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2015年1月28日 (水)

かつての天然痘ワクチン、膵臓がんの「がんウイルス療法」に、抗がん作用の増強成功

2015年1月26日 Med エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 かつて天然痘のワクチンとして使われた
「ワクシニアウイルス」。
 
 現在は膵臓がんの「がんウイルス療法」
に利用する研究が進行している。
 
 このたび、ワクシニアウイルスを改変
して、抗がん効果を増強、かつ長続き
させることに成功した。
 
 英国のロンドン大学クイーン・メアリー
を中心とする研究グループが、がんの
臨床研究の国際誌クリニカル・キャンサー
・リサーチ誌オンライン版で、
2014年11月21日に報告したものだ。
 
 最近、「がんウイルス療法」と
呼ばれる、ウイルスを利用したがんの
治療法が注目を浴びている。
 
 これは、がん細胞だけを殺してしまう
特徴を持つウイルスを利用した治療法だ。
 
 ヘルペスウイルス、アデノウイルスの
研究が特に進んでいるが、
「ワクシニアウイルス」もその1つで、
膵臓がんに効くとして注目されている。
 
 しかし、がんを殺すウイルスも、
体にとっては「ウイルス」であり、
「外敵」。
 
 ウイルスに対する免疫反応をいかに
抑えて、抗がん効果を持続させるかが
課題となっている。
 
 研究グループは今回、本来、白血球が
生産する免疫物質である
「インターロイキン10」(IL-10)を
産生するワクシニアウイルスを作った。
 
 インターロイキン10は、免疫の働き
のうち「外敵への攻撃」を抑える作用を
持つ物質だ。
 
 ワクシニアウイルスは、
インターロイキン10を作れるようになった
ことで、免疫系からの攻撃をかわして
長い期間、体内に留まることができる
ようになり、その結果、ウイルスの
抗がん作用が最大限に生かせると予想
された。
 
 今回の研究では、インターロイキン10
を作るようにしたワクシニアウイルスと、
作らない通常のウイルスを、膵臓がんの
細胞や膵臓がんモデルマウスに感染させ、
ウイルスが膵臓がんにとどまる期間や
がんを殺す能力などを比較した。
 
 その結果、実際に、インターロイキン10
を作るワクシニアウイルスは、作らない
ウイルスよりも、膵臓がんモデルマウスの
体内に長くとどまり、優れた抗がん効果を
発揮した。
 
 また、その効果はより長期間にわたって
続くことが確認された。
 
 がん細胞を殺す作用を詳しく調べた
ところ、このウイルスは、免疫細胞
のうち「T細胞」と呼ばれるリンパ球の
作用を増強させる効果があると分かった。
 
 さらに、T細胞のうち、がんを攻撃する
T細胞は増えていたが、ウイルスを攻撃する
T細胞はあまり増えていなかった。
 
 また、がん細胞も殺すがウイルスが感染
した細胞も殺してしまう「NK細胞」は特に
増えていなかった。
 
 今後の開発に期待したい。
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 「がんウイルス療法」ね~
 
 世界でも、いろいろ研究されている
ようです。
 
 関連投稿です。
2013年9月13日
 
 有望な治療法になりそうですね。
 
 期待しましょう。

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