iPS由来細胞、がん化仕組み解明 慶応大教授ら発表へ
2015年2月13日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
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ヒトのiPS細胞からつくった
神経幹細胞を移植したマウスの体で腫瘍
(しゅよう)ができる仕組みを解明した
と、慶応大の岡野栄之教授(生理学)
らのチームが13日、米科学誌
ステム・セル・リポーツ電子版に発表
する。
iPS細胞を使った治療で、移植した
細胞ががん化するリスクを低減できる
可能性があるという。
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iPS細胞由来の再生医療、まだまだ
安全性の確認が必要です。
ヒトのiPS細胞からつくった神経幹
細胞を移植する脊髄損傷治療をマウスで
実施したが、腫瘍が出来てしまうマウス
がいることが判明。
移植した細胞で腫瘍を作ったり転移
させたりする遺伝子が活発に働いて
いることをみつけたそうです。
これらの遺伝子の働きをチェックする
ことで安全性を高められる可能性がある
とのこと、
いずれ、ヒトのiPS細胞由来の脊髄
損傷治療が実現すると思います。
更なる進展に期待します。
他社の同記事です。
2015/02/13 時事ドットコム
こちらの記事の方が詳しいです。
2015年2月15日 財経新聞
やはり、OCT4 遺伝子の活性化が原因の
ようです。
なので
>臨床応用に向けたヒトiPS 細胞由来の
>神経幹細胞移植の安全性確保のため、
>導入遺伝子の活性化の危険性がない
>ゲノム挿入のない integration-free
>iPS 細胞を用いることが重要である
>ことが分かった
と言っています。
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