「細胞から医薬品」国内初申請 芦屋の企業
2014/10/31 神戸新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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兵庫県芦屋市の医薬品メーカー
「JCRファーマ」は、骨髄移植などを
受けて合併症を起こした患者に対し、
骨髄中にある細胞を培養して投与する
再生医療製品について、厚生労働省に
製造販売の承認を申請した。
細胞を治療薬として使う製品の申請は
国内初。
同社は2015年中にも承認を得て
販売したいという。
対象は、白血病などの治療として血液を
つくるもとになる細胞を移植した際、
提供者の免疫細胞が患者の体を異物と
みなして攻撃する合併症
「移植片対宿主病
(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)」。
同社は03年に開発を始め、07年から
製造販売承認のための臨床試験(治験)を
実施。
11~13年の重症患者25人を対象
とした最終段階では、60%の15人で
症状が改善し、問題となる副作用も
なかったことなどから、承認申請を決めた。
健康な人から骨髄液の提供を受けて
特定の幹細胞を分離、培養し、患者に点滴
で投与する。
幹細胞から出るタンパク質が、免疫細胞
の過剰な働きを抑えるという。
拒絶反応が起きにくいため、患者の
タイプを選ばず投与できるといい、
大量培養して凍結保存し、必要なときに
解凍して利用する。
同社は「治療の新たな選択肢になる
ことを期待している」と話す。
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Good News!
>細胞を治療薬として使う製品の申請は
>国内初。
だそうです。
「再生医療製品」に分類されるらしい。
新しい治療法、期待したいですね。
いろいろ応用出来そうな気がします。
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