がん細胞に挿入される一石二鳥「デンドリマー」、光放ち手術助け、光受けてがん殺す
2015年1月20日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がん細胞だけに挿入される
「デンドリマー」と呼ばれる
ナノテクノロジーの技術が注目され
そうだ。
まさに一石二鳥と言える新技術だ。
オレゴン州立大学の研究グループが、
ナノテクノロジー領域の国際誌である
ナノスケール誌で2015年1月5日に
報告している。
がん細胞にのみ到達する
「デンドリマー」と呼ばれる特別な
水溶性ポリマーと近赤外線を浴びせると
発光する「ナフタロシアニン」という
化合物を組み合わせた技術だ。
がん細胞に挿入して、がんを二つの
側面から攻撃可能とする仕組みがある。
まず、光を浴びせると悪性組織は光を
発するので、外科医による悪性組織の
特定を手助けし、外科医はその組織のみを
切除する。
さらに、光線の強度を調節すること
により、化合物の活性度を制御できる。
この調整によって、がん細胞を破壊する
活性酸素種を発生する。
残存するがん細胞だけを死滅させること
が可能となる。
強度を調整するといっても軽度の加熱に
とどまる。
今後、人での応用が可能となれば、別の
化合物との組み合わせも含めて期待が持て
そうだ。
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「がん細胞にのみ到達する」ってどんな
がん細胞にも、ということなのかな?
がんについては、いろいろ新しい研究が
発表されます。
似たような話を聞いたような気もします
が、上手く行くと良いですね。
期待したい。
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