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2014年12月16日 (火)

青は殺虫光線だった。虫たちで発見

2014年12月12日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ノーベル物理学賞に輝いた青色発光
ダイオード(LED)の普及が目覚しい。
 
 何と、その光を当てると虫たちが死ぬ
ことを、東北大学大学院農学研究科の
堀雅敏(ほり まさとし)准教授らが初めて
確かめた。
 
 波長が短い紫外線は生物に有害である
ことが知られているが、可視光の中の
青色光に、紫外線より強い殺虫効果が
あったのだ。
 
 常識を覆す発見といえる。
 
 新しい害虫駆除技術につながるだけ
でなく、光の生体への影響を研究するのに
役立ちそうだ。
 
 12月9日の英オンライン科学誌
サイエンティフィックリポーツに
発表した。
 
 波長が100~315nm(ナノメートル)と短い
紫外線は生物に対して強い毒性があり、
昆虫や微生物にこれらの紫外線を当てると
死亡する。
 
 しかし、これより長い波長の紫外線
(315~400nm)に関しては、昆虫に対する
致死効果は報告されていない。
 
 光は波長が短いほど、エネルギーが
高くて、生物に対する毒性が大きいこと
から、可視光を当てるだけで昆虫が
死ぬとは考えられていなかった。
 
 378~732nm(長波長紫外線~近赤外光)に
わたるさまざまな波長のLED光の下に
ショウジョウバエのサナギを置き、
羽化できない割合を調べた。
 
 LED光の強さは直射日光に含まれる
青色光の3分の1程度とした。
 
 その結果、青色光を当てたサナギは
死んだ。
 
 青色光の中でも、波長によって効果が
異なり、特に 467nm は100%近い殺虫力
だった。
 
 卵、幼虫、成虫にも467nmの光を照射
したら、いずれも死亡した。 
 
 紫外線より青色光のほうが殺虫力は
高く、光の致死効果は波長が短いほど
大きいという従来の考えに当てはまら
ない動物種の存在が明らかになった。
 
 可視光のうち、400~500nmの青色光が
ヒトの目に傷害を与えることが最近、
報告されている。
 
 青色光の殺虫効果もやや似ている。
 
 その仕組みとして、研究グループは
「種によって、光感受性物質で吸収
しやすい光の波長が異なり、その波長の
光が虫の体内に吸収されて、活性酸素が
生じ、細胞や組織が傷害を受けて死亡
する」との仮説を提唱している。
 
 堀雅敏准教授は「偶然の失敗から
生まれた発見で、結果を見て驚いた。
 
 青色光で昆虫が死ぬというのはこれまで
考えられなかった新現象だ。
 
 その基礎的な仕組みを昆虫の実験で解明
したい。
 
 害虫駆除装置に青色LEDの活用できる
可能性も高い。
 
 青色網膜障害などヒトの健康面の研究
のモデルにもなるだろう」と話している。
 
 関連リンク
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 こういう思っても見なかった発見
と言うのは、だいたい偶然の失敗から、
ということが多ですね。
 
>青色光で昆虫が死ぬというのは
>これまで考えられなかった新現象だ。
 
>害虫駆除装置に青色LEDの活用できる
>可能性も高い。
 
>青色網膜障害などヒトの健康面の
>研究のモデルにもなるだろう」と
>話している。
 
 今後の研究に期待します。

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