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2014年11月30日 (日)

iPS細胞を使った遺伝子修復に成功

平成26年11月27日
京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)
京都大学 細胞?物質システム統合拠点
(iCeMS)
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇ヒトゲノムの中で1カ所しかない
 塩基配列のデータベースを構築した。
 
〇TALENおよびCRISPR注1)を
 用いてデュシェンヌ型筋ジストロフィー
 (DMD)の患者さん由来iPS細胞に
 おいてジストロフィン遺伝子を修復した。
 
〇遺伝子修復したiPS細胞において、
 意図しない致命的な遺伝子変異は
 見られなかった。
 
〇筋細胞へ分化させたところ、正常型の
 ジストロフィンタンパク質が検出
 された。
 
 
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<要旨>
 
 李 紅梅 大学院生(CiRA 初期化機構
研究部門)、堀田 秋津 助教(CiRA
初期化機構研究部門、JST さきがけ)
らの研究グループは、デュシェンヌ型
筋ジストロフィーの患者さんから作製した
iPS細胞において、TALENや
CRISPRといった遺伝子改変技術を
用いて、病気の原因遺伝子である
ジストロフィンを修復することに成功
しました。
 
 デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、
ジストロフィンという遺伝子に変異が生じ、
筋肉の衰弱が進行していく疾患です。
 
 患者さんから得たiPS細胞で
ジストロフィン遺伝子を修復することが、
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの
新たな遺伝子治療につながると期待
できますが、30億塩基で構成される
巨大なヒトゲノムの中で、
ジストロフィン遺伝子というたった
1カ所の変異だけを精密に修復するのは
困難でした。
 
 堀田助教らの研究グループは、まず
ゲノム上の配列の中から、予期しない場所
でDNA切断が起きないように、
ゲノム全体で1カ所しかない配列の
データベースを作成し、その情報を元に
遺伝子の切断部位を決めました。
 
 ジストロフィンタンパク質の機能を
取り戻すために、研究グループは3つの
手法(Exon45 skipping、
Reading frame shift、
Exon44 knock-in)を
患者さん由来のiPS細胞に用い、
Exon44 knock-in法が最も
効果的なアプローチであることを見出し
ました。
 
 更に核型解析、コピー数多型解析、
エクソーム解析により、最も遺伝子変異の
少ないクローンを選びました。
 
 最後に選び出されたiPS細胞を
骨格筋細胞へと分化させたところ、
正常型のジストロフィンタンパク質を発現
していることを確認しました。
 
 これらの結果は、将来のiPS細胞技術
による遺伝子治療に向けて重要な
フレームワークとなることが期待されます。
 
 この研究成果は2014年11月26日
正午(米国東部時間)に
「Stem Cell Reports」
で公開されます。
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 素晴らしいですね。
 
>本研究成果は、デュシェンヌ型
>筋ジストロフィーの患者さんから作った
>iPS細胞において、3つの戦略で
>ジストロフィン遺伝子の変異を修復した
>ことを世界で初めて報告しました。
 
>今回示した手法が、今後の遺伝子治療の
>枠組みとなることが期待されます。
 
 おおいに期待したい。

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2014年11月29日 (土)

医療・福祉が変わる?ロボット技術の新展開

2014年11月26日 Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 いま、医療・福祉の分野でロボットが
大きく活躍の場を拡げようとしています。
 
 手術支援から介護の手助けまで様々な
ロボットが研究され、一部は実用化して
います。
 
 その中から、ユーザーの体に直接装着
することで生活やリハビリを支える
ロボットを紹介します。
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 Good News!
 
 良いですね。見てください。
 ロボットスーツHAL(R)だけではないです。
 期待が持てそうです。
 
 インタラクティブ・バイオフィードバック
新潟病院の臨床試験の結果に期待したい。
 
 関連投稿リンク
2014年11月21日

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(2014衆院選)税に思想はあるか 諸富徹さん

2014年11月29日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 世界の税の歴史に詳しい諸富徹さんに
聞いた。
 
 「増税にあたって、景気のタイミングを
計ること自体は理解できなくはありません。
 
 でも、それを計るにも限界がありますね。
 
 当初予定の1年半後に、本当に景気が
よくなっているのでしょうか。
 
 税制は、目先の景気だけでなく、
日本という国のあり方をどうしていくか
で決まってくるものです。
 
 短期的な経済情勢だけで判断していけば、
結局、いつまでたっても上げられなくなり
ます」
 
 「まして安倍さんは(景気が悪ければ
増税をやめることができる)景気条項を
外すと言いつつ、『リーマン・ショック
のような世界的な経済緊縮、天変地異
では(再延期する)法律を出すことに
なる』と発言しています。
 
 かえって不信を呼びます」
 
 
-----
 「経済のグローバル化によって、お金は
容易に国境を越えてしまいます。
 
 国家が個人の所得や企業の利益に税財源
を求めていくことは、ますます難しく
なります。
 
 その結果、国家という閉じられた空間で
課税できる消費税などの間接税に、
比重を移さざるを得ない。
 
 それが、いまの先進各国の潮流です」
 
 「歳出で最も大きいのは社会保障費で、
その比率はさらに高まっていきます。
 
 そこで忘れてはならないのは、払った
お金の大きな部分が国民自身に戻ってくる
構造が強まるということです。
 
 私が強調したいのは、消費税は単に分配
や救済の財源ではなく、人に対して投資を
していく元手だということです。
 
 社会保障と聞けば、お金は使い尽く
されてしまう、というのが多くの人の認識
でしょう。
 
 けれども、病に倒れた人がきちんと手術
を受け、能力も意欲もまだある人が命を
失わずに済み、社会に復帰して働ける
というのは、大切なことです。
 
 消えてしまうお金ではありません」
 
 「社会保障以外でもそうです。
 
 幼児教育から成人の職業訓練まで、
人への投資は日本の生産性を高めます。
 
 これからの経済成長は、製造業の
生産拠点としての整備ではなく、
いかに質の高いサービスを生み出す人を
育てられるかにかかっているからです。
 
 人的資本が鍵です。
 
 人に投資せずに、経済成長はあり得ない。
 
 人への投資を重視する社会的投資国家
への転換をめざすべきです。
 
 消費税の3党合意をいとも簡単に壊して
しまった罪深さは、人への投資が不可避
なのに、その財源の確保を棚上げした
ということです。
 
 これこそ成長戦略に最も反している
のです」
 
 「まさに公共事業への投資ではもう成長
しないから、人への投資に切り替え、
日本経済の構造転換を促す戦略でした。
 
 政治家にはその大切さが分かって
いなかったのでしょう」
 
 「人への投資に転換する政策を、世界で
一番意識しているのは北欧諸国でしょう。
 
 スウェーデンは所得税も消費税も高い
重税国家ですが、人的資本投資で国民に
還元すると同時に、日本を上回る成長率
を実現してきたのです」
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 全く同感です。
 
 最大の成長戦略は人的投資への転換、
その原資は消費税と考える必要がある。
 
 当然それ以外に税収を増やす手は
あるはずで、EUに学ぶべき点が多い。
 
 どうも日本は諸外国に全く学ぶことを
しない。
 
 どうしてでしょうか?
 日本はそんなに世界のお手本なんで
しょうか?
 借金だらけのこの国が?
 
 
>「人への投資に転換する政策を、
>世界で一番意識しているのは
>北欧諸国でしょう。
 
>スウェーデンは所得税も消費税
>も高い重税国家ですが、
>人的資本投資で国民に還元すると
>同時に、日本を上回る成長率を
>実現してきたのです
 
 この国に学ぶ点は多い。
 
 企業は人です。
 人が作り運営しているのです。
 いかに良い人を育成し、その先の
良い企業を作れるか?
 が大切なはず。
 
 それを、どう国としてサポートするか?
 
 にお金をかけなければこの国はいずれ
衰退します。
 
 だからこそ、少子化対策は最重要なの
ではないのでしょうか?
 
 誰もが生き生きと希望を持って生活して
いける。 そんな社会を目指さないと、
 
 今のやり方でそんな社会が来るので
しょうか?
 
 疑問に思えてならない。

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2014年11月28日 (金)

選挙報道「公正に」 自民、テレビ各社に要望文書

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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〈田島泰彦・上智大教授(メディア法)
の話〉
 
 今回の文書は中身に問題がある。
 
 一般的に公平な報道をお願いするもの
ではない。
 
 出演者の発言回数やテーマについて
特定の意見が集中しないように求める
など、かなり具体的に介入した文書
であり、報道が萎縮するような圧力に
なっている。
 
 もちろん、報道がある政党に対して
肩入れをすることはあってはならない。
 
 しかし、公平公正というのは問題を
足して2で割るという話ではなく、権力を
持っている政権の問題を指摘し、時間を
かけて課題を議論することは報道としては
健全だ。
 
 また、今回の文書を問題視していない
放送局の感覚もおかしい。
 
 公平中立な報道はメディア自身が
主体的に自らで考えるべきことだ。
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 同感です。
 
>今回の文書を問題視していない
>放送局の感覚もおかしい。
 私もそう思います。
 
 放送局は認可を受けている受け身の
立場なのでそうなるのかな?
 
 仕組みがおかしいですね。
 NHKも情けないし、どうもおかしい。
 
 国民が正しい判断をするために
必要十分な情報を伝えるのが
報道の役目。
 
 きちんとはたしてください。
 
 

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国債信用力の指標、悪化 消費増税延期、保証料率が上昇

2014年11月28日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
>日本国債の信用力を示す指標の一つが
>悪化している。
>クレジット・デフォルト・スワップ
>(CDS)と呼ばれる金融派生商品の
>保証料率だ。
>安倍晋三首相が消費増税の先送りを
>決めたことで、政府がきちんと借金を
>返済する意思があるのか、投資家の間
>にも悪影響を心配する声が少なからず
>あるからだ。
 
 すぐにどうこうということはないが、
不安ですね。
 
>財政規律を守るという強いメッセージが
>不可欠だ

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(政権2年を問う)雇用 「雇用100万人増」増えたのは非正社員 2014衆院選

2014年11月27日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 「アベノミクスで雇用が100万人
増えた」。
 
 「何を言ってるの?」と耳を疑った。
 
 ハローワークで求人数が増えた実感は
あるが、アルバイトや派遣の募集ばかり。
 
 正社員をみつけても手取りが
12万~15万円程度。
 
 「かけ持ちしなければ、まともに食べて
いけない」
 
 「就業者数は約100万人増加」
「賃上げ率は過去15年で最高」――。
 
 自民党が25日に発表した公約集の冊子
には、雇用に関する「成果」が目立つ。
 
 だが、雇用の「質」は置き去りだ。
 
 2年で増えた約100万人の内訳は
こうだ。
 
 パートや契約社員などの非正社員が
123万人増え、逆に正社員は22万人
減った。
 
 しかも増えた約100万人のうち、
7割が65歳以上だ。
 
 人数の多い「団塊の世代」が高齢化した
のを背景に、働く高齢者が2年前の
356万人から424万人に増えたためだ。
 
 「生きることに必要な物しか買えない。
 
 景気がよくなったなんて、どこの国の
話ですか?」。
 
 都内の私立保育園で保育士として働く
女性(41)は1年前、保育園を運営する
会社の担当者から「今年は月給を上げます」
と言われて喜んだ。
 
 だが、「その分、ボーナスを削ります」。
 
 結局、年収は240万円のままだ。
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 実態はこうだと思う。
 
 確かに全体では潤ったのかもしれないが、
生活している人の大部分が潤いを感じない
状況では意味が無い。
 
 格差は確実に拡大しました。
 
 「金融資産1億円以上の世帯が
100万世帯、一方ゼロ世帯が3割で
高止まり」 です。
 
>生きることに必要な物しか買えない
 
 こんな人達が大多数で、なんで消費が
上向くと考えるのか?
 
 理解出来ない。
 
 今のままの政策では一年半待っても
変わらない。
 
>「世界で一番企業が活動しやすい国を
>目指します」。
>安倍首相は昨春、衆院本会議での
>施政方針演説でこう言いきった。
 
 「大企業が」という条件がつくね。
 労働者は置いてきぼり。
 
>雇用政策を企業の視点から進めるのか、
>働く人の視点でとらえ直すのかが、
>問われる選挙でもある。
 
 選挙に行くのならきちんと評価して
このままの政策で良いのか、そうで
ないのか判断してください。
 
 このままで良ければ自民に、そうで
ないなら、自民以外を選択するのが良い。
 
 選挙に行かないのは、現状の肯定。
 (入れる政党がないから行かない!)
  → これが最悪。
 
 実施した政策の評価が選挙結果に反映
しないとしたら、
 
 何のための選挙、何のための民主主義
かと思う。

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2014年11月27日 (木)

腎臓の構造、再現に成功 ラットの細胞から 岡山大

2014年11月25日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学は、ラットの腎臓から採った
1個の細胞から、腎臓の複雑な立体構造を
再現することに世界で初めて成功した。
 
 ヒト細胞でもできれば、腎不全の
再生医療につながる可能性があるという。
 
 24日、米専門誌ステムセルズに掲載
された。
 
 腎臓は、構造が最も複雑な臓器の一つ。
 
 岡山大医学部の喜多村真治講師
(腎臓内科)らは、ラットの腎臓から、
腎幹細胞を分離。
 
 ゲル状の特殊な立体培地に埋め、細胞が
縦横に成長できるようにした。
 
 すると3週間後、腎臓の基本単位である
ネフロンに酷似した構造体になった。
 
 尿を作る機能も一部確認できたという。
 
 ネフロンは細かい管が複雑なループ状
につながっている。
 
 構造再現は極めて難しいと見られて
いた。
 
 喜多村講師は「まず腎臓を使う動物実験
の代替として使えるでしょう。
 
 ヒト細胞で製法が確立できれば、
iPS技術と組み合わせて、再生医療に
応用できる可能性がある」と話す。
(中村通子)
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 素晴らしい。
 
 再生医療、日々進歩しています。
 
>腎臓は、構造が最も複雑な臓器の一つ
 
>ラットの腎臓から、腎幹細胞を分離。
>ゲル状の特殊な立体培地に埋め、
>細胞が縦横に成長できるようにした。
 
 今後に期待です。

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根本的治療法が確立されていないCMT病

2014年11月25日 Qlife PPro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 群馬大学・生体調節研究所・細胞構造
分野の佐藤健教授ら研究グループは
11月12日、Charcot-Marie-Tooth disease
CMT病)発症の原因となる
変異PMP22タンパク質(PMP22)が細胞内に
蓄積するメカニズムの一端を解明すること
に成功したと発表した。
 
 遺伝性疾患の神経難病であるCMT病に
ついては、これまで複数の原因遺伝子が
発見されているものの、根本的治療法は
確立されておらず、研究・開発の進展が
求められている。
 
 通常、野生型PMP22は小胞体で合成後に
細胞膜へと輸送され、神経細胞を保護する
ミエリンの形成に働く。
 
 一方、変異PMP22は小胞体に蓄積して
細胞毒性を示し、細胞を変性させてしまう
ことが判明している。
 
 研究グループは、今回この変異PMP22の
小胞体における分解に関わる因子として、
新たにHrd1とgp78の同定に成功したという。
 
 また、変異PMP22の1種であるPMP22
(L16P)の小胞体蓄積に関与する因子
として、カルネキシンとRer1を発見する
ことにも成功。
 
 これらを同時に機能抑制すると、
変異PMP22の小胞体蓄積が劇的に緩和され、
細胞膜などへの輸送が促されることを
確認したとしている。
 
 今回の研究で、これまで不明だったCMT病
の発症機構の一端と、新たな創薬ターゲット
を見出すことができた。
 
 研究グループでは、さらにCMT病
のみならず変異タンパク質が小胞体に蓄積
する様々な疾患の原因解明や治療薬開発
にも寄与する可能性があるとしている。
 
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>遺伝性疾患の神経難病であるCMT病
>については、これまで複数の原因遺伝子
>が発見されているものの、根本的治療法
>は確立されておらず、研究・開発の進展
>が求められている。
 
 殆どの難病が同様ですよね。
 
 ひとつでも、一歩でも前進出来れば
良しとしたい。
 
 期待しています。

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次世代パーソナルモビリティWHILL Model A販売開始

9/3, 2014
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 良さそうですが、高いですね。
 
 本体価格
95万円(非課税)です。
 
 欲しくても、私には手も足も出ません。
 
 お金持ちの障害者が対象ということに
なると思いますが、こんなものなのかな?
 
 「世界の電動車いす」と言う個人の
Web Pageを見るともっと高いものも
あるようで、こんなものかも知れません。
 
 本当は、もっと低価格で、せめて進行性の
難病の人に対して貸与してあげられるような
仕組みが欲しいですね。
 
 進行性なのだからいずれ使おうにも、
使えなくなるものを、購入するのは
勿体ないですからね~
 
 上手く行かないものですね。

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2014年11月25日 (火)

話題の新型電池「battenice」の正体

2014/02/24 日経テクノロジーonline
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
>化学電池ではなく量子技術を用いた
>物理電池に分類されるもの
 だそうです。
 
>日本マイクロニクスによれば、
>新型電池は次のような長所を持つ。
 
>(1)全てが固体からできた電池である
>  ため液漏れの心配がない、
>(2)可燃性の材料を使わないので
>  熱暴走による発火の心配がない、
>(3)レアメタル/レアアースを使わない
>  ので資源調達にも不安がない、
>(4)環境負荷の高い物質を使って
>  いないので環境にやさしい、
>(5)充放電サイクル寿命が長い
>  (加速試験では1万回以上を
>  確認済み、現在10万回以上を
>  目指して試験を継続中)ので廃棄物
>  の低減につながる、
>(6)出力密度がキャパシタ並みに高い
 
 良さそうですね。
 
 ただ、
>電極当たりのエネルギー密度の点
>で高性能なリチウムイオン二次電池に
>劣っている上、技術的なブレークスルーが
>なければエネルギー密度を大幅に向上
>させることは難しそう。
 なんだそうです。
 
 とは言いながら利点はかなりありそう
なので、リチウムイオン二次電池とは
違った用途で有効な使い道があると
思われます。
 
 是非製品化し、新市場を形成
して貰いたい電池です。

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東大、最悪性脳腫瘍細胞が腫瘍を作る仕組みを明らかに

2014年10月4日 財経新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学の秋山徹教授・高井弘基大学院生
(博士課程)らによる研究グループは、
最悪性脳腫瘍「グリオブラストーマ」の
DNAには5hmC(5-hydroxymethylcytosine)と
呼ばれる目印が多く存在し、これが脳腫瘍が
作られるために必須であることを明らかに
した。
 
 私たちの身体は約60兆個の細胞で形成
されており、細胞にあるDNAに異常が
起きるとがん細胞化すると考えられて
いる。
 
 近年の研究で、少数の細胞が特に強い
造腫瘍能を持っていることが分かって
おり、その細胞を「がん幹細胞」と呼んで
いる。
 
 今回の研究では、最悪性の脳腫瘍
「グリオブラストーマ」のDNA解析を
おこない、脳腫瘍細胞のDNAには正常な
細胞の約2~100倍にも及ぶ大量の5hmCが
存在することが分かった。
 
 また、5hmCにはCHTOP-methylosomeと
呼ばれるタンパク質複合体が結合しており、
CHTOP-methylosomeが遺伝子の周囲に存在
するヒストンをメチル化することで、
がん遺伝子を活性化していることを明らか
にした。
 
 今後は、本研究成果を応用して最悪性
脳腫瘍の新しい治療方が開発されると
期待されている。
 
 「グリオブラストーマ」は、脳の機能的
部位に生じる腫瘍のうち約52%を占め、
「膠芽腫(こうがしゅ)」とも呼ばれる。
 
 予後が悪く、一年後生存率は約50%程度
に留まり、五年後生存率は7.8%と非常に
低い。
 
 WHOによる脳腫瘍の分類では、最悪性と
されるgrade IVに分類されている。
 
 5hmCは、DNAを構成する塩基
(A:アデニン、T:チミン、G:グアニン、
C:シトシン)のうち、シトシンがTETと
呼ばれる酵素によって酸化されたもの。
 
 なお、この内容は10月2日に
「Cell Reports」オンライン版に掲載
された。
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 「膠芽腫(こうがしゅ)」いやですね。
 
>今後は、本研究成果を応用して最悪性
>脳腫瘍の新しい治療方が開発されると
>期待されている。
 
 おおいに期待したい。

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筑波大、iPS細胞の品質左右する遺伝子特定

2014/10/3 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筑波大学は2日、iPS細胞の品質を
左右する遺伝子を特定したと発表した。
 
 iPS細胞を作るために必要な4つの
遺伝子のうち「Klf4」という遺伝子が、
様々な細胞に変化できる能力(多能性)に
最も関わることを突き止めた。
 
 細胞が初期化するメカニズムの解明に
役立つ。
 
 筑波大の西村健助教、久武幸司教授らの
グループは4つの遺伝子をマウス胎児の
繊維芽細胞に導入してiPS細胞を作った。
 
 品質が悪い(多能性が低い)細胞だった
ためそれぞれの遺伝子が働く強さを変えた
ところ、Klf4の働きを弱めたときだけ
品質の悪い細胞ができることが分かった。
 
 Klf4の働きを調節することで、
多能性を獲得するまでに至る様々な
中間段階の細胞を作ることにも成功した。
 
 4つの遺伝子を分化した細胞に導入
すれば、多能性を持つiPS細胞ができる
ことは分かっているが、なぜ初期化する
のか、その仕組みはわかっていない。
 
 今回の成果は分化した細胞が初期化する
過程を詳細に分析するのに役立つ。
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>今回の成果は分化した細胞が初期化
>する過程を詳細に分析するのに役立つ。
 
 なぜ初期化するのか?
 明快になれば素晴らしいですね。
 
 今後に期待します。

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2014年11月24日 (月)

Wmの憂鬱、ドライバー変異からパッセンジャー変異へ、抗がん剤開発の下克上が起こった【日経バイオテクONLINE Vol.2158】

Wmの憂鬱、
ドライバー変異からパッセンジャー変異へ、
抗がん剤開発の下克上が起こった
【日経バイオテクONLINE Vol.2158】
 
有料記事です。
 
 がん治療に下克上が起こったようです。
 すごく大きな変化です。
 一部、載せます。
 ご覧になってください。
 
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 がんのドライバー遺伝子の究明
→分子標的治療薬開発がもう時代遅れに
なりつつあることです。
 
 免疫ゲノム研究の進展により、がん治療
に下克上が起こったのです。
 
 今やトライバーより、パッセンジャー
(乗客変異)の方が命を救うマーカーに
なったのです。
 
 目が回るようなシンポ(進歩)でした。
 
 癌の免疫療法のジレンマは、確かに
画期的に効き、しかも長期生存する患者も
出るが、それが癌ワクチンでは少数、
最新の抗CTLA-4抗体や抗PD-1抗体などの
免疫チェックポイント阻害薬でも単剤では
20%前後にとどまることでした。
 
 効果のある患者を見つける
バイオマーカーの探索と最適な併用療法の
探索が始まりました。
 
 その意味で昨年発表された、
抗CTLA-4抗体
(免疫中枢のチェックポイント阻害薬)と
抗PD-1抗体
(末梢の免疫チェックポイント阻害薬)の
併用が、肺がんで60%以上の奏功率を示し、
腫瘍量も80%以上削減したことはショック
でした。
 
 腫瘍局所での癌免疫を復活させるために、
免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせ
だけでなく、T細胞の活性化や癌のニッチ
の改変を目指した薬物療法が試される時代
となったのです。
 
 腫瘍免疫を丸ごと操作して、癌に対抗
する新しい戦略が現実化しつつあります。
 
 
 もう1つ驚いたのは、免疫ゲノム研究の
進展です。
 
 米Sloan Kettering Cancer Center chif
Melanoma&Immunotherapeutics
ServiceのJedd D.Wolchok博士の発表には
打ちのめされました。
 
 博士は米Bristol-Myers Squibb社
・小野薬品グループと緊密な共同研究関係
にあるのが救いですが、私の想像を遥かに
超えて、免疫ゲノムを応用していました。
 
 実際には抗CTLA-4抗体で長期に回復した
悪性黒色腫の患者の癌と効果が得られ
なかった癌患者の癌組織の
エクソーム解析によって、どのような
遺伝子変異を持つ患者が
免疫チェックポイント阻害剤の
レスポンダーなのかを網羅的に解析した
のです。
 
 同氏らによれば、抗CTLA-4抗体で奏功した
悪性黒色腫の患者の癌は奏功しなかった
患者と比べて突然変異の数は多かった。
 
 具体的には300以上のパッセンジャー変異
を持っていました。
 
 奏功しなかった患者はそれよりも100個
程度遺伝子変異が少ない傾向がありました。
 
 これはどういうことかというと、多数の
変異を獲得すれば獲得するほど、
そのがんは新規の抗原を獲得することに
なり、腫瘍の抗原性が増すということを
示しています。
 
 免疫のブレーキである
免疫チェックポイントを阻害し、免疫反応
のブレーキを外せば、抗原性の強い腫瘍に
関しては癌抗原特異的なキラーT細胞が
増殖、浸潤、そして治療効果を発揮する
というストーリーです。
 
 今まではドライバー変異を見つけること
が重要でしたが、今後は臨床的に意味が
少ないと思われていたパッセンジャー変異
を解析することが、癌の免疫原性を判断
するために重要となりました。
 
 とうとうゲノム解析が患者の
免疫プロファイルを記述できるところまで
来た。
 
 時代が変わりました。
 
 本日発表された「New England J. of
ゲノム解析と癌臨床研究の融合、そして
バイオインフォマティクスの助け無く
しては癌の治療がもうできないことを
現す記念碑的論文となりました。
 
 無料アクセスですので、
どうぞご覧下さい。
 
 嫌いだった数学なくしては、癌ももう
治らなくなってしまったのです。
 
 医学部の入試にインフォマティックスは
必須科目にしなくてはなりませんね。
 
 まったく時代が変わりました。
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 医学もダイナミックに変化しつつ
あります。
 
 がんの克服は非常に困難であると
思っていましたが、なかなかどうして
かなり良い成績を得られるようになる
かも知れません。

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(問う:3)増税延期と「不都合な真実」 2014衆院選

2014年11月24 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 「断言します」。消費税率10%への
増税の延期を表明した18日の記者会見で、
安倍晋三首相が発した一言が、のどの小骨
のようにずっと引っかかっている。
 
 首相は増税を1年半延期する理由を
「景気が腰折れすれば、税率を上げても
税収が増えず元も子もない。
 
 アベノミクスの成功を確かなものにする
ため」と語った。
 
 ところが、その会見で首相は、
17年4月に延ばした再増税について
「再び延期することはない。
 
 ここで、みなさんにはっきりと断言
いたします」と言い切った。
 
 成長で税収が増え続けるならずっと増税
しなければいい。
 
 景気に関係なく17年4月に再増税する
なら、なぜ来秋は延期するのか。
 
 一見矛盾する発言の裏に首相が語らない
「不都合な真実」があると感じた。
 
 日本の人口減と高齢化のスピードを冷静
に考えれば、どれだけ成長して税収が増え
ようとも、財政はいずれ行き詰まる
という現実だ。
 
 首相もそれを分かっているから
「増税しない」と言えないのではないか。
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 同感です。
 
 いずれ財政は行き詰まる。
 確実です。
 
 ならば増税は極端な経済状況の変化が
無い限り実施すべきだと考えます。
 
 有識者も半数以上が増税に賛成して
いる。何のための有識者か?
 自分に都合の良いように利用する。
 
 そもそもこんなに極端な借金財政を
続けて来たことに政治家の無責任さが
透けて見えます。
 
 国民も同じ。
 政治を変えたいと思っている国民が
少なすぎる。多分投票率は低い。
 
 今回の選挙は安倍さんの思い通りに
なるでしょう。
 
 その意味で政治家としては一級なの
かも知れない。
 
 最も重視したいのが政策ではなく、
政治の安定とはなんと民主度の低い国民
かと思う。
 
 これでは何も変わらないどころか
未来は極めて不透明、どうなるのか
分からない。
 
 これで良いと国民が思っているのだから
仕方がない。
 
 教育が間違っているのではないか?
 
 自分の頭で判断し、未来を見つめる
姿勢こそ教えるべきもの。
 
 道徳は自分の頭で考えさせることを
しない。
 
 あれが正しい行動。これが間違った行動。
判断をさせない教育。
 
 過去にもあった。
 
 自分の頭で考えることが何より大切。
 
 絶対に正しいというものはない。
 色々な意見のなかで良いと思うものを
自分の頭で考え、判断し、選択していく、
その連続しかない。

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2014年11月23日 (日)

病原ウイルスを一網打尽に検出、定量化

2014年11月19日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 マイクロ流体工学を応用して、さまざまな
病原体ウイルスを一網打尽に検出・定量する
技術を北海道大学大学院工学院の石井聡
(いしい さとし)助教らが開発した。
 
 この技術で、河川水に含まれる
ノロウイルスやロタウイルスなどの
病原ウイルスを定量的に検出することに
成功した。
 
 複数の病原体について高精度で高感度の
定量値がわかるため、水や食品の
安全性評価や医療診断への応用が期待
される。
 
 国立極地研究所との共同研究で、
11月14日付の米微生物学会誌
Applied and Environmental Microbiology
オンライン版に発表した。
 
 環境中にはさまざまな種類の
病原性ウイルスがいる。
 
 検出するには、ウイルスの遺伝子を増幅
して解析するPCR法が最も有効だが、
1回に1種類のウイルスしか調べられない
ため、時間も労力もかかりすぎる。
 
 この難問を解決しようと、研究グループ
は数ナノリットル(ナノは10億分の1)の
微細空間で平行して同時一斉に検出・定量
する新技術を考案した。
 
 新技術は、複数の連なったナノリットル
サイズの微細空間に検体の水などを流し
込んで、それぞれの微細空間ごとに特定の
ウイルス検出用のPCR反応液と混ぜて、
各ウイルスの濃度を測定する仕組みだ。
 
 マイクロ流体工学を基に、検体や
PCR反応液が順調に流れるように工夫された
微細解析装置を用いた。
 
 この装置で、ノロウイルス、
ロタウイルス、サポウイルス、
アデノウイルス、アイチウイルス、
エンテロウイルス、アストロウイルス、
A型とE型肝炎ウイルスを同時一斉に検出
できることを確かめた。
 
 大規模な食中毒を時々起こす
腸管出血性大腸菌のO157などの細菌も検出
が可能だった。
 
 開発した石井聡さんは「マイクロ流体の
装置を病原ウイルス検出に応用したのが
新しい。
 
 遺伝子が既知のウイルスなら、対象の
種類を増やし、自動化も可能だ。
 
 コスト面の課題はあるが、この技術を
使えば、水や食品などにどのような病原体
がどれぐらいの量で混入しているのか、
簡単に調べることができ、水や食品の
衛生管理に役立つ。
 
 医療機関で胃腸炎を引き起こしている
病原体を速く突き止めるにも有効だろう」
と話している。
 
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 素晴らしい。
 
>コスト面の課題はあるが、この技術を
>使えば、水や食品などにどのような
>病原体がどれぐらいの量で混入して
>いるのか、簡単に調べることができ、
>水や食品の衛生管理に役立つ。
 
 コスト面の課題を早急に解決して、
役立てて頂きたい。
 
 期待したい。

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2014年11月22日 (土)

インフルエンザウイルスの増殖に関わる宿主たんぱく質を発見

平成26年11月21日
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 JST戦略的創造研究推進事業において、
東京大学 医科学研究所の河岡 義裕 教授
と渡邉 登喜子 特任准教授らは、
インフルエンザウイルスの増殖に関わる
約300個の宿主たんぱく質を同定し、
それぞれのウイルス増殖サイクルにおける
作用を決定することに成功しました。
 
 また、数種類の宿主たんぱく質の
機能阻害剤が抗ウイルス効果を示すことを
明らかにしました。
 
 現在の抗ウイルス薬は、特定のウイルス
たんぱく質の働きを抑えるため、
ウイルス遺伝子の変異によって、薬剤耐性
ウイルスができることが課題です。
 
 そのため、インフルエンザウイルスの
たんぱく質に作用せずにウイルスの増殖を
抑える抗ウイルス薬の開発が期待されて
います。
 
 しかし、インフルエンザウイルスの増殖
に関わる宿主たんぱく質は、これまで
ほとんど明らかになっていませんでした。
 
 本研究では、免疫沈降法注1)と
質量分析法注2)を組み合わせて、11個
のインフルエンザウイルスたんぱく質と
結合する1,292個のヒトのたんぱく質
(宿主因子)を同定しました。
 
 この1,292個の宿主因子の発現を
抑えた細胞に、インフルエンザウイルスを
感染させてウイルスの増え方を確認し、
ウイルスの増殖に関わる323個の宿主因子
を同定しました。
 
 そのうち91個の宿主因子を詳細に解析
し、ウイルスが増殖する仕組みのどの
ステップで作用しているかを解明する
とともに、いくつかの宿主因子の機能阻害剤
はウイルス増殖を顕著に抑制することを
明らかにしました。
 
 本研究成果は、インフルエンザウイルス
の基礎研究領域において今後長年にわたって
利用される非常に有用な情報であると
考えられます。
 
 なお、本研究成果をもとに、
革新的先端研究開発支援事業において
「インフルエンザ制圧を目指した
次世代ワクチンと新規抗ウイルス薬の開発」
プロジェクトが本年より開始されており、
革新的なインフルエンザ治療薬の開発など
が期待されます。
 
 本研究は、東京大学、
米国ウィスコンシン大学、宮崎大学と共同
で行ったものです。
 
 本研究成果は、2014年11月20日
(米国東部時間)、米国科学雑誌
「Cell Host and
 Microbe」のオンライン速報版で
公開されます。
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 興味深い研究ですね。
 
>本研究成果は、インフルエンザウイルス
>の基礎研究領域において、
>インフルエンザウイルスの増殖や感染の
>メカニズムを明らかにするために、
>今後長年にわたって利用される非常に
>有用な情報であるとともに、
>インフルエンザ治療薬開発の重要な
>ターゲットにもなると期待されます。
 
 期待したい。

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トヨタ、「ミライ」に透ける焦り 米国規制で揺らぐ立場

2014/11/21 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「ハイブリッド車(HV)『プリウス』を
超えるイノベーションだ」。
 
 トヨタ自動車の加藤光久副社長は、
2014年11月18日に開催した燃料電池車
(FCV)「MIRAI(ミライ)」
(12月15日発売)の発表会で、力を込めて
こう発言した。
 
 HVの成功に安住せず、「水素社会」という
新たな時代を切り開く――。
 
 エコカーだけでなく自動車産業の覇者
としての地位を磐石とするための
メッセージを随所にちりばめ、攻める姿勢
を鮮明にした。
 
 だが、発表の細かい内容を吟味すると、
ミライを通じてトヨタの焦りも透けて
見えてくる。
 
 それは地域ごとの販売目標に表れている。
 
 米国の販売目標は2017年末までに
3000台以上。
 
 国内が2015年末までに400台、欧州が
2016年頃までに年50~100台と、日本から
半年遅れて発売する米国が最も多い。
 
 しかもわざわざ「以上」との言葉を
つけ、米国で最低でも3000台を販売する
意思を明確にした。
 
 そこには規制対応上、米国でFCVを売ら
なければならないトヨタの事情がある。
 
■エコカーの先行指標で苦境に
 
 カリフォルニア州は、自動車メーカーに
対して販売台数の一定割合を電気自動車
(EV)など排ガスゼロの車(ZEV :
Zero Emission Vehicle)とするよう
義務付けるZEV規制を導入している。
 
 基準未達のメーカーは罰金を払うか、
超過達成するメーカーから「ZEV排出枠
(クレジット)」を購入しなければ
ならない。
 
 2017年から規制が強化され、エンジンと
併用するハイブリッド車がZEVの対象車種
から外される。
 
 同州で販売台数の多いトヨタはZEV規制
の要求達成が難しくなるため、今から
ZEVクレジットを蓄えているようだ。
 
 ZEVのクレジット売買はエコカー市場の
先行指標とも言える。
 
 ZEV車は渋滞を避けるために同州の
高速道路に設けられた
「カープールレーン」を優先して走れる
ため、ユーザーの関心も高い。
 
 トヨタがZEV規制対応の切り札として
期待するのがミライだ。
 
 トヨタはテスラのようにEVの量販車を
販売していないため、FCVに頼らざるを
得ない。
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 なるほどね~ 納得です。
 
 トヨタは未来を見てますね。さすが。
 
 でも、水素自動車のみに頼るのは
かな危険。
 今後の戦略に注目です。
 
 水素ステーションの普及は難しい。
 電気充電設備の方が遙かに低コスト。
  → 普及させやすい。
 FCVは水素が高く、燃費もあまり良く
ない。
 
 米国カリフォルニア州すごいですね。
 どうしてこういう規制ができるので
しょうか?
 
>自動車メーカーに対して販売台数の
>一定割合を電気自動車(EV)など
>排ガスゼロの車
>(ZEV :Zero Emission Vehicle)と
>するよう義務付けるZEV規制を導入
>している。
 
>ZEV車は渋滞を避けるために同州の
>高速道路に設けられた
>「カープールレーン」を優先して
>走れるため、ユーザーの関心も高い。
 
 CO2の削減を真剣に考えているから
なのでしょう。
 
 未来に宿題を残さない良い施策だと
思います。
 
 CO2の削減には時間がかかる。
 早い時期から法律で規制していかないと
実現は難しい。

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2014年11月21日 (金)

作業・介護支援用の装着型ロボットに初の国際安全規格

2014年11月12日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDO生活支援ロボット実用化プロジェクト
の成果をもとに、CYBERDYNE(株)は、
「HAL作業支援用(腰タイプ)」及び
「HAL介護支援用(腰タイプ)」について、
生活支援ロボットの国際安全規格
ISO 13482:2014の認証を日本品質保証機構
(JQA)から取得しました。
 
 作業者及び介護者向けの装着型ロボット
としては、世界で最初の認証取得
となります。
 
 この認証取得によって、当該製品の
安全性が国際基準を満たしていることが
認められ、今後のグローバルでの普及の
足がかりとなります。
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 素晴らしい。
 
 生活支援ロボットとして
>世界で最初の認証取得
 とのこと。
 
>ロボットスーツHAL(R)医療用
はCEマーキング取得済みです。
 
 
>今後のグローバルでの普及の足がかり
>となります。
 
 良い製品として世界に羽ばたくことが
出来れば喜ばしい。

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この現実を見よ! 戦争から戻っても自殺が絶えない米復員軍人

2014年11月18日 日経ビジネス
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 1日22人が自殺している―。
 
 11月11日の米ベテランズデー
(復員軍人の日)に合わせて、反戦イラク
帰還兵の会が発表した復員軍人における
自殺者数である。
 
 「復員軍人」というのは、日本では
第2次世界大戦から戻った軍人を指すが、
米国でいま注目されているのは2001年に
始まったアフガニスタンでの戦争と
03年から始まったイラク戦争から本国に
戻った米兵たちを指す。
 
 22人という数字は過去2カ月の平均で、
単純に計算すると1年に約8000人が
自ら命を絶っていることになる。
 
 アフガニスタンとイラク両国で戦死した
米兵は過去13年で約6800人なので、
これと比べると、どれほど多くの若者が
自殺しているかがわかる。
 
 
米国だけの問題ではない
 
 アフガニスタンとイラクへの軍事侵攻の
是非を問うこととは別に、国家が若者を
戦場へ送り込むことで、こうした悲劇が
増えている事実を直視する必要がある。
 
 主要メディアのスポットライトが当たら
ないところで、上記2人のように死を選ぶ
若者がいま確実に増えている。
 
 これまで、米国の自殺者は日本よりも
少ないと漠然と思われてきた。
 
 確かに数字を見ると、10万人あたりの
自殺率は過去10年、日本が20~25人で推移
しているのに対して、米国は12~13人に
とどまっている。
 
 ただ復員兵の自殺割合をら見ると、
驚くべき高さを示している。
 
 米国の自殺者数が年間約3万人。
 
 そのうち復員兵が約25%を占めている
のだ。
 
 戦争がどれほど生身の人間を蝕んでいる
かがわかる。
 
 日本政府が集団的自衛権の行使を容認
するよう憲法解釈を変更した。
 
 帰還兵の心の問題は、今後米軍と共に
軍事活動をすることになった時、自衛隊員
にも降りかかってくる問題である。
 
 第2次世界大戦から69年がたち、実際の
戦場がどういう場所かを語れる人が少なく
なっている。
 
 今こそ、米兵たちの声に耳を傾けるべき
かもしれない。
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 どうしてこうも争いがなくならない
のか?
 
 こんなに悲惨なのに!
 
 どうして人は過去から学べないの
だろう?

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(2014衆院選 世界はこう見る)日本、債務残高削減努力を 独ライプチヒ大・シュナーブル教授

2014年11月21日 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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――今回、ほぼ全ての野党が消費増税の
先送りに同意しています。
 こうした状況をどう見ますか?
 
 「昨年9月のドイツ総選挙では増税が
争点の一つとなったが、増税を打ち出した
のは野党だった。
 
 特に緑の党は増税だけでなく、支持層が
多い高所得者の所得税率を引き上げる案を
掲げた。
 
 一方、メルケル首相が率いる与党
キリスト教民主・社会同盟は増税に反対の
立場。
 
 その結果、緑の党は多くの票を失った。
 
 彼らがまた増税を提案することはない
だろう。
 
 それだけ有権者に負担を強いる増税は
選挙では受けが悪いのだ」
 
――それでもドイツは来年予算から新規の
国債発行額がゼロになります。
 
 新たな借金をせずに、「財政均衡」も
実現できた理由は?
 
 「二つある。欧州連合(EU)は加盟国
に、債務残高をGDP(国内総生産)の
60%以下に抑えるよう求めている。
 
 昨年ドイツは80%前後。
 
 200%以上の日本よりははるかに低い
が、基準は超えている。
 
 さらに2009年には、ドイツの憲法
にあたる基本法に『債務ブレーキ』条項が
追加された。
 
 政府は借金なしで歳入と歳出を均衡
させなければならなくなった」
 
 「加えて、ドイツでは今も、過度の
資金投入や財政出動は長期的な景気策に
ならないと信じる人が多い。
 
 過去の苦い経験も背景にある。
 
 2度の世界大戦に敗れ、国家財政が
破綻。超インフレと通貨改革で紙幣や国債
が紙切れになり、多くの国民が財産を
失った」
 
――独経済はウクライナ危機で減速感が
漂い始めたと言われます。
 
 「財政均衡」の見直しを求める声は
ないのでしょうか?
 
 「まだない。むしろ私の解釈では、
ドイツは今ある種のバブル状態にある。
金利が低く抑えられ、株価や土地の高騰が
続く。問題はバブルがはじけた時だ。
いま借金を減らしておくことは、
次の世代に負担を残さないだけでなく、
健全な財政と景気の安定に不可欠だと
思う」(独東部ライプチヒ=玉川透)
---------------------------------------
 
>2009年には、ドイツの憲法
>にあたる基本法に『債務ブレーキ』
>条項が追加された。
 
 ドイツは素晴らしい。
 国民も将来を見据えている。
 目先にとらわれすぎない。
 
>いま借金を減らしておくことは、
>次の世代に負担を残さないだけでなく、
>健全な財政と景気の安定に不可欠だと
>思う
 
 日本の政治家は、目先ばかり、将来に
つけを残して何とも思わない。
 
 国民もそれに対して殆ど反応しない。
 
 だから少子高齢化は進むし、借金なし
では成り立たない状況。
 福祉もカットせざるを得ない。
 
 こんな状況になることは、遙か以前から
わかっていたはず。
 
 何せ官僚は頭が良い。
 政治家は口先が達者。
 
 どうあるべきかの提案をする野党も
いない。
 
 日本の未来はどうなるのだろう?
 
 先送り、先送りで良い未来が来る
はずがない。

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2014年11月19日 (水)

東レ、炭素繊維1兆円受注 米ボーイングから

2014/11/17 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東レは米ボーイングから航空機向けに
最新の軽量素材の炭素繊維を1兆円分受注
する。
 
 現行機と次期大型旅客機「777X」の
主翼部分に今後10年以上にわたり独占供給
する。
 
 東レは1千億円を投じ米国に世界最大級
の炭素繊維工場を建設、世界首位の座を
固める。
 
 高い技術力が求められる航空機分野で
過去最大の受注となる。
 
 日本企業が技術革新力で世界競争を
勝ち抜く代表例といえそうだ。
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>最新の軽量素材の炭素繊維を
>1兆円分受注する。
 
>現行機と次期大型旅客機「777X」の
>主翼部分に今後10年以上にわたり
>独占供給する。
 
 「今後10年以上にわたり」と言うのが
なんと言っても凄い。
 
 今後10年以上、世界の最先端で有り
続けると認められたということです。

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エボラ治療で3つの臨床試験、来月にも開始- 国境なき医師団の治療センターで

2014年11月17日 CB news
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 西アフリカを中心にエボラ出血熱の感染
が拡大していることを受け、
「国境なき医師団」は有効な治療法を特定
するため、ギニアなどで運営している
治療センター3か所で、臨床試験を
受け入れると発表した。
 
 12月にも試験を開始し、最初の結果は
来年2月に判明する見通し。
 
 3か所ではそれぞれ別の治療法が予定
され、富士フイルムのグループ会社が開発
した抗インフルエンザウイルス薬
「アビガン錠200mg」
(一般名ファビピラビル)の試験も
含まれる。【丸山紀一朗】
 
 国境なき医師団によると、フランス国立
保健医学研究所が、ギニア南部のゲケドゥ
にある治療センターでアビガンの臨床試験
を行う。
 
 ベルギーのアントワープ熱帯医学研究所
も、同国首都コナクリの病院内にある
治療センターで、エボラ熱から回復した人
の全血と血漿を用いた治療法の試験を実施。
 
 また、英オックスフォード大の研究者
らが参加する国際重症急性呼吸器・新興
感染症協会は、米製薬会社キメリックス
の抗ウイルス薬「ブリンシドフォビル」を
用いるが、試験の実施場所は未定だと
いう。
 
 また同医師団は、これらの薬などの
開発者側に対し、今回の試験で安全性と
有効性が確認された薬などが、試験後
速やかに大量導入されるよう要請。
 
 さらに、これ以外の薬や治療法について
も、有効性や安全性が一定程度見込まれる
など条件が整えば、西アフリカの
治療センターで新たな臨床試験を行うこと
も視野に入れるとした。
---------------------------------------
 
 エボラ熱大変ですね。
 
 いずれの治療法をとるにしても、一刻も
早く収束するよう祈っています。

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2014年11月18日 (火)

切れにくさ、鋼鉄の20倍 カイコ吐き出す「クモの糸」

2014/11/18 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 カイコにクモの糸の遺伝子を組み込んで
頑丈な素材を作る技術が実用化の時期を
迎えている。
 
 化粧品や医薬品の成分もカイコから
取り出せる。
 
 コストを抑えたエコ素材の可能性が
開けてきた。
---------------------------------------
 
 遺伝子組み換えカイコ
 
 いよいよ実用化が近づいて来たよう
です。
 
 この投稿の続きですね。
2014年9月 1日
 
 意外に実現は近いようです。

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ラクトバチルス・ブレビス・KB290(通称:ラブレ菌)を含む飲料の継続摂取によるインフルエンザ罹患率の低減を確認

2014年10月16日 KAGOME
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 カゴメ株式会社は、栃木県那須塩原市の
小学生を対象に調査を行い、弊社保有の
植物性乳酸菌Lactobacillus brevis KB290
(以下ラブレ菌)の摂取によって、
インフルエンザに感染するリスクを低減
できる可能性があることを明らかに
しました。
 
【ラブレ菌について】
 「ラブレ菌」は、免疫力と関係の深い
インターフェロンの研究などで知られる
ルイ・パストゥール医学研究センターの
岸田博士によって京漬物“すぐき”から
発見された乳酸菌です。
 
 弊社での研究で整腸や免疫賦活に
効果的であることが確認されています。
---------------------------------------
 
 いろいろ出てきますね。
 
 信用できそうです。
 
>栃木県那須塩原市の小学生計2,926名
>※規定通りに試験を完了した1,783名
>のデータを解析
 とのこと。
 
 これで、免疫賦活に効果的と言っている
乳酸菌は、R-1、プラズマ乳酸菌、ラブレ菌
の3つでしょうか?
 
 ご参考まで、

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悪玉の免疫細胞死滅、幹細胞を特定 京大 治療法開発に道

2014/11/14 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 自分の体の組織を異物とみなして攻撃
する「悪玉」の免疫細胞を死滅させ、
排除する細胞を作り出す「幹細胞」を
京都大のチームがマウスで特定し、
13日付の米科学誌イミュニティー電子版
に発表した。
 
 免疫細胞は本来、ウイルスや細菌から
体を守る。
 
 免疫が正常に働かないマウスにこの
幹細胞を移植し、機能の回復に成功した。
 
 チームの湊長博教授(免疫細胞生物学)
は「関節リウマチや糖尿病など、
自己免疫疾患の治療法開発に役立つ可能性
がある」と話す。
 
 主要な免疫細胞の「T細胞」は心臓の
前にある胸腺という器官で作られる。
 
 中には誤って体の組織を異物として
攻撃し、自己免疫疾患を引き起こす悪玉
もある。
 
 「胸腺髄質上皮細胞」が悪玉を排除する
が、この細胞を生み出す幹細胞ははっきり
分かっていなかった。
 
 チームはマウスの胸腺をばらばらにして
培養。
 
 幹細胞の特徴である増殖を繰り返す細胞
を見つけ体内に戻すと、胸腺髄質上皮細胞
に変化したため、幹細胞と特定した。
 
 体外で、この幹細胞を胸腺髄質上皮細胞
が作れない胸腺に注入。
 
 胸腺がないマウスに移植すると、寿命に
近い約1年半の間、免疫機能が正常に
働いた。
 
 胸腺髄質上皮細胞が作られたためという。
 
 人でも同様の幹細胞が働き、正常な
免疫機能を保つとみている。〔共同〕
---------------------------------------
 
 胸腺の再生が可能と解釈して良いので
しょうか? 
 
>寿命に近い約1年半の間、免疫機能
>が正常に働いた。
 
 どう解釈すれば良いのかな?
 
 
>自己免疫疾患の治療法開発に役立つ
>可能性がある
 とのこと。
 
 胸腺の寿命は約80年。
 胸腺はT細胞の教育機関。
 
>「自己」そのものを破壊することがない
>ことが保証された、一握りのT細胞のみ
>が選び出され、胸腺の外に出てゆく
>ことを許される。
>その枠は著しく狭い。
>96~97%もの細胞は、「プログラムされた
>死」をまつ運命にある。
 
 胸腺、大切な機関です。
 その一部の幹細胞が見つかった。
 
 素晴らしいと思います。

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2014年11月17日 (月)

パーキンソン病 遺伝子治療で手足の震えや歩行など症状改善

2014.11.14 ガジェット通信
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質
のドパミンが減少することで起こる
神経変性疾患だ。
 
 初期の治療は、L-DOPAを主体とする多様
な治療薬により、症状は緩和される。
 
 しかし、進行すると治療薬の効果の低下
や不随意運動などが起こり、発症から
十数年で寝たきりになることが多い。
 
 そこで、新しい治療法として研究が
進められているのが遺伝子治療だ。
 
 自治医科大学内科学講座神経内科学部門
の村松慎一特命教授に話を聞いた。
 
 「2007年から51歳~68歳の6人の患者を
対象に遺伝子治療を実施しました。
 
 治療後、すべての方で、手足の震えや
歩行に改善が見られました。
 
 5年後の評価で、心臓病で亡くなった方
を除き、症状も治まり元気に過ごされて
います」
 
 脳内のドパミンは、脳の中心部にある
黒質から伸びた突起が線条体
(被殻と尾状核)に到達し、そこで分泌
される。
 
 パーキンソン病は、黒質の細胞よりも
線条体まで伸びた突起部分が壊れること
で、ドパミンが欠乏する。
 
 遺伝子治療は、L-DOPAをドパミンに
変換するAADCという酵素を産生する遺伝子
を線条体に注入する。
 
 これにより、L-DOPAの治療薬を飲めば
ドパミンができるので、症状が緩和する。
 
 パーキンソン病に対する遺伝子治療は、
厚生労働省に実施申請しており、承認が
得られ次第、すぐに実施予定だ。
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 Good News!
 かなり状況の改善が出来そうです。
 
 遺伝子治療いろいろ出てきましたね。
 
 残念なのは、根治治療とはなり得ない
と言うところ。
 
 大切なのは完全ではなく、少しでも
前進することです。
 
 脊髄小脳変性症も遺伝子治療に
期待していますのでよろしく。

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多発性硬化症で神経が傷つけられる仕組みを解明

平成26年11月14日
科学技術振興機構(JST)
大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇多発性硬化症の神経傷害機構は十分に
 解明されていなかった。
 
〇神経傷害に関わる主要な細胞と分子を
 特定し、そのメカニズムを突き止めた。
 
〇多発性硬化症の神経症状を改善する
 新規治療法開発につながることに期待。
 
 
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概要
 
 JST戦略的創造研究推進事業において、
大阪大学 大学院医学系研究科の山下 俊英
教授らは、多発性硬化症注1)で中枢神経
が傷つけられるメカニズムを発見しました。
 
 多発性硬化症は免疫系の異常によって
中枢神経に炎症が生じ、神経が傷つけられる
難病で、手足の麻痺や感覚異常、視覚障害
など重篤な症状が現れます。
 
 免疫系細胞が中枢神経に侵入して炎症を
起こすことが神経傷害の原因であることは
わかっていましたが、なぜ炎症によって
神経が傷つけられるのかという仕組みは
不明でした。
 
 本研究グループは、多発性硬化症に類似
する脳脊髄炎注2)を発症する
モデルマウスを用いて、炎症による
神経傷害には「RGMa注3)」と呼ばれる
たんぱく質が関与すること、さらに
ある特定の免疫細胞がRGMaを介して
神経傷害を引き起こすことを明らかに
しました。
 
 RGMaの働きを抑制する中和抗体の
投与によって、脳脊髄炎による神経傷害
を改善させることに、マウスの実験で
成功しました。
 
 今回の研究成果により、多発性硬化症を
はじめとした炎症を伴う中枢神経疾患に
対する新規治療薬の開発につながることが
期待されます。
 
 本研究成果は、2014年11月13日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Cell Reports」の
オンライン速報版で公開されます。
 
 
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研究の内容
 
 Th17細胞は多発性硬化症の発症に
重要な細胞であることが知られています。
 
 そこで、Th17細胞に発現している
RGMaが、多発性硬化症において
どのような役割をもっているかを明らかに
するため、次のような実験を行いました。
 
 まず、中枢神経で活性化するTh17細胞
を、マウスから取り出して培養し、
別のマウスに移植して多発性硬化症に類似
した脳脊髄炎を誘導します。
 
 次に、Th17細胞を移植されて脳脊髄炎
を起こしたマウスに対して、RGMaの機能
を阻害することができる抗体注8) を投与
し、病状がどのように変化するのかを検討
しました。
 
 その結果、RGMa中和抗体を投与された
マウスでは、四肢の麻痺などの症状が改善
しました(図2)。
 
 さらに、このマウスの脊髄を観察した
ところ、RGMa中和抗体の投与を受けた
マウスでは、炎症部における神経細胞の
傷害が少なくなっていました(図3)。
 
 この実験結果は、Th17細胞が発現
するRGMaが脳脊髄炎による神経細胞
傷害を悪化させていることを示唆して
います。
 
 脳脊髄炎の炎症部では、Th17細胞が
直接神経と接触していることがわかって
います。
 
 また、RGMaは細胞膜上に存在する
たんぱく質です。
 
 Th17細胞がRGMaを介して直接的
に神経細胞を傷つけているのかを検討する
ため、Th17細胞と神経細胞の培養実験
を行いました。
 
 Th17細胞と一緒に培養した神経細胞
は死んでいく様子が多く観察されたのに対
し、RGMa中和抗体とともに培養すると、
Th17細胞による神経細胞死が抑制され
ました(図4)。
 
 また、Th17細胞の培養液のみでは
神経細胞死が観察されませんでした。
 
 この実験結果により、Th17細胞は
RGMaを介した直接的な接触により
神経細胞を傷つけていることが示され
ました。
 
 本研究はTh17細胞が神経を傷つける
メカニズムを明らかにしたものであり、
RGMaを阻害することが、多発性硬化症
の神経傷害に対して有効な治療法と
なりうることを示したものです(図5)。
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 素晴らしいですね。
 
 前からTh17細胞が多発性硬化症に
強く関与しているという研究報告が
ありましたが、その理由の一端を解明した
ものですね。
 
 関連投稿です。
2011年5月22日
 
 
>多発性硬化症の神経傷害機構は十分に
>解明されていなかった。
 そうですね。
 これでさらに一歩前進です。
 
>近年、Th17細胞は多発性硬化症のみ
>でなく、視神経脊髄炎注9) や
>アルツハイマー病注10) など、
>さまざまな脳神経疾患の病態に関わって
>いることが報告されています。
>今後、これらの脳神経疾患における
>Th17細胞の役割がより詳細に
>明らかになることで、有効な治療法が
>開発されることが期待されます。
 
 おおいに期待したい。

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2014年11月16日 (日)

宇宙の深淵のぞけ ガラス界のいぶし銀「オハラ」

2014/11/15 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 宇宙の果てを探ろうと世界で進む次世代
超大型望遠鏡を、日本のガラス技術が
支えている。
 
 日本、米国、欧州など主導で3つの計画
が進んでいるが、うち2つに日本の
光学レンズ大手オハラが製作した
「ゼロ膨張ガラス」などが採用される。
 
 気温が変化してもほとんど伸び縮み
しないガラスが、高精度な観測を可能
にする巨大な鏡を作り出すのに貢献して
いる。
 
■1度の温度変化で0.00002mmしか
変わらない「ゼロ膨張ガラス」
 
 次世代超大型望遠鏡とは、口径20~40
メートル級の巨大望遠鏡。
 
 遠方銀河の観測記録を塗り替えてきた
日本のすばる望遠鏡
(口径8.2メートル、ハワイ)の3~4倍
もの規模があり、2020年代の完成をめざして
世界で3つの計画が動いている。
 
 オハラの「ゼロ膨張ガラス」。
 
 温度が変化してもほとんど伸び縮みせず
像がゆがまない。
 
 ガラスは熱くなると膨張するが、熱く
なると縮む材料を混ぜて溶融、再加熱する
ことで伸縮を相殺した。
 
 このガラスは長さ1メートルの場合、
温度が1度変化しても0.00002ミリ以下
しか変化しない。
 
 技術力を誇る同社がすばる望遠鏡
(1999年運用開始)では苦汁をなめた。
 
 日本の望遠鏡でありながら、採用された
のは米コーニング社製のガラスだった。
 
 オハラのゼロ膨張ガラスは「90年に研究
に着手、93年には量産化できていたが、
大型製品の製造技術を確立するのに10年
かかった」と後藤直雪取締役は苦労を
振り返る。
 
 南川弘行特殊品営業課長も、TMTを
射止め「リベンジできた」と喜びを
隠さない。
 
 メソポタミアなどで紀元前4500年前
という古い時代から使われてきたとされる
ガラス。
 
 今も進化を続け、次世代超大型望遠鏡を
支え、人類がまだ見たことのない宇宙を
映し出そうとしている。
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 日本の技術素晴らしい。
 
 こう言う技術が日本を救うのだと思う。
 
 挑戦すること。
 
 応援したい。

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「名前検索される、恐怖」 「忘れられる権利」判決で注目

2014年11月16日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 忘れられる権利――。
 
 ネット上で個人のプライバシーを守る
新たな「権利」が注目されている。
 
 きっかけは、欧州連合(EU)の
司法裁判所の今年5月の判決だ。
 
 ネット上に残る個人に不都合な情報を、
検索結果から削除するよう、検索サイト
世界最大手「グーグル」に命令。
 
 忘れられる権利が認められたとして
世界的ニュースになった。
 
 国内に住む日本人男性はそのニュース
に釘付けになった。
 
 男性は、ネット上に残る書き込みに
悩んでいた。
 
 グーグルで自分の名前を検索すると、
犯罪に関わっているかのような検索結果が
多数出る状態だった。
 
 サイトの書き込みの削除を、一つひとつ
のサイト管理者らに求める裁判を
4年続けていた。
 
 消しても消しても拡散し、お金だけが
消えた。
 
 金融機関に名前を検索され、融資が
おりなくなるなど、自分のビジネスにも
大きな支障が出ていた。
 
 すぐに弁護士にメールした。
 
 「先生、これ日本でもできませんか」
 
 約5カ月後の10月9日。
 
 東京地裁は、男性が求めた237件の
検索結果の削除のうち、男性の人格権に
著しい損害を与えかねない122件に
ついて、グーグルに削除を命じる仮処分
を決定。
 
 日本で初めてとみられる司法判断に
つながった。
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 「忘れられる権利」大切だと思います。
 
 ネット上で個人のプライバシーを守る
新たな「権利」
 
 根も葉もない誹謗中傷がいつまでも
残ったのでは「問題」
 
 人権は守られるべきもの。
 ネット上であろうと例外ではない。
 

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2014年11月15日 (土)

「ペプチド」でがん治療 熊大が臨床成果

2014年11月13日 くまにちコム
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 他に治療方法のない頭頸[とうけい]部
のがんに対して、アミノ酸が連なった物質
「ペプチド」3種類を投与して、がんを
攻撃する免疫力を高め、延命やがん消失の
効果を得たとする臨床研究の成果を、
熊本大大学院生命科学研究部の西村泰治
教授らのグループが12日、米医学誌
(電子版)に発表した。
 
 ペプチドを使うタイプのがん治療薬は
未開発で、同タイプとして世界初の実用化
を目指す。
 
 西村教授と同大名誉教授で伊東歯科口腔
[こうくう]病院(熊本市中央区)の
篠原正徳医師によると、手術や放射線での
治療ができない患者37人に対して、
3種類のペプチドを混合して注射で投与。
 
 すると、投与した患者の生存期間は
約4・9カ月で、投与していない患者
(18人)の約3・5カ月より長かった。
 
 投与した患者のうち1人は、がんが
完全に消失して生存中という。
 
 効果が見られた患者では、ペプチドが
抗原提示細胞を介して免疫細胞の一種
「キラーT細胞」を活性化させていること
を確認。 
 
 活性化したキラーT細胞は、がん細胞の
表面に顔を出すペプチドを目印に、
がん細胞を攻撃するという。
 
 また、キラーT細胞を活性化する
ペプチドの種類が多いほど、治療効果が
高いことも分かった。
 
 3種類のペプチドは、前東京大
ヒトゲノム解析センター長で米シカゴ大の
中村祐輔教授が、がん細胞の遺伝子を解析
して特定した。
 
 現在、国内の製薬会社が医薬品としての
実用化を目指して治験中。
 
 篠原名誉教授は「ほとんど副作用がなく、
患者の生活の質を保てる治療法」と話して
いる。
 
 シカゴ大の中村教授は「複数のペプチド
の混合が有効なことが分かり、今後の
がん治療の方向性を示す成果」と
している。(鹿本成人)
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 有望そう。
 
 免疫システムを活性化するという手法は
一般にはがん免疫療法と言われているもの
ですが、これはちょっと違ったアプローチ
になりますね。
 
 期待したい。
 
 詳細は下記リンクを、
熊本大学
 
 中村教授関連の投稿には、
2014年10月24日
 がありますが、これとも違いますね。

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細胞移植で神経を再生:麻痺患者が歩けるように

2014.11.9 WIRED
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ポーランドとイギリスの科学者チームの
歴史的成果。
 
 嗅神経鞘細胞の自家移植によって脊髄を
再生して、胸部から下が麻痺していた
40歳のポーランド人男性が歩くことに
成功した。
 
 2010年、彼は背中をナイフで何度も
切りつけられて、脊髄がずたずたに
なった。
 
 結果、胸部から下に完全な麻痺を
抱えることになった。
 
 40歳のポーランド人、
ダレク・フィディカの人生は、車いすの
上で送るように運命づけられたかに
思われた。
 
 しかし、ポーランドとイギリスの科学者
のチームが、彼に再び希望を与えることに
成功した。
 
 彼らは、『Cell Transplantation』で
語っているように、フィディカ氏の鼻腔
から脊髄への細胞の移植を行い、神経再生
を試みたのだ。
 
 手術はうまく行っているようだ。
 
 このケースを独占して1年以上追ってきた
BBCは、フィディカ氏が歩行器の助けを
借りて、歩き始めたと説明している。
 
 現在、この結果を裏付け、プロセスが
安全かつ効果的であることを検証するため
に、新たな臨床試験が予定されている。
 
 たった一度のケースだけでは、この技術
を標準化し、万能だと見なすには十分では
ない。
 
 この治療は、嗅球の中に存在する特殊な
細胞、いわゆる「嗅神経鞘細胞」
(OEC: Olfactory Ensheathing Cells)を
利用した。
 
 二度の手術のうち、最初の手術において、
外科医たちは嗅球の1つを取り出して、
培養によりOEC細胞を育てた。
 
 2週間後に、彼らはその細胞をナイフ傷
により損傷した脊髄に移植した。
 
 科学者たちが利用できたのは、約50万の
細胞という、ごくわずかな材料だった。
 
 彼らは傷の上下にOEC細胞の顕微注入を
約100回にわたって行った。
 
 さらに、患者の足首から4本の薄い
神経組織の筋が採取され、8mmの穴を
通して、脊髄の左側に挿入された。
 
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 この種の発表、幾つかあったかな?
 
 まだ本格的な臨床試験は実施されて
いないようです。
 
 早く広く臨床の場で適用されるように
なると良いですね。

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2014年11月14日 (金)

(脱・働きすぎ:4)労働時間、自ら選べてこそ 青野慶久さん

2014年11月14日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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――育児休業をとった「イクメン経営者」
として知られています。
 
 「第1子が生後6カ月のときに2週間、
休みました。
 
 第2子が生まれた後は、半年間、
毎週水曜日を『育休デー』にしました。
 
 いまは1日7時間勤務で、夕方、保育園
に子どもを迎えに行っています」
 
 「以前は違いました。
 
 1997年にサイボウズを仲間と起業し、
05年に社長になりました。
 
 当時は『俺たちのソフトを世界中に
広めたい』と、1日15時間を超える
働き方でした。
 
 長時間労働に快感すら感じていました」
 
――お子さんが生まれて変わりましたか。
 
 「そうです。妻も仕事をしているし、
子どもはしょっちゅう病気もする。
 仕事が忙しいことを理由に、育児や家事
を妻に押しつけようとしたのですが、
妻が精神的に追い詰められているのをみて、
『もう逃げられない』と思いました」
 
――社員の働き方についても工夫を
されています。
 
 「社員のほとんどは、月40時間分の
残業をするとみなして賃金を払う
裁量労働制です。
 
 07年から働く時間を選択制にし、
今年は時間と場所を9通りから選べるよう
にしました。
 
 労働時間は『制約なく働く』
『残業はある程度におさえる』
『定時もしくは短時間勤務』の3通り。
 
 場所は、職場とそれ以外の組み合わせ
を割合によって3段階にしています。
 
 それらを掛け合わせた9通りのコース
から社員が自分で選択します。
 
 それに対応し、人事評価や給与制度も
見直しました。
 
 『会社』で『制約なく働く』コースを、
約300人いる社員の7割が選択して
います」
 
 「私は長時間労働が悪いとは思いません。
何の制約もなく、自分の時間をすべて仕事
に捧げたい、という人がいてもよい。
 
 肝心なことは、自分で選択できること
です」
 
――このような取り組みを始めた理由は。
 
 「社員の定着のためです。05年までの
離職率は20%から30%と高く、採用
にも教育にもコストがかかっていました。
 事業を広げようと採用を増やすのに、
そのそばから社員が辞めていって
しまった。取り組みの結果、離職率は4%
まで減りました」
 
――政府が進める、労働時間ではなく成果
に応じ賃金を払うとする「残業代ゼロ」
制度をどう見ますか。
 
 「日本人の硬直化した働き方を変える
ためには、新しい挑戦は歓迎です。
でも新たな規制緩和をしなくても、
柔軟な働き方やそれに応じた人事評価の
実現は、いまでもできます。
個々の企業の工夫次第です」
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 サイボウズ良い会社ですね。。
 
 理由は、
1.仕事の仕方を自分で選択できること。
  選択肢は多い方がベター
   → 育児、介護も生活の一部
     社員の生活が成り立たない
     会社は継続出来ない。
     何にしても継続可能が最良の
     条件のはず。
2.離職率が4%。
   → 良い会社であれば離職率は低い
     はず。と私は思っている。
   → 離職率が高いと効率が悪い。
 
 
>新たな規制緩和をしなくても、
>柔軟な働き方やそれに応じた
>人事評価の実現は、いまでもできます。
>個々の企業の工夫次第です
 
 そう思います。
 同様な会社は世の中に存在するはず。
 是非そうで無い会社は見習って欲しい。
 
 こんな会社が増えると日本はもっと
良くなる。 と思う。

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トヨタ燃料電池車、実質520万円 国が200万円補助

2014年11月14日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
 それほど高くはないのですね。
 補助はいつまで続けるのでしょうか?
 
 とは言いながら私には非現実的な
値段です。
 
 HV車よりずっと魅力的ではあります。
 
 水素の製造をどうするかによりますが、
なんと言っても環境にやさしい。
 
 普及するかどうかは、インフラ
(水素ステーション)の整備状況次第
です。
 
 こんなニュースもありました。
11月13日 yahooニュース
 
 利用できそうですね。

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「出生率1.8」に波紋 地方創生「長期ビジョン」に明記 政権「数値目標でない」

2014年11月14日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
 
 何を言っているのかわからない。
 
>「日本がまず目指すべき水準」
 なんだそうです。
 
 何を言っているのか? と思う。
 
 国が「目指すべき」と思うのなら、
そうなるような施策を打つべきで、
現在の環境はそうなっていない。
 
 ほど遠いとすら思う。
 
 それなのに「目指すべき水準」とは
いったいどうせよと言っているのか?
 
 人口減少対策の考えかたを示すのと
同時に実施する施策を示して貰いたい。
 
 人も、子供も生きているのだから
生きられない状況では何も出来ない。
 
>慶応大の駒村康平教授(社会保障)は
>「少子化の原因は、若者の雇用が安定
>せず、産めるだけの経済状況になかった
>ことにある。
>産みたいという希望と産めない現実の
>ギャップを、具体的な政策でどう埋めて
>いくかが最も大切だ」と話す。
 極めて当たり前の話し。
 
 現状は今までの施策の結果にすぎない。
 
>池上教授は「産む産まないを自分で
>決める権利は、個人の人権の一部で
>政府が口を出すべき問題ではない、
>という理解が国際的にも定着している。
 これまた先進国として当たり前の話し。

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2014年11月13日 (木)

遺伝子活性化の仕組みを生きた細胞内で観察 ―転写制御にはたらくヒストン標識の役割を解明―

2014.09.24 東工大ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京工業大学大学院生命理工学研究科の
木村宏教授と米国コロラド州立大学の
スタセビッチ・ティモシー助教授
(元・大阪大学大学院生命機能研究科)
らの共同研究グループは、遺伝子の活性化
の仕組みを生きた細胞の観察により
明らかにした。
 
 ヒストンH3アセチル化[用語1] と転写を
行う活性化型のRNAポリメラーゼII[用語2]
を同時に生細胞で可視化し、数理モデルと
合わせた解析により、ヒストンH3アセチル化
が転写因子[用語3] のDNAへの結合と
転写の伸長反応の両方に働くことを
突き止めた。
 
 細胞内でDNAと複合体を形成する
ヒストンたんぱく質の翻訳後修飾[用語4]
は、遺伝子の抑制や活性化に働くと
考えられている。
 
 中でもヒストンH3のアセチル化は、
遺伝子活性化の目印として知られていた
が、実際に細胞内でどのように働く
のかは分かっていなかった。
 
 共同研究には九州大学、
かずさDNA研究所、モノクローナル抗体
研究所などが参加した。
 
 成果は21日18時(英国時間)に
英科学誌「ネイチャー(Nature)」
オンライン速報に掲載される。
 
 
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 エピジェネティクス調節の一端が解明
されたということですね。
 
>ヒストンH3のアセチル化は、転写因子の
>結合と転写開始から伸長への移行の両方
>を促進すると考えられる(図3)。
 
>この考えは、モデルとして用いた
>遺伝子アレイのみならず、他の遺伝子群
>についての解析結果とも一致した。
 
>従って、アセチル化による転写伸長反応
>の促進は、遺伝子の転写制御における
>普遍的な現象であると考えられ、
>今回の研究は、生命現象の理解に対して
>重要な意義を持つと考えられる。
 
 普遍的な現象だそうです。
 
>最近、がんをはじめとした多くの疾患
>で、エピジェネティクス調節が異常に
>なることが明らかにされはじめ、
>ヒストン翻訳後修飾を制御する因子を
>標的とする薬剤の開発が注目を集めて
>いる。
 
>本研究の知見や計測システムは、今後の
>薬剤開発にも大いに役立つと期待できる。
 
 期待しましょう。

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癌細胞の増殖を抑制する抗体発見

2014年11月7日 薬事日報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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◆岡山大学病院消化器内科の三宅康広助教
 のグループが、ヒト血液中から癌細胞の
 増殖を抑制する抗RPL29
 (リボソーム蛋白L29)抗体を発見した。
 
 同抗体は「生体内の腫瘍免疫システムが、
いかにして癌細胞を排除しているか」の
研究視点のもとに発見された
 
◆培養癌細胞を用いた研究により、
 ヒト血液中に存在する抗RPL29抗体に、
 膵癌や肺癌、肝癌、大腸癌、前立腺癌の
 細胞増殖抑制効果が明らかになった。
 
 加えて、膵癌患者105例の検討結果
では、血液中に抗RPL29抗体を多く有して
いる患者では、同じ病状で同じ治療を
受けたケースでも明らかに生存期間が長い
ことが判明している
 
◆抗RPL29抗体の臨床への応用については、
 血液中の同抗体測定により、生体内で
 機能している腫瘍免疫システムの状態を
 評価することで、個々の癌患者に適合
 した治療方針の決定が可能になる。
 
 また、同抗体に癌細胞のアポトーシス
誘導効果があるため、副作用の少ない
新規抗癌剤の開発も期待できるという。
 
 抗RPL29の今後の研究動向に注目
したい。
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 がん細胞を撃退する抗体、もっと
見つかっても良さそうなんですが、
なかなか見つかりませんね。
 
>抗RPL29の今後の研究動向に注目
>したい。
 
 注目しましょう。

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2014年11月12日 (水)

心停止後症候群に対して水素ガス吸入が脳障害を改善する効果を発見

2014/11/06
慶應義塾大学医学部プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部救急医学教室、
同内科学(循環器)、日本医科大学大学院
医学研究科加齢科学系専攻細胞生物学分野
らの共同研究グループは、心肺停止後に
蘇生され心拍再開が得られた後に、
濃度1.3%の水素ガスを低濃度酸素吸入下で
吸入させることによって、生存率や
脳機能低下を改善することをラット
において発見しました。
 
 本研究グループは、これまで脳や心臓の
血管が詰まって生じる脳梗塞や心筋梗塞
に対して、水素ガスを吸入させながら
詰まった血管を広げて血流を再開通させる
と、虚血再灌流障害
(きょけつさいかんりゅうしょうがい
:血流を再開させた結果、臓器の組織障害
が進行する現象)を抑制することによって、
脳梗塞や心筋梗塞が軽症化することを
ラットやイヌを用いた実験で明らかにして
きました。
 
 今回、本研究グループは、これまでの
研究と比較してより臨床現場の状況に
即した条件で検証し、心肺停止後に蘇生
され心拍再開が達成された後からの
水素ガス吸入によっても、生存率や
脳機能低下を改善することをラット
において発見しました。
 
 今回の研究結果を応用し、心肺停止
蘇生後の患者さんの社会復帰率を改善する
新たな治療法として期待されます。
 
 また、水素ガス吸入は、現在唯一、
同病態に対し有効と考えられている
低体温療法と併用可能であり、治療効果の
向上および治療の選択肢が拡がる可能性が
考えられます。
 
 この治療法は濃度1.3%の水素ガスを
吸入するもので、爆発等の危険性は
ありません。
 
 本研究成果は、2014年11月3日
(米国東部時間)に米国心臓病学会雑誌
Circulationオンライン版に公開され
ました。
 
 プレスリリース全文は、以下を
ご覧ください。
 
---------------------------------------
 
 素晴らしいですね。
 
>低体温療法と併用可能
 
 とのことですから、治療効果の向上
および治療の選択肢が拡がる可能性が
ありますね。
 
 多いに期待したいと思います。

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「プラズマ乳酸菌」摂取によるかぜ症候群およびインフルエンザの症状の軽減を大規模臨床試験で確認しました

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大学院医学研究科ライフケアセンター
とキリン株式会社は共同で、冬季の
プラズマ乳酸菌(Lactococcus lactis
JCM5805株)摂取による感冒および
インフルエンザに対する予防効果を検証
する大規模な臨床試験を行い、かぜ症候群
およびインフルエンザ様疾患による
「せき」や「のどの痛み」の上気道炎症状
の軽減を確認しました。
 
 なお、本研究成果は東海大学医療技術
短期大学長・東海大学健康推進センター長
の灰田宗孝教授が、11月6日に開催される
「第73回日本公衆衛生学会総会」で発表
する予定です。
 
 今回の臨床試験では、18歳から39歳まで
の健常者657名を対象として、試験食品に
プラズマ乳酸菌(JCM5805株)を50mg
(1,000億個以上)含むカプセル※を摂取
するグループ(329名)と、乳酸菌を
含まないカプセルを摂取するグループ
(328名)の二群に分け、12週間の摂取期間
(2013年12月~2014年3月)を設け、
摂取期間中のかぜ症候群および
インフルエンザ様疾患の罹患率、体調など
の自覚症状を評価するとともに、試験食品
摂取前後の免疫指標の評価を行いました。
 
 ※臨床試験は乾燥菌体を小さく
 カプセル化、毎日1回摂取で実施
 しました。
 
 この結果、かぜ症候群および
インフルエンザ様疾患の罹患率
(上気道炎の自覚症状を示した率)は、
非摂取群の35.1%に対して、
プラズマ乳酸菌(JCM5805株)摂取群
では28.8%でした。
 
 これらの間には有意差は見られません
でしたが、上気道炎症状の3項目のうち、
「せき」および「のどの痛み」の症状
では有意な低下が見られ、特に重い症状
を示した人の割合が顕著に減少すること
が明らかになりました。
 
 また、自覚的全身症状の4項目のうち
「さむけ」の症状で有意な上昇が見られ、
免疫賦活化が示唆されました。
 
 さらに免疫指標として、血液中の
免疫細胞の抗ウイルス関連遺伝子の
発現解析を行った結果、ウイルス防御に
重要な役割を果たす遺伝子の発現量が
プラズマ乳酸菌(JCM5805株)摂取後、
有意に上昇することを確認しました。
 
 免疫細胞は、感冒やインフルエンザから
体を守るために重要な働きを示します。
 
 今回の臨床試験では、プラズマ乳酸菌
(JCM5805株)が生菌だけでなく
乾燥菌体においても体内の免疫細胞を
活性化し、上気道炎症状を改善しうること
を大規模な臨床試験で初めて実証しました。
 
 乳酸菌を用いた大規模な臨床試験は例が
少なく、今回の臨床試験で示された
プラズマ乳酸菌(JCM5805株)の摂取が
かぜ症候群およびインフルエンザ様疾患の
症状を軽減するという結果は非常に重要な
ものであり、乳酸菌のさらなる研究に
つながるものと考えられます。
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 大規模臨床試験での確認重要です。
 
 とかくこの種のものは科学的根拠に
乏しいものが多いのでこう言う情報は
歓迎します。
 
 以前投稿した記事のリンクは
2014年1月 2日
 
 この時はマウスでの結果のようです
からさらに前進です。
 
 効果が期待できそうですね。

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1台で気象観測の6項目が計測可能なセンサー「WXT520 ウェザートランスミッター」

2014年11月05日 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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 従来製品で気象観測の基本6項目を計測
するには最低でも4台のセンサが必要になり
約100万円のコストが必要でした。
 
 WXT520は従来製品の約3分の1のコストで
導入できる他にコンパクトに設計された
モデルなので比較的簡単に設置ができます。
 
 "ゲリラ豪雨などメソスケール現象の
把握のために多点で観測したいという
ニーズはあると思っています。
 
 その他に民間のユーザー、レジャー施設、
テーマパーク、ゴルフ場、ハイエンドな
マンションや農業関連のニーズがあると
思います。"
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 良さそうです。
 
>従来製品で気象観測の基本6項目を
>計測するには最低でも4台のセンサが
>必要になり約100万円のコストが必要
>でした。
 
 結構お金がかかるんですね。
 
 ゲリラ豪雨などの把握の為には多点
での観測が必須ですから、たしかに
ニーズはあると思います。

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2014年11月11日 (火)

従来の2/3の工程で実現!安価な四フッ化エチレンから液晶化合物を合成

2014年10月21日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
●安価な四フッ化エチレンから液晶化合物
 を短工程で合成できる新反応の開発に
 成功
 
●液晶以外の新たなフッ素原子を含む
 機能性材料の開発に期待
 
 
-----
リリース概要
 
 大阪大学大学院工学研究科の生越専介
教授、大橋理人講師らは、大阪大学
ダイキン(フッ素化学)共同研究講座との
共同研究により、含フッ素化成品の
基幹工業原料である「四フッ化エチレン
※1」から次世代液晶ディスプレイの
素子材料として期待されている
「テトラフルオロエチレン架橋鎖を有する
液晶化合物※2」を短工程で合成する
新規反応を開発しました。
 
 今回の発見は、低コストでの新たな
含フッ素機能性材料の開発や、高性能
光学デバイスの実用化・普及の一層の
促進につながるものと期待されます。
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 良さそうです。
 
>四フッ化エチレンは安価な工業原料
>ですが、その用途はフライパンの
>コーティング剤としてなじみの深い
>「テフロン(R)」をはじめとするフッ素系
>樹脂の製造に限られており日々の生活を
>快適に過ごす上で欠かせない、多様な
>含フッ素化成品の製造原料として利用
>されることはほとんどありません
>でした。
 
>本研究の成果は、低コストで液晶化合物
>を合成することを可能にするだけでなく、
>四フッ化エチレンを原料とした新たな
>含フッ素機能性材料の開発につながる
>ものであり、四フッ化エチレンの新たな
>用途展開に繋がると期待されます。
 とのことです。
 
 期待したい。

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ナノ構造化でシリコンの熱電変換効率を三倍以上向上させることに成功

2014年10月15日 大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・ナノ構造化により、シリコンの熱電変換
 効率が三倍以上向上
 
・熱電発電技術の実用化によって、工場や
 ごみ焼却施設からの排熱を利用した
 直接発電システムや、自動車の燃費向上
 のための排熱回生システム等への応用に
 期待
 
 
-----
リリース概要
 
 大阪大学大学院工学研究科の黒崎健
准教授、エクバル・ユスフ特任研究員、
山中伸介教授のグループは、
九州工業大学・大阪府立大学と共同で、
シリコンをナノ構造化することで、
シリコンの持つ熱電変換効率※1を三倍以上
向上させることに成功しました。
 
 これにより、様々な場所に多量に存在
する排熱を回収し高品位な電気エネルギー
として再利用する熱電発電技術の実用化が
期待できます。
 
 本研究成果は、2014年10月14日付で
英国王立化学会が発行するNanoscale誌
(オンライン版)に掲載されました。
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 良さそうですね。
 
 これでシリコンでも、既存熱電変換材料
を使用したものと同程度の発電効率の
熱電変換素子が製造出来るということ
ですね。
 
 熱電発電の実用化の一つの障壁を越えたと
言って良い?
 
 とにかく廃熱は掃いて捨てるほどある
わけですから、一刻も早く実用化して
貰いたいものです。

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アルツハイマー、発症前に血液判定 国立長寿研など発見

2014年11月11日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 アルツハイマー病を発症する前に、
原因物質が脳内に蓄積しているかを数滴の
血液で判定する方法を、国立長寿医療
研究センター(愛知県大府市)や
島津製作所(京都市)の研究チームが
発見した。
 
 11日、日本学士院の学術誌電子版に
論文を発表した。
 
 ノーベル化学賞を受けた、同社の
田中耕一・シニアフェローの技術を応用
した。
 
 早期診断や治療薬の開発に役立てたい
としている。
 
 研究チームは、田中さんらが開発した
質量分析の感度を高めた技術を使い、
血液約0・5ミリリットル(数滴分)で
アミロイドベータに関連する2種類の
たんぱく質の量を比較。
 
 9割以上の精度でアミロイドベータの
蓄積の有無を判定できた。
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 良いですね~
 
 こちらの投稿内容とは違うようです。
2014年1月24日
 
 今回の記事では、
>アミロイドベータが蓄積しても認知障害
>を発症しない場合もあり、
>アルツハイマー病の早期診断法の実用化
>にはさらに検証が必要だ。
>だが、治療薬の開発などに役立てられる
>という。
 と言っています。
 
 早期診断に使えるようになるには
まだ数年かかるということのようです。
 
 その意味では以前の投稿についても
同じですね。

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2014年11月10日 (月)

マウスを丸ごと透明化し1細胞解像度で観察する新技術

2014年11月7日
独立行政法人理化学研究所
独立行政法人科学技術振興機構
国立大学法人東京大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 哺乳動物などの不透明な生物の個体全身
を1細胞レベルの解像度で観察することは、
生物学や医学において大きな課題の1つ
でした。
 
 免疫疾患やがんなどでは、わずか1個の
細胞の変化が、細胞ネットワークを通じて
生命システム全体に重大な影響を与える
ことが知られています。
 
 個体全身を1細胞解像度で解析できれば、
既存技術では検出が難しい病気の初期過程
において、細胞ネットワークの中で何が
起こっているのかを知る、有効な
アプローチとなります。
 
 理研の研究者を中心とした
共同研究グループはこれまでに、マウスの
脳を透明化し1細胞解像度で3次元画像
として取得する、全脳イメージング
・解析技術「CUBIC」を開発しています。
 
 しかし、血液などの生体色素を多く
含む心臓や肝臓などの臓器も脱色して
全身を透明化するには、生体色素を除去
する効果的な手法の開発が必要でした。
 
 そこで、共同研究グループは、マウスの
全身丸ごと透明化に取り組みました。
 
 CUBICで用いた透明化試薬を調べた
ところ、試薬に含まれる
アミノアルコールが、血液中に含まれる
生体色素「ヘム」を溶出し組織の脱色を
うながすことを発見しました。
 
 さらに、特定の手順を踏むことで、
マウスを丸ごと透明化できる新たな手法
を開発しました。
 
 透明化試薬を希釈して全身に循環させた
後、臓器であれば10日間、全身であれば
2週間透明化試薬に浸すことで、
“マウスの臓器・全身丸ごと”透明化が
可能です。
 
 また、透明化した臓器や個体サンプル
を「シート照明型蛍光顕微鏡」で観察する
と、体内の解剖学的構造や遺伝子発現など
の様子を、1細胞解像度の三次元イメージ
として、わずか1時間程度で取得すること
ができました。
 
 新しい透明化手順を用いて、膵臓に
散在する内分泌機能をもつ細胞群
「ランゲルハンス島」の体積や個数を
統計処理する手法も開発しました。
 
 健常マウスと糖尿病モデルマウスとの
比較を行い、糖尿病モデルマウスでは
ランゲルハンス島の数が減少し、体積の
大きなランゲルハンス島ほど数が減って
いることを確認し、三次元での病理解析に
成功しました。
 
 一方、三次元イメージを解析することで、
各臓器について解剖学的に重要な構造、
例えば、心臓の心室や心房、肺の気管支樹、
腎臓の皮質・髄質・腎盂(う)、肝臓の
脈管構造など抽出し、可視化しました。
 
 さらに、CUBICと免疫染色法を組み合わせ
た「臓器丸ごと免疫染色法」を確立し、
解剖学だけでなく、免疫組織化学的な解析
に適用できることも示しました。
 
 今回開発した技術は、個体レベルの
生命現象とその動作原理を対象とする
「個体レベルのシステム生物学」の実現に
一歩近づくものです。
 
 全身の細胞の働きを1細胞解像度で
網羅的に観察するこの技術は、生物学だけ
でなく医学分野にも貢献をもたらすと
期待できます。
 
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 素晴らしいですね。
 
>生物学だけでなく医学分野にも貢献を
>もたらすと期待できます。
 
 大いに期待したい。
 
 「CUBIC」については、既投稿の
下記リンクを
2014年4月19日

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低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン

2014/11/7 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 日本は世界から見て、「ものづくり
先進国」「超一流の工業国」というイメージ
があると思います。
 
 しかしながら窓に限っては全く逆で、
日本の工業製品の中でほぼ唯一といって
いいほど、レベルの低い状態が続いて
きました。
 
 まずは、その証拠として世界各国の窓の
断熱性に対する最低基準と日本の窓の実態
を比較してみましょう。
 
 窓の断熱性能は、「熱貫流率」という
指標で比較します。
 
 U値とも言い、単位はW/m2
(平方メートル)・Kです。
 
 1m2当たり、かつ1時間当たりに通す熱量
を表し、小さいほど熱の出入りが少なく
高性能であることを意味します。
 
 多くの国では窓の重要性がよく認識され
ており、U値に関して最低基準を設けて
います。
 
 日本には非常に残念ながら、いまだに
最低基準が存在しません。
 
 よくあるアルミニウム製の枠に一重
(単板)のガラスを使った窓は、U値が
6.5W/m2・Kと、とんでもなく低性能な値
ですが、今もこうしたタイプの製品を販売
することが許可されています。
 
 日本に5700万戸あるといわれる住宅の
8割以上は、U値が6.5W/m2・Kという
レベルでしかないといえます。
 
■1999年制定の基準が現役
 
 冗談みたいな話ですが、次世代省エネ
基準という1999年(平成11年)に定め
られた基準が、いまだ住宅業界では
「あがり」としてあがめられる風潮が
あります。
 
 基準値は地域によって異なり、東京や
大阪など大半の地域を含むエリア
(旧・IV地域)については、あろうこと
か、窓性能の目安として4.65W/m2・K以下
と書かれているのです。
 
■欧州だけが高基準にあらず
 
 「欧州は省エネや断熱の基準が厳し
すぎるから、それと比べるのは酷だ」。
 
 こんな意見がよく聞かれますが、それは
欧州だけの話ではありません。
 
 お隣の韓国と比較してみましょう。
 
 東京や大阪に該当する地域
(図のSouth Zone)の戸建て住宅
(同Detached house)に対する最低基準は
2.7W/m2・K、推奨基準は1.6W/m2・Kです
(60m2超)。
 
 これが意味するところは、同じくらいの
温度域での比較では、今の日本の最高基準
(2.33W/m2・K)が韓国の最低基準程度
でしかないことを表しています。
 
 では、中国と比較してみましょう。
 
 この資料は2012年に作成されたもの
ですが、既に東京や大阪と同じ温度域
においては最低基準が2.5W/m2・Kと
されており、韓国と同等の厳しさと
なっています。
 
 さらに、2015年をめどにこの基準が
2.0W/m2・Kまで厳格化されることが検討
されています。
 
 こうしてみると、いかに日本の窓が
世界的に遅れているのかが分かります。
 
 日本メーカーなのに、中国に向けては
日本国内向けよりも性能の高い窓を出荷
している会社があるほどです。
 
■暑さの7割、寒さの6割は窓が原因
 
 なぜ、世界各国がこのように窓の
高性能化を厳格に進めているのか。
 
 もちろん、理由があります。
 
 日本建材・住宅設備産業協会の調べ
によれば、住宅で生じる熱の損失を部位
ごとに相対化してみると興味深いことが
分かります。
 
 窓などの開口部を通して、冬に暖房の
熱が逃げる割合は58%、夏の冷房中に
入ってくる割合は73%にも及びます。
 
 暑さの原因の7割、寒さの原因の6割が
窓とみなせます。
 
 どの国でも暖房にかかるエネルギーは
かなり大きな比率を占めており、窓は
その原因の半分以上を占める部位なのです
から、規制を厳しくするのは極めて合理的
なわけです。
 
■アルミの枠は熱が逃げやすい
 
 熱伝導率は、アルミかそうでないかで
約1000倍も異なるのです。
 
 だから世界的にはサッシの樹脂化や
木質化は当たり前になってきています。
 
 米国では全50州のうち24州で
アルミサッシが禁止されています。
 
■ペアガラスでも結露の恐れ
 
■樹脂スペーサーで表面温度2℃上がる
 
 普及レベルで最高性能の樹脂枠、16mm
(アルゴンガス注入)の空気層を持つ
Low-Eペアガラスというサッシについて、
実際にほかの条件を変えて比較して
みました。
 
 このグラフを見れば分かると思いますが、
アルゴンか否かによる下枠表面温度の差は
せいぜい0.2~0.3℃程度しかありません。
 
 しかし、スペーサーが樹脂なのかアルミ
なのかによって、2℃程度も違うのです。
 
 しかもこの2℃の間には、結露が発生する
かどうかの境目である9.3℃というラインが
含まれています。
 
 樹脂スペーサーであれば、空気層が
アルゴンでなくても結露しないことが
分かります。
 
■「結露は瑕疵」の欧米
 
 ドイツやオーストリアでは窓の結露は
もちろんのこと、壁体内の結露においても
徹底的に抑制が図られます。
 
 「建築物理上、結露を引き起こすのは
誤った設計であり、人の健康を害するから
瑕疵である」という考え方が根底に
あります。事の重さを痛感します。
 
 居住者の健康に対して国や建築関係者が
どう考えるか、「健康で文化的な生活を
送る」に当たって温度や湿度といった
重要条件をどう考えているのかが
よく分かる一例です。
 
 少なくとも、欧米の大半の国では
こうしたことを「基本的人権」と捉えて
重要視しています。
 
■2014年は「窓改革元年」
---------------------------------------
 
 大臣も、官僚も、地方の議員も、毎年
欧米視察をしているようですが、何を視察
しているのでしょうか?
 
 おかしな話しですね。
 
 最近は省エネ助成とかで、省エネに
貢献する窓等の改築に対して減税する
ことをしているようですが、こういう
話しを聞くと今さらという感じですね。
 
 省エネは喫緊の課題のはず。
 もっと真剣に取り組んで貰いたい。
 
>■「結露は瑕疵」の欧米
 そう思います。
 
 「健康で文化的な生活を送る」に
当たっての「基本的人権」ではない
かと私も思う。
 
 現在は結露があっても文句も言えない。
私の所は、窓にプチプチを貼って
なんとかしのいでいます。
 
 もっと政府は国民のおかれている現状を
世界の先進国と比べてどうなのか?
良く調べてください。
 
 お願いします。 と言っておきます。

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2014年11月 9日 (日)

「動く地球の測量」としての地震予測 三次元的な変動解析による独自の手法

2014年11月5日 日経ビジネスオンライン
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 以前投稿の
2014年10月 4日
 の続編の紹介です。
 
 最終回が
です。
 
 詳細はリンクをどうぞ、
 
 お役所に「占い」と言われたものです。
 
 占いは言い過ぎだと思いますが、
予測もなかなか難しそうです。
 
 異常データが出ても、場所、時間、
規模の予測は難しい。
 
>前兆が現れてから実際に地震が起きる
>までの時間は、「地震の規模」、
>「震源の深さ」によって異なる。
>大きな地震ほど、時間は長くかかる。
>また、大きな地震ほど、電子基準点が
>広範囲かつ一斉に異常変動をする。
 らしいです。
 
>地球は互いに影響しあう軟体である
>ことが衛星測位で明らかになった。
>まだ密度は低いが、日本のみならず
>全世界の電子基準点のデータを使えば、
>巨大地震をより立体的に予測する道は
>開けている。
>われわれJESEAは、これからも誠実に
>挑戦を続けていきたいと考えている。
 
 頑張ってください。
 貴重な研究だと思います。

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稼ぐドイツ人は5時に仕事が終わる

2014年9月29日 日経ビジネスオンライン
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 長文です。
 興味がある人は、リンクをどうぞ、
 
 私が「なるほど」と思ったことを
いくつかあげておきます。
 
1.日本人とドイツ人とで「仕事」の
捉え方が違う
 
>ドイツ人は、給料の見返りとして、
>雇用主に40時間分の労働力を
>提供している、と考えます。
 
>定時に仕事が終わらなかったら
>どうしましょう。
 
>1つは、もっと効率的に働くことです。
 
>2つ目の対応策は、自分のせいじゃない、
>と言い張ることです。
 
>つまり、仕事量に対して十分な労働力を
>雇わなかった、企業に責任を求める
>のです。
 
>そのため、5時になった瞬間、仕事を全て
>終わりにします。
 
>もちろん、どうしても終わらせなければ
>ならない仕事もあるため、残業する人も
>います。
 
>残業が無給の場合さえあるのですが、
>それにはリミットがあります。
 
>ドイツには強い労働組合があり、法律や
>ワーク・ルールが労働者の権利を守って
>いるのです。
 
>ドイツ人は、生きるために仕事をして
>いるのです。
 
>「ワークライフバランス」というのは、
>人生をどう、仕事と趣味に分けるかを
>指しているのです。
 
 
2. 工程と結果
 
>ドイツ人と日本人はともに、正しい順序
>で物事を行うことを好みます。
 
>2国が違っているのは、ドイツ人が結果を
>重要視するという点です。
 
>いかに効率的に、素早く目標に到達
>できるかが、最も重要なのです。
 
>日本では時折、ビジネスプロセス自体
>が、目標達成と同様かそれ以上に、
>重要視されているように思えます。
 
>既に確立された「やり方」が存在する
>場合、より素早く作業できたとしても、
>別の「やり方」を採り入れるのは困難
>です。
 
>新しい「やり方」を提案するためには、
>稟議を通すなど、とても複雑な工程が
>決められており、それ自体が「やり方」
>のようであるからです。
 
>今年のワールドカップで、イギリスの
>テレビの解説者が同じことを指摘した
>ことに、私は驚きました。
 
>日本の選手は勤勉で、技術力が高く、
>団結力が強いのですが、落ち着きや
>決断力が足りないのだそうです。
 
>そのため、中盤でパスを回し過ぎていて、
>本来の目的である、相手からゴールを奪う
>ことにほとんど集中できていないのです。
 
 
3. サービス
 
>日本がサービスにおいて世界一である
>のは、誰もが認めることです。
 
>ドイツのサービスは全くの逆です。
 
>実は、「大変お待たせしました」という
>意味のドイツ語は存在しないのです。
 
>そもそも、ドイツ人にこのような台詞は
>必要ありません。
 
>平均的なドイツのサービス提供者は、
>お客さんが待つことを予期しているから
>です。
 
>ちなみに、労働時間と閉店時間における
>制約は、関連しています。
 
>スーパーが午後6時30分に閉まるなら、
>人は自然とそれより早い時間に帰宅し、
>帰り際にスーパーに寄って夕飯を買う
>からです。
 
>そして、ドイツにはまだ、24時間営業
>のコンビニはありません。
 
>ドイツのサービスが日本と比べて悪い
>理由は、立場に関する理解が基本的に
>違うからです。
 
>サービスの提供者は、労働者であり、
>労働者の権利があると考えています。
 
>そして顧客が、労働者より権利が強い
>とは考えていないのです。
 
>もちろん、良いサービスを提供しよう
>とする良いドイツ人もいますが、
>それは個人の判断であり、優しい人だから
>こそ起こり得るのです。
 
 
-------
 ずいぶん考え方が違いますね。
 
 そう考えると「なるほど」と思います。
 
 大切だと思ったのは、
 
>「ワークライフバランス」というのは、
>人生をどう、仕事と趣味に分けるかを
>指しているのです。
 
 ということです。
 
 そして何のために働くのか?
 
ということをもっと真剣に考えて見る
必要がありそうです。
 
 良い人生を得るためでありたいですね。
 
 サービスというものに対する考え方
も凄いですね。
 
 日本では、お客様は神様ですからね~
 
 「ワークライフバランス」をどうとるか
の問題になるのかな?
 
 興味深い記事でした。

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2014年11月 8日 (土)

撮影後にピント位置を変更できる未来的カメラ「LYTRO ILLUM」国内発売

2014/11/05 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 加賀ハイテックは11月5日、米Lytroの
ライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM
(ライトロ イルム)」を国内で発売すること
を発表した。
 
 発売は12月上旬で、11月中旬から予約を
受け付ける予定だ。
 
 価格はオープンで、推定市場価格は
税別200,000円前後。
 
 LYTRO ILLUMは、Lytro社独自の
「ライトフィールド」技術によって、
撮影後にもピント位置や被写界深度
(ボケ具合)を変更できるデジタルカメラ
システム。
 
 米国では2014年4月に発表され、8月より
出荷を開始している。
 
 カメラ本体には、CMOSベースで4,000万
「レイ」のライトフィールドセンサー、
プロセッサーにQUALCOMMの
Snapdragon 800を搭載し、
ライトフィールドエンジン 2.0を動作
させる。
 
 撮影データのピント位置や被写界深度を
変更するには、WindowsもしくはMac向けの
無料アプリケーション「LYTRO DESKTOP」
を使用する。
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 ライトフィールドカメラ日本でも発売
されるんですね。
 
 関連投稿は下記
2014年10月28日
 
>推定市場価格は税別200,000円前後。
 は素人には手が出せない価格ですね。
 
 どうカメラ市場に入って行けるのか
見守りたい。
 
 プロのカメラマンは欲しいと感じそう。
 撮影ミスを減らせるはず。
 
 私的には面白いけれども、買いたいと
思うほどの魅力は感じないな。
 
 みなさんはどうかな?

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2014年11月 7日 (金)

財務省の“極秘資料”が明らかにした歴代首相たちの健康上の秘密とは

2014/10/16 日経メディカル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 10月6日付の産経ニュース政治デスク
ノートに、興味深い話が紹介されていた
[1]。そのコラム執筆者は、財務省幹部が
省内で極秘に作成させた1枚の文書を入手
したという。
 
 そこには戦中の東条英機から現在の
安倍晋三まで、第40代から第69代までの
首相(実数で36人分)のパーソナルデータ
がまとめられていた――。(敬称略)
 
 実は、それは血液型の一覧表だった。
 
 執筆者は「O型が突出して多いという
ことです。
 
 36人中18人と実に半数を占めており…」
と分析していた。
 
 筆者の興味を引いたのは、記事が誤報
でないとすれば、日本で最もストレスフル
な職業に就く人に、国民平均値の約1.7倍
の割合で血液型O型が占める理由である。
 
 知力や気力はもちろん、何より体力勝負
の政治家稼業であれば、血液型O型が健康
に与える影響が、歴代首相の血液型比率に
関係しているのではないだろうか。
 
 と考えて少し調べてみると、
あるわあるわ、血液型O型が健康上有利
であるとする報告が多数見つかってきた。
 
 日経メディカル Onlineの古川哲史氏
による人気ブログ「基礎と臨床の架け橋」
でも取り上げられた血液型と心筋梗塞
との関係では、非O型のO型に対する
心筋梗塞発症のオッズ比は1.62で、高血圧
や喫煙には及ばないものの中等度の
リスク要因になっているという
(血液型ABOは心筋梗塞発症と相関する!、
日経メディカル Online、2013.6.3)。
 
 血液型を規定する糖鎖修飾酵素が、
血液凝固に関わるvon Willebrand因子の
糖鎖も修飾することで、O型以外では
凝固能を高めるとの由である[2]。
 
 認知障害と血液型に関しては、大規模
前向きREGARDSコホート研究の対象者に
行ったコホート内症例対照研究がある[3]。
 
 その結果は、AB型と血中第VIII因子高値
が、それぞれ認知障害発症リスクの上昇と
有意に関連し、O型群と比べたAB型群
における認知障害発症のオッズ比は1.82
とのことだった。
 
 第VIII因子の平均血中濃度はO型群で
104 IU/dLと最も低く、AB型群で142 IU/dL
と最も高かったが、血液型と認知障害の
関連は、第VIII因子とは独立して
認められたとのことである。
 
 また、AB型がO型に比べて男女とも
約30%、脳卒中発症のリスクが高かった
とした報告もある[4]。
 
 癌と血液型については既に5年前の
2009年に、膵臓癌の発症リスクに関して、
Health Professionals Follow-up Study
とNurses' Health Studyの2つの
コホート研究を用いて、O型と比べて
他の血液型は膵癌の発症リスクが約3割
から7割も高くなるとの報告があった[5]。
 
 血液型談義はきりがないので、
このあたりで切り上げようと思う。
 
 読者諸兄と同様に筆者も、
血液型性格診断はあまりにも人間行動を
単純化しすぎていると考える。
 
 だが、この先GWASなどを用いた
ビッグデータ解析で、行動科学上の特徴
と血液型との相関が出ることがあっても
おかしくはない。
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 興味深いです。
 
>血液型性格診断はあまりにも人間行動を
>単純化しすぎていると考える。
 
>だが、この先GWASなどを用いた
>ビッグデータ解析で、行動科学上の特徴
>と血液型との相関が出ることがあっても
>おかしくはない。
 
 まじめにビッグデータ解析で、
行動科学上の特徴と血液型との相関を
調べても良いのでは無いかと思う。
 
>日本で最もストレスフル
>な職業に就く人に、国民平均値の約1.7倍
>の割合で血液型O型が占める理由
 
 知りたいですね。
 
 何か理由があるはずだと思う。

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2014年11月 6日 (木)

エボラ熱、まれで致命的な遺伝病と関連

2014年11月4日 Wall Street Journal
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料会員向けの記事です。
 
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 エボラ出血熱の研究者たちは、意外な
集団に注目し始めている。
 
 まれで致命的な遺伝病である
ニーマン・ピック病C型(NPC)にかかった
子供の親たちだ。
 
 エボラ熱とNPCの研究が交差したことは
おどろきだ。
 
 このことはNPCに関連した遺伝子によって
作られるたんぱく質がエボラ熱の感染に
とって不可欠であることを示した2011年に
発表された二つの論文が明らかにしていた。
 
 エボラ熱ウイルスは細胞内に入り込み、
その複製を作るのに、この遺伝子によって
作られるいわゆるNPC1たんぱく質を使う。
 
 今、このNPCを引き起こす遺伝子が
エボラ熱に役立つ可能性があると指摘
されている。
 
 エボラ熱ウイルスのたんぱく質がNPC1
たんぱく質と接触するのを阻害する
複合物を研究している研究グループが
いくつかある。
 
 このような薬品は人間が感染するのを
防いだり、感染しても重篤にならない
ようにする手段として使用できる可能性
がある。
 
 エボラ熱分野の研究者たちは、
まだ分からないことが多いとしている。
 
 少なくともマウスの実験では、エボラ熱
の感染でNPC1遺伝子が極めて重要な役割を
果たしているとみられるが、この発見を
どう人間に当てはめるかはまだ研究の段階
だ。彼らはまた、エボラ熱の治癒に役割を
果たしている公算の大きい、別の遺伝子や
要因がいくつかあると主張している。
 
 NPCの研究は、NPC1遺伝子およびNPC1
たんぱく質の重要性の発見につながった。
 
 ウォークリー氏は「これは希少疾患研究
の意義を示すものだ」として、症例の
少ない疾患の研究の重要性を強調した。
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 何かありそうですが、まだまだ不明
と言って良さそうですね。
 
>エボラ熱とNPCの研究が交差したことは
>おどろきだ。
 
 そうですね。
 
 これを一つのきっかけとして治療薬の
開発につながれば素晴らしいことですね。

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希少糖シロップ、通販サイトに 香川大発ベンチャー

2014/11/4 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 香川大学発ベンチャーのレアスウィート
(香川県三木町)は、血糖値の上昇などを
抑える効果があるとされる希少糖含有
シロップを通販サイトでも販売する。
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 希少糖の宣伝です。
 
 希少糖についてはこのリンクを、
 
 希少糖、なかなか良いものらしいです。
 
 私の投稿では、
 
 注目しています。

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人手不足の救世主か 点検ロボ、老朽インフラに殺到

2014/11/5 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 人が近付けない、あるいは近付いて詳細
に調査するにはコストが掛かる箇所を、
どのように点検するか──。
 
 物理的な限界とコストの限界を打ち破る
ために、国が旗を振って維持管理に関する
技術開発に乗り出した。
 
 その主要テーマの一つが、点検ロボット
だ。連載「インフラ市場異種争奪戦」の
第3回では、老朽化した社会インフラの
点検を担う最新ロボットを追った。
 
-----
 カメラやレーザー距離計を片手に主桁や
床版を熱心に視察するこの集団は、
国土交通省が公募していた「次世代社会
インフラ用ロボット」の、現場検証に参加
する開発者たちだ。
 
 同省は2014年4月から、維持管理と
災害対応の部門で、3年以内に実用化を
見込めることなどを要件にロボット技術を
募集。
 
 維持管理部門では、橋梁、トンネル、
河川やダムを対象に近接目視・打音検査
の代替や支援が可能な技術を求めた。
 
 2014年7月初旬には、現場で実際に点検
してみて性能を検証する技術を選定。
 
 橋梁が最も多い25者、トンネルは10者、
河川やダムは14者だ。
 
 応募数は同省の想定以上に多かった。
 
 建設関連企業だけでなく、
ロボット関連のベンチャー企業や大学など
の研究機関も目立つ。
 
 同省は10~12月の3カ月間を掛けて、
供用中の橋梁など全国10カ所の会場で性能
を検証する。
 
 評価結果は2015年1月以降に公表。
 
 改善を進めて実戦への投入を目指す。
 
■「現場で役立つロボットを選ぶ」
 
 ロボット開発を担う国交省総合政策局
公共事業企画調整課施工安全企画室の
岩見吉輝室長は、次のように真意を説明
した。
 
 「コンテストとは全く違う。
 
 点検要領を満たし、現場で使えるもの
を選ぶ。
 
 『合格』したロボットは、いろんな場面
で使っていく」(岩見室長)。
 
 あくまで現場で役立つロボットを選び、
選んだからには国が普及を後押しする点
で、競技会のようなイベントとは一線を
画するというわけだ。
 
■国が潤沢な開発費を提供
 
 国交省はロボット開発を進めるに
当たって、経済産業省との連携を図って
いる。
 
 土木側のニーズと検証用の現場を国交省
が、開発者が持つシーズと開発費を経産省
が提供する。
 
 経産省が所管する新エネルギー・産業
技術総合開発機構(NEDO)は2014年7月、
7億5000万円を充てるインフラの維持管理
向けロボット開発の委託先に11者を選んだ。
 
 国交省の現場検証への参加を、採択の
条件とした。
 
 このほかにも、社会インフラ向けの
ロボット開発には大きな予算が付いている。
 
 2014~2018年度に実施する内閣府の
「戦略的イノベーション創造プログラム
(SIP)」では、2014年度だけで約9億円を
投じる予定だ。
 
 従来の点検方法とコスト面で競争力を
持ち、性能と現場での使い勝手を両立した
技術だけが、普及への切符を手に入れ
られる。国交省の現場検証は、その試金石
となる。
 
■米国は一歩先に具現化
 
 インフラの点検ロボットの開発に取り組む
のは、日本だけではない。
 
 国内に橋長6m以上の道路橋を60万橋も
抱える米国では、連邦道路庁の委託を
受けたラトガース大学
(ニュージャージー州)が、
「RABIT(ラビット」と呼ぶ床版の検査用
ロボットを2012年に開発。
 
 今後5年間で1000橋に適用する目標を
掲げて改良と量産に取り組んでいる。
 
 同庁が進めるLTBP(長期橋梁性能
プログラム)の一環だ。
 
■非破壊検査技術の普及ツール
 
 ラビットは、非破壊検査技術の普及を
促す「ショーケース」としての意味合いを
持つ。
 
 政府公認のロボットに組み込んでお墨付き
を与え、強制的に1000橋に適用すれば、
一気に「米国標準」になる可能性がある。
 
■人手の点検では間に合わない
 
 米国では、ラビットに搭載したような
非破壊検査技術を活用せざるを得ない事情
がある。
 
 2012年7月に成立した新たな陸上交通法
「MAP-21」のなかで、幹線道路である
全国ハイウェイシステムの橋梁について、
ひび割れや浮きの箇所などの詳細なデータ
を集める「部材レベル点検」を2014年10月
から義務付けたのだ。
 
 政府が大胆な施策を打ち、民間が開発
した新技術の普及を急速に促そうとする
米国。
 
 日本よりも先にインフラの老朽化と
向き合ってきた同国の取り組みは示唆に
富む。
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 米国は良いお手本になりそうですね。
 
 日本もインフラの老朽化に直面しており
実際に事故も起きている。
 
 早急にロボットを活用して効率的な
インフラの再構築をお願いします。

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2014年11月 5日 (水)

メリット皆無のカジノ法案には大反対

2014.10.31 BizCollege
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 カジノ運営を含む統合型リゾート施設
整備を推進する「カジノ法案」が、秋の
臨時国会に提出され話題になっています。
 
 法律の例外となる「特区」を認めて、
そこでカジノを解禁しようとするもの
です。
 
 私は、カジノ解禁には強く反対して
います。
 
 そもそも賭博は、やる人が依存症に
なったり、資産を失ったりする恐れが
あることから、刑法で禁じられている
犯罪行為です。
 
 これを「経済効果がある」という理由
だけで賛成するのはいかがなものかと
思います。
 
 また、経済効果と言っても、カジノは
生産性があるビジネスではありません。
 
 機器の製造や建物の建設などの経済効果
はありますが、つまるところ、誰かが
勝てば、誰かが負けるゼロサムのシステム
ですから、日本国民や外国人観光客が
お金を巻き上げられるだけです。
 
 しかも、これが、日本企業にはノウハウ
がないということで、外資系企業が運用
するようなことがあれば、巻き上げられた
お金が海外企業にいくだけです。
 
 これが本当に日本経済に寄与するので
しょうか?
 
 私は疑わしいと思っています。
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 同感です。
 
 経済政策としては最低の策だと思う。
 
 世界に貢献出来る企業を育てるのなら
わかるが、他国から、お金を巻き上げよう
と言っている。
 
 それなら、観光が良いと思う。
 
 観光は、自ら望んで来てくれる。
 
 良ければリピーターになってくれる。
 
 観光に力をいれるなら入れると言えば
良い。
 
 統合型リゾート施設って何でしょう?
 極めて曖昧。
 
 安易にお金は入ってこないものだと
思う。
 
 十分な投資と、心遣いがないと成功など
おぼつかない。

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依存性抑えた新型睡眠薬 11月中にも発売

2014年11月5日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 新しいタイプの睡眠薬が、世界に先駆けて
日本で今月下旬にも発売される。
 
 現在、日本で主に使われている睡眠薬は
依存性が問題になっているが、新薬は、
臨床試験(治験)では依存性が確認されて
いないという。
 
 この薬は「スボレキサント
(商品名ベルソムラ)」。
 
 錠剤で、米製薬企業が開発した。
 
 脳の覚醒を維持する神経伝達物質の
働きを抑えることで、脳を覚醒状態から
睡眠状態に移らせるとしている。
 
 不安を抑える別の神経伝達物質の働き
を強めるなどの従来の薬とは、作用が
異なる。
 
 成人の20人に1人が睡眠薬を飲んで
いるという。
 
 日本で医師が処方している睡眠薬は、
ベンゾジアゼピン(BZ)系薬が8割近く
を占める。
 
 しかし、BZ系薬は、薬をやめられなく
なる依存性や、やめたときに不安、不眠
などが生じる離脱症状が問題化している。
 
 欧米では処方が控えられ、長期的な使用
も制限されている。
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 Good News!
 
 依存性のある薬は良くないですね。
 
>新薬は、臨床試験(治験)では
>依存性が確認されていないという。
 
 素晴らしいと思います。
 
 睡眠薬を馬鹿にしてはいけません。
 
 睡眠不足で、医者に行き処方された
薬を飲んでついには薬物依存症になって
亡くなられた方の話しを思い出します。
 
 日本の医者は薬を出しすぎる。
 
 特に依存性があると原因が特定しにくく
なる。気をつけないといけない。
 
 新薬に期待したい。

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(ひと)植田耕一郎さん 食べるリハビリを広める歯学部教授

2014年11月5日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 24年前、リハビリ専門病院に赴任した
ことで運命が変わった。
 
 患者の大半は高齢者。
 
 食べ残しなどの汚れをとって、何度治療
してもまた虫歯ができてしまう。
 
 「なぜ?」。
 
口の中をきれいにする唾液(だえき)が
減り、虫歯もできやすくなっていた。
 
 「必要なのは食べるための口のリハビリ
だ」と気づいた。
 
 以来、従来の歯科治療の枠を越える方法
を模索する。
 
 新潟大の助教授だった頃、口から食べ
られず、約5年間、鼻に通す管から栄養を
とっていた高齢の女性と出会った。
 
 スポンジがついたブラシで頬の内側を
上下にこすって刺激し、清潔にした。
 
 口の周囲のマッサージなども3カ月
続けると、スプーンで1口、ゼリーを
のみ込んだ。
 
 さらに1口と量が増えていった。
 
 声をかけると以前は無反応だったのが、
うなずいた。
 
 「あー」と声も出した。
 
 食べるリハビリを追求するため
2004年、母校の日大歯学部に戻り、
摂食機能療法学講座の初代教授に就いた。
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 「食べるリハビリ」大切ですね。
 
 人にとって食べるということは想像以上
に生きる力になる。
 
 こういう先生が増えると良いのですが、

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2014年11月 4日 (火)

大人になっても頭は良くなるの? 年とともに低下する知能と上昇する知能がある

2014/11/3 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 篠原教授によると、頭の良さには
大きく「流動性知能」と「結晶性知能」が
あるという。
 
 流動性知能とは、計算力や暗記力、
集中力、IQ(知能指数)など、
いわゆる受験テクニックに反映される
ような知能のこと。
 
 この知能は18~25歳くらいがピークで、
その後は徐々に落ちていき、40代以降
になるとガクンと低下する。
 
 一方、結晶性知能は知識や知恵、経験知、
判断力など、経験とともに蓄積される知能
のこと。
 
 こちらは年齢とともにどんどん伸びて、
60代頃にピークを迎える(図1)。
 
 大人になると10代の頃のように数字や
英単語を丸暗記するのが難しくなるのは、
流動性知能が低下するため、致し方ない
こと。
 
 そもそも、子供の脳と大人の脳では記憶
の仕方が異なっており、その変化は思春期
の頃に起こるという。
 
 「子供の脳は“単純記憶型”で、言葉や
数字の並びをそのまま覚えようと思えば、
割と簡単に覚えられる。
 
 ところが、思春期以降、記憶の仕方は
“自我密接型”ヘと変わっていく」と
篠原教授。
 
 つまり、自分が納得できること、
役に立つこと、意味のあることが優先的に
頭に入ってくるようになり、丸暗記自体が
難しくなる。
 
 ただし、筋道だって理解する力はグンと
伸びる。
 
 「ちなみに、IQの高い人はこの発達が
遅れていて、丸暗記できる期間が人より
長い。
 
 だから、受験競争にも勝てたりする」
(篠原教授)。
 
 ただし、流動性知能もトレーニングを
すれば、年をとっても伸ばすことは可能
だ。
 
 しかも、「やればできる!」と思って
いる人ほど伸びるという。
 
 これとは反対に「できない」と思って
いると、本当にできなくなる。
 
 例えば、「年とともに記憶力は落ちる」
という理詰めの講義を受けてから
記憶力テストを受けると、本来、年齢の
影響を受けないはずのテスト内容でさえ、
成績が悪くなるという実験結果も。
 
 できないという思い込みは、能力を低下
させる。
 
 「大人になってもやればできる、能力は
伸びるとポジティブに思っていたほうが、
絶対にお得」と篠原教授は強調する。
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 なるほど。面白い。
 
 何事も「ポジティブ」に年齢など
気にしないで「やればできる!」と
思って実行するこどが大切なんですね。
 
 心がけましょう。
 
 物事を始めるのに遅すぎるという
ことはないのです。

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Cure PSPその1(患者会と寄付の文化について)

2014年10月22日 blog Neurology
興味を持った「神経内科」論文
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 このCure PSPは,日本の神経難病の
患者会とは以下の点で大きく異なる.
 
①患者・家族の多額の寄付金によって運営
 され,その寄付金は疾患の啓発活動や
 研究費に使用される,
 
②患者・家族と研究者の関係がより密接
 である,
 
③研究者はより治療を目指した研究を
 目指す必要がある,
 
③研究者は,患者・家族に最先端の研究成果
 を分かりやすく説明する必要がある.
 
④患者・家族は最先端の研究成果を
 可能な限り理解する努力をする.
 
⑤患者・家族と研究者の協力体制の
 構築は,ブレインバンクの発展に
 大きく寄与する.
 
 ⑤に関してはDickson教授(Mayo Clinic)
から説明があったが,現在,
Cure PSP Brain bankに保存されている
剖検脳は1326人分!!
その病理診断内訳がPSP 80%, CBD 6%,
LBD 5%, MSA 3%, ALS 1%とのことで
あった.
 
 この診断が確定している脳組織を用いて,
種々の遺伝子,バイオマーカー研究が
行われるわけである.
 
 日本でも献脳ブレインバンクが東京,
新潟,名古屋で始まっているが,
治療開発研究になぜ剖検脳が必要で,
どのようなことが分かるのかきちんと
伝えられれば,より発展していくもの
と考えられた.
 
 日米の科学への「寄付の貢献」の差
には,大きく分けて
・「文化の違い」と
・「税金の制度の違い」
の2つの理由が考えられるようである.
 
 前者にはアメリカでは「お金を持って
いる人が,貧しい人に分け与えるべき
である」というキリスト教の考え方による
影響が大きいといわれている.
 
 後者については,アメリカでは,自治体
や学校のほか,科学分野,宗教,芸術など,
幅広い団体への寄付が認められているのに
対し,
 
 日本では個人が寄付として認められる
のは,地方自治体や学校,ごく一部の
NPO法人などの狭い範囲に限られている
うえ,
 
 国が定めた団体に寄付をしようとしても,
税制上,免除を受けることができない
ケースもあるそうだ.
 
 見直しも必要なのではないだろうか?
 
 参考:
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 以前から、感じていることですが、
「患者会と寄付の文化」、本当に違い
ますね。
 
 アメリカの100分の1というのは
経済規模の違いを越える!
 
 分化の差の違いは大きく、時間がかかる
と思うので、まずは寄付に対する税制の
見直しが必須だと思います。
 
 余りに米国と違い過ぎる。
 
 難病に対しての研究費の差はいかんとも
し難い。
 
 もっと研究者に研究費が回るような
仕組みが必要です。
 
 このままではいつまで待っても、患者が
取り残されるのでは無いかと心配です。
 
 一部の研究者は頑張っていますが、
いかんせん、資金不足です。
 研究をしようにも出来ないのが現状。
 
 そして、研究は研究者だけでは進み
ません。
 
 上記⑤にあるように患者との連携も
必要です。
 
 その体制もなくてはいけない。
 
 米国のあり方に学ぶ必要があると
思います。

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2014年11月 3日 (月)

【電子技術】量子ドット液晶ディスプレイ

2014/4/27 blog 技術屋みやびまん
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
7ヶ月前の記事ですね。
 
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 あれ?
 
 また知らない内にすごい技術が量産化
されていた・・。
 
知ってたかな、いかんいかん。。
 
 
【量子ドット液晶ディスプレイ】
 量子ドットとは、数n~数十nmの大きさ
を持つ化合物半導体の微粒子である。
 
 光を照射すると別の色の光を発する
波長変換機能を持つ。
 
 その発光ピークは鋭く、色純度が高い。
 
 発光の色は微粒子のサイズによって
制御できる。
 
 この量子ドットの液晶ディスプレー応用
で先陣を切ったのが、ソニーである。
 
 2013年6月に発売した液晶テレビの
上位機種のバックライトに導入した。
 
 同社は広色域をうたい、「トリルミナス
ディスプレイ」と名付けている。
 
 量子ドットには、熱、酸素、水分の影響
を受けて劣化したり、光の散乱などに
よって光取り出し効率が低下したりする
問題があった。
 
 これらに手を打ち実用化にこぎ着けた
ことによって、量子ドットの利用が
液晶バックライトの分野において広がる
可能性が出てきた。
 
 利点は、「色再現性と消費電力の
トレードオフ」という液晶の積年の課題
を解決できることである。
 
 現在のディスプレーのほとんどは液晶
であるため、量子ドットがバックライト
の主流技術になれば、ディスプレーの
大半に入り込めることになる。
 
 
◆独自の量子ドット技術「量子ロッド」
でディスプレーを革新
日経テクノロジー/ニュース(2014/5/7)
 
 一般的な量子ドットは粒子状をしている
が、Merck社が開発しているナノ結晶は
棒状をしていることから、同社はこの材料
を「量子ロッド」と呼ぶ。
 
 量子ロッドと一般的な量子ドットの違い、
量子ロッドの優位性は何か。
 
  液晶ディスプレーに応用した場合、
まず、輝度の面で優位性がある。
 
 液晶ディスプレーの使い方にもよるが、
同じ表示性能で3倍高い輝度を得ることも
可能だ。
 
 この性能を消費電力に振り向ければ、
モバイル機器の電池のもちがずっと
よくなる。
 
 さらに、より低コストで
液晶ディスプレーを製造できる可能性が
ある。
 
 色再現性については、一般的な量子ドット
を使う場合と同等の性能が既に得られて
いる。
 
 NTSC比100%の広色域を実現できる。
 
 高輝度が得られるのは、量子ロッドに
光を照射すると別の色の光を発するが、
このとき発する光が偏光だからだ。
 
 量子ロッドのナノ結晶が棒状で指向性を
持つため、偏光を発する。
 
 このため、そのまま液晶表示に利用
できる。
 
 現在の液晶ディスプレーでは、偏光を
作るために偏光板を用いている。
 
 ここで、バックライト光の半分が
失われてしまう。
 
 この損失を、Merck社の技術によって
なくすことができる。
 
 量子ロッドを使うことで、液晶を使わない
全く新しいディスプレーの実現が可能だ。
 
 ディスプレーの各画素に量子ロッドを
用い、この画素の輝度(階調)を電界
によって制御する。
 
 このディスプレーの特徴は、構成要素
が少ないため、低コスト化や光利用効率
の向上に向くことである。
 
 色再現性も犠牲にならない。
 
 曲がるディスプレーにも応用できる
技術だ。
 
 この技術の実用化時期は2018~2019年
になるとみている。
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 凄いですね。
 
 うっかりしてました。
 私、知りませんでした。
 
 ノーベル物理学賞でLEDが話題になって、
現在の液晶パネルのバックライトはLEDだと
言う話しは良く出ていましたが、この話し
はうっかりしてましたね。
 
 液晶パネルのバックライトはLEDだけで
なく、量子ドットが絡んでいるんですね。
 
 いや~、うっかりしてました。
 
 量子ドットの漠然とした機能は知って
いたのですが、、
 
 技術の発展は面白い。

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精子と卵子を産み出す細胞分裂に重要なタンパク質脱リン酸化酵素の発見

2014年10月24日
京都大学物質-細胞統合システム拠点iCeMS
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS)の Peter Carlton
(カールトン ピーター)准教授の
研究グループは、精子と卵子を産み出す
細胞分裂、減数分裂、において保存された
タンパク質脱リン酸化酵素PP4が、重要な
役割を果たすことを発見しました。
 
 減数分裂は、ゲノムDNAを半分にして
精子・卵子を作り出す、特殊な細胞分裂
です。
 
 私たちの体の細胞は、普通、母親と父親の
両方から受継いだ2セットのゲノムDNA
(2倍体)を持ちます。
 
 しかし、私たちが精子と卵子を産み出す
とき、このゲノムDNAを半分にしておく
(1倍体にする)必要があります。
 
 なぜならば、この1倍体の精子のDNAと
卵子のDNAが受精により出会い、再び、
2倍体のゲノムDNAを持つ受精卵が生まれる
からです。
 
 減数分裂における失敗は、1倍体ではない
ゲノムDNA(1倍体よりも多すぎる、
もしくは少なすぎる)を持つ精子や卵子を
産み出し、これらの精子や卵子は、
受精できても、正常な発生ができない症例
(流産、死産)、もしくは染色体異常児の
出産(21番染色体が1本多いダウン症
など)につながります。
 
 私たちは、減数分裂における正確な
ゲノムDNAの半数化を支えるメカニズムを
理解するため、卵母細胞が非常に豊富な
モデル生物線虫を用いて、減数分裂に
必須なタンパク質を探索しました。
 
 その結果、生物種間を越えて、広く保存
されているタンパク質脱リン酸化酵素PP4
が、減数分裂前期の染色体のふるまいを
制御するために機能することを明らかに
しました。
 
 減数分裂前期、父由来と母由来の相同な
染色体同士は、隣同士に並んで、
相同組み換えを起こすことにより、
ゲノムDNA半数化に必須な構造
(キアズマと呼ばれます)を作り出します。
 
 PP4を欠損した卵母細胞では、
この相同染色体が隣に並ぶ段階と、
相同組み換えを起こす段階
それぞれに独立して不具合が生じるため、
最終的に異常な卵子を形成してしまいます。
 
 また興味深いことに、若い線虫と、
老いた線虫の減数分裂を比較すると、
老いた線虫が卵子を産み出す際に、PP4の
働きがより重要であることもわかりました。
 
 減数分裂前期の相同染色体が隣に並んだ
構造は、非常に複雑かつ微細であるため、
本研究は、超解像度顕微鏡3D-SIM
(3次元構造化照明顕微鏡)という最先端
の顕微鏡技術を用いて、生殖細胞の
ゲノムDNAの構造を解析しました。
 
 本研究でその機能を明らかにした
タンパク質脱リン酸化酵素PP4は、ヒトでも
保存されているため、本研究は、現代社会
で急速に増加しつつある不妊問題の理解に
貢献する可能性があります。
 
 本成果は2014年10月23日(木)に
英国オンライン科学誌「PLOS Genetics
(プロス ジェネティクス)」で
公開されました。
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 興味深いです。
 
>本研究でその機能を明らかにした
>タンパク質脱リン酸化酵素PP4は、
>ヒトでも保存されている
 
 やはり人も他の生物も全てその元は
一つのもので、分化して来た結果の
ようですね。
 
 人だけが特別なものではない。
 
 たまたま分化の結果、環境に適応出来た
ものだけが生き残って来たということ
のように思う。
 
 そのおかげで、他の生物を研究する
ことで人にも応用出来る。
 
 人と他の生物との距離は思っているより
も近い。
 
>本研究は、現代社会で急速に増加しつつ
>ある不妊問題の理解に貢献する可能性が
>あります。
 
 期待したい。

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「細胞から医薬品」国内初申請 芦屋の企業

2014/10/31 神戸新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 兵庫県芦屋市の医薬品メーカー
「JCRファーマ」は、骨髄移植などを
受けて合併症を起こした患者に対し、
骨髄中にある細胞を培養して投与する
再生医療製品について、厚生労働省に
製造販売の承認を申請した。
 
 細胞を治療薬として使う製品の申請は
国内初。
 
 同社は2015年中にも承認を得て
販売したいという。
 
 対象は、白血病などの治療として血液を
つくるもとになる細胞を移植した際、
提供者の免疫細胞が患者の体を異物と
みなして攻撃する合併症
「移植片対宿主病
(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)」。
 
 同社は03年に開発を始め、07年から
製造販売承認のための臨床試験(治験)を
実施。
 
 11~13年の重症患者25人を対象
とした最終段階では、60%の15人で
症状が改善し、問題となる副作用も
なかったことなどから、承認申請を決めた。
 
 健康な人から骨髄液の提供を受けて
特定の幹細胞を分離、培養し、患者に点滴
で投与する。
 
 幹細胞から出るタンパク質が、免疫細胞
の過剰な働きを抑えるという。
 
 拒絶反応が起きにくいため、患者の
タイプを選ばず投与できるといい、
大量培養して凍結保存し、必要なときに
解凍して利用する。
 
 同社は「治療の新たな選択肢になる
ことを期待している」と話す。
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 Good News!
 
>細胞を治療薬として使う製品の申請は
>国内初。
 だそうです。
 
 「再生医療製品」に分類されるらしい。
 
 新しい治療法、期待したいですね。
 
 いろいろ応用出来そうな気がします。

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2014年11月 1日 (土)

iPS細胞から心筋細胞を大量製造する技術の開発に着手 - タカラバイオなど

2014/10/30 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO)は10月30日、ヒトiPS細胞由来
心筋細胞の大量製造技術の開発に着手する
と発表した。
 
 2015年度中に心筋細胞の商用製造を開始
することを目指すという。
 
 同プロジェクトでは、京都大学iPS細胞
iPS細胞から心筋細胞への分化誘導技術を
ベースとし、新しい安全性評価試験法で
求められる品質を備え、製造ロット間の
差がない心筋細胞の大量製造を可能とする
製造工程の開発をタカラバイオが目指す。
 
 開発は、国立医薬品食品衛生研究所など
と連携しながら進められる。
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 Good News!
 
>2015年度中に心筋細胞の商用製造を開始
>することを目指す。
 良いですね。
 
 いよいよ本格的に動き出した感じです。
 
 今後に期待です。
 
 気になるのは、コストですね。
 どの程度で提供出来るようになるのかな?

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ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社を連結子会社化 再生医療製品の開発を加速し、製品化を推進

2014-10-30 財経新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 富士フイルムホールディングス株式会社
は、このたび、事業会社の
富士フイルム株式会社が保有する
株式会社ジャパン・ティッシュ
・エンジニアリング(以下J-TEC)の
新株予約権の全てを年内に行使することを
決定いたしました。
 
 これにより富士フイルムグループの
持株比率は50.33%(*1)になり、
J-TEC は富士フイルムホールディングスの
連結子会社となります。
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 富士フイルムグループはさらに
再生医療製品の開発の加速、
再生医療の事業領域の拡大をめざしている
ようです。
 
 企業は常に変化し、前進するのみ。
 
 積極的で素晴らしい。
 
 J-TECに注目していましたが、これからは
富士フイルムホールディングス株式会社
として見ないといけないようです。

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レアアース・レアメタルのリサイクルに革新的技術で大きく貢献 -廃材内レアアースを低コスト・高効率に高純度で回収-

平成26年10月30日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【発表のポイント】
 
・光学ガラス廃材などから純度99.999%
 (ファイブナイン)でレアアースを回収
 
・従来法の5分の1以下の低コストで
 レアアースを分離・精製
 
・従来法の10倍以上の処理速度により、
 装置サイズのコンパクト化を達成
 
・放射性廃液浄化技術
 “エマルションフロー法”を応用
 
・福島県いわき市に建設された新しい
 研究開発拠点に実証プラントが完成
 
 
-----
 独立行政法人日本原子力研究開発機構
(以下、「原子力機構」という。)と
株式会社アサカ理研(以下、「アサカ理研」
という。)は、同機構が開発を進めている
“エマルションフロー法”を用いて、
光学ガラス廃材や低品位レアアース原料
から酸処理などによって溶出させた
レアアースを、低コストで高効率に、
純度99.999%(ファイブナイン)まで
分離・精製することに成功しました。
 
 原子力機構では、放射性廃液の浄化など
に用いるために開発した
エマルションフロー法を、原子力以外の
産業分野にも活用するとともに、
実用・商業化の過程で得られた知見・経験
を還元することで、原子力分野における
化学分離技術の高度化を図っています。
 
 エマルションフロー法による廃材内
レアアースの分離・精製技術の開発は、
同機構が特許技術をアサカ理研に開示して
行った共同研究の成果です。
 
 価格変動の激しい
レアアース・レアメタルのリサイクルは、
従来の方法では商業ベースにのせることが
きわめて困難でしたが、低コストと高効率
が両立したエマルションフロー法の登場は、
その実現を大きく前進させました。
 
 “エマルションフロー法”は、溶媒抽出
と呼ばれる方法の一種です。
 
 溶媒抽出では、水と油(溶媒)を混合
して水に溶存する成分の油への抽出を促し、
その後、排水のために水と油を分離します。
 
 工業的には、撹拌によって水と油を混合
した後、水と油が重力分離するのを待って
排水するミキサーセトラー法が一般的に
用いられます。
 
 一方、エマルションフロー法では、撹拌
などを行わず、ポンプ送液のみで水と油を
乳濁状態(エマルション)にまで混合し、
抽出容器内の流れの変化を利用して
重力分離を待たずに水と油を迅速分離
します。
 
 この方法では、廃材内レアアース処理
コストをミキサーセトラー法の5分の1以下
にできる上に、10倍以上の処理速度を実現
でき、多数の装置を連結して用いる
レアアース精製を10分の1以下に
コンパクト化させました。
 
 また、排水に油分を混入させないこと
から環境にやさしい方法です。
 
 アサカ理研では、新たな研究開発拠点を
福島県いわき市に建設し、経済産業省
および福島県の大型補助金を活用しながら、
レアアースを高純度回収する
エマルションフロー法の実証プラント試験
を進めています。
---------------------------------------
 
>価格変動の激しい
>レアアース・レアメタルのリサイクルは、
>従来の方法では商業ベースにのせること
>がきわめて困難でしたが、低コストと
>高効率が両立したエマルションフロー法
>の登場は、その実現を大きく前進
>させました。
 
 前進です。良いと思います。
 
 実証プラント試験の結果に期待します。

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