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2015年2月28日 (土)

病原体を兵糧攻め、「エサ」になる鉄をしまいこむ新しい仕組み発見

ホルモンではなく病原体センサーを介する
ルート
2015年2月25日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 白血球は、病原体の感染から体を守る
ために一時的に「低鉄血症」を起こす。
 
 これまで低鉄血症は、体内で鉄の利用を
コントロールするホルモン「ヘプシジン」
により引き起こされると知られていたが、
今回新たに、病原体センサー「TLR2」
「TLR6」によるルートが見つかった。
 
 ドイツのハイデルベルク大学を中心
とした研究グループが、血液学の有力誌
ブラッド誌オンライン版で、
2015年2月6日に報告したものだ。
 
 鉄は、「赤血球」が酸素を運ぶために
必須であるとよく知られている。
 
 鉄は普段、体の中で、いろいろな方法
で使い回されている。
 
 赤血球での鉄の使い回しに大事な働き
をしているのが「白血球」だ。
 
 白血球の1種「マクロファージ」は、
古くなった赤血球を食べ、そこから鉄を
回収する。
 
 そしてその鉄を再び血流に放出し、
赤血球に再利用させている。
 
 マクロファージの細胞の中にあった
鉄は、マクロファージの表面にあり
細胞の内外をつなぐ「フェロポーチン」
を通る。
 
 ところが体を守る免疫細胞である
マクロファージは、感染が起こると、
病原体の成長に必要な鉄を与えないため、
血流の鉄を減らし、体を一時的に低鉄血症
の状態にする。
 
 このとき、鉄の利用に関連するホルモン
の「ヘプシジン」が増えて、細胞の内外を
つないでいたフェロポーチンを壊し、
マクロファージの細胞内から鉄が血流に
出られなくしている。
 
 このように、ヘプシジンが感染に対する
炎症性の低鉄血症を起こすのに重要な
役割を果たしていることはよく分かって
いたが、今回研究グループは、
ヘプシジンが関わらないで、同様に感染に
対する炎症性の低鉄血症を起こす新たな
ルートを見つけた。
 
 そのルートには、マクロファージの表面
にある、病原体センサー「TLR2」「TLR6」
が関与していた。
 
 TLR2とTLR6は、ともに病原体表面の
同じ物質「リポペプチド」を感知する。
 
 研究グループはまず、この
「リポペプチド」をネズミにたくさん投与
した。
 
 すると、TLR2とTLR6が反応して、
それにより、マクロファージ表面の
フェロポーチンが大幅に減った。
 
 また、鉄が集まる器官「肝臓」「脾臓」
でもフェロポーチンは減っていた。
 
 このとき、ヘプシジンの量は変化して
いなかったことから、感染による炎症で、
病原体に鉄を与えないために
マクロファージ表面のフェロポーチンが
壊れるのは、ヘプシジンによるルート
だけではなくTLR2やTLR6からのルート
でも起こり得ると新たに分かった。
 
 この、感染防御の最前線で起きている
反応に複数のルートがある理由は、
どちらかのルートがダメになった場合の
フェイルセーフのためかもしれないと
研究グループは見ている。
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 人の身体の仕組みは本当に良く出来て
いる。
 
 病原体が身体に侵入してきた際に起こる
ことは、マクロファージが病原体を直接
食べて退治するだけではなかったの
ですね。
 
 本当にすごい。
 
 Med エッジ、いろいろ為になることを
教えてくれます。良い情報源だと思う。

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