脊髄小脳変性症治療薬KPS-0373関連情報
2015/01/19 traders
詳細は、リンクを参照して下さい。
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三菱UFJモルガンスタンレー証券
では医薬品・ヘルスケアセクターに
関して、2015年の注目新薬を紹介して
いる。
そのなかでキッセイ薬品工業(4547)
は、成長ドライバーとなる
脊髄小脳変性症治療薬KPS-0373の発売で
会社が変わると予想しており、
レーティング「Overweight」で
評価している。
同薬は、2016年末~2017年初めに
国内販売開始の予定で、2015年7月以降
に最終のP3臨床試験結果が発表される。
150例以上の大規模臨床試験のため、
最終P3試験はエビデンスレベルの高い
チャンピオンデータとなると推測して
おり、競合と予想される田辺三菱製薬
(4508)の既存薬セレジスト処方の
80%以上を置き換えると予想している。
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ふ~ん、そもそもセレジストは、
少なくとも私には何の効果もなかった。
キッセイ薬品工業のKPS-0373は
・2015年7月以降に最終のP3臨床試験結果
が発表され、
・2016年末~2017年初めに国内販売開始の
予定だそうです。
ただ、この薬はヒルトニン、セレジスト
と同類なので対処療法の為の薬です。
どの程度の効果があるのか?
P3の結果は発表されるようなので
その時分かるでしょう。
私としてはあまり期待していません。
投機的には、意味があるかも知れ
ませんが、、なんとも。
一応ニュースとして投稿して
おきます。
せめて進行を遅らせるとかの効果が
あるのかな?
あるとは思えない。
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コメント
こんにちは、聞きたいことがあります。脊髄小脳変性症の幹細胞治療というのは、注射ですかのみ薬ですか?どういうことをする治療法ですか?
投稿: こし | 2015年2月 3日 (火) 15時42分
脊髄小脳変性症の幹細胞治療ってどんな治療ですか?
投稿: こし | 2015年2月 3日 (火) 21時18分
こし さん
指摘の研究は、多分「幹細胞による脊髄小脳変性症の治療法開発の基礎的研究」
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22659168.ja.html
のことだと思います。
>小脳プルキンエ細胞が選択的に脱落する脊髄小脳変性症に対する再生治療法を確立することが本研究の目的である。
と言っています。まだ基礎研究段階のようです。
近い研究が、私の投稿の「ヒトES細胞から小脳の神経組織への分化誘導に成功」
http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/es-ee86.html
ですね。
どちらも脊髄小脳変性症の治療を目指していますが、まだまだ時間がかかりそうです。
投稿: haredasu | 2015年2月 4日 (水) 11時35分
こし さん
「幹細胞による脊髄小脳変性症の治療法開発の基礎的研究」は2010年度~2011年度で
かなり前の研究ですね。で基礎研究。
ただ、これ以降で東京医科歯科大学から発表された研究は、
私の投稿の「脊髄小脳失調症モデルマウスの遺伝子治療に成功 ~神経変性疾患の治療開発につながることを期待~」
http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-cc01.html
しかないように思えます。
これ以外は知りません。最近の話しでしょうか?
投稿: haredasu | 2015年2月 4日 (水) 11時58分
1型の薬は3型に使えないですよね!馬鹿な質問をしました。
投稿: こし | 2015年2月 4日 (水) 21時23分
脊髄小脳変性症の患者のIPS細胞から治療薬の開発を進める.人の小脳の神経細胞もできた。、、、、と新聞に載っていたらしいです。知っていましたか?すばらしいです。だれが、作るのですかね?
投稿: こし | 2015年2月 5日 (木) 10時52分
こし さん
1型の薬というのは具体的にどんな薬でしょうか?
脊髄小脳変性症で処方される薬は対処薬です。
(生じている症状に対応して処方されます。なので症状が同じであれば同一の薬が処方されるはずです。)
病気の型に特化した薬は存在しません。(あえて言えばヒルトニンとセレジストのみ←これも対処療法の薬です)
参考までに、
SCA1もSCA3も、いわゆるポリグルタミン病に分類されるものです。
平井教授の話ではSCA1とSCA3は同じメカニズムで起こる病気のようです。
なので平井教授の考えておられる治療方法が同様に使用可能だと思われます。
(こちらはご存じのように根治治療です)
投稿: haredasu | 2015年2月 5日 (木) 11時09分
こし さん
>人の小脳の神経細胞もできた。
と言うのは私の投稿の
「ヒトES細胞から小脳の神経組織への分化誘導に成功」
http://haredasu.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/es-ee86.html
のことでしょうか?
素晴らしいことだと思います。これでかなり研究が進むと思われます。期待したい。
この研究は理化学研究所ですが、いろいろな所で研究されているので
治療法までたどり着く所がどこになるのか良くわかりません。
まだ始まったばかりですので、
投稿: haredasu | 2015年2月 5日 (木) 11時26分
ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。
投稿: こし | 2015年2月 5日 (木) 15時41分