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2015年1月27日 (火)

「トレミキシン」開発物語 PART1

2015/01/26 日経テクノロジーONLINE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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敗血症ショックに陥った患者の命を
数多く救ってきた血液浄化器
「トレミキシン」。
 
 その開発過程からは「実験した回数は
裏切らない」という教訓が浮かび
上がってくる。
 
 いくつもの困難なハードルを乗り越えて
開発を成功させたのは、“新進気鋭”
という言葉がぴったりの若き医師たちと
企業の研究者だ。(文中敬称略)
 
 世界で初めてであり、しかも開発後
20年を経た今日においても同レベルの
製品はいまだにないという血液浄化器の
開発を成功に導いた要因を尋ねると、
奇しく三人の外科医から同じ答えが返って
きた。
 
 三人の外科医とは、開発着手当時、
滋賀医科大学外科学講座の大学院生だった
谷徹(たにとおる)(現・滋賀医科大学
外科学講座教授)、臨床医で研究生だった
花澤一芳(はなさわかずよし)
(現・豊郷病院副院長、滋賀医科大学
外科臨床教授)、同じく青木裕彦
(あおきひろひこ)(医療法人湖青会
および社会福祉法人湖青福祉会理事長)。
 
 「だから、当時の仲間が年に一回集まる
忘年会の名前は、みな貧乏でいつも
ピーピーしていたから"PP班"と
呼んでいる」
 
 開発のリーダーを務めてきた谷は
そう笑いながら話すが、PPは
血漿交換療法を意味する
プラズマ・フェレーシス
(Plasma Pheresis)の頭文字をとった
ものだ。
 
 谷たち体外血液循環の研究チームは
PP班と呼ばれていた。
 
 谷がいう「ピーピー」は、いつもみんな
血液循環を用いた治療法の研究に
いそしんでいたことを意味する。
 
 三人の外科医が成功要因として
もう一つ、挙げるものがある。
 
 「唯一恵まれていたのは、東レの一流の
研究者たちと共同して開発に取り組む
ことができたことだ」
 
 そして、各人が印象深い東レの研究者の
名前を挙げるなかで「開発にとくに大きく
貢献した人物」と評価する二人がいる。
 
 医学と高分子化学を融合させた
 
 寺本和雄(てらもとかずお)
(元・東レ医療システム研究室主席研究員)
と小路久敬(しょうじひさたか)
(現・東レ・メディカル理事)だ。
 
 寺本については今回話を聞く機会が
得られなかったので、次回に登場を願う。
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 興味深い話しのようです。。
 
 興味のある方はリンクをどうぞ
 
 但し、PART1らしいので続きがあると
思います。
 
 PART2も見たいですね。
 
 
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 日本化学会は、トレミキシンを開発した
東レおよび東レ・メディカルの研究者と
滋賀医科大学外科第一講座の医師に
対して「化学技術賞」(2000年度)を
授与した。
 
 その授賞理由に、開発の二つの意義が
挙げられている。
 
 以下、原文のまま紹介しよう。
 
 ――第一の意義としては、副作用の
ために投与することができない抗菌剤を
繊維表面に固定化して体外循環に用いる
という材料設計の新しいコンセプトを
医用高分子分野に提供したことである。
 
 第二の意義としては、体外循環による
毒素の体外への除去により敗血症の治療
の可能性を証明できたことである。
 
 これは敗血症治療分野の学会に大きな
インパクトを与えた。
 
 本技術の開発中に、抗エンドトキシン
抗体などの薬が多数開発され、臨床試験
まで進んだが、いずれも毒性が強い、
効果がないなどの理由で製品化されて
いない。
 
 本技術はエンドトキシンを体外に排除
することによって治療効果を出しており、
体外循環の意義を深めた。
 
 よって、本技術はここに日本化学会
化学技術賞に値するものと認められた。
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