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2014年11月22日 (土)

インフルエンザウイルスの増殖に関わる宿主たんぱく質を発見

平成26年11月21日
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST戦略的創造研究推進事業において、
東京大学 医科学研究所の河岡 義裕 教授
と渡邉 登喜子 特任准教授らは、
インフルエンザウイルスの増殖に関わる
約300個の宿主たんぱく質を同定し、
それぞれのウイルス増殖サイクルにおける
作用を決定することに成功しました。
 
 また、数種類の宿主たんぱく質の
機能阻害剤が抗ウイルス効果を示すことを
明らかにしました。
 
 現在の抗ウイルス薬は、特定のウイルス
たんぱく質の働きを抑えるため、
ウイルス遺伝子の変異によって、薬剤耐性
ウイルスができることが課題です。
 
 そのため、インフルエンザウイルスの
たんぱく質に作用せずにウイルスの増殖を
抑える抗ウイルス薬の開発が期待されて
います。
 
 しかし、インフルエンザウイルスの増殖
に関わる宿主たんぱく質は、これまで
ほとんど明らかになっていませんでした。
 
 本研究では、免疫沈降法注1)と
質量分析法注2)を組み合わせて、11個
のインフルエンザウイルスたんぱく質と
結合する1,292個のヒトのたんぱく質
(宿主因子)を同定しました。
 
 この1,292個の宿主因子の発現を
抑えた細胞に、インフルエンザウイルスを
感染させてウイルスの増え方を確認し、
ウイルスの増殖に関わる323個の宿主因子
を同定しました。
 
 そのうち91個の宿主因子を詳細に解析
し、ウイルスが増殖する仕組みのどの
ステップで作用しているかを解明する
とともに、いくつかの宿主因子の機能阻害剤
はウイルス増殖を顕著に抑制することを
明らかにしました。
 
 本研究成果は、インフルエンザウイルス
の基礎研究領域において今後長年にわたって
利用される非常に有用な情報であると
考えられます。
 
 なお、本研究成果をもとに、
革新的先端研究開発支援事業において
「インフルエンザ制圧を目指した
次世代ワクチンと新規抗ウイルス薬の開発」
プロジェクトが本年より開始されており、
革新的なインフルエンザ治療薬の開発など
が期待されます。
 
 本研究は、東京大学、
米国ウィスコンシン大学、宮崎大学と共同
で行ったものです。
 
 本研究成果は、2014年11月20日
(米国東部時間)、米国科学雑誌
「Cell Host and
 Microbe」のオンライン速報版で
公開されます。
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 興味深い研究ですね。
 
>本研究成果は、インフルエンザウイルス
>の基礎研究領域において、
>インフルエンザウイルスの増殖や感染の
>メカニズムを明らかにするために、
>今後長年にわたって利用される非常に
>有用な情報であるとともに、
>インフルエンザ治療薬開発の重要な
>ターゲットにもなると期待されます。
 
 期待したい。

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