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2014年12月18日 (木)

乳酸菌とその多糖に免疫賦活・炎症抑制効果を確認 - 2014年12月13日(土)実施の第12回日本機能性食品医用学会総会にて発表 -

2014.12.17 SankeiBiz
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 OTC医薬品の製造販売を手がける日東薬品
工業株式会社(以下「日東薬品」)は、
石川県立大学 生物資源工学研究所
(山本憲二教授、松崎千秋博士)、
広島大学 大学院生物圏科学研究科
(田辺創一教授)との共同研究で、
乳酸菌(Leuconostoc mesenteroides subsp.
mesenteroides NTM048株、
以下「NTM048株」)とその菌体外多糖
(以下「EPS」)に免疫力を高める効果が
あることを明らかにしました。
 
 本研究結果を、2014年12月13日(土)から
実施された「第12回日本機能性食品
医用学会総会」のランチョンセミナーにて
発表しました。
 
■免疫力を高める乳酸菌と菌体外多糖
- 乳酸菌NTM048株とそのEPS -
 
 日東薬品は石川県立大学 生物資源工学
研究所(山本憲二教授、松崎千秋博士)との
共同研究を通じ、日東薬品の
乳酸菌ライブラリー約170株の中で、
エンドウマメから単離した乳酸菌
(NTM048株)に免疫力を高める効果がある
ことと、独特なネバネバ物質である
菌体外多糖(EPS)を多く産生することを
確認しました。
 
 さらに、広島大学 大学院生物圏科学
研究科(田辺創一教授)との共同研究
により、NTM048株が産生するEPSには、
免疫機能の異常によって引き起こされる
疾患(以下「免疫疾患」)における炎症を
抑制する効果があることを明らかに
しました。
 
■実験結果
 
(1) マウスを用いた実験で、NTM048株に
  以下の効果があることを確認しました。
 ・腸管粘膜での抗体(IgA[※1])分泌量
  を増加
 ・脾臓のヘルパーT細胞[※2]の機能を
  調節
 
(2) 細胞(マウス脾細胞)を用いた実験で、
  NTM048株のEPSに以下の効果がある
  ことを確認しました。
 ・免疫疾患の原因となる
  炎症性サイトカイン(IL-17)[※3]
  産生量を抑制
 
 以上の結果から、NTM048株の菌体と
そのEPSには、免疫力を高める効果がある
ことが示唆されます。
 
 また、炎症性サイトカインであるIL-17
の産生を抑制することから、
アトピー性皮膚炎、乾癬などのIL-17に
関連した免疫疾患の予防や治療に役立つ
可能性があると考えられます。
 
 本研究結果より、NTM048株とそのEPSの
医薬品分野、機能性食品分野への応用が
期待できます。
 
 日東薬品はNTM048株とそのEPSについて、
食品分野での1年後の事業化を目指すと
共に、引き続きNTM048株及びEPSが持つ
有用性の研究に取り組み、応用分野への
可能性を模索していきます。
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 また新しい乳酸菌が発見されましたね。
 有望そうです。
 その多糖にも有用な効果があるようです。
 
>日東薬品はNTM048株とそのEPSについて、
>食品分野での1年後の事業化を目指す
 と言っています。
 
 選択肢が広がって良いと思います。
 
 その効果の程度によっては、
医薬品レベルまで行くと素晴らしい
のですが、機能性食品レベルかな?
 
 今後に期待したい。
 
 関連投稿です。
2014年11月18日
 
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