玄米で糖尿病予防 琉大が含有成分の効果初解明
2015年1月31日 琉球新報
詳細は、リンクを参照して下さい。
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玄米で糖尿病が予防できる-。
琉球大学大学院医学研究科の益崎裕章
教授と同大学院医学研究科所属で
日本学術振興会特別研究員の小塚智沙代
さん(28)らの研究グループは、玄米に
豊富に含まれる成分
「γ(ガンマ)-オリザノール」に
インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)の
細胞「β(ベータ)細胞」の働きを改善
する効果があることを世界で初めて
明らかにした。
30日、琉球大学医学部で発表した。
研究成果の論文は近日中に米国の
著名な内分泌学会誌
「Endocriniology」に
掲載される。
糖尿病は食べ過ぎや脂質・糖質に偏った
食生活によりβ細胞の機能低下などを
招き、血糖値を保つのに必要な量の
インスリンを産出できなくなった状態。
γ-オリザノールを豊富に含むのは
玄米に限られるという。
益崎教授によると、高カロリー食のみ
を13週間与え続けたマウスは
インスリン分泌量が少なくなり、β細胞の
死滅も見られた。
一方、高カロリー食とγ-オリザノール
の両方を摂取させたマウスのβ細胞の機能
は正常に保たれた。
生活習慣病ではない糖尿病も想定し、
化学物質を投与し膵臓を破壊した場合でも
γ-オリザノールを与えたマウスの
β細胞の改善が見られたという。
益崎教授と小塚さんは2012年にも、
γ-オリザノールが脳に作用し高脂肪食
を摂取する欲求を抑える効果がある
という研究成果を発表している。
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玄米、糖尿病に良いんですね。
こう言う方向の研究も大事だと思います。
更なる進展に期待します。
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