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2015年1月 4日 (日)

iPSに勝るか、ほぼ無限に培養できる「胆管幹細胞」、再生医学に重要な1ページを刻む

2014年12月30日 MED エッジ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 タイトルは「成人の肝臓から肝細胞と
胆管細胞の両方に分化可能な幹細胞の
遺伝的に安定な長期培養
(Long-term culture of genome-stable
bipotent stem cells from adult human
liver)」だ。
 
 要するに、大人の肝臓細胞を長期間に
わたって培養。
 
 そこから肝臓を含めた細胞を作り出した
という報告だ。
 
 再生医学に使える方法が開発できた。
 
 研究を行ったハンス・クレーバース
(Hans Clevers)は、「内胚葉」の
組織幹細胞研究の第一人者だ。
 
 受精卵が分裂して、外胚葉、内胚葉、
中胚葉と分かれていく。
 
 このうち内胚葉は肝臓のほか、
生殖細胞などになる。
 
 現在慶応大学の佐藤俊朗さんが在籍中に
「Lgr5」と呼ばれるタンパク質を出して
いる腸管の幹細胞を長期にわたって培養
する方法を開発している。
 
 多能性幹細胞やリプログラム万能の風潮
に一石を投じて脚光を浴びた。
 
 体に元々ある幹細胞を増やして
コントロールできるのであれば
「初期化」する必要はない。
 
 当時からハンス・クレーバースに会議で
会うと、あらゆる内胚葉系の幹細胞は、
Lgr5を発現していれば培養できると豪語
していた。
 
 今回、Lgr5を出している人の肝臓の
細胞を長期にわたって培養する実験に
成功した。
 
 この研究が特に強調しているのは
「安定性」である。
 
 培養される細胞は遺伝的に安定という。
 
 ヒトES細胞やiPSは培養中にどうしても
遺伝子の突然変異が起こってくる。
 
 安全性が高いと説明している。
 
ゲノム解析で突然変異の少なさを示す
 
 これを示すため詳しいデータを示して
いる。再生医学の利用という面からは
組織幹細胞が最終的に有利だというハンス
の信念を表現したものだろう。
 
 さて、この方法でほぼ無限に培養できる
胆管幹細胞ができた。
 
 さらに「Notch阻害剤」「FGF9」
「BMP7」などを加えると試験管内で
成熟した肝細胞になる。
 
 肝細胞の特徴である、アルブミンを
作り、アンモニアを処理できる。
 
 肝臓の痛んだマウスの治療も実現して
いる。
 
 作り出した胆管幹細胞をとくに処理せず
に投与すると、そのまま肝細胞になる。
 
 2カ月以上アルブミンを体内で
作り続ける能力を持っていた。
 
 十分再生医療に利用できるわけだ。
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 素晴らしい。Good News!
 
>多能性幹細胞やリプログラム万能の
>風潮に一石を投じて脚光を浴びた。
 
 
 元々自身が持っている幹細胞。
 
 うまく利用できれば最良なのかも
知れない。
 
 今後の研究に期待したい。

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