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2015年1月21日 (水)

【ニッポン病院の実力】発想の転換が生んだ関節リウマチの新薬 東京医科歯科大学医学部附属病院

2015.01.21 zakzak by夕刊フジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国内の患者数約100万人と推計される
関節リウマチは、自らの免疫反応によって
関節に炎症が起き、関節を覆う滑膜
(かつまく)の細胞が異常に増殖して、
関節を破壊してしまう。
 
 そのため、免疫反応を抑える
メトトレキサートなどの抗リウマチ薬や、
免疫細胞由来のシグナルともいうべき
サイトカインを標的とした生物学的製剤
など、たくさんの薬が登場している。
 
 しかし、発症から半年で完全に症状を
封じ込められるのはおよそ5割。
 
 新薬でも克服できない関節リウマチが
ある。
 
 この状況を変えるべく、増殖する
滑膜細胞を抑える新たな薬の開発で、
世界を牽引しているのが
東京医科歯科大学医学部附属病院膠原
病・リウマチ内科。
 
 これまでの薬は、免疫反応にアプローチ
していたが、免疫反応の結果起こる
滑膜細胞の増殖抑制に着目した点で、
オリジナリティーが高い。
 
 「生物学的製剤を含む現在の
抗リウマチ薬は、いずれも免疫機能に
アプローチするという意味で、作用機序
は同じといえます。
 
 効果のない患者さんに、別の薬を試して
も、作用機序が同じゆえに劇的な効果は
得られにくいのです。
 
 そこで、作用機序の全く異なる薬の
開発を目指しています」
 
 研究の結果、サイクリン依存性キナーゼ
(CDK)4/6を阻害すれば、関節を
破壊する滑膜の増殖を抑えられることを
つきとめた。
 
 さらに、米国の副作用の少ない抗がん剤
として開発されている
「CDK4/6」阻害薬があることに
注目。動物モデルの実験で、
このCDK4/6阻害薬と生物学的製剤を
組み合わせたところ、リウマチ症状を
ほぼ完全に封じ込めることに成功した。
 
 この研究成果を2014年11月に
発表し、世界をあっといわせている。
 
 「これまでにない作用機序の新薬は、
日本発の画期的な創薬になる可能性を
秘めています。
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 良さそうですね。
 
>これまでにない作用機序の新薬は、
>日本発の画期的な創薬になる可能性を
>秘めています。
>まだ臨床応用には時間がかかります
>が、産学連携で関節リウマチの治療を
>変えたいと思っています
 
 まだ時間がかかりそうなのが残念
ですが、
 
>私たちは、病気のメカニズムの解明
>よりも、患者さんが困っている症状を
>取り除くことに力を注いでいます。
 素晴らしい。
 
 発想の転換が生んだ関節リウマチの
新薬。期待したい。

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