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2015年1月31日 (土)

ヒトES細胞から小脳の神経組織への分化誘導に成功

2015年1月30日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理化学研究所(理研)多細胞システム
形成研究センター器官発生研究チームの
六車恵子専門職研究員を中心とする
研究チーム※は、ヒトES細胞
(胚性幹細胞)を小脳の神経組織へと、
高い効率で選択的に分化誘導させることに
成功しました。
 
 中枢神経系(脳)は、一度損傷すると
その機能の修復は非常に困難です。
 
 小脳は緻密な運動の制御や学習などを
つかさどるため、その機能が障害を受ける
と小脳性失調症が起こり、日常生活に
欠かせないさまざまな運動機能に支障が
生じます。
 
 研究チームは、以前の研究で
多能性幹細胞を効率良く分化できる
「SFEBq法(無血清凝集浮遊培養法)
[1]」という3次元浮遊培養法を開発し、
胚組織の発生を試験管内で自己組織化
[2]により再現することで、マウスES細胞
から、小脳の主要な神経細胞で医学的にも
重要なプルキンエ細胞[3]への分化誘導に
成功しています。
 
 今回、研究チームはマウスで成功した
培養法をヒトES細胞に応用し、
プルキンエ細胞の効率的な試験管内での
培養法の開発に挑みました。
 
 培養条件を最適化し、ヒトES細胞から
分化したプルキンエ細胞前駆細胞を
長期間培養することによって、大きな
細胞体と樹状突起[4]の伸展を確認
しました。
 
 電気生理学的解析[5]でも、この細胞
固有の神経活動が測定でき、形態的にも
機能的にも生体と非常に良く似た
プルキンエ細胞であることを確認
しました。
 
 また、プルキンエ細胞と顆粒細胞を
同一の細胞塊内で分化させ、自己組織化
によって脳の神経組織をつくるように
培養条件をさらに検討したところ、
これらがヒトの妊娠第1三半期に相当する
小脳皮質構造を形成することを
示しました。
 
 神経変性疾患の1つである
脊髄小脳変性症[6]は小脳の神経細胞の
変性による細胞死が徐々に起こり、
その数が著しく減少する病気です。
 
 研究チームでは、患者由来のiPS細胞
(人工多能性幹細胞)から
プルキンエ細胞への分化誘導にも成功
しており、脊髄小脳変性症の発症原因の
究明や治療法開発、創薬などの研究が
加速すると期待できます。
 
 将来的にはヒトiPS細胞をさまざまな
脳神経組織へと分化させることで、
種々の脳神経系疾患に対する治療法開発
への応用につながると期待できます。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
再生医療実現拠点ネットワークプログラム
「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」
事業の一環として行い、米国の科学雑誌
『Cell Reports』オンライン版
(1月29日付け:日本時間1月30日)に
掲載されます。
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>研究チームでは、患者由来のiPS細胞
>(人工多能性幹細胞)から
>プルキンエ細胞への分化誘導にも成功
>しており、脊髄小脳変性症の発症原因の
>究明や治療法開発、創薬などの研究が
>加速すると期待できます。
 
 小脳が萎縮する原因を突き止めて欲しい。 
 何故なのか?
 
 おおいに期待したいと思います。
 
 亡くなられたグループディレクター
笹井 芳樹さん、本当に残念です。
 
 人は失敗を犯すもの。
 
 失敗を許容する寛容な社会であって
欲しいと願います。
 
 本当の改革こそ重要なはず。
 改革すべきは組織です。
 
 個人攻撃ばかりでは進歩出来ません。
 
 人を救う為にもっと貢献できたはず
なのに、残念の一言。
 
 もう元にはもどらない。
 
 専門職研究員 六車 恵子
(むぐるま けいこ)さん頑張って
ください。

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