関西大と帝人、圧電ファブリックを開発 - 着用することで動きをデータ化
2015/01/09 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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関西大学(関大)と帝人は1月8日、
ポリ乳酸繊維と炭素繊維を使用した
圧電ファブリックを開発したと発表した。
同成果は、関大 システム理工学部
田實佳郎教授と帝人らによるもの。
研究グループは2012年に、ポリL乳酸と
ポリD乳酸を積層させることで強力な
圧電性能を発揮し、柔軟性や透明性も
有する圧電フィルムを共同開発した。
そして今回、同技術の応用により、
繊維を用いた圧電ファブリックという
新しいコンセプトのウェアラブル
デバイスの開発に成功した。
圧電ファブリックは、圧電体にポリL乳酸
繊維、電極に炭素繊維を使用することにより
、センサやアクチュエータへの使用を可能
としたファブリックで、福井県工業技術
センターの協力を得て平織、綾織、
サテンの3タイプを開発した。
平織タイプは"曲げ"を感知することが
でき、サテンは"ねじり"、綾織は"曲げ"、
"ねじり"に加え、"ずり"や3次元方向を
感知することができる。
3タイプのファブリックは、その織り方
や編み方の種類は数百にも及ぶことから、
変位や感知したい方向に合わせた
圧電ファブリックの設計が可能となる
という。
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画期的ですね。
これでこれまで不可能であった
"着用するだけで精緻な動きをデータ化すること"
が出来るようになりそうです。
期待したい。
今までは、正確なモーションキャプチャー
は出来なかったと思う。
あるいは、困難であった。
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