肝硬変を自分の歯で治療 日本歯科大再生医療研究チームが前臨床実験成功
2014/10/22 j-castニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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日本歯科大学の八重垣健教授の再生医療
研究チームが、ヒトの乳歯や永久歯の歯髄
から得た幹細胞を、肝臓の細胞と同じ性質
を持つ肝臓様細胞に変化させマウスに移植
し、肝臓の再生・肝硬変の治癒に
成功した。
「歯髄」とは歯の神経部分のことで、
さまざまな種類の細胞に変化できる
「幹細胞」が含まれている。
歯髄の幹細胞は他の組織から隔離された
環境にあるため、遺伝子のダメージが
少なく、発がんリスクが小さいという
メリットがある。
特に乳歯の歯髄に存在する幹細胞は他の
細胞に変化する能力が高く理想的だが、
永久歯からでも採取することは可能で、
他の部位に比べ幹細胞を採取するのが容易
だという。
八重垣教授はヒトの歯髄から得た幹細胞
にいくつかのタンパク質を使い、
ヒトの肝臓の細胞と同じ性質を持つ
「肝臓様細胞」へ変化・培養することに
成功。
こうしてできた肝臓様細胞を、人為的に
急性肝不全や胆汁性肝硬変を起こした
マウスに移植した。
その結果、急性肝不全を起こしたマウス
6匹すべての肝臓の再生、肝硬変を起こした
マウス6匹の治癒(血液成分の改善)が確認
できた。
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良さそうです。
最近、ヒトの乳歯や永久歯の歯髄から
得た幹細胞を利用した再生医療が
いろいろ出てきてますね。
おおいに期待したい。
既投稿では、
2013年1月13日
に注目しています。
良い結果が出ると良いのですが、
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