再生医療に利用期待の繊維、簡単に安全に 信大の玉田教授ら成功
2015年01月27日 信濃毎日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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信州大繊維学部(長野県上田市)で
生体材料を研究している玉田靖教授
(57)らは、再生医療での利用が期待
される繊維「シルクナノファイバー」を、
これまでより簡単な方法で安全な材料
として作ることに成功した。
28~30日に東京ビッグサイトで
開かれる「国際ナノテクノロジー総合展」
で紹介する。
失われた組織や臓器を治療のため
人工的に作る再生医療では、最初に
再生の「足場」となる材料が必要に
なる。
玉田教授らは、手術で縫合に使われ
人体に影響が少ないことが知られている
絹糸(シルク)に着目。
成分を取りだして極小サイズの繊維の
集合体「ナノファイバー不織布」を
作った。
再生の足場の材料として有望という。
従来のシルクナノファイバーは、
シルクフィブロイン水溶液を高濃度に
したり、添加物を加えたりして作ったが、
高濃度にする作業や、作った後で安全の
ために添加物を取り除く作業に手間が
かかった。
玉田教授らの手法では、低濃度の
水溶液でもナノファイバーを作れた。
現在、特許出願を目指している。
毒性のない物質だけを使うので、
再生医療により安全な材料を提供できる。
玉田教授は「実際に再生医療の現場で
使えるようになるまで10年くらいは
かかると思うが、早期の実用化を目指し
たい」と話している。
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「シルクナノファイバー」良さそう
ですね。
10年は長いような気もしますが、
今の日本では、その位見ないといけない
のかな?
関連投稿です。
2012年1月31日
こういう所にも使えると言うこと
かな?
上手く行くように祈ってます。
こう言う技術も再生医療に必要ですね。
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