大阪市立大学、アルツハイマー病の新しい治療薬となる抗体を開発
2015年01月14日 EconomicNews
詳細は、リンクを参照して下さい。
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大阪市立大学は1月8日、大学院医学
研究科の富山貴美准教授らのグループが
アルツハイマー病の新しい治療薬となる
抗体を開発したと発表した。
アルツハイマー病の原因は完全には
明らかにされてないが、
βアミロイドタンパクが細胞外に
たまってできる「老人班」と、
タウタンパクが過剰にリン酸化され細胞内
にたまってできる「神経原線維変化」
という2つの病理変化が現れ神経細胞が
破壊されて発症すると考えられている。
しかし、これまでは主にアミロイドβ
を標的とする薬が開発されてきたが、
大きな有効性のある薬は開発されて
いない。
より効果的な認知症の治療には、今後
アミロイドβを標的とする薬とタウを
標的とする薬の併用療法が主流になるもの
と考えられている。
今回開発された抗体はタウを標的
とする薬の有力な候補になると期待される
という。
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良さそうですね。
希望は出てきているとはいえまだまだ
画期的な、と言えるものはないですから、
>治療の標的を別のタンパク質に変える
>動きも出てきており、その代表が
>タウで、タウによる神経原線維変化は
>神経細胞死や認知機能障害と密接に
>結びついていることが知られている。
>今回、開発された抗体をマウスに投与
>した動物実験では、脳で過剰リン酸化
>されたタウが減少し、神経細胞間の
>シナプスが回復し、マウスの記憶障害
>も改善したという。
期待したいですね。
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