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2014年12月11日 (木)

多発性硬化症の診断マーカーを発見-横浜市立大

2014年12月08日 QLife Pro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 横浜市立大学 先端医科学研究センターは
12月3日、同大学 大学院生命医科学研究科
生体機能医科学の竹居光太郎教授、
医学研究科 神経内科・脳卒中医学の
田中章景教授、高橋慶太医師らの
研究グループが、神経回路形成因子である
LOTUSが、国の指定難病のひとつである
多発性硬化症の病勢に従い脳脊髄液中で
顕著に変動することを発見したと発表した。
 
 なお、この研究結果は、米国医師会雑誌
「JAMA Neurology」オンライン版に
12月1日付で掲載されている。
 
 多発性硬化症は再発を頻繁に繰り返す
疾患のため、再発時の早期診断・早期治療
が病態を進行させないために重要だ。
 
 しかし、再発の診断において、
血液・脳脊髄液ともに信頼性の高い
バイオマーカーはまだない。
 
- 多発性硬化症の患者、LOTUS 濃度が
著明に低下 -
 
 今回研究で注目したLOTUSとは、神経回路
形成に係る機能分子で、内在性の
Nogo 受容体アンタゴニスト(拮抗物質)
として機能する。
 
 Nogo 受容体は、神経が障害された後の
神経再生を阻む分子として知られ、
多発性硬化症の病態・病勢と機能的関連が
近年注目されている。
 
 そこで研究グループは、Nogo 受容体と
同様に、LOTUSが多発性硬化症の
病態・病勢と関連があるのではないかと
想定したという。
 
 同研究グループはまず、ウェスタン
ブロッティング法と質量分析法を用いて
ヒトの脳脊髄液からLOTUS を検出・同定
することに成功。
 
 そして、脳脊髄液中のLOTUS濃度を測定
する方法を確立し、健常人、多発性硬化症、
筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症の患者
の脳脊髄液でLOTUS 濃度を比較した。
 
 その結果、多発性硬化症の患者では
LOTUS 濃度が著明に低下していることを
発見。また、同疾患の患者を再発期、
寛解期、二次進行期の3つの病期に分けて
LOTUS濃度の解析を行ったところ、再発期
にはLOTUS濃度は著明に低下していたが、
寛解期には健常人と同程度まで改善。
 
 さらに、二次進行期では明らかな再発が
なくともLOTUS濃度の低下が認められた
という。
 
 これらの結果より、LOTUS濃度が
多発性硬化症の病勢に一致して変動する
ことが示されたとしている。
 
 この研究結果は、多発性硬化症の再発や
神経障害の進行を早期に診断できる
バイオマーカーとして臨床応用され、
早期治療や新たな治療戦略の発展に貢献、
さらに病態解明へ繋がると期待されている。
 
 外部リンク
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 素晴らしい。可能性がありそうです。
 
>多発性硬化症の再発や神経障害の進行を
>早期に診断できるバイオマーカーとして
>臨床応用され、早期治療や新たな
>治療戦略の発展に貢献、さらに病態解明
>へ繋がると期待されている。
 
 信頼性の高いバイオマーカーが無い現状
から一時でも早く脱する為に、おおいに
期待したいですね。

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