順天堂大とオンコリス、初期の非小細胞肺がん患者の血中に浮遊するCTC検出に成功
2014年09月25日 日刊工業新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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順天堂大学大学院の十合晋作准教授は、
創薬ベンチャーのオンコリスバイオ
ファーマとの共同臨床研究により、がんの
最も初期段階「ステージIa」にある
非小細胞肺がん患者の約3割で、血中を
浮遊する微小ながん細胞
(血中循環腫瘍細胞=CTC)の検出に
世界で初めて成功した。
CTCは、がん治療後にも血中を循環
することで他の部位に転移して再発する
要因とされている。
約50人の非小細胞肺がん患者を対象
に、7・5ミリリットルの血液を採取。
オンコリスバイオファーマが開発した
遺伝子改変アデノウイルス
「テロメスキャンF35(開発コード
OBP―1101)」と混ぜて検出した。
CTCの検出では、非小細胞肺がん患者
の約3割から検出したという最先端の報告
があるが、がんが最も進んだ
「ステージIV」と呼ばれる段階での事例。
今回成功したステージIaでは、がんが
ほとんど進行していないため、通常は
胸部CTで発見しても、炎症なのか
がんなのかの判別が難しい。
十合准教授は今後、テロメスキャンF35
を使った高感度CTC検出について、
すべての固形がん領域を対象に順天堂大
医学部付属順天堂医院で横断的な
臨床研究プロジェクトに発展させたい
考えだ。
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>がんの最も初期段階「ステージIa」
>にある非小細胞肺がん患者の約3割で、
>血中を浮遊する微小ながん細胞
>(血中循環腫瘍細胞=CTC)の検出に
>世界で初めて成功した。
素晴らしい。
この記事も血液中からがんを発見する
というものですね。
是非、病院として横断的な臨床研究
プロジェクトに発展させて欲しいと
思います。
肺がんも自覚症状が殆どないので、
手遅れになる可能性が大きながん
として知られています。
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