3月5日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 抗がん剤「ニボルマブ」の、
扁平上皮非小細胞性肺がんに対する
治療効果の検証が行われ、過去に
いろいろな治療が効かなかった人の
がんも縮小する効果があるという結果が
得られた。
 
 欧米の研究者による国際的研究グループ
が、腫瘍医学分野の有力誌
ランセット・オンコロジー誌で、
2015年2月19日に報告した。
 
 肺がんには、大きく分けて2種類ある。
 
 がん細胞が散り散りにできて転移
しやすい「小細胞肺がん」と、塊を
作りやすい「非小細胞肺がん」だ。
 
 肺の扁平上皮という部分にできる
非小細胞肺がんには、抗がん剤や放射線
などの複数の治療が効かず、予後の
悪いものがある。
 
 今回研究グループは、この悪性度の
高い、難治性扁平上皮非小細胞肺がん
(NSCLC)の進行ステージの人で、
「ニボルマブ」という抗がん剤が
どれだけ有効であるかを検証した。
 
 がん細胞は、がんを殺すために
近づいてきた免疫細胞(Tリンパ球)の
表面にある「PD-1」をつかむ。
 
 PD-1をつかまれたTリンパ球は、
がん細胞を殺す力を失う。
 
 ニボルマブは、がん細胞にPD-1を
つかませないように、PD-1を覆い、
免疫力を保つ薬だ。
 
 日本の小野薬品工業が薬の発見から
関係していると知られている
を参照)。
 
 検証は、米国、フランス、イタリア、
ドイツの大学病院やがんセンターなどの
医療施設27カ所で行われた。
 
 これまでに2種類以上の方法で治療を
受けたことのある難治性非小細胞肺がん
の人を対象とした。
 
 対象者は、2週間おきにニボルマブ
による治療を受け、がんの進行や
強い副作用が見られた場合には中止した。
 
 1回の治療でニボルマブを点滴される
量は、体重1kgあたり3mgとした。
 
 薬の効果は、中央独立審査委員会で
評価した。
 
 2012年11月から2013年7月に、117人が
この治療を受けた。
 
 このうちの30人(26%)は、半年ほど
病状が進行せず安定していた。
 
 17人(14.5%)は、3カ月ほどの治療で
がんが縮小した。
 
 17人のうち13人は、治療を続ければ、
がんがさらに小さくなりそうだった。
 
 一方、強い副作用は20人(17%)で
見られた。
 
 多かったのは、倦怠(けんたい)感が
5人、肺炎が4人、下痢が3人だった。
 
 また、2人が亡くなったが、この人たち
はがんの他に病気を持っており、死因は
それぞれ肺炎と脳の血流が滞る病気である
脳梗塞だった。
 
 今回、これまでに治療を受けて
効かなかった難治性非小細胞肺がんの
進行ステージの人に、ニボルマブは、
がんの縮小効果をもたらすと判明した。
 
 また、副作用も少なく、安全性が高い
と確認できた。
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 Good Newsですね。
 
>難治性非小細胞肺がんの進行ステージ
>の人に、ニボルマブは、
>がんの縮小効果をもたらすと判明した。
 
 良いですね。
 
>この結果を受け、ニボルマブの、
>非小細胞肺がんの抗がん剤としての
>実用化に向け、次の検証ステップに
>進みたいと研究グループは述べている。
 
 期待したい。
 
 関連投稿です。
2014年7月20日
 
 これとは別にPfizer社からPalbociclib
という細胞周期チェックポイント阻害剤
が出たようです。
 
 新しいタイプの抗癌剤で幅広い癌腫に
適応が拡大する可能性があるそうです。
 
 ブロックバスターになる可能性大だと
いうことです。
 
 めまぐるしく変化しています。
 
 日本の製薬会社はうかうかして
いられません。
 
 がん患者にとっては希望です。

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ミトコンドリア病の原因解明、薬にめど

2015年3月5日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 原因不明とされた遺伝病の
ミトコンドリア病の仕組みを、熊本大学
大学院生命科学研究部の魏范研
(ウェイ ファンイェン)助教と富澤一仁
(とみざわ かずひと)教授らが初めて解明
した。
 
 さらに、発症の原因を押さえる薬も
見つけており、臨床試験を検討している。
 
 有効な治療法がなく、厚生労働省の
難病に指定されているミトコンドリア病
の患者に光を当てる研究として世界的に
注目されている。
 
 3月3日付の米科学誌セルメタボリズム
のオンライン版に発表した。
 
 同誌の編集部は重要論文として
レビューした。
 
 ミトコンドリア病は、全身の筋力や
心臓機能の低下などの症状
(ミトコンドリアミオパチー)が
見られる。
 
 1万人に1人程度、発症し、軽度から
死に至るものまである。
 
 生物のエネルギー源であるATPを産生
する細胞内小器官のミトコンドリア内に、
独自の遺伝子のDNAがあり、それを基に
RNAを介して酵素のタンパク質が作られ、
ATP合成系が構築されている。
 
 DNAに変異が生じると、ATPが十分に合成
できなくなり、多くのエネルギーが必要な
筋肉や心臓の働きが低下することは
これまで知られていた。
 
 特定の遺伝子に変異があると、なぜ
ATPが十分に合成できなくなるのか、
その分子レベルの仕組みは謎だった。
 
 研究グループは患者の細胞内の
ミトコンドリアでのATP合成系を詳しく
解析した。
 
 DNAの設計図を基に、20種類のアミノ酸
を連結させて、タンパク質を作る役割を
している転移RNA(tRNA)に着目した。
 
 4種類のアミノ酸に対応するtRNAは
通常、Cdk5rap1という酵素で硫黄修飾を
受けて、タンパク質を作ることができる。
 
 ミトコンドリア病患者の細胞では、
遺伝子変異で酸化ストレスが特に強い。
 
 Cdkrap1は酸化ストレスに極めて弱い
酵素で、酵素活性がなくなる。
 
 ミトコンドリア病患者では、
この酵素活性が低下しているため、
硫黄修飾されていない tRNAが
ミトコンドリアに増えて、タンパク質を
正確に作れないようになった。
 
 このため、正常なATP合成が十分に
できず、筋肉や心臓がエネルギー不足に
陥り、ミトコンドリア病を発症すること
を突き止めた。
 
 さらに、硫黄修飾されていないtRNAを、
あたかも硫黄を修飾されたような形態に
する既存の薬も見いだした。
 
 「今後は、この薬がミトコンドリア病
の治療薬になるか臨床研究を実施して
いきたい」としている。
 
 富澤一仁教授は「ミトコンドリア病に
効く可能性がある薬は、糖尿病にも有効
なことを既に発見しており、4月から
医師主導の臨床試験を始める。
 
 tRNAの構造解析で、この既存薬の可能性
をたぐり寄せた。
 
 ミトコンドリア病のような遺伝子に変異
があって発症している患者にも有効
なので、臨床試験を積み重ねて、
ぜひ治療に使えるようにしたい。
 
 約30年前から普及している処方薬
なので、臨床応用しやすい」と意欲を
見せている。
 
 関連リンク
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 素晴らしい。
 
>同誌の編集部は重要論文として
>レビューした。
 
 注目される論文だということですね。
 
>ミトコンドリア病のような遺伝子に
>変異があって発症している患者にも
>有効なので、臨床試験を積み重ねて、
>ぜひ治療に使えるようにしたい。
 
 しかも薬が
>約30年前から普及している処方薬
>なので、臨床応用しやすい
 とのこと。
 
 既存の薬が思っても見なかった
効力を発揮するという話し、最近
結構ありますね。
 
 ミトコンドリア病の人にとって光明
になりそうです。
 
 おおいに期待したい。

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2015年3月 6日 (金)

がん生物学から再生医療へ~細胞極性因子の新たな機能を発見~

2015年02月20日 長崎大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 長崎大学原爆後障害医療研究所の
小野悠介テニュアトラック助教らは,
Scribとよばれる細胞極性因子が骨格筋の
再生において重要な役割を担うことを
発見しました。
 
 Scribは,細胞極性を制御する
タンパク質(細胞極性因子)の1つです。
 
 Scribは,整然とした上皮構造の維持
および上皮細胞の増殖を抑制する
「がん抑制遺伝子」として知られて
います。
 
 実際,大腸がんや乳がんなどほぼ全て
の上皮性がんに共通してScribの
発現低下や局在異常が観察されており,
がん生物学の研究領域で注目されて
います。
 
 しかし,生体組織の修復・再生を司る
組織幹細胞におけるScribの役割について
は分かっていませんでした。
 
 今回,研究グループは,骨格筋の
再生治療応用で期待されている
「サテライト細胞」と呼ばれる骨格筋の
組織幹細胞に着目し,Scribの機能を
調べました。
 
 その結果,Scribは用量依存的に,
サテライト細胞の増殖,分化,
自己複製などの幹細胞の運命決定を巧みに
制御することで,骨格筋再生において
中心的な役割を担っていることが
明らかになりました。
 
 本研究は,これまで報告されてきた
上皮細胞におけるScribの機能とは
異なり,組織幹細胞における細胞極性因子
の新たな側面を見出しました。
 
 本研究成果は,がん生物学分野への
新たな知見をもたらすのみならず,
筋ジストロフィーなどの遺伝性筋疾患や
世界的に増加の一途を辿る
加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)
における病態解明あるいは筋再生治療
開発の手がかりになる可能性が
あります。
 
 本研究成果は,米国生命科学誌
「Cell Reports (セルリポーツ)」
(2015年2月19日付) 電子版に掲載
されます。
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 細胞極性因子ね~
 
 こと医学に関しては、わからない事
だらけ。
 
 難病と言われている疾患も
沢山あるし、がんも克服出来ない。
 
 自己免疫疾患は増加の一途だし、
 アレルギーなどは、昔はほとんど
無かった。
 
>本研究成果は,がん生物学分野
>への新たな知見をもたらすのみ
>ならず,筋ジストロフィーなどの
>遺伝性筋疾患や
>世界的に増加の一途を辿る
>加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)
>における病態解明
>あるいは筋再生治療開発の手がかり
>になる可能性があります。
 
 あくまで可能性ですね。
 
 今後の展開に期待と言う所です。

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目の角膜を「親知らず」から、内部の歯髄の幹細胞を使える可能性あり

2015年3月4日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「親知らず」の内部にある歯髄の
幹細胞から目の角膜細胞を作ることが
できるかもしれないと分かった。
 
 米ピッツバーグ・スクール・オブ・
メディスン大学のファティマ・サイド・
ピカール氏らの研究グループが、
ステム・セルズ・トランスレーショナル・
メディシン誌で2015年2月23日に報告
している。
 
 角膜が原因で失明している人は、世界中
で何百万人もいるという。
 
 典型的な治療法は角膜移植である。
 
 角膜のドナー不足や、ドナーの組織
への拒絶反応によって、永久的に視力を
失うことがあるのだ。
 
 そこで研究グループは、失明となって
いる本人の細胞を使う治療法を検証した。
 
 人間の「親知らず」の歯髄から得た
幹細胞は、ケラトサイトという目の角膜
細胞と、受精卵から分かれてくるときの
大元が同じ。
 
 人工的に作ったケラトサイトを健康な
マウスの角膜に注入。
 
 拒絶反応は起こさずに移植できて、
さらに自然な目の細胞とほぼ同じような
組織にすることもできた。
 
 「歯髄の幹細胞から神経細胞や骨細胞
やその他の細胞も作れることを明らかに
した研究もある」と研究者は語り、
今後、角膜も有望と見る。
 
 動物実験で再生医療として完成させて
いく方向だ。
 
 親知らずもただ抜くだけではもったい
ないかもしれない。
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 歯髄の幹細胞からはいろいろな細胞に
分化可能なようですね。
 
 そうだとすれば、
>親知らずもただ抜くだけでは
>もったいないかもしれない。
 どころではないと思います。
 
 歯髄細胞を有効に活用するための
何かしらの組織が必要だと思う。
 
 関連投稿です。
2013年1月13日
 
 これは神経細胞への分化が可能
と解釈して良いと思う。
 
 いろいろな可能性がある。
 
 歯髄からの再生医療に関しても、
今後におおいに期待したい。

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2015年3月 5日 (木)

新しい「ばんそうこう」開発、魚のティラピアの皮膚をまねる

2015年3月1日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 中国の上海交通大学医学部を中心とした
研究グループは、米国化学会の発行する
ACSアプライド・マテリアルズ&
インターフェイシーズ誌で
2015年2月11日に報告した。
 
 研究グループは、ティラピアの皮膚に
基づいてけがの部分を覆う素材を
作り出した。
 
 コラーゲンから成るスポンジ状の
組織、「電気紡糸法」という方法で
つむいだナノ繊維を使ったものだ。
 
 研究グループが検証したところ、
作ったナノ繊維を使うことで、人間の
皮膚を再生するための「角化細胞」や
「皮膚線維芽細胞」の生存を助けて、
皮膚の細胞をうまく作り出した。
 
 角化細胞をより多く集まるように
促してもいた。
 
 さらに、皮膚を下支えする
「コラーゲン」を作り出すのも促進
した。
 
 皮膚再生を加速させる効果を表して
いた。
 
 生き物の仕組みを使って、効果的な
工業製品を作り出す考え方は、
「生物模倣(バイオミメティクス)」と
呼ばれている。
 
 今回、確認された生物学的な効果も、
ティラピアの皮膚に備わっている特徴
によると研究グループは指摘する。
 
 例えば、皮膚の細胞の周囲にある
「細胞外細胞基質」という構造は有効に
作用している。
 
 ほかにも、水を保つ「親水性」や
皮膚再生の成分になる
「コラーゲンナノ繊維に含まれた複数の
アミノ酸」の効果もあったと見られる。
 
 実用化に近い技術の一つだろう。
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 これも良さそうですね。
 
 「生物模倣(バイオミメティクス)」
いろいろ出てきますね。
 
 生物良く出来てますから、そこから
学ぶことは多い。
 
 関連投稿です。
2012年4月22日
 
 薬も自然界から見つけたというのが
多いですよね。
 
 逆に言えば、純粋に人間が作り出した
と言えるものは少ないのでは?

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血液検査でがんを検出、がんに目印作らせる「リング状DNA」、スタンフォード大学が開発

がんの存在から程度までを判定できる
可能性
2015年3月4日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 早期のがんを検出できる、新しい方法
が開発された。
 
 リング状の形をした特別なDNAだ。
 
 がん細胞のみがこのDNAの指示に
従って、「がんが存在しますよ」という
目印を作り出すという仕組みだ。
 
 血液検査だけでがんがあるかどうかが
分かる。
 
 米国カリフォルニア州の
スタンフォード大学医学部を中心とする
研究グループは、その結果を
2015年2月23日に
米国科学アカデミー紀要のオンライン版
で報告した。
 
 がん治療において、早期発見が大切
であることは説明するまでもないこと
だろう。
 
 特に、血液検査で早期がんが発見
できれば受ける人にとっては負担が
少ない。
 
 しかし、正常の細胞を正確に区別する
のは難しい。
 
 性質も多様ながんを検出するのは課題
も多い。
 
 今回、研究グループは、正常細胞には
なく、ほぼ全てのがん細胞が持っている
「サバイビン(Survivin)プロモーター」
と呼ばれる仕組みを利用してがんを
検出する方法を考案した。
 
 がん細胞だけが「レポーター分子」と
呼ばれる目印を作れるように設計された、
小さなサークル状のDNAだ。
 
 このリング状DNAを全身投与すると、
がん細胞で目印を作り始めるので、
がんがいるかが判別できる。
 
 血液中のレポーターの濃度を測ること
で、人間のがん(メラノーマ)を持つ
ネズミ、がんがないネズミを、正しく
識別することができた。
 
 さらに、肺がんの程度と
このレポーターの累積レベルが相関して
いることも確認された。
 
 つまり、がんの程度もこの方法で測定
することができる可能性があるという
ことだ。
 
 さらに、改善が必要だが、将来的には、
がんの再発リスクが高い人にこの
リング状DNAを投与して、がんの診断前に
ハイリスク集団のスクリーニングに使用
することが想定されている。
 
 安全性と有効性が確認されれば、
この方法自体を強力な
がんスクリーニング用のツールとして
健康な人にも活用することができる
だろう。
 
 がんの検出に威力を発揮しそうだ。
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 凄く良さそうですね。
 
 実現はまだ先になるようですが、可能性
を感じます。
 
 関連投稿です。
2012年7月23日
 
 多分、今後も、いろいろ出てくる
とは思いますが、今回の方法は別もの
ですね。
 
 期待したい。
 
 ただ、これ一つでOKというのは
無いはずで、多様性はあった方が
良いとは思う。

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2015年3月 4日 (水)

自己免疫疾患と腸内細菌とポリフェノールに接点、オレンジやリンゴに推奨

「全身性エリテマトーデス」の人と
健康な人との間に差を確認
2015年3月1日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「全身性エリテマトーデス」という病気
に、腸内細菌とポリフェノールが関係して
いると分かった。
 
 スペインの研究グループが、
ポリフェノールなどとの関連を調べ、
ニュートリエンツ誌2015年2月号で報告
した。
 
 自己免疫疾患は、「免疫」に異常が
起きた病気だ。
 
 免疫は本来、異物から自分を守る機能。
 
 その免疫が自分自身を攻撃し始めて
しまうものだ。
 
 研究グループによると、この自己免疫
疾患と腸内細菌のバランス異常が関係する
と最近の研究で分かってきている。
 
 腸内細菌のバランスを整える食物繊維
を食べるよう勧める研究も出ている。
 
 研究グループは、20人の
全身性エリテマトーデスの女性と、
20人の健康な女性を対象に、腸内細菌と
食物繊維、ポリフェノールとの関連
について比較した。
 
 結果として、全身性エリテマトーデスの
人では、黄色の色素化合物である
フラボンと酢酸を作る細菌である
ブラウティア(Blautia)、黄色の
色素化合物フラバノンと乳酸菌、
強い甘みを持つ化合物ジヒドロカルコンと
ビフィズス菌の組み合わせがそれぞれ
関連していると分かった。
 
 一方、健康な女性では、
ジヒドロフラボノールと抗炎症作用をもつ
フィーカリバクテリウムとの関連が
見られた。
 
 フラボノールを取るとビフィズス菌が
減った。
 
 研究グループは、
全身性エリテマトーデスでは、乳酸菌を
増やすオレンジ、ビフィズス菌を増やす
リンゴ、フィーカリバクテリウムを増やす
赤ワインを勧める。
 
 病気と食品との関係が、腸内細菌の観点
から注目されるかもしれない。
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 自己免疫疾患と腸内細菌との間には
関連があるはずだと思っています。
 
 もっと正確にいうと腸内細菌叢です。
 
 腸内に生きている細菌バランスを
良い方向に持って行くことが大切。
 
 大人の腸内細菌叢のバランスを改善
するのは難しいらしいのです。
 幼い頃から培って来たものですから、
人によって微妙に違う。
 
 関連投稿です。
2014年7月14日
 
 
2015年3月 2日
 
 さらに研究が進むことに期待して
います。

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SCA3治療法に関するAlmeida教授との共同研究がBrain(インパクトファクター:10.226)に掲載されました。

群馬大学神経生理 Homeに下記リンクが
掲載されました。
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 「小脳神経幹細胞の移植は、
  マチャド-ジョセフ病マウスで、
  運動協調性と神経病理学を改善する」
 
という題目の論文です。
 
 マウスの小脳に神経幹細胞を移植する
ことで運動協調性と神経病理学を改善
した。
 
 とのことで、従来の平井教授のやり方
とは違う方法です。
 
 こういう方法もあり得そうですね。
 
 大別すると
 
・悪さをする物質を取り除くと言う
 方法と
 
・悪さをする物質はそのままにして
 おいて、積極的に幹細胞移植をして
 悪い部分を変えて行くと言う方法
 
 が有望なのかな?
 
 神経成長因子でも良いかも
知れないですね。
 
 今後の展開に期待したい。

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2015年3月 3日 (火)

水産進化論 ヘリ・GPSで魚群探して効率操業

2015/3/3 日本経済新聞
 
 詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 時代の流れとして仕方がない方向
だと思うけれど、資源管理は世界で
しっかりしていかないと枯渇は目に
見えている。
 
 この辺の対策はどうなっているの
かな?

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ウェアラブルデバイスの耐久性を劇的に向上させる高伸縮性導電配線を開発

2015/02/25 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・導電性繊維を用いて高伸縮性・高耐久性
 の導電配線を開発
 
・繰り返し伸ばしても折り曲げても安定な
 電気特性を持続
 
・快適で信頼性の高いウェアラブル
 デバイスや医療・ヘルスケアデバイスの
 実現に期待
 
 
-------
概要
 
 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)フレキシブル
エレクトロニクス研究センター
印刷エレクトロニクスデバイスチーム
吉田 学 研究チーム長、植村 聖
主任研究員、延島 大樹 産総研特別研究員
は、伸縮性の高いデバイスを実現する
ため、導電性繊維をバネ状に形成した
高伸縮性バネ状導電配線を開発した。
 
 また、導電性の短繊維を高い配向性を
持たせてパターニングした高伸縮性
短繊維配向型電極を用いて、静電容量の
変化を用いた容量型圧力センサーを作製
し、この圧力センサーを多数、高伸縮性
バネ状導電配線を用いてマトリクス状に
し、高伸縮性圧力センサーシートとした。
 
 このマトリクス状圧力センサーシート
は、伸ばしても折り曲げても壊れにくい
高い耐久性を持ち、柔軟で人体表面など
へのフィット性が高い。
 
 今回開発した高伸縮性導電配線は、
各種の高伸縮性センサーシートにも応用
できると考えられ、快適で信頼性の高い
ウェアラブルデバイスや
心拍・血流センサーなどの
医療・ヘルスケアデバイス実現への貢献が
期待される。
 
 なお、この技術の詳細は、
2015年3月4~5日にドイツ・ミュンヘンで
開催される7th International Exhibition
and Conference for the Printed
Electronics Industry(LOPEC 2015)と
2015年3月11~14日に東海大学
湘南キャンパス(神奈川県平塚市)で
開催される第62回応用物理学会春季
学術講演会で発表される。
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 これからますますウェアラブルデバイス
が必要とされる時代になるわけで、
こういう開発は望む所ですね。
 
>伸ばしても折り曲げても壊れにくい
>高い耐久性を持ち、柔軟で人体表面
>などへのフィット性が高い。
 
 おおいに期待したいと思います。

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「温めると縮む」新材料を発見

―既存材料の2倍の収縮、少量で
エポキシ樹脂の熱膨張を相殺―
2015.02.26 東工大ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京工業大学応用セラミックス研究所の
東正樹教授らは、中央大学、高輝度光科学
研究センター、京都大学との共同研究
により、室温付近で既存材料の2倍以上の
大きさの「負の熱膨張」[用語1]を示す
酸化物材料「BiNi1-xFexO3
(ビスマス・ニッケル・鉄酸化物)」を
発見した。
 
 添加元素の量を変化させることで負の
熱膨張が現れる温度域を制御できるほか、
これまでの材料の問題点だった温度履歴
[用語2]を抑制することもできる。
 
 負の熱膨張材料は光通信や半導体製造
装置など、精密な位置決めが求められる
局面で、構造材の熱膨張を打ち消
(キャンセル)したゼロ熱膨張物質
[用語3]を作製するのに使われる。
 
 今回の新材料をエポキシ樹脂中に
少量分散させることにより、熱膨張を
ゼロにできることも確認した。
 
 共同研究グループは東工大の東教授
のほか奈部谷光一郎、村松裕也、
中野紀穂の各大学院生、北條元助教と
中央大の岡研吾助教、高輝度光センター
の水牧仁一朗副主幹研究員、肥後祐司
研究員、原子力機構の安居院あかね研究
主幹、京大の林直顕研究員、高野幹夫
名誉教授(現一般財団法人 生産開発科学
研究所 機能性酸化物研究室室長)。
 
 研究成果は、2月12日発行の米国科学誌
「アプライド・フィジックス・レター
(Applied Physics Letter)」
オンライン版に掲載された。
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 Good Newsです。
 
 素人なのでどの程度インパクトのある
発見なのか良くわからないのですが、
熱膨張をゼロにできることは、精密測定
が要求される現在では、かなりインパクト
があることではないかと想像します。
 
 さらに、
>絶縁体-金属転移を伴うことから、
>長さの変化を電気抵抗の巨大な変化に
>変換する、高精度のセンサー材料への
>応用へつながることも考えられる。
 という応用もできるらしい。
 
 今後に期待しましょう。

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2015年3月 2日 (月)

アルツハイマー病にカプセル化した「細胞」、移植された6人の1年の効果検証進む

神経成長因子を放出する細胞を利用、
人間で初の臨床試験
2015年2月28日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 アルツハイマー病の人で、神経成長因子
を放出する細胞をカプセル化して移植する
治療が広がるかもしれない。
 
 スウェーデン、カロリンスカ研究所の
アザデー・カラミ氏らの研究グループが、
認知症分野の国際誌である
アルツハイマーズ・アンド・ディメンシア
誌において2015年2月9日に報告して
いる。
 
 細胞をカプセル化して移植する方法は
動物実験で効果を確認されてきたもの。
 
 スウェーデンで今、人で初めてとなる
検証が進んでいる。
 
 研究グループは、神経成長因子を放出
するカプセル化された細胞移植物による
治療によってアルツハイマー病の問題を
解消するかを調べている。
 
 コリンの状態を調べるための指標になる
のは、「アセチルコリン合成酵素」と
「コリンアセチルトランスフェラーゼ」
という2つの酵素。
 
 脳や脊髄を満たしている脳脊髄液を
注射で抜くと分かる。
 
 こうした指標への変化が現われるかを
見ている。
 
 神経成長因子を放出するカプセル化
された細胞をアルツハイマー病患者6人
に移植した。
 
 移植した場所は、脳の内部に近い
「前脳基底部」と呼ばれる場所で、
左右対称に12カ月間移植した。
 
 その後、脳脊髄液のコリンの状態を
知るための検査をした。
 
 12カ月後、どちらの酵素にも変化が
現れた。
 
 特に、コリンアセチルトランス
フェラーゼの変化が複数の
アルツハイマー病に関係する症状に関連
していた。
 
 その中には、認知能力も入っており、
認知症の症状が改善する可能性があると
見られる。
 
 アルツハイマー病の病気に関係して
いる「タウタンパク質」
「アミロイドβ」などに変化があった
ほか、MRIで測定した脳の形状や体積
にも関係していた。
 
 まだ検証途上ではあるが、成果が
出れば、画期的な方法として普及して
くるかもしれない。
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 新しい挑戦です。
 
 画期的な方法になれると良いですね。
 
 アルツハイマー病研究はいろいろ
なされていますが、期待の一手が
なかなか出てこない。
 
 期待したいところです。

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(日曜に想う)押しすぎ政権、引けすぎテレビ 特別編集委員・山中季広

特別編集委員・山中季広
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 首相が出演した生番組だった。
 
 「アベノミクスの恩恵が実感
できない」と語る女性の街頭VTRが
映ると、スタジオにいた首相の声が
とがった。
 
 「事実6割の企業が賃上げしているん
ですから。これ全然反映されていません
が。おかしいじゃないですか」
 
 金平氏によると、在京キー局に自民党
から選挙報道の公正中立を求める文書が
届いたのはその2日後だった。
 
 党幹部が民放5社の取材キャップらを
呼び、要請文を手渡した。
 
 街頭インタビューやゲスト出演者の
選定にも細かく注文がついた。
 
 政権与党が報道側をじかに縛ろうと
した。
 
 今回の取材中、話はきまってNHKに
及んだ。
 
 お笑いコンビの爆笑問題が「政治家ネタ
をぜんぶNHKにボツにされた」と暴露。
 
 籾井勝人会長が「ある個人に対して
ギャグで打撃を与えているつもりかも
しれないが、私は品性がないと思う」と
述べて、事態の深刻さがいっそう
知れわたった。
 
 いまほど放送界につっこみを入れたがる
政権与党が近年あっただろうか。
 
 一強多弱時代の一断面かとは思うが、
これが米国やフィリピンなら政権を
揺さぶる大失態である。
 
 看板政策を批判する映像を見せられて、
放送中にカメラの前で怒りの声を
発したら、それはもう大統領の負け。
 
 放映後に与党がテレビ各局を呼びつけ
報道や編成に注文をつけるなど
国によっては論外も論外、即アウト
である。
---------------------------------------
 
>「アベノミクスの恩恵が実感
>できない」と語る女性の街頭
>VTR
 
 正直な意見だと思う。
 
 これが間違いで、
 
 >6割の企業が賃上げしている
 
 これが正しい認識?
 
 一部の大企業に限るという条件つき
でしょう?
 
 説明不足も甚だしい。
 
 「国民の意見に真摯に耳を傾けない
首相」としか私には思えない。
 
 こんなことが行われているのに
日本では即アウトにならない。
 
 何故かな~
 
 いくら許認可権が政府にあるにしても
先進国にしては引けすぎなのでは?
 
 こんなことで良いのですか?
 
 強いものにまかれて、おとなしく従って
いるのは世の大人達。
 
 これが正しい世のあり方ですか?
 極めて疑問。

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腸内フローラ番組を基に、消費者が情報を読み解く“秘訣”を考えてみた

2015年2月27日 foocom.net
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 私はNHKの番組
には感銘を受けました。
 
 これから注目されるべき科学の分野
だと思っています。
 
 おおいに期待しています。
 
 人と細菌は、寄生虫もそうですが、
共生関係にあるものが存在する。
 
 そのことを無視してはいけません。
 
 それこそ、長い年月をかけて築き
上げて来た結果が現在のはずなので、
その意味は十分にあるはず。
 
 ただ、いろいろな報道を読み解く時に
「健康ニュースの読み解き方」は
素晴らしい視点ですね。
 
 日本にもこういうチャレンジが
欲しい。
 
 何故無いのか?
 
 そういう意味で、日本はまだまだ、
先進国とは言えません。
 
 今のNHKの会長も情けない。
 英国のBBCを見習って欲しい。
 政府の顔色を伺っているとは情けない。
 
 誰が、どの国がなんと言おうと、
正しいものは正しいのです。
 
 いつ何を言っても良いわけでは
ありませんが、、
 
 指摘すべきことは指摘しないと
いけません。
 

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2015年3月 1日 (日)

重度の多発性硬化症、薬より「幹細胞」有効、日本でも札幌医科大学で検討対象

2015年2月23日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 幹細胞移植が、治療が困難な
多発性硬化症(MS)の重度の人に対して
既存薬よりも有効かもしれない。
 
 イタリアのジェノバ大学を中心として
研究グループは、ニューロロジー誌
オンライン版で2015年2月11日に報告
した。
 
 研究グループは、通常の薬物治療
(一次治療)を受けているにも
かかわらず、前年よりも症状が悪化した
21人を対象として2つの治療を検証して
いる。
 
 12人は免疫系活性を抑える
ノバントロン(一般名ミトキサントロン)
を投与して、ほかの9人については本人の
骨髄から取った幹細胞を、異物に抵抗する
免疫の機能を抑制した上で静脈に注入する
という治療を実施した。
 
 その上で、4年間にわたって経過を観察
した。
 
 結果として、幹細胞の移植を受けた人
では「T2病変」と呼ばれる脳損傷で
新たに出てきた領域が
ミトキサントロン投与を受けた人よりも
80%減少していた。
 
 新たなT2病変については移植を受けた
人は平均2.5個であるのに対して、
ミトキサントロン投与患者では8個
という結果だ。
 
 ガドリニウム造影病変と呼ばれる
多発性硬化症に関連する別のタイプの
病変に関しては、試験期間中、移植を
受けた人では新たな病変はなかった。
 
 ミトキサントロン投与を受けた人では
56%で少なくとも1個の新しい病変が
認められた。
 
 重度の多発性硬化症の人にとって
幹細胞移植が、現行の治療法よりも
優れているものと研究グループは
指摘する。
 
 日本でも札幌医科大学の
フロンティア医学研究所の研究項目
によると検討対象の一つになっている
ようだ。
 
 有望かもしれない。
---------------------------------------
 
 有望そうですね。
 
 報告を見る限り素晴らしい結果のように
思えます。
 
>重度の多発性硬化症の人にとって
>幹細胞移植が、現行の治療法よりも
>優れているものと研究グループは
>指摘する
 
 早く治験まで持って行けたら良い
ですね。
 
 おおいに期待したい。
 根本的な治療法がないのですから、

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紅茶成分で骨粗鬆症改善 阪大などマウス実験

2015年2月24日 apital
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【今直也】 大阪大などの研究グループ
は、紅茶に多く含まれる物質がマウスの
体内で骨を壊す細胞ができるのを妨ぐこと
を実験で確認し、論文にまとめた。
 
 紅茶の成分をとることで骨が弱くなる
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の改善
につながる可能性があるという。
 
 論文は24日、米医学誌
ネイチャーメディシン電子版に掲載
される。
 
 骨は新陳代謝をしており、健康な骨を
維持するには、骨を壊す破骨(はこつ)
細胞と骨をつくる骨芽(こつが)細胞の
数のバランスが大切とされる。
 
 破骨細胞が多すぎると、骨が弱くなり
骨折のリスクが高くなる。
 
 骨粗鬆症の患者は高齢者に多く、
日本で1千万人以上いると考えられて
いる。
 
 研究グループは、破骨細胞が作られる
のに関係する物質と反応する酵素に着目。
 
 紅茶に含まれるTF3という
ポリフェノールの一種によって、酵素が
働かなくなることを発見した。
 
 骨粗鬆症になった実験用のマウスの
血液中にTF3を一定期間入れたところ、
破骨細胞の数が減っていた。
 
 骨の量が増えており、ほぼ健康な骨に
改善した。
 
 実験でマウスに与えたTF3の量を
体重60キロの人が紅茶でとるとすると、
3日に1回、60杯を飲むのに相当する
という。
 
 阪大の西川恵三助教(免疫学)は
「カルシウムの摂取と合わせてTF3を
機能性食品やサプリメントとして使うこと
などで、ヒトの骨粗鬆症の予防や症状の
改善につながる可能性がある」と話す。
---------------------------------------
 
 量から考えて機能性食品やサプリメント
として使うということになりますね。
 
 でも紅茶の成分にこんな効果があった
なんて、以外です。
 
 関連研究へのリンクです。
平成27年2月24日
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
 
 この研究で、
>エピジェネティクス制御酵素
>Dnmt3aの阻害剤TF3を用いた
>研究成果は、本機構が骨疾患において
>新たな創薬標的として有望であること
>を示しています。
 
 と言っています。
 
 サプリメントよりもっと積極的に創薬
標的だと、こちらが元ネタですね。
 
 期待したい。

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