再生医療の新たな役者は「鉄粉」 幹細胞を磁石で集め、関節の欠損軟骨を修復 広島大、世界初
2015.2.6 産経WWEST
詳細は、リンクを参照して下さい。
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さまざまな組織になる「幹細胞」の
内部に鉄粉を取り込ませ、膝の関節に
注入後に体外から当てた磁石で患部に
集め、欠損した軟骨を修復する再生医療
の手術を広島大病院が6日実施し、
発表した。
内視鏡手術が可能で、患者の体への
負担が少ないのが特長。
臨床研究として行い、広島大によると、
世界初の手術という。
実施したのは、広島大病院整形外科の
越智光夫教授のチーム。
チームは6日の記者会見で「成功したか
どうかは少なくとも1年みてから判断
したい。
さらに複数の患者に行い、安全性を
確かめていきたい」とした。
手術を受けた患者は広島県内の18歳の
女子高校生。
治療では、骨髄から採取した
間葉系幹細胞に鉄粉をまぜて培養し、
鉄粉を内部に取り込ませた幹細胞を作製。
これを患者の右膝の関節に注入し、
体外から当てた強力な磁石の力で軟骨の
欠損部に集め、修復につなげる。
動物実験では効果が出ているという。
軟骨は骨に加わる衝撃を吸収する働き
があり、損傷すると痛みが出るように
なる。
軟骨の修復力は弱く、いったん損傷する
と元の状態に戻りにくい。
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膝軟骨は治しにくいので、上手く行くと
良いですね。
期待しています。
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