(戦後70年)「戦地派遣」、過酷な現実
2015年2月16日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
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2年半の陸自のイラク派遣には、
5500人が参加した。
活動終了後、小泉純一郎首相は
「一発の銃弾を発することなく、一人の
死者も出さず、立派に任務を果たした」
とねぎらった。
だが、政府は派遣そのものの検証を
見送り、埋もれたままの問題もある。
防衛省によると20人の陸自隊員が
帰国後、自殺した。
今も多くがストレス障害に苦しむ。
派遣との因果関係は解明されていない。
イラク派遣は、戦後日本の実力部隊が、
初めて「戦地派遣」されたケースだ。
旧防衛庁で事務次官として派遣を
仕切った守屋武昌(70)は、こう見る。
「日本の安全保障論議は憲法を改正する
ことなく、国会で積み上げた観念論が
優先され、自衛隊が内外の要請の板挟み
になる。
イラク派遣は、国際協力活動の幅を
広げた一方、隊員に過酷な負担を
背負わせた」
例えば派遣のため、襲撃が相次ぐ現地
を「非戦闘地域」とするフィクションを
作り出した。
「政治は現場に降りて現実を見なければ
ならない」と守屋は言う。
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同感です。
私が気になるのは、
>活動終了後、小泉純一郎首相は
>「一発の銃弾を発することなく、
>一人の死者も出さず、立派に任務を
>果たした」とねぎらった。
そうでしょうか?
>政府は派遣そのものの検証を
>見送り、埋もれたままの問題もある。
検証なしに、良かったのか?
そうではなかったのか?
判断出来るのでしょうか?
>防衛省によると20人の陸自隊員が
>帰国後、自殺した。
イラク派遣と無関係ということは
無いと思う。
送り出した親から見れば、
何で死ななければいけなかったのか?
本当に意味のあることだったのか?
疑問だらけではないでしょうか?
しかも、政治家は現実を無視する。
机上の空論のみでフィクションを
作り出す。
本当に国益に利することなのか?
目先の見方ではない、将来も見通した
しっかりした議論が必要なのではないで
しょうか?
米国ではイラク戦争で戦死した人より
自殺した人の方が多と言う。
単純に「国の為」と言うのではなく、
心から納得の出来る理由を示して貰いたい
ものです。
心から納得出来ていないからこそ、
問題が起こる。
しっかりした検証が必須だと思います。
悲劇を繰り返さない為に。
今の政治には多に不安を感じる。
あまりに軽い。
「人の命は地球より重い」などと
簡単に言って貰いたくない。
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