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2015年2月 9日 (月)

自閉症の原因に新事実が判明、脳の免疫を担う「ミクログリア」が関与

2015年2月4日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 自閉症の発症原因を遺伝子レベルで探る
ための大規模トランスクリプトーム解析が
行われ、脳の免疫細胞「ミクログリア」の
活発な活動と、自閉症の脳で神経細胞が
正しく働かないことに関連があると判明
した。
 
 米国のジョンズホプキンス大学医学部を
中心とした研究グループが、有力科学誌
ネイチャー・コミュニケーションズ誌
2014年12月10日号で報告したものだ。
 
 最近のゲノム研究により、自閉症には
決定的な原因遺伝子があるわけではなく、
ある人ではこの遺伝子、またある人では
他の遺伝子が関連している、という具合
に、とてもばらついていると分かって
きた。
 
 しかし、それならば、自閉症の発症原因
の手がかりや規則性を見出そうと、
今回研究グループは、大規模な
「トランスクリプトーム解析」を試みた。
 
 トランスクリプトームとは、取ってきた
組織ごとに、実際にその場で働いている
遺伝子を全ていっぺんに調べる方法で、
今回は「大規模RNAシーケンス」という
手法を用いた。
 
 そして、自閉症の脳と正常の脳の、
同じ部位の組織につき比較をし、自閉症で
働きがおかしくなっている「神経細胞」や
「ミクログリア」の遺伝子を探索した。
 
 「ミクログリア」は、脳内で免疫を担当
している「自然免疫細胞」だ。
 
 脳には白血球が入り込めないかわりに、
ミクログリアが存在する。
 
 ミクログリアは、場合により、炎症を
起こすM1と、炎症を抑えるM2という2つの
状態を取る。
 
 自閉症の脳ではミクログリアの働きが
活発であると、これまでの研究で知られて
おり、自閉症との関連性が注目されて
いた。
 
 自閉症と正常の脳を比較した結果、
自閉症の脳で、M2状態のミクログリアが
活発に活動し、さまざまな関連遺伝子が
働いていると、その後に神経細胞で働く
遺伝子が減ってくると確認された。
 
 つまり、自閉症の脳で神経細胞が正しく
働かない原因に、ミクログリアの異常な
動きが関係ありそうだと分かった。
 
 今回の発見により、ミクログリアが
どのような経緯で神経細胞に影響を与え
自閉症を起こすのか、関連遺伝子を含めて
注目が集まると研究グループは見ている。
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 興味深い研究ですね。
 
>自閉症の脳で神経細胞が正しく働かない
>原因に、ミクログリアの異常な動きが
>関係ありそうだと分かった。
 
>「ミクログリア」は、脳内で免疫を担当
>している「自然免疫細胞」だ。
 
 ようするに脳内の自然免疫が正常に
働かないと自閉症が発症する?
 
 免疫がからんでいるらしいと、
 
 例の「衛生仮説」ともからんでいる
ようですね。
 
 衛生状態が良くなった現代になって
くることと、反比例して自閉症の発生率
が高くなって来たと言う話しがあります。
 
 要するに免疫系の話し。
 
 自閉症の発症は一筋縄ではいかない
ようです。

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