がんや感染症への攻撃力を高める新技術「MSR」を発表、米国ハーバード大学
2015年1月6日 Med エッジ
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がんや感染症に対する攻撃力高める
新しい技術が登場するかもしれない。
「メソポーラスシリカロッド(MSR)」
という技術だ。
米ハーバード大学のキム・ジンウー氏
らの研究グループが、有力生物学誌の
ネイチャー・バイオテクノロジー誌で
2014年12月8日に報告している。
メソポーラスシリカロッドは、体内の
免疫力を強化するための技術だ。
ごく細かい粒子で、拡大するとロッド
の名の通り棒状となっている。
長さは88μm(μは100万分の1)、直径
は4.5μmだ。
ここに細胞が中に入り込めるくらいの
細かい穴が無数に空いている。
体の中で細胞にとっての「生け簀
(いけす)」のように利用するところが
変わっている。
免疫力を強化するのは、ここに免疫細胞
を集めることで実現する。
研究グループは、ネズミの皮膚の下に、
注射でこのメソポーラスシリカロッドを
注射して、免疫細胞がどう集ってくるか
を検証している。
結果として、免疫に関わる樹状細胞が
集結。さらに、異物への対抗に欠かせない
T細胞の中でもヘルパーT細胞、
細胞障害性T細胞をはじめとした免疫を
担う細胞を増大させることに成功した。
ごく簡単な方法で、異物に対抗する
仕組み。この生け簀の中で攻撃力を
うまく蓄えられるようにすれば、がんや
感染症を攻撃するための強力な基地に
なり得る。
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良さそうな方法ですね。
本来持っている免疫力を高められれば
最も良い方法だと思う。
期待したい。
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